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手紙
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1:
エリ
今 初めて貰った手紙読んでます。お世辞にも綺麗と言えない字でかかれた 手紙。隼人がまだ ホストという職につく前に書かれた手紙。。。 隼人がまだ エリの事愛してくれてた時の手紙。もしも 神様がいるなら あの頃に戻りたい。この手紙を書いてくれてた時に。。。なんて叶うはずもないよね
2006-01-02 05:21:00 -
2:
エリ
ねぇ 隼人。。。今のエリは変わってしまったケド 初めて会ったあの時 隼人はどう思った?今じゃ隼人は エリが近づけナイほど遠くにいってしまって聞くことさえできないよ
2006-01-02 05:30:00 -
3:
名無しさん
『田村隼人って言うねんよろしく〜名前なんて言うん』聞き慣れた感じで隼人は喋りかけてきた。「エリやで」隼人と初めて会った時エリには彼氏いたし、なんとなくコノ男には近付いたらアカンっての感じて喋ったのは確かこれだけやったよね(笑)
2006-01-02 05:36:00 -
4:
名無しさん
次の日 一件のメールが来た 『ういっす!!昨日一緒に遊んだ隼人やけど覚えてる?メルアド教えてもらってん☆よかったら今度二人で遊ぼうよ☆』
エリは一瞬誰や??おもったよ(;ο_ο)〜3でも即 隼人のあの 笑顔が出てきて 思いだした。2006-01-02 05:43:00 -
5:
エリ
当然メールは無視した。彼氏と一緒に居たってのもあるし。。。なにより興味なかったしね(笑)その日は 彼氏と晩御飯食べに行って
そのまま 彼氏ん家にお泊り すっかり隼人のメールの事忘れてた2006-01-02 05:48:00 -
6:
エリ
隼人と初めて会った日から二週間位たった日 彼氏と上手く行ってたエリだけど しょーもない喧嘩してしまって 家て一人でおった。彼氏の謝りの電話を待ちながら。。。
聞きなれた着信音がなった。やっと電話来たー!!!思って携帯を手に画面を見ると 知らない番号。 一瞬出るのためらったけど 結構ひつこくコールして来るから 出た。2006-01-02 05:55:00 -
7:
エリ
『もしもし??俺誰かわかる〜〜?』
「全然わからへん!誰?」
『もぉ冷たいヤン!一発でわかってよ〜隼人やん!!メール返してよ(笑)』
「えっ?あぁ〜ごめん」完全に隼人の事忘れてた私は 一応謝っておいた。それから暇だった私は 隼人の軽い感じの喋りで 話ししてた。隼人が美容師をしてる事や 彼女がいない事 一人暮しで寂しい事 お酒が好きな事
もちろん私も 彼氏の事も 他イロイロと喋った2006-01-02 06:05:00 -
8:
エリ
隼人と喋っていると 隼人の話しにどんどん吸い込まれていく。女の子がどんな話しをすれば笑うのか 興味を持つのかよくわかってた。
彼氏との喧嘩の事も忘れてた。それから何回か彼氏と 喧嘩したら隼人に相談するようになっていた。ただ会う事は避けてた。会ってしまうと隼人に惹かれるのは頭のドコカでわかっていたから。。。2006-01-02 07:21:00 -
9:
エリ
この頃 隼人がコノ先 どんどん変わって 私と隼人が落ちて行く なんて お互い 考えもしなかったよね
電話してるダケで 楽しかったあの頃
2006-01-02 07:27:00 -
10:
エリ
ガチャ
私は 久しぶりに彼氏の家に 突然 会いにいった。合鍵持ってたから時々突然行って 洗濯や掃除をしたりしてた。
ドアノブを勢いよく開けた
ガシャーン!!!!
