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絵利香の整形・夜日記
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1:
沙里奈
「あんたはホンマぶさいくやね〜。ホンマにお母さんの子なん?笑」 「ぶさいく!あっち行けや!ぶさいくがうつる!」 毎日言われてきた。そう、あたしは自他共に認めるぶさいくである。
2006-04-02 17:01:00 -
260:
沙里奈
それからの仕事はほとんどうわの空だった。キャバ時代のお客さんが来てくれたにもかかわらず、お酒はこぼすは、人の話は聞いてないはで散々だった。「ちょっと絵利香ちゃん!さっきから何やってんの!仕事やねんからちゃんとして!」ママから激がとぶ。「すいません……。」最悪な状態でその日の営業は終了した。
2006-05-05 23:47:00 -
261:
沙里奈
……着いた。ここが涼の店。ここに涼がいる。 《club LOOP》あたしは勢い良く扉を開けた。 「いらっっしゃいませぇぇっ!」ビクッ!ホストの声にびっくりした。「おっ新規さんですか!?口座は誰にするか決まってる!?」「あ、涼君で……。」「オッケイ!席案内するわな!」あたしはそのホストの後に着いていった。「ここでちょー待っててな!」そう言ってそのホストは去っていった。
2006-05-06 00:03:00 -
262:
沙里奈
あたしは待ってる間、店内を見渡した。席は八割方埋まっている。その中でドレスだったのはあたしだけだった。
2006-05-06 00:11:00 -
263:
沙里奈
「絵利香!?何で来たん!?来るなって言ってたのに!」「あ、ごめん。あたし、伝えたい事あって…。」「何?今更何かあるん?」涼は冷たかった。「あるわ!やっと素直になろうと思って。あたし…あたしも涼が好き。涼に引かれてる。」「……まぢで!!?俺で、いいん?」「こっちこそ絵利香でいいん?」あたしは泣いていた。涼のくれたドレスに涙が落ちた。
2006-05-06 00:38:00 -
264:
沙里奈
今日はここまでにしときます???ぉやすみなさぃ???
2006-05-06 00:40:00 -
265:
名無しさん
しぉり?ゆっくり寝てくださぃね??また続き楽しみにしてます?
2006-05-06 01:01:00 -
266:
名無しさん
あげ??
2006-05-06 14:58:00 -
268:
ゆぅ?
おもしろい???????頑張ってなり??????
2006-05-06 15:47:00 -
269:
沙里奈
皆様?ありがとうございます??頑張りまーす??
2006-05-06 20:27:00 -
270:
沙里奈
「あは、ごめん何か涙が……。」「俺、ホスト上がるわ。」涼は急に切り出した。「えっ…なんで?」「絵利香嫌やろ?こんなんしてるのが彼氏なんて。」「嫌、べつに…。」正直、別にどっちでもよかった。あたしは今の涼が好きだと思ったし、辞めても辞めなくてもどっちでもいい。「俺、昼間の仕事就くわ!ほんで一緒に住も!あっ、でも別に絵利香は仕事辞めんでもいいで?したかったらしていいと思うし。」
2006-05-06 20:34:00 -
271:
沙里奈
えっ!一緒に住むって話早ッ!!あたしは驚きを隠せないでいた。「き、キモチは嬉しいけど、ちょぉ待って?あたしは別にホストやっててもいいと思うよ?涼、もうすぐNo.1なるって張り切ってたやん?」あたしは何とかなだめようとした。「それは、そうやねんけど…。でも俺、絵利香に信用されたいし。夜遊びでバンバン叩かれる男なんて嫌やろ?」「えっ、叩かれてんの?!」あたしは夜遊び自体は知っていたけど見たことはなかった。「うん…。絵利香のことも書かれてる。」「はぁ何で!?」 そしてあたし達は夜遊びを一緒に見ることにした。
2006-05-06 20:41:00 -
272:
沙里奈
《涼の女ってRINGの絵利香!?》《そうやで。涼は店にも通ってるしバリベタボレって感じ。》《あの女、あゆ気取っててばり嫌い。》《でもかわぃーゃん♪》《はい、自作ぉつかれ。》 何コレ!!??自作とか書かれてるしバリ痛いやん!
