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こころ

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  • 1:

    さな ◆0V4oT68yBI

    名前などは変えて書きますが、全て実話です。

    2006-01-03 04:51:00
  • 2:

    さな ◆0V4oT68yBI

    『じゃあこれ書いて。』
    ここはミナミ。ある系列のキャバクラ。幼なじみのユナと私は働いていた店を辞め、友達の紹介で体験に来ていた。
    体験入店書を書き終え、周りを見渡す。

    2006-01-03 04:55:00
  • 3:

    さな ◆0V4oT68yBI

    薄暗い店内はさほど広くもなく、女の子も目が合うと微笑んでくれたり働きやすそうな店だな、というのが第一印象だった。
    ここで私は彼、光一に出逢う。

    2006-01-03 05:01:00
  • 4:

    さな ◆0V4oT68yBI

    『着替えよか!!』
    マネージャーと名乗る男にそう言われ、ユナと二人でトイレに入り鍵を閉めた。
    “なめられたくない。”
    化粧直しをして、頬をパチンと叩いて気合いをいれた。

    2006-01-03 05:07:00
  • 5:

    さな ◆0V4oT68yBI

    トイレから出ると店内にはすでに二組入っていて、女の子が接客をしていた。
    『おはよー。』
    目も合わさずにカウンターに入って行った男。
    “無愛想なやつやな。”
    それが光一に対する第一印象だった。

    2006-01-03 05:15:00
  • 6:

    さな ◆0V4oT68yBI

    私は男運が悪い。それは見る目がないのか、自分に魅力がないのか…どちらかだろう。
    いつのまにか人を本気で好きになる事を忘れていた。好き、と思っても心のどこかでは“どうせ浮気されて別れんねやろな”なんて考えていたり。

    2006-01-03 05:20:00
  • 7:

    さな ◆0V4oT68yBI

    その日は土曜日という事もあって、結局店を閉めたのが午前六時。
    『二人ともお疲れぇ!!よぉ頑張ってくれたな。んで、入店しよか?』
    ニマっと笑うマネージャー。
    『もうちょっと考えてみます。』
    そう答え店を後にした。

    2006-01-03 05:28:00
  • 8:

    さな ◆0V4oT68yBI

    ユナと二人でビクドンに行ってハンバーグを頬張りながら今日行った店について話をしていた。
    『ユナ働きやすかった?』『そやなぁ!今まで働いた店で一番よかったわ。さなは?』
    『いい店やと思う〜!』

    2006-01-03 05:32:00
  • 9:

    さな ◆0V4oT68yBI

    『入店は次行った時にでも考えよか?』
    『うん。次っていつ?』
    『実はユナ明日行くってゆぅてもうた!さなも行くよな?』
    『他行くとこないし行くわぁ。』

    2006-01-03 05:35:00
  • 10:

    さな ◆0V4oT68yBI

    光一、今幸せ?
    私は寂しいよ。
    そんなんゆってたらまた怒られそうやけど…

    2006-01-03 05:37:00
  • 11:

    さな ◆0V4oT68yBI

    次の日。
    たまたまついた席がビップ客で、シャンパンがおりたりしてお酒が強くない私はフラフラだった。
    『さな酔ってんのか?』
    『光一君ですよね〜?酔ってないっすよ〜。』

    2006-01-03 05:41:00
  • 12:

    さな ◆0V4oT68yBI

    『光一でいいで。めちゃ顔真っ赤やん!!水飲み!』『ありがとうございます〜紳士っすね〜!!』
    『何が紳士やねん!いいから寝とき。』
    案外いい奴かもしれない。“人は見た目で判断したらあかんなぁ”なんて思いながら待機室で眠りについた。

    2006-01-03 05:46:00
  • 13:

    さな ◆0V4oT68yBI

    この日私たちは入店を決めた。
    『たぁだいまぁ。』
    まだ酔いがさめきっていないまま家に帰りドアを開けた。真っ暗な部屋に電気をつけ煙草を吸う。

    2006-01-03 05:51:00
  • 14:

    さな ◆0V4oT68yBI

    このワンルームマンションに住み始めてもう四年が経った。
    私は16の時から一人暮らしをしている。仕事人間で家に近寄りもしない父。暇があれば男と過ごしていた母。私が邪魔だったのか、家の保証書に判を押して『もう帰ってこんといてな。』とだけ言い放ち私に荷物を渡し追い出した。

    2006-01-03 05:58:00
  • 15:

    さな ◆0V4oT68yBI

    それからは生きて行くために必死に働いた。
    ファーストフード店や訪問販売、ショップ店員等数えきれないぐらい色んな仕事をして辿りついたのが水商売だった。

    2006-01-03 06:01:00
  • 16:

    さな ◆0V4oT68yBI

    “さみしい”
    その四文字が口癖になっていた。
    今日もお気に入りの曲を聴きながら一人眠りにつく。毎日が同じ事の繰り返し。誰かの一番になりたい。

    2006-01-03 06:08:00
  • 17:

    さな ◆0V4oT68yBI

    仕事は…好きだ。
    私を目当てにお客さんが来てくれる。お金で買われたこの時間だけは誰かの一番で居られるから。
    だから私は仕事だけは手をぬかなった。

    2006-01-03 06:14:00
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