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俺ら、いくらで買ってくれますか?
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1:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
ようやく夢に見たNO.1にのしあがった。今、あいつらは二人は今何やってるんだろう?
紫苑、ヒカリ。
たまには俺だって感慨深くなるさ。
会いてぇな、お前らに。2005-11-09 22:42:00 -
80:
憂奈
待ってまぁす?
2005-11-15 17:04:00 -
81:
トウヤ
時間出来たので、少しだけ書いていきます。しかし言ってもまだ一週間。焦ってもしょうがない、一ヶ月もするころには仕事も覚えなんとかE'Sにもなじめてくるだろう。そう思っていた。
2005-11-15 19:32:00 -
82:
トウヤ
だが一ヶ月後も自体は変わらない。指名もない。さすがに焦りが生じてくる。
トウヤの少し後の入ったカイは、今までにどこかでホストをしていたらしく、もうすでに何人かの指名客を持っていた。
…このままじゃカッコもつかねぇ…。
何か自分で行動を起こさないと、まずいよなぁ。2005-11-15 19:35:00 -
83:
トウヤ
そう思いみんなより早起きし、街頭キャッチを始める事にした。
「すいませ〜ん、今時間あります??」
「・・・」
「仕事から帰るの?どっか遊びに行くの?
「・・・」2005-11-15 19:37:00 -
84:
トウヤ
ナンパには自信があったトウヤだがことごとく素無視される。
この街では、返事を返すなり笑って断るなり、そんな愛想もクソもないのか!?
毎日毎日路上に立つが、成果は一向に上がらない、よくて電話番号を聞き出せるだけだ。2005-11-15 19:39:00 -
85:
トウヤ
俺、ホスト無理なのかもな…。
来る日も来る日も失敗の連続。今日も休みの日を割いてキャッチをしている。さすがに落ち込んで、街の片隅でしゃがみ込んでいた。
季節はもうすぐ冬だ。
深夜になると少し息が白くなる。2005-11-15 19:42:00 -
86:
トウヤ
タバコをあまり星の見えない空に向かって吐き出す。
東京は甘くねぇ…かぁ。
吐き出し、正面を向くと女が一人しゃがみ込んでこちらを向いている。
「うわぁって、びっくりした〜!!どしたの!?」2005-11-15 19:51:00 -
87:
トウヤ
不意のことで驚き、思わず意味の分からない声を出してしまった。
「・・・タバコ、セッタ??一本くれへん?」
「関西弁…はじめて聞いた!!すげぇなぁ!儲かりまっかぁとかいうんだろ!?」
タバコを差し出し、初めて関西弁に少し興奮しながら答えた。2005-11-15 19:55:00 -
88:
トウヤ
「ありがと、ってかそんなん言わへんしな。日曜やのにキャッチ?仕事めっちゃ頑張ってんなぁ」
そういうと、黙って火をつけ、重いタバコを灰に入れていく。
暗めの茶髪。お姉系の服。落ち着いた声と喋り口。
「そうだよ。東京は厳しいからなぁ、全然指名とか取れないしさ。カッコつかないだろ??ちょっとは頑張らないとさ」2005-11-15 20:00:00 -
89:
トウヤ
わざわざこんな事言うこともなかったが、その落ち着いた口調に思わず本音が口をついた。プライベートで誰も喋る相手もいなかったし、ストレスもたまっていたのだろう。
「大変やでぇ、こんな混沌とした街で生き延びるのは。誰を信じたらいいのか、何を生きる糧にしたらいいのか、それを見つけることもしんどいしな」
細く長い指で、汚い地面に灰を落としながら女は言った。
2005-11-15 20:12:00 -
90:
トウヤ
「女の子一人でこんな場所いたら危ないよ??待ち合わせでもしてるの?こんな時間から。」
すでに時刻は深夜二時を過ぎている。日曜のため人影もまばらだ。
「せやで〜。友達が一人仕事終わってもうすぐ来るねん。あんたも暇やったら一緒に飯でも食いにいくかぁ?金とかは心配せんでもええしさ」
2005-11-15 20:21:00 -
91:
トウヤ
タイミングを見計らったかのように、彼女の携帯から着メロが鳴り響いた。
「もしもし??あんた遅いわ!なんかなぁ、一人オス犬拾ってんかぁ!飯連れてって言いやろ〜?うん、わかった。待ってるなぁ」
「いやいや、オス犬って、お姉さんそりゃあんまりだよ」
電話を切ると同時に爆笑してしまった。2005-11-15 20:27:00 -
92:
トウヤ
「あんた犬っぽいやんか、普通に。拾われて感謝せなあかんで!」
彼女も笑い返す。微笑んだ顔は少しタレ目でふっくらした厚い唇がかわいかった。
「あっ、紫苑!ここやで!」
彼女が勢いよく立ち上がり、手を振った。2005-11-15 20:30:00 -
93:
トウヤ
紫苑かぁ…綺麗な名前だなぁ、なんて思いながらトウヤも立ち上がり、彼女が手を振った先に視線を向ける。
視線の先には思わず息を呑んでしまいたくなるほど、華奢で、綺麗で、一目見ただけで人を釘付けにいてしまいそうな、男がいた。
「それが噂の子犬ちゃん〜?男前じゃん。いい拾い物したねぇヒカリ」
男がすたすたこちらに近づいて、よぉ、と手を上げ笑いかけてきた。2005-11-15 20:37:00 -
94:
トウヤ
絶世の美男、紫苑。
関西弁の女、ヒカリ。
この二人が俺の人生をああも引っ掻き回すなんて、このときの俺は全然思いもしなかった。2005-11-15 20:39:00 -
95:
名無しさん
????????????
