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━━傍にいたい━━
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1:
さなえ
涼ちゃんと出会ってもう 5年の月日が立つ。 何してるんやろ。。。
2006-01-19 05:41:00 -
150:
さなえ
私は、この時から体がおかしかった。吐き気もするしめまいもする。もしかしてって思ってその日、妊娠検査機をかった。でも生理はきてるし何でやろ〜って思っていた。家に帰りそっこうトイレに入った。
2006-01-28 08:33:00 -
151:
さなえ
案の定線が出た。 その瞬間頭は真っ白。どうしたらいいんかわからんかった。私はそっこう愛美に電話した。
2006-01-28 08:36:00 -
152:
さなえ
『何や??』 『あんな?妊娠した?』 『本間に言うてるん?』 『うん?』 『本間あほやな??おかんにおろすとこきいたるわ??また電話するな?』
2006-01-28 08:39:00 -
153:
さなえ
愛美の親は結構詳しい。 愛美の親と私は仲いい。 私の親と愛美の親も仲いいよくご飯を食べにいったりしてた。両方の親はよく飲みにいってる。 約一時間ぐらいに電話が鳴り響いた。 >>>?愛美?
2006-01-28 08:45:00 -
154:
さなえ
『おろすとこあるで?さなえのトコ母子家庭やし安いらしいわ?愛美は明日仕事やからおかんについて来てもらい?』 『おかんに言うわんでいけるん??』
2006-01-28 08:48:00 -
155:
さなえ
『おかんがどうにかしたるって言うてる?だから怒られへんようにしたるから』『わかった?』 電話を切った。 何か嫌な感じ。 『ただいま?』
2006-01-28 08:50:00 -
156:
さなえ
母が帰って来た。 目も合わせられない。 何も喋らず部屋に入った。私は考えた。母には嘘つきたくない。その夜ご飯を食べ母に話た。
2006-01-28 08:52:00 -
157:
さなえ
『怒らんと聞いてな』 『何やねんな?』 私はまた頭が真っ白になった。 『妊娠してもうてん。』 『知ってるよ。』 さなえの心の中 (何で??何で知ってるん??)
2006-01-28 08:55:00 -
158:
さなえ
『何で知ってるん?』 『トイレに妊娠検査機あったんや。びっくりしたわ??でも怒る気はなかった。お母さんも人の事言うわれへんからな。あんたらにわ淋しい思いさせてきた。』
2006-01-28 08:57:00 -
159:
さなえ
涙が出た。母も泣いてた。『ゴメンな。おかん?』 『ええよ?どうせ誰のコかわからんねんやろ。』 『うん。愛美のおばちゃんに明日おろすのんついて来てもらうねん』
2006-01-28 09:01:00 -
160:
さなえ
母は愛美の親に電話をした私はその時部屋に入り寝た振りをした。妹の曖梨は爆睡。愛美の親と母が喋ってるのを密かに聞いていた私が居た。
2006-01-28 09:21:00 -
161:
さなえ
母は泣いていた。 私も壁の向こうっかわで泣いていた。本間ゴメン。ゴメンって言う気持ちしかなかった。どうしたら母の笑顔を取り戻せる。苦労かけてばっかり。本間ゴメン。 でも何で??何でおかんはこんな事したんよ。
2006-01-29 08:54:00 -
162:
さなえ
次の日、愛美から電話が掛かってきた。 >>>?愛美? 『おばちゃんやけどわかる??今から迎えに行くわな??』 愛美の親が迎えに来てくれた。
2006-01-29 08:57:00 -
163:
さなえ
知らない番号から電話が掛かってきた。 >>>?? 『はい。。。』 『おばちゃんやで?下下りておいで?』 愛美の親だった。
2006-01-30 00:11:00 -
165:
さなえ
愛美の親の車に乗り込んだ愛美の親は目の下にくま。よっぽど仕事が忙しいんだろう。それなのに休みの少ない愛美の親。私の為に来てくれた。本間にありがとう。この言葉で胸がいっぱいだった。
