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俺ら、いくらで買ってくれますか?
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1:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
ようやく夢に見たNO.1にのしあがった。今、あいつらは二人は今何やってるんだろう?
紫苑、ヒカリ。
たまには俺だって感慨深くなるさ。
会いてぇな、お前らに。2005-11-09 22:42:00 -
101:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
どこにいくかと着いて行ってみると、有名ななクラブだった。SPに目配せし、紫苑がずんずん奥に進んでいく。
ヒカリも物怖じしていない様子から何度も足を運んでいることがうかがえた。2005-11-18 03:09:00 -
102:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
フロアをあがり、一番奥に進んでいくと防音ガラスで仕切られたVIPルームになっていた。
大きくやわらかそうな白いソファに紫苑とヒカリがどかっと座る。
「何つっ立ってるの?早く座りなよ」2005-11-18 03:13:00 -
103:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
紫苑にうながされて、あわてて席についた。
「これはこれは、いつもありがとうございます」
黒服の男が頭を深々と下げにくる。ネームプレートにば支配人"の文字。
「お腹すいてるし、なんか適当に持ってきてよ」2005-11-18 07:59:00 -
104:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
ガラスが防音になっているので、外の喧騒はあまり伝わってこない。
日曜なのにかかわらずフロアのなかは人で溢れかえっている。
トウヤはガラス越しに人々の熱気をぼーっとみていた。2005-11-18 08:06:00 -
105:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
「お待たせいたしました」次々とテーブルに料理が運ばれてくる。
シャンパンが抜かれ、各々の前にグラスが並べられた。
「んぢやぁ、よい拾い物をした記念に乾杯でもしようか」2005-11-18 08:25:00 -
106:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
乾杯を交わし、出された料理に箸を付ける。キャッチをずっとしていて何も食べていなかったのに今気付いた。
うまいなぁ〜コレ…。二人に目をやるとなごやかに会話している。ふと疑問がよぎった。2005-11-18 14:44:00 -
107:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
こいつらはいったい何者なんだろう?若いのにこの待遇、この羽振り。
同じ業界か?それとも…?「子犬たんどぉしたぁん、うちらの顔じっと見て。言いたい事あったらはっきりいいやぁ!」
視線に気付き、ヒカリが言葉を投げ掛けてくる。2005-11-18 14:48:00 -
108:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
「じゃぁ聞くけどお前ら一体…」「何者なんだ?って聞きたかったんでしょ」
トウヤから言いおわる前に紫苑が言葉を遮った。
心を読み透かされた気分になり少し恥ずかしくてうつむいてしまう。2005-11-18 14:53:00 -
109:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
「そうだね、自己紹介もまだだった。子犬君からまずしてよ、いいだろ?」二人の視線に見つめられ、気まずいながらも口を開く。「…俺はトウヤ。山崎透夜。いろいろあって今E'Sっていうとこでホストをしている…」簡単に今までの経緯を話す。
2005-11-18 14:58:00 -
110:
名無しさん
????????????????????????
2005-11-18 15:56:00 -
111:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
感想ありがとうございました☆しおり☆
2005-11-18 16:44:00 -
113:
あぃか ◆IzbMcnjBBo
今日初めて見て一気に読んだょ??
すごぃおもしろぃっ??時間ぁる時ゅっくりでぃーから、頑張って完結させてなぁ??2005-11-18 20:36:00 -
114:
トウヤ
皆さん上げてくれて感謝します!