結構大きい音 ドアとチェーンが繋がってる。「え?」
チェーンなんて今までしてたことナイのに。。。すき間から覗くとテレビの光りだけで部屋は暗い…
心臓がドキドキした…
2006-01-02 07:35:00 -
11:
エリ
私は ドキドキしてる心臓を必死に落ち着けと思いながら
目線を下に落とした…シルバーのサンダル………
頭が 真っ白になった 女だ…
『エリ!!お前…』 寝癖 今起きたばかりのカッコの 彼氏が驚いた顔でチェーン越しに立っていた2006-01-02 07:48:00 -
12:
エリ
私は 立ち尽くす 彼氏にかける言葉が 見つからないし心臓はバクバクいうし コノ場から早く逃げたかった… ドアを閉めエレベーターを待つ時間もたえれなく 階段を必死に駆け下りた。マンションを出て どうやって家に帰ったか覚えてない
2006-01-02 07:53:00 -
13:
エリ
気がつけば家で電気も付けず 座ってた… ケータイをみると着信は全部彼氏でうまってた。言い訳なんて聞きたくない… 誰とも喋りたくない…誰とも…
ブルルル ブルルル マナーにしてる携帯がまた鳴っている…
ひつこい2006-01-02 07:58:00 -
14:
エリ
イライラする… 電源を切ろうと携帯を見ると画面に出ている名前… [田村隼人]
なぜか私はその名前を見て電話に出ていた…別に隼人に慰めてもらいたかった訳でもない なぜか 電話に出てた…2006-01-02 08:03:00 -
15:
エリ
『もっしもし〜エリちゃ〜ん』隼人の明るい声が この小さい携帯から聞こえてくる…
耳元で聞こえる隼人の声に さっきまで気を張っていた 私の何かがプツリと切れ 勝手に涙が出てきた
『もしもし?エリちゃーん?あれっ携帯おかしんかな?』
「もしもし…大丈夫やで」泣いてるのを必死に隠して 私は喋った
涙は次から次と 出てきた。2006-01-02 08:10:00 -
16:
エリ
『どーしたん?なんか元気ないゃん?また彼氏と喧嘩したん?』 「してないわ!元気やわ!隼人コソなんか用事?」明らかに鼻声で泣いてるのバレバレ
『……そっか…エリちゃんが話したくなかったらエエねん!俺
ぶっちゃけエリちゃん彼氏おるん知ってるけど……まっなんか今度でエェわ』
「なによ?」言いたい事は何となくわかった。だけど 今とてもぢゃないけど 隼人と付き合うとか 好きとか嫌いとか 考えるのはしんどかった。2006-01-02 08:20:00 -
17:
エリ
隼人は何も聞かず 私が眠くなるまで 電話でなんでもない話しをしてくれた。隼人も美容師で朝早いのにね。あの時隼人が電話くれなかったら私は どうなってたんだろう
2006-01-02 08:30:00 -
18:
エリ
知らない内に寝ていて 隼人からのメールで起きた。『起きやがれ!!今日も一日頑張ろうぜ☆』なんか わらけた
私は彼氏に「今までありがとう。荷物わ送ってほしい。話す事は何もない別れよう。さようなら」送信ボタンを押した。
窓を空けると 蝉のうるさい泣き声と 夏の朝のすがすがしい風が部屋に入ってきた
2006-01-02 08:42:00 -
19:
エリ
隼人… 今隼人は心から好きな人いますか?冷たい瞳してないですか? 私は隼人の名前を掲示板で見る度に 隼人を変えてしまった自分が嫌になります。ごめんね隼人
2006-01-02 08:51:00 -
20:
エリ
彼氏と別れて一ヶ月…夏の暑さも少しマシになってきた頃…
隼人とはその後彼氏が居た頃にくらべ頻繁に電話やメールするようになっていた。相変わらず会ってはないけど…(笑)
彼氏からは もぉ一度やり直したいと 何回かメールが来る。
始めのうちは 気持ち揺れたけど やり直す事はなかった。2006-01-02 09:01:00 -
21:
エリ
いつもの様にショップ店員のバイトを 終えて 帰り道…
前から自転車に乗って 遠くからでも 男前オーラ出てる男の子が こっちに向かってきてた。
『エリちゃ〜〜ん』
4メートルくらい先で その男の子は私の名前を呼んだ。
……隼人やん!!2006-01-02 09:10:00 -
