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失ったもの
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1:
M
―am3:00―
しわくちゃに乱れたシーツの上で、天井に向かってユラユラ昇るタバコの煙を
ボーッと眺めていた。2005-12-24 09:38:00 -
7:
―夏の夜の匂いは嫌い。
ムシムシして、なまぬるい風が体に絡み付いてくる。
凛とした冬の空気とは大違いだな、と思いながら、
静かな住宅街を公道に向かって歩いた。2005-12-24 10:05:00 -
8:
10分程歩いたところにある大きな道でタクシーを捕まえて、アパートへ急いだ。
タクシーの窓から外を見ると、酔っ払いのオッサンや仕事帰りのホステスさんがちらほら歩いていた。2005-12-24 10:09:00 -
10:
階段を上って3階の自分の部屋へ入ろうをした時、
ドアの前で座り込んでいる人影を見つけて、ビックリした。
アタシの姿を確認したのか、人影はスッと立ち上がり駆け足で近づいてくる。2005-12-24 10:14:00 -
11:
「あ゙ずざぁ゙ぁ〜!!」
ワンワン泣きながら抱きついてきた人影は…
幼なじみのユリだった。
こんなとこで泣き喚かれても近所迷惑だから、とりあえず部屋へ入れてあげた。2005-12-24 10:18:00 -
12:
ユリとは家も近く、小学校からずっと一緒だった。
アタシのどこか冷めた性格と、ユリの熱くなりやすい性格は全く正反対なのに、どこか同調するところがあって、すぐ仲良くなれた。
冷たいアイスティーをグラスに注ぎながら、ユリが泣き止むのを待った。2005-12-24 10:21:00 -
13:
『で、どうした?』
マスカラの滲みまくった目をティッシュでゴシゴシ拭くユリに、ゆっくりした口調で問い掛けた。
「ヒロ君が…浮気してた」『はっ?マジで?』2005-12-24 10:24:00 -
14:
「しかも中学生だよ!?信じらんない!!」
アタシはまさしく、【開いた口が塞がらない】状態だった。ユリの彼氏のヒロ君は、人見知りが激しくて、ド派手なユリと対照的で、どっちかとゆうとおとなしい人だった。
前に2、3度アタシと逢った時もほとんど喋らず、ガンガン喋り続けるユリの横で『うん、うん』と相づちを打っているくらい。2005-12-24 10:29:00 -
15:
そんなんする人には見えなかったのにね、と言いながら、化粧ボロボロのユリにアイスティーを差し出す。
「ありがと…」と呟いて、また泣きだしてしまった。正直、たかが男の事でそこまで泣けるユリがわからなかった。2005-12-24 18:57:00 -
16:
ユリも、ほんの2年前までは、SEX大好き♪とゆうオーラを全身からかもし出しているような女だった。それがどうだろう。
1年半前にヒロ君と出会ってからは、すっかり人が変わってしまった。
あんなに一緒に繰り出していた夜の街にも、
ポリシーだと言っていたミニスカも、全く魅力を感じなくなったらしい。2005-12-24 19:01:00