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惚れた女

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  • 1:

    海里

    (旧掲示板のコピペ)
    俺は海里。
    ホスト歴半年。今は役職でナンバースリー。

    2005-08-01 19:28:00
  • 81:

    海里

    『あたしな、赤ちゃん出来てん。』
    それを聞いて俺はもちろん嬉しかったが、ある不安があった。
    子供を産む事はあきの体にとってかなりの負担になる。もし子供が出来たら、あきか子供、どちらかを選ぶ事を余儀なくされるかもしれないと医者に言われていたからだ。

    2005-08-01 20:49:00
  • 82:

    海里

    だから俺は子供が出来ないように気をつけていたが、前に一度だけ、あきが切に望んで中に出した事があった。
    見事妊娠。
    俺たちは産む事を決意した

    2005-08-01 20:50:00
  • 83:

    海里

    そっからはかなり早い親バカと化していた。
    ベビー用品を買い漁り、男の子でも女の子でもいいように黄色を中心に服を集めた。
    幸せな日々は足早に、そして確実に過ぎていった。

    2005-08-01 21:20:00
  • 84:

    海里

    結婚式の日から八か月が経とうとしていたあの日、俺たちは家の近くの喫茶店で待ち合わせをした。
    産婦人科に定期検診に行くためだ。
    仕事帰り、待ち合わせより少し早くついた俺は、コーヒーを飲みながら喫茶店の窓から外を眺めていた。
    そこの窓からは道路が見える。あきはその道路の向こうから幸せそうな顔をしてこっちへ歩いてくるだろう。
    『あっあきや…』
    あきも俺に気づいて、笑いながら手をふった。
    その時、何かに笑顔がさえぎられた

    2005-08-01 21:21:00
  • 85:

    海里

    ドン…!!キキーッッ!!

    一瞬、何が起こったかわからなかった。
    コーヒーを床に落とした瞬間、全てが飲み込めた。

    2005-08-01 21:22:00
  • 86:

    海里

    『あきっあきっ!!』
    俺はそう叫びながら喫茶店を飛び出しあきの元へ走って行った。
    辺り一面血の海。
    頭を打っているようで、そこからはとめどなく血が流れていた。
    俺は震えながらあきを抱き抱えようとした。その時、ヌルっとした血の感触がした

    2005-08-01 21:23:00
  • 87:

    海里

    『かい…り…あたしの赤ちゃん…産んであげれんくてごめんな…。もしあたしか赤ちゃんどっちかってなったら…赤ちゃんを助けてあげて…。あたし…海里がおらん長い人生より…海里のおる短い人生の方がいい…愛してる……』
    そうゆって、あきは気を失った。

    2005-08-01 21:24:00
  • 88:

    海里

    全てがドラマの中の出来事のようで、自分の身に起こった事が信じられへんかった。病院についても、まだどっか夢のようで、この悪夢から目覚めたらまたあきの笑顔が待っているような気がした。

    2005-08-01 21:25:00
  • 89:

    海里

    あきの親や俺の親が病院に着いた頃、医者はこうゆった。
    『お嬢さんは手術に耐えられる体ではありませんでした。残念ですが…』

    2005-08-01 21:26:00
  • 90:

    海里

    手術室に入ると、どこか幸せそうな笑みを浮かべたあきが居た。
    まだ暖かくて、もう二度と目が覚める事がないなんて、信じられなかった。
    もちろん、お腹の赤ちゃんも。

    2005-08-01 21:27:00
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