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ワン☆ピース
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1:
ひかる ◆Ci3UmwhFqY
きみだけの
『ONE PEACE』2005-12-26 00:31:00 -
11:
ひかる ◆Ci3UmwhFqY
「わらべ?!… えっ?本間の名前?」鏡越しにベットに横になっている彼を私は見たら、天井を見ながら彼はタバコの煙をふぅっと吐き出した。2005-12-26 05:13:00 -
12:
ひかる ◆Ci3UmwhFqY
「あんたの名前は?…」
「あたしはゆ…「青葉」
『青葉』そう…彼があたしに付けたあたしの名前。どうでもよさげに吐いた言葉のような名前のようで深い意味をもっているような言い方で彼はあたしにそう言ってタバコを深く吸いこみ、ゆっくり吐き出す。2005-12-26 05:17:00 -
13:
ひかる ◆Ci3UmwhFqY
昨日はクリスマスイヴ。彼もいないあたしは何気なく一人で入ったまるでこの街を表現しているかのような雰囲気のクラブであたしは彼を見つけた。
カップルが仲よさげにフロアーで踊る中を歩きカウンターであたしは酔っ払いながら視界に入った彼を見つけた。2005-12-26 05:22:00 -
14:
ひかる ◆Ci3UmwhFqY
歪んだ視界に映る彼は、さらさらの黒髪に白い肌に大きな二重の目をしていた。
漫画に出てくる妖艶な色男みたいであたしは、彼と目が合った瞬間から目が離せなくなった。2005-12-26 05:25:00 -
15:
ひかる ◆Ci3UmwhFqY
カウンターは凹の形になっていて、カウンターのテーブルの中を熱帯魚が緩やかに泳いで水が反射して置かれているグラスがきらきらまるで生きているように見えた。向かいに座った彼を気にしながらあたしはタバコを吸ったり爆音に耳を傾けたりしながら息をしていた。
2005-12-26 11:48:00 -
16:
ひかる ◆Ci3UmwhFqY
あたしは幻を見たのか?そう思いながら辺りを見回したがやはり彼の姿は見当たらなかった。
向かいに座る男の巧みな笑みと、フロアーを彩る赤の点滅するライトや、踊る人やカウンターの中を泳ぐ魚が全てスローモーションになり音を歪めていきあたしはだんだん遠退く意識に気付いた。
ダメだ…倒れる…2005-12-26 12:02:00 -
17:
ひかる ◆Ci3UmwhFqY
―――コトッ―――
カウンターの中に立っていた店員がグラスに並々入った透明の液体を出してきたのであたしは店員の顔を見ると店員は「水。飲みなよ…」そう言うとまたさっき立っていた位置に戻りまたカクテルを作り始めた。2005-12-26 12:49:00 -
18:
ひかる ◆Ci3UmwhFqY
あたしはグラスに入った水を一気に飲み干すとお金を払い店を出ようとしたがふらついて上手く歩けないであたら店員さんが、心配して外までついてきてくれた。ドアの外は無音にちかかった。呼吸は白く煙のようになりまだホールの爆音が余韻をあたしの鼓膜に残したままだ。
2005-12-26 12:54:00 -
19:
ひかる ◆Ci3UmwhFqY
店員さんがあたしの腕を放して笑顔で「ありがとうございました」そう言ってまたあの爆音のする店内に消えた。
あたしはそのまま壁にもたれてドアの方を向いていた。
「あんたさぁ…」2005-12-26 12:57:00 -
20:
ひかる ◆Ci3UmwhFqY
後ろから声がしてあたしは驚いて振り替えると、目の前に彼が立っていた。
あたしと彼の出会いは軽いものだった。一夜かぎりの関係なら慣れてる。彼もその中の一人。このホテルを出ればもう『他人』2005-12-26 13:05:00