2006-01-30 03:50:00 -
166:
さなえ
『さなえ?もうその仕事辞め??本番のトコなんやろ??』 愛美に聞いたと思う。 でも愛美を恨んだりわしない。何かこの時は怒られたのが嬉しかった。 『うん。。。』
2006-01-30 03:54:00 -
167:
さなえ
『何でそこまでしてお金いるんや??』 その言葉を聞いて考えた。何でやろ。。。別にそこまでお金はいらんよな。服とかしかお金使ってない。 『わからへん。。。』
2006-01-30 03:56:00 -
168:
さなえ
『やろ?その仕事辞めてちゃんと働き。おばちゃんも人の事言うわれへんけどな?でもまなと(愛美)さなえはおばちゃんの娘やで』この言葉でまた半泣きになった。
2006-01-30 03:59:00 -
169:
さなえ
『うん?』 『痛いけど頑張るやで?』病院に着いた。 保健所を渡し、待合室でまった。名前が呼ばれた。 『〇〇さ?ん』 部屋に入った。
2006-01-30 04:02:00 -
170:
さなえ
先生と何分間喋り移動した私は緊張したくり。 何分かわからないが赤ちゃんをおろし、また移動された。なんだか知らないが私はあぶなかったらしい。だから一日だけ病院で過ごした。
2006-01-30 04:07:00 -
171:
さなえ
病院に愛美の親が来た。 『大丈夫か?』 すごく痛かった。 病室に移されてもまだ激痛がはしる。 『痛い。。。』
2006-01-30 04:09:00 -
172:
さなえ
『当たり前や?お母さん仕事終わったら妹とくるって??風俗で働いてた事言うてないからな?』 『ありがとう?愛美は?』激痛をたえ頑張って喋った。喋るのも一苦労。
2006-01-30 04:12:00 -
173:
さなえ
『まなは明日家行く言うてた?』 こんなけ私を心配してくれてる人が居る。 『そっか??』 愛美は仕事の都合来られなかった。
2006-01-30 04:14:00 -
174:
さなえ
妹らしき声が聞こえた。 『お姉ちゃん何処?』って聞こえたような。。。 カーテンが開いた。 その前に居たのは母と妹。母は私の顔を見ると泣きだした。
2006-01-31 05:21:00 -
175:
さなえ
『さなえ?』 私も涙が出た。 愛美の親ソート部屋を出た。妹との曖梨が喋り始めた。『お姉ちゃん大丈夫?』 痛みと涙を堪え、 『いけるよ?曖梨はお姉ちゃんみたいになったらあかんねんで。。。』
2006-01-31 05:25:00 -
176:
さなえ
母も口を開き始めた。 『あんたは強いコや?さすがお母さんのコやわ』 『ゴメン。。。』 『もうええよ?なった事はしゃあないやろ?』 『うん。。。』
2006-01-31 05:28:00 -
177:
さなえ
『もういけるわ?』 『はぁ?どうゆう意味?』『独り言?』 この言葉の意味。わからんかった。だから別に気にせえへんかった。
2006-01-31 05:30:00 -
178:
さなえ
母と妹、愛美の親は帰って行った。 母の背中が小さく感じた。
2006-01-31 05:32:00 -
179:
さなえ
次の日の夕方、母が迎えに来た。 『帰ろか?』 『うん?』 先生と話私は帰った。 まだ痛みはある。でも母に心配掛けたくないから痛みを我慢した。我慢出来る痛さじゃないのに。。。
2006-01-31 05:35:00 -
180:
さなえ
車に乗り込み走りだした。その車の中は今でも覚えてる。何も喋らず無言のまんま。母の横顔。淋しい顔。嫌な感じの空気。
2006-01-31 05:42:00 -
181:
さなえ
家に着き自分の部屋に入らず曖梨の部屋に入った。 『帰って来たん??大丈夫??』 『うん。。。』何だかわからないが自分の部屋に居たくなかった。
2006-01-31 05:44:00 -
182:
さなえ
『お姉ちゃん。。。知ってる???』 『どうしたん?』 『お母さん毎晩泣いてたんやで?』 知らなかった。 『曖梨。さなえどうしたらいいん?』
2006-01-31 05:46:00 -
