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傍にいてほしかった…

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  • 1:

    茉莉

    あたしの傍にずっと一緒にいてくれるって約束してくれたのに…
    何で今は一緒にいてくれないのかな…?
    あなた以外…あたしは何も感じないよ…

    2005-10-20 11:13:00
  • 29:

    茉莉

    「まだ出会ったばっかやったけどもうこいつしかおれへんってゆうくらいすきやった…けどな、だんだんホストしていくうちに数字を上げたくなってきてん。ありさにめちゃ頼った。客にはオラ営ばっかしてたわ。ナンバーに入ってん。そしたら俺はありさの事愛してたはずなのに金に見えてきてん…ありさはあいかわらずずっと使ってくれてた。俺はあほや、ありさの変化に気付かず自分のことばっかやった…ある時、何でそんなにいつもありさに金があるんか気になった。キャバでは稼げない金を使ってたから…直引きでもしてるんかなぁって思って問いただしてん。そしたら初めは話はぐらかしてたけど、風俗で働きだしたみたいやった…俺は意味わからんかった。客じゃなく自分の女が風俗で働くとか考えられへんかった、ありさは泣きじゃくってた。嫌いならんといてって。裏切られた気がした。

    2005-10-22 10:58:00
  • 30:

    茉莉

    俺はありさにひどい事ゆってしまった…
    お前汚いねん、今までそんな汚い体でよく俺と平気な顔して嘘ついておれたなぁ!もぅ顔もみたくないわ。ってこれがありさに俺がゆった最後の言葉…
    わかってるねん、本間は何もかもわかっててん。ありさは俺の為に風俗行ったようなもんや。俺が売り上げの数字ばっか気にしてありさばっか頼ってたからやねん。俺がホストしてへんかったら…俺と出会わんかったらありさは風俗とかいかんと普通に幸せに過ごしてたと思うねん。俺の為にありさはすきでもないやつに体売っててん…全部俺のせいや…

    2005-10-22 11:10:00
  • 31:

    茉莉

    俺なぁ、別れてからありさからメールきてん。ありがとうって。一言。俺はやっぱありさと別れてからもすきやった。風俗行ってたって知ってもありさをすきに変わりはなかった。けどありさの事考えたら悲しかった。俺といたら不幸になるって思って、ありさには幸せになってほしかった。連絡したら戻ってしまいそうやったからしぃひんかった。そしたらありさは一週間後に睡眠薬飲み過ぎて死んでん…俺は本気で後悔した。俺のせいでありさの命奪ってしまった、あんな別れ方しぃひんかったらありさはまだ生きてた?俺は生まれて初めて失って初めて一番大切な事に気が付いてんな…俺は生涯ありさしか大切な女はおらんと思った。

    2005-10-22 11:24:00
  • 32:

    茉莉

    マリ「…隼人?今まで辛かったやろ?大丈夫…」
    隼「俺はな!あいつが死んでから何かを忘れようとしたくて今まで死ぬ気で仕事に専念してた!あいつが現れても、もう俺のこと支えんでもいいくらい売れてやろうと思ってここまでのぼりつめてん…でもやっぱ心にずっと穴が開いてた。すべて感情もなくした。何も感じひんくなった…けどな、初めて茉莉を見た日、信じられへんかった。生まれ変わりとか思った。茉莉と出会って今までなくした感情みたいなんがわいてきてん…本間に嬉しかった。でも茉莉ごめんな、死んだモトカノに似てるとかゆわれて気味悪いやろ?」

    2005-10-22 11:36:00
  • 33:

    茉莉

    あたしは隼人の事が支えたくなった。別にありさちゃんの代わりでもいい、隼人はあたしが守ってあげないと…何かそう思った
    マリ「ううん?そんな大事な話してくれてありがと嬉しいで?茉莉に何かできる事とかあるならゆってな」
    隼「…俺この話誰かにしたん初めてやねん?今まで誰にもゆえんかった…茉莉とありさは違うってわかってる…わかってるねんで…」

    2005-10-22 11:43:00
  • 34:

    茉莉

    しばらくしてあたしは隼人に告白された。あたしは隼人がありさちゃんの影を追ってるってわかってたけどあたしは付き合うことにした。付き合えばきっとありさちゃんに似てるから…じゃなくて茉莉自身をすきになってくれると思ったから。隼人は束縛はすごかったけどすごい優しかった。休みの日、仕事前、後、隼人は何かをうめていくようにあたしに逢いにきていた。あたしは隼人の店に行く事はなかったが隼人はしょっちゅうきてくれてた。あたしもだんだん隼人にひかれていった…けどそれは今思うと同情だった…

    2005-10-22 11:50:00
  • 35:

    茉莉

    そんな幸せの生活は続かず隼人はずっとあたしの事をありさちゃんと重ねてみてた。隼人は「ありさはそんなんじゃなかった」とか「ありさはもっとこうした」とかすごい比較された。
    あたしもそんな隼人にだんだん嫌気がさしてきた。
    しまいにはもう仕事やめろ!とか…あたしはそんな自己中な隼人が嫌いになって別れよってゆった。そしたら隼人は「お前はまた俺から離れていくねんな…俺、ありさんとこ行くわ」とゆってベランダにでて飛びおりようとした。
    マリ「隼人?あかん?やめて?」あたしは必死に隼人にすがった。
    隼「離してくれや?俺は本間はずっと死にたかった…けど死ぬ勇気がなかった?けど茉莉に出会ってまた裏切られて…もう死ぬしかないやん」泣きながら叫んだ
    マリ「隼人?お願い?話きぃて…?」
    隼「何の話?別れる理由か?そんなんききたくもないわ?はよ死なせてくれや」

    2005-10-22 12:00:00
  • 36:

    茉莉

    マリ「隼人…じゃあ茉莉も一緒に死んであげる?二人なら恐くないやろ?」あたしは無意識のうちに泣きながらゆった
    隼「は?何でお前もやねん?お前は無理じゃ」
    マリ「じゃあ話だけきぃて?」ずっと泣いてた。
    隼人は落ち着きをとりもどして冷静に涙した…
    隼「…うん」
    マリ「隼人はな?ありさちゃんと茉莉を一緒にみてるねん!そりゃ顔は似てるかもしらん。けど中身は全然違うやろ?隼人の望んでるありさちゃんには茉莉いくら頑張っても無理やねん」
    隼「俺は別に一緒にみてなぃ…」
    マリ「みてる!隼人がすきなんは茉莉じゃなくて死んだありさちゃんやで…?」

    2005-10-22 12:06:00
  • 37:

    茉莉

    マリ「ずっと辛かった、いつなったら茉莉自身すきなってくれるやろぉって、けどそれは一生かかっても無理やねん。」
    隼「でも俺はお前がすきや!そりゃありさとどっちがすきとかきかれたら答えられへんかもしらん!けど今俺がすきなんは茉莉や」
    マリ「…でもな、隼人はありさちゃんに似てる茉莉がすきなだけやねん!まだ隼人は気付いてないだけ!茉莉、本間に一緒にいてて辛い茉莉はありさちゃんじゃないから…」
    隼「…」隼人は何もゆわなかった。こんな感じで隼人と茉莉は別れた…
    こんなことがあったせいかあたしはますます男が信じられへんくなってこの日以来、男を金としか見れなくなった…

    2005-10-22 12:13:00
  • 38:

    茉莉

    そんな隼人が今あたしの目の前にいる。
    マリ「…あたし帰るわ。ごめんなぁ?今日お酒飲み過ぎたから体調悪くて??」

    2005-10-25 08:41:00
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