2005-11-15 23:10:00 -
96:
名無しさん
?00(*´・д)(д・`*)ネー
2005-11-16 00:54:00 -
98:
名無しさん
?????
2005-11-16 16:08:00 -
100:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
みなさんあげてくれてありがとうございます★
少しですが更新していきます!2005-11-18 03:06:00 -
101:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
どこにいくかと着いて行ってみると、有名ななクラブだった。SPに目配せし、紫苑がずんずん奥に進んでいく。
ヒカリも物怖じしていない様子から何度も足を運んでいることがうかがえた。2005-11-18 03:09:00 -
102:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
フロアをあがり、一番奥に進んでいくと防音ガラスで仕切られたVIPルームになっていた。
大きくやわらかそうな白いソファに紫苑とヒカリがどかっと座る。
「何つっ立ってるの?早く座りなよ」2005-11-18 03:13:00 -
103:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
紫苑にうながされて、あわてて席についた。
「これはこれは、いつもありがとうございます」
黒服の男が頭を深々と下げにくる。ネームプレートにば支配人"の文字。
「お腹すいてるし、なんか適当に持ってきてよ」2005-11-18 07:59:00 -
104:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
ガラスが防音になっているので、外の喧騒はあまり伝わってこない。
日曜なのにかかわらずフロアのなかは人で溢れかえっている。
トウヤはガラス越しに人々の熱気をぼーっとみていた。2005-11-18 08:06:00 -
105:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
「お待たせいたしました」次々とテーブルに料理が運ばれてくる。
シャンパンが抜かれ、各々の前にグラスが並べられた。
「んぢやぁ、よい拾い物をした記念に乾杯でもしようか」2005-11-18 08:25:00 -
106:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
乾杯を交わし、出された料理に箸を付ける。キャッチをずっとしていて何も食べていなかったのに今気付いた。
うまいなぁ〜コレ…。二人に目をやるとなごやかに会話している。ふと疑問がよぎった。2005-11-18 14:44:00 -
107:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
こいつらはいったい何者なんだろう?若いのにこの待遇、この羽振り。
同じ業界か?それとも…?「子犬たんどぉしたぁん、うちらの顔じっと見て。言いたい事あったらはっきりいいやぁ!」
視線に気付き、ヒカリが言葉を投げ掛けてくる。2005-11-18 14:48:00 -
108:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
「じゃぁ聞くけどお前ら一体…」「何者なんだ?って聞きたかったんでしょ」
トウヤから言いおわる前に紫苑が言葉を遮った。
心を読み透かされた気分になり少し恥ずかしくてうつむいてしまう。2005-11-18 14:53:00 -
109:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
「そうだね、自己紹介もまだだった。子犬君からまずしてよ、いいだろ?」二人の視線に見つめられ、気まずいながらも口を開く。「…俺はトウヤ。山崎透夜。いろいろあって今E'Sっていうとこでホストをしている…」簡単に今までの経緯を話す。
2005-11-18 14:58:00 -
110:
名無しさん
????????????????????????
2005-11-18 15:56:00 -
111:
ぉまめ ◆X/l2UzVPhE
感想ありがとうございました☆しおり☆
2005-11-18 16:44:00 -
113:
あぃか ◆IzbMcnjBBo
今日初めて見て一気に読んだょ??
すごぃおもしろぃっ??時間ぁる時ゅっくりでぃーから、頑張って完結させてなぁ??2005-11-18 20:36:00 -
114:
トウヤ
皆さん上げてくれて感謝します!