2006-05-06 20:45:00 -
273:
沙里奈
「な?だから嫌やろ?」「嫌ってゆうか…びっくりした…。」あたしはボーゼンと携帯の画面を見つめていた。そしてあたしはしばらくたった後、重い口を開いた。「でも、いいよ?涼がホストでも。二人でNo.1になろぉや!こんな風に叩かれのって人気者の証拠やん!」「…ほんまに良いん?」涼はあたしの手を握った。「うん。二人で頑張ろう!」「おっしゃ、わかった!二人でてっぺんとろう!」そしてあたし達はガッチリ握手した。
2006-05-06 20:53:00 -
274:
沙里奈
その夜、あたしはラストまでいて初のホストクラブを目一杯楽しんだ。 「じゃ、サンクスで待っといてな!?」「わかった!早くね!」あたしは涼の家に行く約束をしていた。 正直、緊張しまくっていた。なぜなら、あたしは処女だったからだ。ここまで来たら、たぶんHするだろぅ…。あたしは経験のない自分を恨んだ。 18にもなって処女って、やっぱ恥ずかしいことやんな…。あたしは立ち読みをしながらそんなことを考えていた。
2006-05-06 20:59:00 -
275:
沙里奈
今から飲みに行くので更新中断しますね???それにしても久々のお酒にびびってます笑 ではまた夜更新しまーす??
2006-05-06 21:03:00 -
276:
名無しさん
お疲れ様です?更新楽しみにしてまつ?
2006-05-06 21:32:00 -
277:
名無しさん
話おかしいけど?なんで初めの客の川中さん?て人は口座になったん?店に来てるって事は誰かの口座って事やろ?口座変えしたん?ありえへん?それにクラブって送りないで。
2006-05-06 21:39:00 -
278:
名無しさん
クラブで送りあるとこはあるやろうけど 口座替えはご法度やろ? 元々いた口座が店止めるまで無理やろ?
2006-05-06 21:48:00 -
279:
名無しさん
口座変えしようと思ったらできるけど何か理由ないと無理やなぁ?そんなすぐ変えれるもんちゃう?一元無理やし口座ないとこられへんし
2006-05-06 22:04:00 -
280:
名無しさん
まぁその辺さはいいやんか
2006-05-06 22:18:00 -
281:
名無しさん
ママの昔からの付き合いッて言ってたからママの客ちゃうん?
2006-05-06 22:24:00 -
282:
名無しさん
て事はママ口座やろ?
2006-05-06 23:04:00 -
283:
名無しさん
ゴタゴタうっさい
2006-05-06 23:21:00 -
284:
沙里奈
ママ口座というか、ママが絵利香に譲ったみたいです??あたしはキャバ出身なんでクラブのことはよくわからないんですが、絵利香がそう言ってました??川中さんは一元さんではなく昔から通ってる人みたいです??今から更新します???
2006-05-06 23:22:00 -
285:
沙里奈
すると、涼が現われた。「ごめん〜お待たせぇ。」「や、いいよいいよ。」「ほなら行こかぁ〜。」 ドキドキドキドキ。 涼のマンションに着いた。あたしは緊張のあまり気分が悪くなっていた。 「どうしたん!?顔色悪いで!?」「や、大丈夫……。」涼の部屋はTHE男!って感じだった。散らかってて、カップラーメンのゴミがそこらに散乱していた。
2006-05-06 23:32:00 -
286:
沙里奈
部屋に入ったとたん、涼がキスしてきた。「ん…。」 「俺、ずっと絵利香のこと好きやった…。もう我慢できひん…。」涼の手があたしの胸をつかむ。「アッ、はぁ…。」 どうしよう…処女だと言うべきか言わざるべきか…。涼はあたしをお姫様だっこし、ベッドまで連れていった。
2006-05-06 23:37:00 -
287:
沙里奈
涼の指があたしの中に入ってくる。「痛っ……。」「え?濡れてるのになんで?」涼が不思議そうな顔で尋ねる。「あ、あたし…実は処女やねんやん…。」「えっ!まじで!?」「まじ…。引いた?」「引かへんけど…俺でいいん?」「うん…。涼がいい。して?」あたしは勇気を振り絞って告げた。
2006-05-06 23:43:00 -
288:
沙里奈
涼があたしの中に入ってきた。「いったぁ!いたたた!まじで!?こんな痛いの!?」「ちょ、黙って……。」キスで口をふさがれた。「俺、絶対絵利香のこと大切にするから…。」 そんなこんなで、あたしは処女を失った。 感想は……痛かった。ただ、それだけだった。
2006-05-06 23:47:00 -
289:
沙里奈
↑略なしです?
