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新人キャバ嬢桃子の事件簿

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  • 1:

    あっf^_^;フィクションです。

    2005-06-01 21:51:00
  • 51:

    季節は、もうすっかり夏だ。その日私はいつものように美容院が終わってからキャバに出勤した。今日のお客さんの出入りはいつもと変わらず私はいろんな席のヘルプでいったりきたりしていた。アリサさんもいつもと同じように明るい。

    2005-06-21 18:28:00
  • 52:

    「今日は平日やからもうお客さん来んなぁ。」
    店長が腕時計を見てそうつぶやいた。たしかに12時を過ぎるとお客さんの入りはガクッと減ってきた。私はまた待機席に逆戻りして名刺を書いている。
    「麗央〜、お前今日上がってええぞ。明日も仕事やろ?」
    「すいません、じゃぁお先でーす。」
    いつも平日のヒマな時は上がらせてもらっているので私はためらいなくロッカーにむかった。

    2005-06-22 00:34:00
  • 53:

    ロッカー室に行くとまやさんが着替えていた。
    「あっ、おつかれさまです…」「おつかれ」
    シーン…
    まやさんとは一回もしゃべった事がないからすごく気まずい空気が流れている。そんな空気の中まやさんが口を開いた。
    「麗央ちゃんさぁ…気ぃつけた方がええで」
    「はい?」
    何を言ってるの?私には何の事かわからない。きょとんとしている私を見ながらまやさんは続けた。

    2005-06-22 00:42:00
  • 54:

    「だからさ…ほら…」
    まやさんが言いかけた瞬間「おつかれ〜。」
    とバタンとドアを開けてアリサさんが入ってきた。
    「麗央ちゃんおつかれ。てかまやがこの時間に上がるん珍しいやん。」
    「アリサ…」
    まやさんはあきらめたようにつぶやいてかばんを持った。

    2005-06-22 00:47:00
  • 55:

    「お先に。」
    「えっ?まや麗央ちゃんとなんかしゃべってたんちゃうん??」
    アリサさんは着替えながらまやさんに聞いた。
    「いや、べつにたいした事ないしええねん。」
    まやさんはそう言って私の肩をぽんと叩いた。その時に「また明日話すわ…」
    と私しか聞こえないように呟いた。

    2005-06-22 00:52:00
  • 56:

    まやさんは何を言おうとしてたんだろう…気をつけるって何を?
    「まやも変わったなぁ。前はようしゃべってたのに。」
    アリサさんがそう言ってため息をついた。明日、まやさんに何の事かはっきりきこう。私はそう思ったのだがそれはムリだった。なぜならその日がまやさんを見た最後の日だったから…

    2005-06-22 00:59:00
  • 57:

    次の日。私は美容院の仕事が手につかなかった。まやさんの言葉がぐるぐる頭を回っている。
    「気をつけた方がええで」気をつけた方が…
    早く仕事が終わって『CURIOUS』に行きたい。今日ほどそう思った事はなかった。

    2005-06-23 00:57:00
  • 58:

    でもそんな日に限って受付時間ギリギリの予約がいっぱい入っていて、私は1時間も遅れて店に着いた。
    「おはようございます!!すいません、仕事が長引きました!!」
    「おぉ〜、電話もらってたみたいやしまぁ落ち着いてから用意してええぞ。」
    バックルームから店長がそう言って顔を出した。手にFAX用紙を持っているということは情報誌に載せる店の原稿を考えていたのだろう。

    2005-06-23 01:07:00
  • 59:

    「いやぁ、すぐ着替えてきます。」
    私はいそいそと店長の横を通り抜けてロッカー室に向かった。
    「なぁ麗央。お前今日まやがどないしてるか知ってるかぁ??」
    ふいに店長が後ろから聞いてきたので私は立ち止まってふりかえった。
    「えっ?まやさんまだ来てないんですか?」

    2005-06-23 01:12:00
  • 60:

    「そうやねん。あいついつも開店の1時間前には来て用意してるし無断欠勤も一回もないから気になってな。アリサもしおりも知らんゆーてるし、お前が知ってるはずないよなぁって思ったけど一応な。」
    店長はそう言って持っていた紙をくるくる丸めた。
    「まぁ今日は連絡できんくらい体調悪いとかあるかもしれんからな。麗央は麗央で今日頼んだで。」
    「はい…」

    2005-06-23 01:20:00
  • 61:

    私はがくっと体の力が抜けた。明日は夜出勤の日じゃない。じゃぁまやさんと話できるのはあさって以降になるのか…。もやもやした気持ちのまま私は着替えて待機席に座った。

    2005-06-23 01:25:00
  • 62:

