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俺ら、いくらで買ってくれますか?
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1:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
ようやく夢に見たNO.1にのしあがった。今、あいつらは二人は今何やってるんだろう?
紫苑、ヒカリ。
たまには俺だって感慨深くなるさ。
会いてぇな、お前らに。2005-11-09 22:42:00 -
232:
さく
待ってます
2005-12-02 19:04:00 -
233:
トウヤ ◆fnkquv7jY2
なかなか毎日更新できず申し訳ないです。
さくさん、いつもありがとうございます。
みほさん、コレはフィクションです。一応登場人物は実在人物を参考にはしていますが、脚色がおおいです。
名無しの皆さん、見てくださってありがとうございます。なかなか毎日更新できず心苦しいです。気長に見てやってください。2005-12-03 07:18:00 -
234:
トウヤ
白くて無機質な個室のドアをあけると、ベッドに横たわるヒカリがこちらを見た。
顔は青白かったが、意識はしっかりしているようだ。右手は点滴に繋がれている。
「ヒカリ、どう〜??またやったんだって?こんななってちゃダメじゃん」
さっきの感じとはうって変わって、すこぶる明るく紫苑が話しかけた。2005-12-04 08:07:00 -
235:
トウヤ
申し訳なさそうなに、ヒカリが少し笑う。
「ごめんな。また…迷惑かけてもうたな。トウヤもごめんね??」
そう声をかけられて、かたがビクッとなった。
「お…おうっ!!体調はどうだ?」2005-12-04 08:09:00 -
236:
トウヤ
しまった、声がおかしかったか…。
個室用に設けられた椅子に座りながら、なんて声をかけていいのか必死に頭を回転させる。
ぎこちない感じが彼女に伝わってないだろうか?
引いた…というよりも、驚きと同様がトウヤの頭を支配している。
2005-12-04 08:12:00 -
237:
トウヤ
「僕、お医者さんに話し聞きに行って清算とかしてくるね〜」
そういい残し、紫苑が静かに席を立った。
沈黙。
開けた窓から風が吹き込み、カーテンをなびかせる。2005-12-04 08:15:00 -
238:
トウヤ
「…その様子やったら、紫苑に聞いたんかなぁ?」
すこしうつむきながら。フフっと自嘲気味に笑った。
「ゴメン」
何を謝る事があるのかそれさえも分からなかったが、謝罪の言葉が口から出た。2005-12-04 08:17:00 -
239:
トウヤ
なんだか聞いてしまったことが申し訳ないような気がした。
「なんで謝るん?謝る必要ないやろ?」
いつものように優しく響くヒカリの声。
押し殺したような、優しくかぶせかけるようなヒカリの声。2005-12-04 08:18:00 -
240:
トウヤ
不意に涙が頬を伝った。
泣いている自分に驚く。
「何を泣いてるんねん男の子が。ビックリさせたんやな。こっちこそゴメンな?変な身体に育ってしまってん。でも大丈夫やで?あたしは大丈夫」
そう言いながら点滴のついていない左手で、優しくトウヤの頭を撫でた。2005-12-04 08:21:00 -
241:
トウヤ
「トウヤは優しい子なんやね。人のことで涙を流して…。泣かんでもいいよ。もう大丈夫やからね」
優しい羽毛のような言葉と、血の気を失い、少し冷たくなった手がなんとも言えず心地よかった。
たったそれだけの行為が、トウヤの心に響く。
2005-12-04 08:23:00