2006-05-06 23:48:00 -
290:
名無しさん
質問なんですけど、この話は実話ですか?主さんのお友達の話なんですか?とっても楽しみにしてます?
2006-05-07 01:55:00 -
291:
名無しさん
クラブにホストと同伴なんかする子見た事ない ホストと同伴なんか恥ずかしいし…
2006-05-07 01:58:00 -
292:
名無しさん
うん。クラブは送りもないし。なんか変。
2006-05-07 01:59:00 -
293:
名無しさん
実話ぢゃなぃなら実話ぢゃなぃって言ってくれた方が逆に楽しく見れるょな??
2006-05-07 02:02:00 -
294:
名無しさん
アロー系のクラブは送りあるし普通にあるとこあるよ
2006-05-07 02:03:00 -
296:
名無しさん
そんなん指摘したらまた主がゴタゴタうっさい?って言ってくるで?笑
2006-05-07 02:08:00 -
297:
名無しさん
アローいつから送りある様になった?
2006-05-07 02:09:00 -
298:
名無しさん
これは主の願望小説なのかもね★
そういう裏事情と結末も見えたから私はもう見ないけど主頑張ってネ☆
2006-05-07 02:11:00 -
299:
名無しさん
友達の話なんやからそりゃ あやふやなとこあるやろ 主がんばれ?
2006-05-07 02:15:00 -
300:
名無しさん
ぁたかもェリカかが実在?するかのョ〜ニ ェリカを登場させたり?実話?って言ったり?宣伝力?はアッタとダケ言ってぉこぅ?ワラ
2006-05-07 02:17:00 -
301:
名無しさん
こんなんほっといてかいてな?
2006-05-07 02:18:00 -
302:
名無しさん
送りあろがなかろうがクラブで働いてた人ならなんかおかしいって事は分かってるやろ
2006-05-07 02:22:00 -
303:
名無しさん
あたしはこういう話は実話とは思って読んでないからいいけど、
事実とか言ってもバレるしやめとった方がいいのかもね
叩きとか突っ込みに耐えれないならば…。
2006-05-07 02:52:00 -
304:
名無しさん
私は、クラブのホステスやけど最初お金がない頃終電なくて帰れなかったから送りしてもらってたよ。
2006-05-07 03:22:00 -
306:
名無しさん
ぁたしアローだよ?
送りあるし??322がしったか(笑)2006-05-07 04:21:00 -
309:
絵利香
この話は実話ですよo(^-^)oぁたしの勤めるとこは送りもぁったし、ホストと同伴しようが何だろうが一元さんとか関係ないとこでした。沙里奈は本当のことを書いてるし、かわぃそぉなんでやめてあげてくださぃ(Θ_Θ)絵利香からのおねがいでした('-^*)/
2006-05-07 05:30:00 -
310:
名無しさん
なんか作り話って思い始めてから絵利香って奴が出てきたら主がまた一人二役で大変そうやな〜とか思ってまうワラ
2006-05-07 05:33:00 -
311:
名無しさん
クラブで働いてたけど 送りなかった ちなみに私はアロー働いてたよ アフターとかあるやろうしさ‥
2006-05-07 06:33:00 -
312:
名無しさん
うちもアロー働いてたけど送りなかったよ
2006-05-07 06:53:00 -
313:
名無しさん
あたし周年で同伴ノルマギリギリだった時、口座に同伴お願いしたことアルょ?ワラ。でも送りのあるクラブは聞いたことなぃけど…
2006-05-07 08:29:00 -
314:
名無しさん
??????