22:
エリ
久々にあった隼人は 初めて会った時より 焼けてて男らしくなってた。でも笑うとやっぱり子犬みたいで 可愛らしかった(笑)
「隼人やん!!何してんの?えっもしかして私のストーキングかぁ?」隼人の笑顔につられて私も笑顔になってしまう(笑)
『なんでやねん!!今からドンキーいくねんエリちゃん仕事帰りなん?』隼人が一人暮しで同じ駅に住んでて近いってのは聞いてたけど会う事はないやろー思ってた…2006-01-02 09:51:00 -
23:
エリ
『いつか会う思っててん(笑)だって俺絶対エリちゃんとは運命あるとおもうし(笑)』隼人は本当に可愛かった(笑)
「なによ運命って(笑)」私は隼人の発言に少し照れてた(^_^)
その後暇だったし隼人と 一緒にドンキホーテ に行って 居酒屋で御飯食べる事になった2006-01-02 09:58:00 -
24:
エリ
初めて隼人と 食事するのは緊張した 隼人のハーフみたいな綺麗な顔…喋ると 子供みたいな可愛さ…
緊張を無くす為に私はお酒をたくさん胃に流しこんだ。それは隼人も同じだったと思う。隼人も私と同じピッチでお酒を飲んでたなぁ〜〜(笑)
居酒屋出る頃には 二人とも ベロベロ
それから 隼人の自転車で二人乗りしてフラフラなりながら BARに行った。2006-01-02 10:07:00 -
25:
エリ
BARにつくとソファーの席に向かい会って座り少し照れながら話しを隼人ははじめた
『エリちゃん…俺な エリちゃんと初めて会った日 ホンマは なんやねんこの ツンツンした女!って思ってん…けどなんか気になって友達にエリちゃんの携帯きいてんやん』
「そーなんや(笑)ツンツンって!」
『ちょー聞いてや。ほんで次の日メールしたやん俺ホンマ自分から行くとかせーへんねんけど…なんかエリちゃんの事は行かなアカンおもってん不思議やねんけどな…』
「…うん」
『エリちゃん…彼氏と別れてどのくらいなるん』隼人の顔が 子犬から 男を感じる顔に変わった…
「もう一ヶ月くらいかな?」
『そおやんな…いつ言ったらいいかわからへんかってんけど… 今日言うわ』2006-01-02 10:28:00 -
26:
エリ
『俺と付き合ってほしい…』
「え…」
『俺な…今まで結構遊んできてん。ぶっちゃけ女なんてミンナおんなじやったし…ヤッタてもその時彼女おらんかったらノリで付き合うみたいなん…ばっか…いらんくなったら浮気して…みたいな…』
「最低やな…」
『そうやな…俺一回本気で好きになった女に裏切られて…それから本気で人好きなった事なかってん…だけどなエリは』
「急にそんなん言われてもわからんからちょっと考えさして」私は隼人の言葉をさえぎって言葉を重ねた2006-01-02 11:35:00 -
27:
エリ
正直 彼氏と別れた原因が浮気で 隼人の話しはキツイ… それに電話やメールをしてたけど実際二人で 遊んだのは 初めてで 隼人の言葉を信じろというほうがおかしい…
でも、今考えたら この時はっきり無理と 断らなかったのは 私も隼人に何か感じてたんだと…
私の人生で大きく関わる人 ……隼人2006-01-02 11:45:00 -
28:
エリ
そのまま二人の間には沈黙が続き
気まずいので 帰ることに。
帰り道二人は殆ど喋べらなっかったよね(笑)
でも隼人がバイバイの時
『エリちゃん俺はエリちゃんが好きや!俺がこれからのエリちゃんを1番大切に出来る男や!』
ってクサイ台詞言ってくれたよね。あれメッチャうれしかってん…無視したフリしてたけど(笑)2006-01-02 11:53:00 -
29:
エリ
あの時の隼人の顔忘れへんよ絶対 今隼人は イロイロな女の子に愛を囁いてるけど…いつか 本当に愛せる人ができたら あの時みたいに顔まっかっかにして 愛の告白してね 私には もぉそんな 告白してくれる隼人みたいな人 二度と現れないよ 隼人 本当にごめんね
2006-01-02 12:03:00 -
30:
エリ
プルルル プルルルプルル
