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たった一つの宝物
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1:
亜矢
小林晴斗
優花
私達は2000年5月21日に夫婦になった。
いわゆるできちゃった婚。でも私達にとっては優斗を授かったことはとても幸せなことだった。2005-12-11 03:29:00 -
31:
優花
洗濯が終わり、優斗が出掛けた一時間後に私は優斗がいる公園に向かった。
何して遊んでるのかな、なんて考えてるだけで幸せな気持ちになれる。
歩いて約5分。家から近い場所にあるわりと小さな公園。着いた私は周りを見渡した。どこにいるんだろ?2005-12-11 05:27:00 -
32:
優花
あれ?どこだ?
見渡す限り優斗の姿が見えない。近所のお母さん達のところに行き聞いてみることにした。
「優斗見ませんでした?」「今日は見てないですよ」返事を聞いて首をひねった。おかしいな・・・
子供達のところに行って聞いてみた。「優君今日は来てないよー」「僕も見てない」返事はみんなそうだった。2005-12-11 05:31:00 -
33:
優花
探していくうちに嫌な予感がする。何でいないんだろう・・・一時間以上も前に出掛けていったはずなのに。
公園にいた近所の人に頼んで一緒に探してもらった。優斗の知ってる道は少ないはずだし、私と通る道しか歩いたりしないはずだったから、とにかく近くを探しまくった。2005-12-11 05:41:00 -
34:
優花
いない・・・焦りがでてきた。家に帰ったかもしれない、そう思って二回も家に戻った。
でも優斗はいなかった。どうしよう・・・動揺した私は晴斗に電話をかけた。
「どうしたー?」
「優斗がいないんだけど」「は?どうゆうこと!?」「あのね・・・」2005-12-11 05:45:00 -
35:
優花
「落ち着け、大丈夫だから。とりあえず仕事終わらせてすぐ帰るから。探せるなら探しててくれよ」
電話を切った私は携帯を握りしめていた。晴斗・・・お願い、早く帰ってきて。私一人じゃどうしていいか分かんないよ。2005-12-11 05:48:00 -
36:
優花
時間がたつにつれ日が落ちていく。夕方になりカラスの泣き声が空に響いた。
私は何度も同じ道を探して優斗の名前を呼んだ。
あの子のことだから大丈夫。私と晴斗の子なんだから。何度も心の中でそうつぶやいた。
やっと晴斗からも電話があり家で待つように言われた。2005-12-11 05:51:00 -
37:
優花
しばらくして晴斗が帰ってくると、私は少しほっとした。一人じゃどうにもならなかったから。
「出掛けた時間とか優斗の服とか特徴全部細かく覚えてる?とにかくこれに書いて」渡された紙とボールペン。
時間は・・・1時半頃なはず。上は白いTシャツに赤いパーカー。下は確かジーンズ地のズボン。2005-12-11 05:57:00 -
38:
優花
「よし、とりあえず行こ」「どこに?」「警察」
えっ・・・。警察?
「優花や近所の人達が探してくれたけど見つからないってことは思いたくないけど誘拐とかの可能性もあるだろ。とにかく行くぞ」
誘拐・・ってそんな・・。私は怖かった。2005-12-11 06:01:00 -
39:
優花
「お子さんのお名前と年齢は?」
「小林優斗、四歳です。これ一応今日の服装の特徴なんですけど」
時間は6時過ぎになっていた。
「写真とかありますか?できれば何枚かあれば拝借したいんですが」2005-12-11 06:04:00 -
40:
優花
慌ただしく動く警察官。話しを真剣にこと細かに聞いてくる聴取員。
まるで自分がテレビの中にいるようだった。
「何か事件や事故に巻き込まれた可能性もありますので今から捜査員を集めますので」
私と晴斗はお互いの手を握ってた。お願いします・・2005-12-11 06:08:00