2006-05-07 12:51:00 -
315:
ゅぅ??
ちおり?????????
2006-05-07 15:00:00 -
316:
名無しさん
整形して人生変わったってゅぅ物語やねんからクラブの送りあるとかないとか別にええやん 主さん楽しく読ませて頂いてますので最後までがんばって下さい。
2006-05-07 15:45:00 -
317:
沙里奈
色々意見があると思いますが、これはホントの話です??皆様、コメントどうもありがとうございます??あと、沙里奈は一人二役トカできません??引き続き暖かい目で見守ってくださいね?更新しまーす??
2006-05-07 16:48:00 -
318:
沙里奈
「なあ、絵利香?一緒に住まへん?」腕枕をしてくれながら涼があたしに言った。……だから展開早いって!あたしは涼のことは好きだったけど、同棲というものに興味はなかった。「う〜ん…。あたしは一人の時間が欲しいタイプやからなぁ…。考えさせて?」「わかった…。でも、ずっと一緒にいたいねん。俺の気持ちもわかって……な?」そう言って涼は眠りについた。
2006-05-07 16:54:00 -
319:
沙里奈
眠ってしまった涼の顔を見つめる。…サラサラの髪、スーッと鼻筋が通ったくせのない顔。長いまつげ。…文句のつけどころが無い男前。 ……いいなぁ。天然でこんな男前なんて。あたしなんかめっちゃ金かかってるし…。でも、そんな天然男前をゲットしたんや。…仕事も順調やし、やっぱ整形して良かった〜p(^^)qあたしは涼に抱きついて眠った。
2006-05-07 17:01:00 -
320:
沙里奈
ピピピピピピッ 「ん〜…ハッ!もうこんな時間!?今日同伴やった!」あたしは急いで着替えをすまし、寝癖でボサボサの頭にいつも持ち歩いているキャップをかぶり、これまたいつも持ち歩いているサングラスをスッピン隠しの為つけた。 まだ寝ている涼のほっぺたに軽くキスをしてあたしは涼の家を出た。
2006-05-07 17:06:00 -
321:
沙里奈
ご飯の用意するんで、また夜更新します??
2006-05-07 17:08:00 -
322:
名無しさん
頑張ってね?ご飯後の更新、楽しみにしてます?笑
2006-05-07 17:29:00 -
323:
名無しさん
????
2006-05-07 18:18:00 -
324:
??
??しぉリぃー??
2006-05-07 18:40:00 -
325:
名無しさん
シオリ???
2006-05-07 20:30:00 -
326:
沙里奈
皆様??たくさんのしぉりありがとぉございマス??最近ちょっとばかし荒れていたのでとっても嬉しいです??今から更新します??
2006-05-07 21:40:00 -
327:
沙里奈
向かうはセットサロン。今日はどんな頭にしよっかな〜などと考えてるその時。♪♪♪電話が鳴った。着信・涼 「はい!もしぃ?」「絵利香〜〜どこいったん!?目え覚めて絵利香おらんから俺、びっくりしてぇ〜。」なぜか甘えた声で涼は話し続ける。「戻ってきてぇ〜!どこにいんのぉ!?一人にすんなってぇ〜〜(;_;)」……………………………………ウザイネ(゚_゚)(。_。)
2006-05-07 21:48:00 -
328:
沙里奈
「てか今から仕事やし!今日キャバ時代の客と同伴なの!」あたしはイラついた口調で話す。「ええっ!同伴ってどんな奴と!?どこいくん!?なにするん!!」 …なにコイツ。ウザッッ!あたしは恋愛経験がゼロだったので自分でもわからなかったが、束縛されるのが大嫌いな様だ。「どんな奴って、普通のオッサンや!飯食って、茶ぁしばいて店行くだけじゃ!」あたしはついついヤンキー口調になった。
2006-05-07 21:55:00 -
329:
れな☆
今日の夕方、初めて〜この小説、知って。最初カラ、最後マデ見てました!主サン初めまして☆楽しみに見てるんで、終わりマデ頑張って下さぃね☆ 応援してますp(^^)q
2006-05-07 22:05:00 -
330:
沙里奈
「そ、そんな怒らんでもいいやぁん!」「てかあたしタク乗るからもう切る!」プツ!あたしは勢い良く終話ボタンを押した。 なんなんこの女々しさ!なんなんこの束縛!なんなんこの腹立たしさ!! あたしは半切れでタクシー乗り場からタクシーに乗り込んだ。
2006-05-07 22:06:00 -
331:
沙里奈
自分でもこの苛立ち具合にびっくりした。…あたしってあーゆう男嫌いなんやぁ。初めて知ったあ…。ってか!じゃあ何で付き合ってんの!!しかも処女まで無事捧げてしまったし…!!やってもぉーたぁ!!! あたしはタクん中で奥歯をギリギリいわせた。♪♪♪着信・涼♪♪♪
2006-05-07 22:14:00 -
332:
沙里奈
れなさん?読んでくれてありがとう???最後まで頑張りますねっっ?