『はい。もしもし…』四日ぶりに隼人の声をきいた… この四日私は隼人からの連絡を 全て無視していた。隼人との事を毎日考えた… 考えている時に隼人と連絡をとると本当の気持ちで考えれない…一人でかんがえよう…そうおもったから。2006-01-02 22:42:00 -
31:
エリ
この日から 隼人と私は付き合い出した。隼人は美容師で朝早いけど お互い仕事が終わると 大体隼人の家に行って ご飯一緒に作って お酒飲みながら アホな事しながら一緒に過ごした。
本当に楽しかった。本当に…
隼人が前髪をチョンマゲした時の横顔… 寝る時には絶対に手を繋ぐ事…2006-01-02 23:51:00 -
32:
エリ
チャラそうに見えて 健康気にして健康番組メッチャみてるとこ(笑)
どんなに眠くても 朝ちゃんと起きて仕事に行く所…
隼人の全てが 可愛くて好きだった。私が
あんな事しなかったらあの頃の幸せは 今もまだ続いてたのかな?2006-01-02 23:56:00 -
33:
エリ
そんな 幸福な日々が続いて 二人が初めて一緒に過ごすクリスマスが近づいて来た。もちろん 一緒に過ごす予定… 。
プレゼントも隼人に喜んでほしいから いいものあげたい☆ 隼人が 私の為にクリスマスに向けてコッソリ貯金してるのも知ってた(笑)
2006-01-03 00:03:00 -
34:
エリ
私はプレゼントとして前から隼人が欲しがってた有名ブランドのネックレスを贈ろうと思った。
「いらっしゃいませー」こう言う有名ブランドの店は何回入っても緊張する… 買う物はもう決まってるし 早く買って帰ろう…
「これ下さい…。」
「かしこまりました。少々お待ち下さい。」ふぅ〜。後は会計だけや(-.-;)財布…財布…私は鞄の中から財布を取り出そうと ゴソゴソしてた
あれっ…… ?
2006-01-03 00:41:00 -
35:
エリ
えっ…!?
財布がない!!!まぢで!?なんで?
「お会計の方よろしいでしょうか?」
いかにもブランド店員って感じの女の人が私に尋ねた
「すいません!!財布忘れたみたいで!これ買うんで置いといて下さい!!明日また来ます!」
そぉ言って私は 恥ずかしいから 逃げる様にソノ店から出た。2006-01-03 00:48:00 -
36:
エリ
店を出て はやあるきしながらも、あの呆気に取られた店員の顔が頭に焼き付いて かなり自分が恥ずかしかった!でもそんな恥ずかしさも 直ぐに忘れてしまう出来事を思いだした…
…財布!!
私は 座れる所を探し 鞄をもう一度 隅から隅まで しっかり探した。2006-01-03 04:20:00 -
37:
エリ
…どんなに鞄の中を探してもナイ物はナイ…煙草を買う時はあったから… 家に忘れてきたわけぢゃない…
「どっかに落としたんや。。。」
財布の中身はプレゼントを買う為に貯めたお金全部入ってたのに…しばらく現実受け止めれなくてボッーとしてた…2006-01-03 04:27:00 -
38:
エリ
♪〜♪♪〜 隼人からの着信音が流れて 私は気がついた
『もっしもし♪エリちゃ〜ん なぁ〜んしてんの?』
隼人の明るい声を聞くと 気が抜けた(笑)今度は自分の間抜けさにわらけてきて可笑しかった。
『な〜に笑ってんねん!!今日はウチこーへんの?俺今日レッスンの日やから遅くなんねんけど…待っててや☆』2006-01-03 04:35:00 -
39:
エリ
隼人の明るい声聞いてると どーしてもプレゼントしたかった↓でも銀行にも生活費ギリギリしかなかったし…
クリスマスまであと…二週間…
私は昔少しだけ働いていた ラウンジのママのメモリーを携帯画面に出した…2006-01-03 04:41:00 -
40:
エリ
街はクリスマスイルミネーションで飾られ 皆どこか 楽しそうに 通り過ぎて行く
隼人 私は この時本当に隼人へのクリスマスプレゼント…隼人の喜ぶ顔が見たくて… これから二人が夜の世界で 崩れて行くなんて考えもしなかった
ホンマ こんな理由で 夜に戻って、隼人まで夜の世界に浸かって行くなんて 私はなんてアホやったんやろ…2006-01-03 04:50:00 -
41:
エリ
