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  • 1:

    あなたが産まれてきてくれた事が何よりもの宝物―・・・

    あなたの事をいつも想います――・・・

    この空を見ながら――・・・

    2006-04-13 21:05:00
  • 158:

    蒼は、絶対にしんどそうな顔や、しんどくて苦しくてだす涙など、一切みせないのだ。

    たまにグズったりするけど、スグに泣き止むしグズってもあまり涙をみせる事もない。本当は、痛くて誰よりも辛くて苦しいはずなのに、蒼はいつも笑顔だ。まだ子供なんだし、まだ1歳なんだから、いっぱい泣いたりいっぱいグズったりいっぱい甘えたらいいのに、蒼はしない。蒼は、蒼なりに気を遣っているのだろうか――・・・心配かけない為に、一切表情にも態度にもださないのだろうか――・・・

    もしそうだとしたら、私は胸が痛くて苦しくて、情けなかった。

    2006-04-21 17:37:00
  • 159:

    蒼にそうさせてるのは、私――・・・私があまりにも頼りなさすぎて、泣き虫で、弱すぎるから――・・・

    私は、ひたすら自分を責め続けた。母親なら、愛しい我が子の為に何をしてあげなあかんのか――・・・母親なら、愛しい我が子にどうしてあげなあかんのか――・・・

    改めて、考えさせられた。

    2006-04-21 17:40:00
  • 160:

    それから私と蒼は、アンパンマンのお人形やお絵描きボードなどで遊び、蒼はお昼寝をした。

    私は部屋から出て、部屋の外のイスに座りお茶を飲んでいた。

    そして、《千羽鶴》を織っていた。すると、看護婦さんが来て『蒼ちゃんの為にですか??☆』と聞かれ『はい☆』とゆうと『私にも織らせて下さい☆』と言われ『ありがとうございます☆蒼も、喜びます☆』私はそう言いながら、看護婦さんに折り紙を渡した。

    2006-04-21 17:43:00
  • 161:

    私と看護婦さん2人で織っていると、また看護婦さんが来て『私にも織らせて下さい☆』と言って、加わってくれた。

    次第に看護婦さんはいっぱい集まってきてくれ、看護婦さん数名と、私で《千羽鶴》を織っていた。仕事があるのにもかかわらず、蒼の為にいっぱいの看護婦さんが集まってくれ、たくさんの鶴を織ってくれた。

    私はその看護婦さん達の気持ちが凄く嬉しく、ありがたいと思い、心強かった。

    2006-04-21 17:46:00
  • 162:

    これだけ蒼の事を想って応援してくれている人達がたくさんいるのだから、蒼は必ず助かる――・・・必ず元気になる――・・・

    そう強く思った。

    2006-04-21 17:48:00
  • 163:

    2、3時間程看護婦さん達は一緒に鶴を織ってくれ、仕事に戻っていった。

    私は、蒼が起きるまでひたすら織り続けた。夕方になる頃、先生が蒼をみにきてくれた。

    『ん??鶴ですか??』先生が聞く。『はい☆蒼の為に織ってるんです☆色んな方に織ってもらったんで、効果は絶対あります☆私はそう信じています☆』と私がゆうと『そうですか〜☆じゃあ、私にも織らせて下さい☆いいですか??☆』と先生に聞かれ『ありがとうございます☆』と言い、先生に折り紙を渡した。

    2006-04-21 17:50:00
  • 164:

    先生は、蒼が起きるまで織ってくれるとの事で、蒼が起きるまでいっぱいの鶴を織ってくれた。


    『先生!!蒼ちゃん目を覚まされました☆』と看護婦さんが言いにきた。『先生、ホンマにありがとうございました☆』と私は先生にお礼を言い、先生は蒼をみにいった。

    2006-04-21 17:53:00
  • 165:

    私は、先生に蒼をみてもらっている間に、片付けをしていた。


    先生が出てきて『蒼ちゃんの傍にいってあげて下さい☆』と先生が声をかけてきてくれ、私はおじぎをし蒼のもとへといった。

    2006-04-21 17:55:00
  • 166:

    蒼は寝起きのせいか、少し元気がなかった。

    『蒼、しんどいん??大丈夫??』と声をかける。でも、蒼は何も言わないまま少し笑っていた。蒼は起き上がる事なく、しばらく寝たままだった。

    凄く心配でたまらなくて、少し恐かった。10分ぐらいすると、蒼はだんだんと元気がでてきて、起き上がった。

    2006-04-21 17:56:00
  • 167:

    『蒼??無理しなくていいんやで??しんどかったら、ネンネしときや??』と私がゆうと『アンパンマン☆』と、いつもの笑顔の蒼になり、私の手をひっぱり握ってきた。

    『蒼はホンマにアンパンマンが好きやな〜☆どれで遊ぶの??☆』とゆうと『これ〜☆』と蒼がさしたものは、やっぱりお絵描きボードだった。

    『じゃあ、またお絵描きしよう☆蒼が描いたやつ、またママに見せて☆』とゆうと、蒼は笑顔で『あい☆』と言った。

    2006-04-21 18:00:00
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