2006-05-07 22:15:00 -
333:
名無しさん
オシリ
2006-05-07 22:23:00 -
334:
名無しさん
あ、間違えた。シオリ?
2006-05-07 22:24:00 -
335:
沙里奈
また電話やッ!!「もしっ!?何!」「絵利香〜いつ帰ってくるん?」は?一緒に住んだ覚えはないですが?「もぉ〜!さっきから束縛なんなん!!あたしそぉいうの大っっ嫌い!!」…よし!言ってやったぁ!!「………わかった。」プッ、ツーツー。…あーあ。切れちゃった。まっ、うっとぉしかったし調度良いわ!さっ、営業電話しよーっと!
2006-05-07 22:33:00 -
336:
沙里奈
「あっもしもしぃ!?中野さん!?今日なぁ……」…そんなこんなであたしは涼のことなどスッカリ忘れて、営業電話をかけ、セットに行き、同伴の待ち合わせ場所に行き、無事客と合流した。「おっ、絵利香久しぶりやな〜。綺麗なってぇ!」「ほんまに久しぶりやなぁ!何食べる!?」「寿司でも行こか〜(^-^)」「うんっっ(*^_^*)」
2006-05-07 22:50:00 -
337:
はな
質問なんですけど、どんなダイエットしてデブ卒業したんですか?私もデブ卒業したいです??
2006-05-07 22:51:00 -
338:
沙里奈
そのあとあたしはお寿司を食べ、コーヒーを飲んでお店に入った。「綺麗にしてくるからちょっと待っててねぇ〜!」「おーゆっくりしといで!」あたしは着替えにロッカーへ急いだ。コンコン。ロッカーのドアを誰かがノックする。「はーい!」「ママやけど…入っていい?」「あっ、どうぞーー!」…ガチャ。
2006-05-07 23:05:00 -
339:
沙里奈
はなさん?絵利香に聞いとくんで、待っててくださいね???
2006-05-07 23:06:00 -
340:
はな
ありがとうございます?待ってます??
2006-05-07 23:10:00 -
341:
沙里奈
ママが慌てた形相でロッカーに入ってきた。「前に同伴したホストの子、ずっと絵利香ちゃんのこと待ってはるよ?かなり機嫌悪いみたいで、ヘルプの子ら困ってるから、先にそっちの席ついてくれる?」「えっ!!涼が!!?」「涼サンていうの?まあ、お願いやし急いでくれるかな?」「はい!!」 なんで涼が……あッ、あの電話のことで怒ってるトカ……!!急がな!!