本当にマイペースになりますが、頑張ります。2005-11-19 13:43:00 -
115:
トウヤ
「…っていう感じかな。二人はどうなんだ?俺いきなりだし、名前も聞いてないしさ。いきなりこんなVIP待遇で正直驚いてるっつーか」
「そら〜そうだよね〜んじゃヒカリ次してよ」
常に微笑を絶やさぬ紫苑がシャンパングラスを回しながら言った。
2005-11-19 13:54:00 -
116:
トウヤ
食べていたパンを飲み込み、ペリエで流し込むと立ち上がる。
「あたしはヒカリ。分かると思うけど、大阪生まれやねん。まぁなんでこっち来たかはさておき。ん〜仕事?なんて言うたらええかあんま分からんけど、さくっと言うと個人SMやってるねん。店舗ととかには属してなくて…村上隆のトパーズって本読んだことない?まぁ簡単に言うと個人契約のSM嬢ってやつやな。あっ、引いた?普通の人やから大丈夫やで」
と一気に言い切った。2005-11-19 14:05:00 -
117:
トウヤ
「S…M…」
突然のことに言葉がすぐに紡げず、一瞬沈黙。
「…あはははは!!ほら、ビックリしてるよ!ヒカリ。あんま普通の人を驚かせたらダメだろ〜??」
「だってさぁ、それ以外説明できんくなぁい??」2005-11-19 14:13:00 -
118:
トウヤ
「もっとオブラートに包んでやさし〜くまろやかに説明しなよ」
「もぉイイって!はい次紫苑!」
「ただいま紹介に預かりました、僕が紫苑。もう名前は分かるよね。僕の仕事は愛人さ。男でも女でも飼ってくれる人なら誰でも飼われる。言うなればペット業だね」2005-11-19 14:17:00 -
119:
トウヤ
頭がくらくらしてきた。
俺もたいがいまともじゃない生活をしてきたつもりだが、この二人は何でこんな爽やかに、こんな激しい職業を暴露してるんだ。
「みてみて、ヒカリ。トウヤ君本気で困ってるじゃん」
2005-11-19 14:27:00 -
120:
トウヤ
「ヒカリより、あんたのほうが困らしてるんちゃうん?あ、ちなみにトウヤはいくつなん?」
「あっ、俺は今年20歳だけど」
「ほんと〜??僕ら三人とも同い年じゃん。奇遇だね〜せっかくだし、トウヤ君家おいでよ。僕ら一緒に住んでるんだ。ルームメイトってやつ」2005-11-19 14:32:00 -
121:
トウヤ
「どうせ今ホストの狭い寮にでも住んでるんだろ?部屋余ってるし。トウヤ君悪いやつじゃなさそうだしね。こういうのも何かの運命だと思わない?」
「ほんまやなぁ!みんなで住もうや。みんなですんだら楽しいで?いいやろトウヤ」
いったい何がどうなってこういう展開になってしまったんだ?まだ会って2時間ほどしか立ってないのに。
「いや、いいやろっていうか…。なんで俺にそんなこというの?ってよりなんで俺にそんな気を掛けてくれるんだ?」2005-11-19 14:37:00 -
123:
名無しさん
おもろい??頑張って下さい〜??
2005-11-20 12:09:00 -
124:
名無しさん
????????????????????????
2005-11-20 13:19:00 -
125:
名無しさん
????????
2005-11-20 15:30:00 -
126:
トウヤ
見てくれている人ありがとうです★
エラーなるかもしれませんが書けるだけ書いていきます!2005-11-21 02:52:00 -
127:
トウヤ
紫苑とヒカリがビックリしたような顔こちらを見る。
そしてふいにヒカリが言う。
「んじゃあ、トウヤはなんで得体の知れないあたしらに着いて来たん??」
「それは…」2005-11-21 14:34:00 -
128:
トウヤ
思わず言葉に詰まる。
「なんて言うか。なんとなく着いて行きたくなったっつーか…?難しいことはよくわかんないんだけど。直感みたいな感じかな」
「やろ?あたしもそうやもん。物事に理由とかいらんくない?なんも感じやんやつをご飯に誘ったり、ましてや紫苑が一緒に住もうとかいわへんやん。なんか感じるものがあって、お互い何か感じて、引き寄せられてるからここにこうやっておるんちゃうんかな」
2005-11-21 14:48:00 -
130:
トウヤ
紫苑が付け合せのチェリーを口に頬張りながら頷いた。
「そういうことだよ、トウヤ君。まぁ家の件はどちらでもいいよ、強制できることではないし、いきなりの話だしね…」
「いや、俺一緒に住むよ!!」
自分でもビックリするほど大きな声。俺はとっさに言ってしまった。2005-11-21 14:58:00 -
131:
トウヤ
何も考えず、それこそ直感で。
こいつらに何を感じたのか自分でもよく分からなかったが、なんとなくこいつらと一緒にいたい気がした。打算も何もなく。
「ほんじゃあ、決まり!!荷物とかほとんどないんでしょ!?今から引越ししようよ」
「まぁじで!?今から!?しゃーないなぁ…よっしゃ、ほなやろかぁ〜」2005-11-21 15:03:00 -
132:
トウヤ
俺に発言権はないらしい、どんどん話が進み、その日の2時間後のは俺は紫苑とヒカリが暮らすマンションに座っていた。
彼らが住むマンションは都心のど真ん中。
広さは半端ない。
最近テレビで見た、「社長のゴージャスマンションライフ特集」にでていた家のようだ。
2005-11-21 15:11:00 -
133:
トウヤ
大きくとられた窓からは眠らぬ街の光が輝いている。
もう少ししたら、ビルの間から朝日が昇って綺麗なのだろう。
「トウヤ君、ドンキでいろいろ買ってきたから、あとは自分でコーディネートしなね〜、なんかあったら部屋きて」
そういい残し部屋の扉が閉められた。2005-11-21 15:14:00 -
134:
トウヤ
もともとゲストルームであっただろう部屋のベッドに突っ伏してみる。
かなりフカフカだ。寮の薄っぺらな布団とは全然寝心地が違うな…それにしても今日はなんだかいつにもまして濃い一日だった…。
そんなことを考えているうちにいつの間にかトウヤは眠りに着いた。2005-11-21 15:17:00 -
135:
トウヤ
次の日、いつものように出勤し、仕事にかかる。でも今日はいつもとは違っていた。
「トウヤさんVIPルームにお客さんがいらしてます」
VIP??お客もいない俺が何でVIP?