183:
さなえ
『普通にしてたらいいねん。お姉ちゃんはお姉ちゃんやろ?』 曖梨が大人に見えた。 『そやな。』 その日は母とちょっと喋り曖梨の部屋で寝た。
2006-01-31 05:49:00 -
184:
さなえ
昼過ぎに私は起きた。 隣を見ると曖梨が居た。 それも泣きながら。 『曖梨どうしたんや?』 『これ見て。。。』 曖梨が紙を私に差し出した
2006-01-31 05:51:00 -
185:
さなえ
紙を見た。それわ手紙だった。母からの手紙。
2006-01-31 05:53:00 -
186:
さなえ
曖梨 さなえ お母さん当分家に帰らんわな。さなえ見てたら、さなえと曖梨で暮らせると思うねん。お母さんちょっと息抜きしたいんよ。さなえ、曖梨わかってな。
2006-01-31 05:55:00 -
187:
さなえ
決してあんた等を嫌いで家出ていくんちゃうで。さなえと曖梨は世界一大切な人。自慢出来る子供やで。だからちょっと一人にさせて。さなえがこんなんなったんはお母さんのせいやでな。
2006-01-31 05:58:00 -
188:
さなえ
お父さんおらん生活。お父さんの分まで頑張ろうって思った。お母さん、お父さんの役できんかった。本間ごめんな。ちゃんと帰ってくるから。待っててや。 お母さんより
2006-01-31 06:01:00 -
189:
さなえ
その手紙を見た時、曖梨を抱き締めた。強く、強く。『曖梨、さなえがこんなんなってしまったから。』 『お姉ちゃんのせいちゃう?お母さん帰ってくる言うてるから待っとこ。』
2006-01-31 06:03:00 -
190:
さなえ
私はずっと曖梨を抱き締めた。ゴメン、ゴメンって言いながら。『もういけるな?』って言う意味がやっとわかった。
2006-01-31 06:05:00 -
191:
さなえ
曖梨が『お母さんに電話しよ』って言ってきた。 電話したけど携帯は繋がらない。 『曖梨、お姉ちゃんと頑張る?ほんでお母さん待つ。だからお姉ちゃんも』
2006-01-31 06:08:00 -
192:
さなえ
『さなえは無理や。さなえのせいでやで。。。』 自分を責めた。 私達はおばあちゃんおじいちゃんも居ない。私が小さい時に亡くなった。
2006-01-31 06:10:00 -
193:
さなえ
電話がなった。 おかんっ?って思った。じゃなかった。 >>>?愛美? 泣きながら電話を出た。 『はい??』
2006-01-31 06:12:00 -
194:
さなえ
『何で泣いてんの??体は大丈夫なん??』 『あんなー??』 愛美に全部話た。 愛美はすぐ家に来てくれた。ドアが開く音がした。 愛美だ。
2006-01-31 06:14:00 -
195:
さなえ
久しぶりに逢う感じ。 『おばちゃんわ?』 『わからんねん。』 曖梨は泣きやみ私の隣にずっと居た。愛美に手紙を見せた。
2006-01-31 06:17:00 -
196:
さなえ
愛美が急に電話をし始めた。愛美の親と思う。 『おかん今からくるから』30分くらいして来てくれた。
2006-01-31 06:18:00 -
197:
さなえ
バタバタバタッ?? 足音がした。 『さなえ?どうゆう事やの??おばちゃん言うてみ』『さなえもわからんねん。おばちゃんこれ見て。』 手紙をおばちゃんに読ませた。
2006-02-03 03:35:00 -
198:
さなえ
手紙を読み終えおばちゃんが私と曖梨に言った。 『あんた等は一人ちゃうねんで。おばちゃん等おるねんから?チョットお母さんは主婦休憩や?わかった?今日家泊り。』
2006-02-03 03:38:00 -
199:
さなえ
『おばちゃんに悪いからいいよ?別に曖梨と二人でもいけるし?』 『そんな気いつかわんでええって?』 私は一人で居たかった。でも断れない。だからこの日は愛美の家に泊まった。
2006-02-03 03:42:00 -
200:
さなえ
『おじゃましま?す』 愛美が部屋おいでって言うたから曖梨と部屋に行った
2006-02-03 03:44:00