ラウンジのママは 年末やし忙しいから 私が戻る事は 快く受け入れてくれた。私も 何となくお金のめどがついた事で気が楽になった!後は隼人にチャント説明して… あっ!でも隼人へのプレゼントの為ってのは秘密にしとかないと…
私は とりあえず交番に行き財布の届けを出して自分の部屋に帰り 小銭だけ持って 隼人の家に向かった。2006-01-03 04:58:00 -
42:
エリ
隼人の家に着くと 隼人はまだ帰ってなかった。お揃いのキーホルダーの付いた合い鍵でドアを開けた。
玄関の電気をつけ 中へ入る。部屋の電気をつけるとテーブルの上に私の好きな チロルチョコイッパイと柿ぴーが置いてあった(笑)うれしかった(笑)私はチロルチョコを一つ口に入れて 冷蔵庫の中の物でご飯を作り始めた。2006-01-03 05:09:00 -
43:
エリ
『ただいま〜』
調度 クリームシチュウが いい感じになったころ隼人が 帰って来た。寒かったみたいで 頬っぺたが赤くなってる(笑)
いつもどうりご飯を済まして まったりしてるとき… 夜働く事を隼人に話した。隼人の答は以外だった。
『エリチャンが決めた事やったら何も言えへん…俺が代わりにエリチャンの為にお金稼げるワケじゃないし…ただ…』2006-01-03 07:36:00 -
44:
エリ
「ただ…?」隼人の顔は下を向いててヨクみえなかった………
『ただ…俺の事裏切るような事は絶対にせんといてな…』
「裏切るって(笑)ホンマ今金欠やからチョット働くだけやしラウンジやから相手オッサンばっかりやで(笑)心配せんでエエよ!」
『うん…。』
この時の隼人の顔 覗き込んでも見てればよかった…2006-01-03 07:41:00 -
45:
エリ
それから クリスマスまでの間私は 毎日ラウンジに入った。ママに頼んで全額日払いにしてもらって お金を貯めた。 ラウンジの仕事は前働いてた時より 客の年齢層が かなり低いくなってて会話もしやすく ぶっちゃけ楽チンだった。やっぱり夜働くと隼人とは会う時間が無くなり 連絡の回数も どーしても減ってしまう…
2006-01-03 07:48:00 -
46:
エリ
23日の夜 約束では今日まで。仕事が終わり支配人から今日の給料を貰って 更衣室に入るとママが煙草をすいながら 私をまっていた。
「エリチャン今日までやんな…実はなもう少し働いてくれへんかな?エリチャンの事気に入ってるお客サン多いねん。お給料上げるし。お願いやわ。」
「…でも、私…彼氏と約束してるし…」2006-01-03 08:18:00 -
47:
エリ
「毎日とはいわへんよ…あんな…ヨク来てくれる渡辺サンおるやろ?あの人結構ややこしい関係の人やねんな…人はエエねんよ!渡辺さんエリチャンの事エライ気に入ってんねん…ママ助ける思って…お願いやわ…」
渡辺サンがややこしい関係の人ってのは知ってたし ママがここまでお願いしてくるって事は…
「わかりました…とりあえず考えてみます。」2006-01-03 08:27:00 -
48:
エリ
やっぱり私が困ってる時に 嫌な顔せず 店で働かしてもらって… ママの頼みは聞けません!…って言うのも。と思い そう返事した。
「ありがとう!まぁ、24・25日はクリスマスやし 彼氏とユックリたのしんで。ほんなら 返事期待してまってるわ。お疲れ様」ママは 私をエレベーターで下まで送ってくれて 店に戻って行った。2006-01-03 08:33:00 -
49:
エリ
今日は少し飲み過ぎたし 明日隼人と会うまでにプレゼントも買いに行かなきゃやし 今日は隼人に会いたい気持ち抑えて 自分のマンションに帰った。
隼人からは
『仕事頑張りすぎるなよ!俺は明日仕事早く終わらせて帰ってくるから待っててな☆今日も疲れたから寝るな…おやすみ〜』
との事。メール見ただけで顔がニヤケた(笑)2006-01-03 09:12:00 -
50:
エリ
24日クリスマス・イヴ お昼も休みだし 昼過ぎに起きて 隼人へのプレゼントと 予約してたケーキを買いに行く準備をした。
財布を落とした次の日 お店に電話して必ず24日に取りに行くという事で連絡を入れておいた。