本当にマイペースになりますが、頑張ります。2005-11-19 13:43:00 -
115:
トウヤ
「…っていう感じかな。二人はどうなんだ?俺いきなりだし、名前も聞いてないしさ。いきなりこんなVIP待遇で正直驚いてるっつーか」
「そら〜そうだよね〜んじゃヒカリ次してよ」
常に微笑を絶やさぬ紫苑がシャンパングラスを回しながら言った。
2005-11-19 13:54:00 -
116:
トウヤ
食べていたパンを飲み込み、ペリエで流し込むと立ち上がる。
「あたしはヒカリ。分かると思うけど、大阪生まれやねん。まぁなんでこっち来たかはさておき。ん〜仕事?なんて言うたらええかあんま分からんけど、さくっと言うと個人SMやってるねん。店舗ととかには属してなくて…村上隆のトパーズって本読んだことない?まぁ簡単に言うと個人契約のSM嬢ってやつやな。あっ、引いた?普通の人やから大丈夫やで」
と一気に言い切った。2005-11-19 14:05:00 -
117:
トウヤ
「S…M…」
突然のことに言葉がすぐに紡げず、一瞬沈黙。
「…あはははは!!ほら、ビックリしてるよ!ヒカリ。あんま普通の人を驚かせたらダメだろ〜??」
「だってさぁ、それ以外説明できんくなぁい??」2005-11-19 14:13:00 -
118:
トウヤ
「もっとオブラートに包んでやさし〜くまろやかに説明しなよ」
「もぉイイって!はい次紫苑!」
「ただいま紹介に預かりました、僕が紫苑。もう名前は分かるよね。僕の仕事は愛人さ。男でも女でも飼ってくれる人なら誰でも飼われる。言うなればペット業だね」2005-11-19 14:17:00 -
119:
トウヤ
頭がくらくらしてきた。
俺もたいがいまともじゃない生活をしてきたつもりだが、この二人は何でこんな爽やかに、こんな激しい職業を暴露してるんだ。
「みてみて、ヒカリ。トウヤ君本気で困ってるじゃん」
2005-11-19 14:27:00 -
120:
トウヤ
「ヒカリより、あんたのほうが困らしてるんちゃうん?あ、ちなみにトウヤはいくつなん?」
「あっ、俺は今年20歳だけど」
「ほんと〜??僕ら三人とも同い年じゃん。奇遇だね〜せっかくだし、トウヤ君家おいでよ。僕ら一緒に住んでるんだ。ルームメイトってやつ」2005-11-19 14:32:00 -
121:
トウヤ
「どうせ今ホストの狭い寮にでも住んでるんだろ?部屋余ってるし。トウヤ君悪いやつじゃなさそうだしね。こういうのも何かの運命だと思わない?」
「ほんまやなぁ!みんなで住もうや。みんなですんだら楽しいで?いいやろトウヤ」
いったい何がどうなってこういう展開になってしまったんだ?まだ会って2時間ほどしか立ってないのに。
「いや、いいやろっていうか…。なんで俺にそんなこというの?ってよりなんで俺にそんな気を掛けてくれるんだ?」2005-11-19 14:37:00 -
123:
名無しさん
おもろい??頑張って下さい〜??
2005-11-20 12:09:00 -
124:
名無しさん
????????????????????????
2005-11-20 13:19:00 -
125:
名無しさん
????????
2005-11-20 15:30:00 -
126:
トウヤ
見てくれている人ありがとうです★
エラーなるかもしれませんが書けるだけ書いていきます!2005-11-21 02:52:00 -
127:
トウヤ
紫苑とヒカリがビックリしたような顔こちらを見る。
そしてふいにヒカリが言う。
「んじゃあ、トウヤはなんで得体の知れないあたしらに着いて来たん??」
「それは…」2005-11-21 14:34:00 -
128:
トウヤ
思わず言葉に詰まる。
「なんて言うか。なんとなく着いて行きたくなったっつーか…?難しいことはよくわかんないんだけど。直感みたいな感じかな」
「やろ?あたしもそうやもん。物事に理由とかいらんくない?なんも感じやんやつをご飯に誘ったり、ましてや紫苑が一緒に住もうとかいわへんやん。なんか感じるものがあって、お互い何か感じて、引き寄せられてるからここにこうやっておるんちゃうんかな」
2005-11-21 14:48:00 -
130:
トウヤ
紫苑が付け合せのチェリーを口に頬張りながら頷いた。
「そういうことだよ、トウヤ君。まぁ家の件はどちらでもいいよ、強制できることではないし、いきなりの話だしね…」
「いや、俺一緒に住むよ!!」
自分でもビックリするほど大きな声。俺はとっさに言ってしまった。2005-11-21 14:58:00