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  • 1:

    あなたが産まれてきてくれた事が何よりもの宝物―・・・

    あなたの事をいつも想います――・・・

    この空を見ながら――・・・

    2006-04-13 21:05:00
  • 11:

    私は、慶太がこんなにも子供が好きで、喜んでくれた事が凄く嬉しくて涙が出た。『何泣いてんねん。ワラ 俺、咲緒梨と赤ちゃんの為に、頑張りまくるから☆だから、咲緒梨も頑張ろうな☆』と、ついさっきまで子供のように無邪気に喜びはしゃいでいた慶太が、優しく抱き締め言ってくれた。


    私も、赤ちゃんの為に色々と頑張らなくちゃと思い、なるべく栄養のある物や体にいい物を作り、赤ちゃんの為にいっぱい食べようと思っていた。

    2006-04-13 23:58:00
  • 12:

    だけど、実際そう甘くはなかった。

    私は3ヵ月が過ぎた頃、ひどい悪阻におそわれた。食べ物全てに吐き気がし、食欲もなく食べれないでいた。【赤ちゃんにいっぱい栄養おくらなくちゃ】と思って無理矢理食べても、悪阻で中々食べれず食べても吐いてしまっていた。

    そんな私を慶太は凄く心配してくれ、ある仕事帰りに梅干しとレモンとグレープフルーツを大量に買ってきたのだ。私はそれを見てビックリし『どうしたんこれ?!!』と聞くと『咲緒梨悪阻ヒドイんやろ?!!俺どうしたらいいんかわからんくて、色んな奴に聞いたら《妊婦はスッパイもんがほしくなる》って聞いて、帰りに買ってきた!!』との事だそうだ。

    2006-04-14 00:08:00
  • 13:

    慶太の気持ちは凄く嬉しかったが、私はこんなにもいらんよと思った。でも、慶太のその優しさが嬉しくて『ありがとね☆』と笑って言った。慶太も役にたてたと思ったのか、えらく喜び私にグレープフルーツをむいてくれた。慶太は本当に優しい。

    月日が経つにつれ、私の悪阻も段々とましになり少しずつご飯を食べれるようになっていった。慶太も少し安心したようだった。この頃から『男の子かな〜??女の子かな〜??どっちやろう☆』とか『俺は女の子がいいな〜☆咲緒梨に似て可愛い女の子☆男の子もいいげど――・・・でもやっぱり俺は女の子やな☆』などと、毎日私のお腹をさすりながら言っていた。私も慶太と一緒で女の子がいいと、二人で言っていた。

    2006-04-14 00:19:00
  • 14:

    林檎 ◆Vm1DyOAhKo

    検診に行き、赤ちゃんもようやく6ヵ月になった。順調に育ってくれているみたいだ。私のお腹も、段々と出てきて目立つようになってきた。今まで着ていた服も、もう余裕で着れない。少し残念な気持ちだったが、そんな気持ちもスグに嬉しい気持ちでいっぱいになった。なぜなら、自分の子供が大きくなっていっている事で服が着れなくなるって、なんだか嬉しくて。そんな風に思うのは私だけなのだろうか――・・・

    私のお腹が目立つようになってきて、慶太も喜びが増してき、マタニティ服や子供のおもちゃなどを買ってくるようになってきた。

    2006-04-14 00:34:00
  • 15:

    『パパでちゅよ〜☆わかりますか〜??☆』と慶太は毎日子供に話しかける。
    すると『もう男の子か女の子かわかるんちゃん??』と言われ『まだわからんみたいやわ〜。もう少ししたらわかるみたいやで☆』と私がゆうと『はよ知りたいな〜☆君は男の子ですか〜??☆女の子ですか〜??☆』と、また子供に話しかける。私はそんな慶太を見て、嬉しくて涙が出た。この人と結婚して本当に良かったと、改めて思った。きっと、お腹にいる子供も喜んでいてくれている。

    2006-04-14 00:40:00
  • 16:

    ――・・・翌月の検診日
    私は先生に『まだ性別はわからないですか??』と聞いてみた。すると先生は『ぢゃあ、見てみましょうか☆横になって下さい』と言われ、横になりお腹の服を少しめくりエコーをみる。
    『う〜ん――・・・これはきっと女の子ですね☆ほぼ間違いないでしょう☆』と言われ、私は嬉しかった。慶太が望んでいた女の子。早く慶太に知らせたくて、足早に病院を後にし、慶太に早速報告する。

    『慶太!!!女の子だった!!☆先生がほぼ間違いないでしょうって☆』と電話でゆうと『嘘やん!!!マヂで〜!!!(女の子や〜!!!女の子やって〜☆)』と喜んでくれたと同時に、会社の人に言っているのか、誰かに叫んでいた。

    2006-04-14 00:56:00
  • 17:

    慶太の喜ぶ姿が目にうかぶ。私も、嬉しくて嬉しくて仕方なかった。慶太が仕事中な為、電話を切り私はスーパーによってから、家に帰った。

    慶太が帰ってきて、バタバタと走って台所にいる私のもとへと来た。『おかえ――・・』『咲緒梨〜☆やったな〜☆女の子なんやろ〜☆俺めっちゃ嬉しいわ〜☆明日早速服買ってくるわ☆』私がおかえりと言い終える前に、慶太は私に抱きつきそう言い終わると、一人でピョンピョン跳ねながらソファにいき、あちこちに電話をかけだした。私は、そんな子供みたいにはしゃぎまくる慶太を見て【どっちが子供なんだか―・・☆早く産まれてきてほしいな☆】と、思っていた。

    2006-04-14 01:24:00
  • 18:

    林檎 ◆Vm1DyOAhKo

    それから、慶太は女の子用のベビー服やらおもちゃやらいっぱい買ってくる毎日だった。ベビーベッドや布団などは、慶太の親が買ってくれた。とても可愛い物だった。感謝感謝です☆

    赤ちゃんも、9ヵ月にはいりある晩『そうや☆名前決めな☆なんて名前にする??』と慶太に言われ『そうやね〜――・・・私、空が凄く好きやん??』『そうやな〜―・・・そういえば、咲緒梨出掛けてる時とか家にいる時でも、しょっちゅう空眺めてるよな〜』『うん☆私、この子にも空が好きな子に育ってほしいねん―☆だから、その気持ちも込めて、《蒼》って名前がいいな〜と思ってて―・・☆』私がそうゆうと『―――いいやん☆それいい☆咲緒梨みたいに、空が好きな、優しい心をもつような子に育ってくれるよう《蒼》にしよ☆』と、慶太も言ってくれ、この子の名前は《蒼》と名付けた。

    2006-04-14 01:40:00
  • 19:

    それから、蒼は日に日に順調に大きくなり、とうとう臨月になった。

    予定日を2週間に控え、いつでも入院できるようにと、早いけど準備をもうしていた。楽しみで仕方ない。慶太も『もう産まれる??』と電話でも家でも四六時中言っていた。私が『まだ産まれへんから☆』とゆうと『産まれそうなったらスグ言えよ!!!』と、毎日興奮していた。興奮する気持ちはわからんでもないが、少し興奮しすぎだ。慶太は、私の体を凄く気遣ってくれて、私が少しお腹がはったりして『・・・・ッテテテテ・・・・・』とゆうと『咲緒梨!!!大丈夫か?!!救急車呼ぶか?!!』など、もの凄い大袈裟なまでに気を遣ってくれる。嬉しいけども、少しは落ち着いてほしいものだ。

    2006-04-14 01:51:00
  • 20:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
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