私は、初めて隼人と過ごすクリスマスイヴに 胸がフワフワして すごく幸せを感じていた。2006-01-03 11:18:00 -
51:
名無しさん
オススメの無料携帯オークション[iBid(あいびっと)]。
いい商品が安く買えるよっ♪
しかも今なら無料で着メロ5曲もらえるよ⇒http://ibid.jp/q?m=tomosho&tm=5c2602006-01-03 11:27:00 -
52:
エリ
クリスマスケーキに シャンパン サラダに 隼人の好きな唐揚げ ロールキャベツ カボチャのスープチョット合ってないけど隼人が食べたいって言った肉じゃが(笑) 小さいガラスのテーブルいっぱいに並べた(笑)
もうすぐ隼人が帰ってくる!!一息ついて煙草吸おうと思ったら ピーンポーン
チャイムが鳴った…2006-01-03 11:28:00 -
53:
エリ
えっ?誰?隼人やったら鍵で開けるのに…
私は覗き穴から 覗いてみた…… 隼人やん(笑)しかもメッチャ笑顔のアップ(笑)
なんなん?思いながらドア開けた…
『MerryChristmas!!エリちゃん!!』
私の前に出てきたのはバラの花束だった(笑)
2006-01-03 11:34:00 -
54:
エリ
バリくさい事しよるし!!(笑)
『めっちゃハズかったわ!!イヴにバラの花束持って帰ってくんの!!!』
なんて言いながら靴脱いでた。実はメッチャ照れてたんしってんねんで!私は花束も嬉しいかったけど隼人の 気持ちが嬉しかった…めちゃくちゃ嬉しかったよ2006-01-03 11:39:00 -
55:
エリ
ご飯食べて ケーキ食べて お互いプレゼント交換した。隼人は凄い喜んでくれた(笑)隼人からのプレゼントは一枚の手紙と 私が欲しいと言ってた ブランドのブレスレットだった… 隼人の給料からしたらカナリ無理したんやと思う… 一生大切にしようと思った。
手紙を開けようとした時…2006-01-03 11:48:00 -
56:
エリ
隼人はこう言ったよね『ちょー開けるの待って!!』
「びっ!びっくりするやん!なによぉ!」
『その手紙は俺の最後のお願い手紙やねん!!』
「えっ?!何それっ?」2006-01-03 12:04:00 -
57:
エリ
隼人の説明はこうだった。
『俺ほんまなんでなんか解らんねんけどエリチャンの事日がたてばたつほど 好きになって行くネン。こんなん初めてやわ… … んでな、絶対の絶対にないと思うケド 万が一別れるってなった時 多分俺からじゃないと思うねん… エリチャンからやと思う。その時に読んでほしいねん。俺たぶん なんもいえん位ショック受けとると思うから…。だからその時の 俺の代わり手紙やねん。』2006-01-03 12:12:00 -
58:
エリ
あの時内心帰ったら読もう!!思ってた。だけど隼人の気持ち 考えて今の今まで開けてなかったよ… この手紙を読んで 隼人がどんなに私を大切に思っていてくれたのか… 胸が痛いほど 感じたよ。
2006-01-03 12:24:00 -
59:
エリ
クリスマスイヴ 私は隼人に 夜の仕事を続けようと思ってる事言えなかった…
店は週に二日、隼人がレッスンのある日にした。
2006-01-04 04:21:00 -
60:
エリ
そんな毎日が過ぎて 季節は もう三月… …隼人は相変わらず 美容師の仕事
私はショップ店員と ラウンジ
今日も隼人の家でご飯を作って帰りを待っていた。
ガチャ
ドアが開いた…「おかえり〜」2006-01-04 04:28:00 -
61:
エリ
『ただいま…』
いつもの隼人じゃないのは顔を見てスグにわかった…
「どーしたん?元気ないやん…仕事忙しかったん?」
『べつに…』
2006-01-04 04:33:00 -
62:
エリ
どうしたんやろ?隼人は部屋着に着替え私の横に座った。相変わらず表情は 雲っている…… 気まずい… 隼人がこんな顔するのは初めてだ…
『なぁ…エリチャン…』
隼人が 喋りにくそうに話しかけてきた。
『今日俺レッスンやったやん…その間エリチャン 誰かと会ったりした?』2006-01-04 04:40:00