    「麗央ちゃんおはよう。」「しおりさん。おはようございます。」
    待機席にはしおりさんだけが座っていた。
    「なぁ、まやちゃん今日来てへんやん?麗央ちゃん何も聞いてないやんなぁ?」しおりさんは私が座るなりそう尋ねた。
    「さっき店長にも言われたんですけど…私も何も聞いてないんです。」
    「そっかぁ…」
    しおりさんは煙草をくわえた。

    2005-06-23 01:31:00
  • 63:

    「私も昨日まやさんと約束してたから気になってるんですよ。」
    「そうなん?じゃぁなおさら今日来ぃひんの変やなぁ。昨日べつに体調悪くなさそうやったしな。」
    しおりさんは煙草の灰を落としながら心配そうにつぶやいた。
    「事故とかあってへんかったらいいねんけど…」
    私も不安になってうつむいた。でも、しおりさんの心配は現実になってしまった。その夜、自宅のマンションの浴室で死んでいるまやさんが管理人さんに発見された。

    2005-06-23 01:41:00
  • 64:

    名無しさん

    気になる?

    2005-06-23 01:43:00
  • 65:

    …棺の中のまやさんは、まるで人形のようだった。
    「まやさん…」
    私は棺の中にそっと花を入れて頬をなでた。
    まやさんが死んだ事を私達が知ったのは翌日になってからだった。マンションの大家さんが保証人の店長に連絡して、店長がすぐ女の子達に知らせたのだ。私にはわざわざ美容院まで電話してきてくれたので次の日の葬儀に来る事ができた。

    2005-06-23 23:34:00
  • 66:

    「なんでこんな事になってもたんや…」
    私の横で店長が小さくつぶやいた。お葬式には私より前に入った店の女の子は全員来ていた。みんな、まやさんをすごく慕っていたんだろう…。アリサさんも目を真っ赤にしてハンカチを握りしめている。しおりさんは出棺までずっとまやさんの側から離れなかった。

    2005-06-23 23:42:00
  • 67:

    「まや…起きてやぁ…はよせな店遅刻するで…」
    「しおりさん…」
    私はしおりさんの肩にそっと手を置いた。
    「麗央ちゃん…あたし信じられへん…この間まで一緒に働いてたのに…」
    しおりさんの肩は震えていた。
    「まやな、お酒にクスリ入れて飲んでたんやて…それでお風呂に入ったからアル中になって死んでしもてんて…なんでそんなあほな事したんやろ…」

    2005-06-23 23:50:00
  • 68:

    「えっ?まやさんが、クスリ…??」
    私は思わず耳を疑った。
    「病院で司法解剖したらそうやってんて。でも絶対なんかの間違いや…」
    しおりさんは私の方を向いてこう言った。
    「先週まやあたしにゆーてたもん。彼氏の子供できたって。だからお酒も煙草もやめなあかんなぁって。それやのにあの子がアル中で死ぬわけないやん!!」

    2005-06-24 00:01:00
  • 69:

    名無しさん

    続き読みたぁぃッ?主さん早く書いてねッ?楽しみですッ?

    2005-06-24 06:45:00
  • 70:

    77サンありがとうございます$O%%楽しみって待っててくださる人がいるってほんまにめっちゃうれしいものですね…$Gvこれからもがんばります$GPPP

    2005-06-25 02:00:00
  • 71:

    しおりさんはマスカラで黒く滲んだ涙を指で拭った。「あたしは聞いただけでまやの彼氏がどんな人かわからへん。うちらと同じ仕事してるゆーてたからボーイさんかホストやと思うねん。でもお通夜にも今日の葬儀にもそれらしい人はおらへんかった。」
    たしかに今日はそんな人は見当たらない。もしかしたらショックでこれなかったかもしれないけど…

    2005-06-25 02:12:00
  • 72:

    「麗央ちゃん、あたしな、まやの彼氏に会って確かめたいねん。なんであんな死にかたしたんか。ほんまに事故やったんかって…」
    「しおりさん…」
    私も気持ちは同じだった。プロのホステスが泥酔してお風呂に入ることなどありえないだろう。何があったのかちゃんと知りたかった。どうすればいいかわからないけど、それがまやさんの供養になる気がしていた…

    2005-06-25 02:23:00
  • 73:

    −それから2日がたった。やっぱりナンバー1が抜けたのは厳しい。店は空席が目立っている。
    「麗央ちゃんご指名のお客さまです。」
    急なアナウンスでびっくりした私はのろのろと向かった。一体誰が来たのだろうか。
    「…って、恭平!?」
    「よぅ、モモ。」
    ボックスには昨日会ったばっかりの恭平が座っていた。

    2005-06-25 02:32:00
  • 74:

    名無しさん

    続き気になる〜?