不思議に思いながらVIPに向かうとその光景に唖然とする。2005-11-21 15:21:00 -
136:
トウヤ
見た顔が一人、といかにもお金持ちそうなマダムが2人。
紫苑が微笑みながら手を振っていた。
「来ちゃったよ〜あはは、ビックリしすぎだから」
「ああっと、いらっしゃいませ、トウヤです!お席失礼します」2005-11-21 15:23:00 -
137:
トウヤ
あっけにとられつつ、席に座る。
「お前…なんで??」
「仕事中のトウヤ君を見とこうと思ってね〜。ちなみにこの彼女は僕のご主人様の京子さん。そちらにいらっしゃる美人さんは麻美さん。貿易会社の代表をされてるんだ。」
「はじめまして、トウヤ君。うちの紫苑と仲良くしてくれてるんだって?紫苑に一度会わせたいって言われてね、お邪魔しに来ちゃったわ」2005-11-21 16:02:00 -
138:
名無しさん
リアルタイム更新中やん?今日一気に読みましたぁ?おもしろぃ?頑張れぇ?
2005-11-21 16:05:00 -
139:
トウヤ
余裕のある緩やかな喋り口。
年は両方とも40を過ぎたくらいだろうか、上質な仕立ての服。金のかかった肌、指には大きな宝石が輝く。
「いえ、紫苑君には僕のほうこそお世話になってます。こんな美しい女性にお会いできて光栄ですよ」
作り笑顔でにっこり微笑んだ。2005-11-21 16:08:00 -
141:
トウヤ
「ふふ、若い子は元気があってかわいいわね。京子が紫苑君にハマってる理由が分かるわ。こちらまで元気になりそうだもの。みんなで乾杯しましょうか。トウヤ君このお店のお勧めのシャンパンかワインあるかしら?」
「今すぐリストを持ってこさせますね!麻美さんはワインがお好きなんですか?」
ボーイにリストを持ってこさせると京子と麻美に良く見えるようにおく。リストを見ながら麻美と京子はどれにするか話し合ってるようだ。
「ここの席の売り上げはトウヤ君のお給料になるのよね?それならちょっといい物を頼んであげるわね」2005-11-21 16:15:00 -
142:
トウヤ
そういうと麻美はこちらにチラッと視線を送った。
「あら、麻美トウヤ君のこと気に入っちゃったんじゃないの。トウヤ君、しっかり麻美にかわいがってもらいなさいな」
「やだ京子ったら、こんなおばさん相手にするわけないじゃないの」
「なんでそんな事言うんですか、麻美さんお綺麗なのに…」
「そうそう、っていうか麻美さんと同い年の京子さんとラブラブの僕に失礼じゃないですか〜!!」2005-11-21 16:20:00 -
143:
トウヤ
アハハ…とVIPルームに笑いが巻き起こる。
「それじゃこのシャンパンと、ワインを。それとチーズと生ハムの盛り合わせもいただけるかしら」
「よろこんで!」2005-11-21 16:22:00 -
144:
トウヤ
その日京子と麻美は結局100万近くを使って帰って行った。営業終了後店長のシンゴが声をかけてきた。初めての事だ。「トウヤやるなぁ!この調子で頑張れよ。お前もこれでE'Sの一員だな。よろしく頼むよ」ぶっちゃけちょっとうれしかった。自力ではないものの、こうやってお客さんが来てくれて、自分がホストとして認められたんだ。
2005-11-21 16:28:00 -
145:
トウヤ
来る日も来る日もキャッチに明け暮れ、まともに相手をされない日々が報われた気がした。
適当にやってたときとはまったく違う。ほんとに叫びだしたいくらいうれしかった。2005-11-21 16:30:00 -
147:
??
みてまぁす??
2005-11-21 19:04:00 -
148:
名無しさん
あげ?
2005-11-21 22:48:00 -
149:
?
書いて???
2005-11-23 16:59:00 -
150:
名無しさん
おもろい??はまった?頑張ってください?
2005-11-23 17:41:00