2006-05-07 23:13:00 -
342:
沙里奈
あたしは急いで店にある貸しドレスを着て、カツカツとヒールを鳴らし、ホールへ向かった。ママが心配そうにあたしを見ている。あたしはママに言った。「ヘルプの人ら全員外してもらってもいいですか?」「わかった。」ヘルプ全員涼の席を立ったところで、あたしは涼の所に向かった。
2006-05-07 23:19:00 -
343:
沙里奈
「りょ、涼…。なんで来てくれたん?」あたしは涼の異常なまでの殺気を感じ取った。「やっと来たー俺のお姫さま。」涼がニヤっと笑う。め、目が笑ってない……。こわっっ!! 「俺ずーっと待っててんでぇ。同伴どこ行ってきたん?」涼が口元だけ笑みを浮かべてあたしに尋ねる。「お、お寿司…。」「嘘つくなや。やったんちゃうんけ?あの客と。」涼は静かにあたしに言った。
2006-05-07 23:26:00 -
344:
沙里奈
あたし、今気付いた。あたしは涼が好きなんじゃなくて、あたしを好きな涼が好きなんや。あたしは…最低や。 「どぉしたん?絵利香?」涼があたしの手を握ってくる。「ご…ごめんなさ…い。」あたしの口から弱々しい謝罪の言葉が漏れた。 「なにがごめんなん?」涼はあたしの顔を心配そうに覗き込んでくる。
2006-05-07 23:40:00 -
345:
沙里奈
「あたし、自分が好きやっただけや…。あたしを好きな涼が好きやった。」口からは正直な言葉が出てきた。「は…あははっ」涼は笑った。 そして涼は虚ろな目で話し始めた。「俺なー…初めて絵利香見たとき、あゆにバリ似てて、めっちゃかわいいって思ったんやん。でも、そんだけ可愛い容姿持ってるくせに、絵利香自身は全然気取ったとこ無くて、むしろ自分に自信持ってなくて…そういう謙虚な子って今時俺の周りにはいーひんくて…。一発で惚れたなぁ。で、絵利香のキャバに通うようになって、でもずっと告ってもかわされとって。で、絵利香のこと、どうしたら落とせるかわからんくて、俺ドレス買った…。絵利香に似合いそうなピンク色のやつ…。」
2006-05-08 00:00:00 -
346:
沙里奈
「そのドレス着てくれた時、俺めっちゃ嬉しかった。やっぱりめっちゃ似合っとって。絵利香にはやっぱピンクやって思ってん…ハハ。そんで絵利香が俺の店来てくれて、俺のこと好きって言ってくれた時は、ほんまにめっちゃ嬉しかった。俺泣きそうやったもん。やっと想いが届いたって…、思ってたのに…。」あたしは涙が溢れていた。「涼…ごめ…」「でも、結局絵利香も、自分が一番好きなんや。周りの奴らと一緒や。」あたしは何にも言えなかった。二人の間に沈黙が続く…。「俺、絵利香のこと冷めたわ。そんな奴って思わんかった。もっと人の気持ち考えれる奴やと思ってた。……帰るわ。」
2006-05-08 00:10:00 -
347:
沙里奈
涼はそう言い残し帰った。あたしは涼のいなくなったテーブルで茫然と泣いていた。「絵利香ちゃん!ちょっと、大丈夫?何があったかはわからんけどまだ仕事中やで?同伴のお客さん待たしてるやろ?」「…はい。一回化粧直し行ってきます。」あたしはトイレへ走った。
2006-05-08 00:14:00 -
348:
沙里奈
ザバッ。あたしは涙を水で流すため顔を洗った。 あたしは最低なことしたんや。顔がいくら可愛くなったって、性格がこんなんじゃ、全然あかんわ……。 鏡越しに自分を見つめる。涼、ごめんな……。
2006-05-08 00:18:00 -
349:
沙里奈
「よしっ!」パンパン!あたしは自分の頬を両手で叩いて気合いを入れた。 とりあえず、まだ仕事が残っている。頑張らな!! あたしは念入りに化粧を直し、同伴の客の元に、ドレスをひるがえし向かった。
2006-05-08 00:21:00 -
350:
沙里奈
「お待たせ〜p(^^)qごめんなぁ」「おまえ遅すぎやろ〜」客があたしの頭をグチャグチャにしようとする。「キャーやめてぇぇ笑」「あっ、ヘネシー卸してくれたんや!ありがとう!」あたしは営業用のとびっきりのスマイルをつくる。「い、いいよ、こんぐらい。皆で楽しく飲もうや!」『いただきまーす!』あたしはヘルプの子達と皆で楽しくヘネシーを飲んだ。
2006-05-08 00:38:00