    2005-06-25 04:25:00
  • 75:

    82サンありがとうございます$O%%毎日ちょっとしか更新できないですけど…$Gx少しずつでも絶対完結させます☆☆☆

    2005-06-25 23:45:00
  • 76:

    「なんで来たの??電話してくれたら家まで行ったのに。」
    「バイトの給料入ったしたまにはキャバ嬢のモモも見よかなぁ思って。」
    恭平は私が作った水割りを一口すすった。
    「それにこの間店の人亡くなったんやろ?お前昨日も元気なかったし、ちょっと心配なってな。」
    「恭平…」

    2005-06-25 23:54:00
  • 77:

    私は恭平の優しさが本当にうれしかった。自分を思いやってくれる恋人…まやさんの彼氏もそうだったのだろうか?
    「ねぇ、恭平。」
    「ん?」
    「もし私が恭平の子供できちゃったらどうする?」
    恭平は水割りを吹き出した。
    「えぇっ?!俺もう親父になったん!?」
    「だからもしだってば。気が早いなぁ…」

    2005-06-26 00:00:00
  • 78:

    「そうやなぁ、今俺まだ学生やし楽はさせてやれんけど産んでほしいかな。」
    「ほんとに?」
    「俺はそうやな。でももしそうなったら生活苦しくてもモモにキャバ嬢はさせへんで。万が一の事があってほしくないからな。」
    私はそれを聞いて考えてしまった。

    2005-06-26 00:09:00
  • 79:

    「やっぱりそうだよね…まやさんはなんでやめなかったのかなぁ…彼氏に内緒にしてたとか…?」
    「モモ?何ぶつぶつゆーてるん?」
    恭平が私の顔を見ながら聞いた。
    「なんでもない。私は恭平が彼氏でよかった。」
    照れたらしく恭平のお酒を飲むピッチが早くなった。私はそんな彼を見ながら、まやさんの彼氏をなんとしても探そうと決心した。

    2005-06-26 00:16:00
  • 80:

    名無しさん

    気になるょ〜(>_

    2005-06-27 07:04:00
  • 81:

    ?

    ???

    2005-06-27 09:17:00
  • 82:

    88サン89サンありがとうございます$O%%%昨日一日寝てもたんで今日がんばっていきます$OPP

    2005-06-28 22:23:00
  • 83:

    それから私は店の女の子にさりげなくまやさんの彼氏について聞き出す日々が続いた。だが、まやさんは仕事中以外はほとんど女の子と口をきかないのでみんなまやさんのプライベートを知らなかった。
    「はぁぁ…」
    自然にため息が出た。もう疲れた…。今私がしてる事って意味があるんだろうか…打つ手がなくなった私はすごく無意味に時間が流れている気がしてきた。

    2005-06-28 22:32:00
  • 84:

    「麗央ちゃん…ちょっといい?」
    ある日仕事終わりにアリサさんが話しかけてきた。アリサさんはしばらく体調が悪かったらしくずっと店を休んでいたので話すのはお葬式以来だ。
    「どうしたんですか?」
    「さっき女の子達が麗央ちゃんがまやさんの彼氏どんな人か気にしてるって話してたから。私心当たりあるねん…」

    2005-06-28 22:38:00
  • 85:

    「ほんとですか!?」
    「うん。でもここやったらアレやから場所変えへん?」
    私とアリサさんはサンキタ通りの居酒屋に移動した。生中二つ、とアリサさんは店員に注文してバッグからマルメンを取り出した。
    「アリサさん、ほんとなんですか?」
    「うん…まやから聞いた話ちゃうから黙っとこうと思ったけどいずれ分かるやろうから。」

    2005-06-28 22:44:00
  • 86:

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    あぼ~ん
  • 87:

    その時店員がビールを持ってきたので私達は会話を中断してジョッキに口をつけた。今日も暑かったのでビールはするすると喉を通っていく。
    「誰から聞いたんですか?」
    私はジョッキを置いて会話を再開させた。
    「大和の店の子。後輩がアリサさんと同じ店で働いてる子と付き合ってるみたいやでって前ゆってきてん。」

    2005-06-28 22:51:00
  • 88:

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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
  • 99:

    名無しさん

    そりゃ失せるよね?楽しみにしてるから頑張ってね?

    2005-06-29 05:31:00
  • 100:

    アリサさんは続けた。
    「大和の店の子にカズキってゆー子がおってさ。麗央ちゃん覚えてないかなぁ?初めて店に行った時にお酒持ってきてくれたちょっといかつい子。」
    あぁ…。あの大きい顔がちょっと恐い人…。
    「あの子とまやが付き合っててんて。カズキは遊びやったんやけどまやは本気やった。」

    2005-07-08 22:59:00
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