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。゚・*。・小さな手。・*・゚。
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191:
頼りなくて泣き虫な親だけども、愛しい我が子を支える事ぐらいはできる。だって、私達には、蒼にしてあげれる事はそれぐらいしかないから――・・・
『ママー☆』私がそう考えてると、蒼が私を呼ぶ。『ん??どうしたん、蒼??☆』『ネンネ☆ここれネンネ☆』
蒼は、久しぶりに抱っこしてもらって嬉しいのか、まだアンパンマンも終わってないし、お昼にもなってないのにお昼寝をすると言いだしたのだ。2006-04-24 19:42:00 -
192:
お昼寝をするのは全然かまわないのだが、私の腕の中でお昼寝をするとゆうのだ――・・・
『――蒼、眠いの〜??☆昨日あんまり眠れなかったん??☆』私は蒼に聞く。『う〜ん――!!ネンネ〜!!―――トントン☆トントン〜!!』蒼は、いつも以上に甘えてきた。
普段、少しは甘えてくるがこんなに甘えてくる事はなかった。2006-04-24 19:46:00 -
193:
『蒼は甘えたさんやね〜☆特に今日は!!☆』『ん〜――・・・トントン!!』『はいはい☆』私は、蒼に言われるがままに、抱っこをしながらトントンしてあげた。
すると、蒼は5分もしないうちに私の腕の中で眠ってしまったのだ。2006-04-24 19:48:00 -
194:
【昨日、ホンマに眠られへんかったんかな〜??それとも、久しぶりに抱っこしたから、安心したのかな〜――・・・このまま、蒼をずっと抱きしめていたい――離したくない――ずっと蒼の傍にいて、蒼をこのまま感じていたい――・・・】そう思っていた。
思いたくなかったが、なぜか、蒼がどこか遠くへいってしまいそうな気がして、離したくなかった――・・・
このまま、ずっと私の腕の中にいてほしい――そう思った――・・・2006-04-24 19:51:00 -
195:
蒼が私の腕の中で寝るのは、もうどれぐらいぶりだろう――・・・凄く懐かしくて、凄く嬉しくて、凄く幸せだった。
小さな顔、小さな手、小さな体――・・・
こんなにも、蒼は小さかっただろうか――・・・そう思った。
もうすぐで2歳になるとゆうのに、蒼の体は2歳じゃなくて、まだ1歳になって間もない子供のような体をしていた。2006-04-24 19:57:00 -
196:
きつく抱きしめたら、骨が折れてしまうんじゃないだろうか――・・・
きつく抱きしめたら、死んでしまうんじゃないだろうか――・・・
大袈裟かもしれないが、そんな気にさせるぐらい、蒼の体は痩せきって小さくなっていた。2006-04-24 19:59:00 -
197:
蒼を久々に抱いて、改めて蒼の病気の恐さを、実感させられた。
蒼はこんな体になりながらも、病気と闘い苦しい治療にも耐えている。
まだ、こんなにも小さい子供なのに――親なのに、どうして変わってやれないのか――毎日毎日、思う。2006-04-24 20:02:00 -
198:
変わってやれたら、蒼はどんなに楽だろう――・・・
変わってやれたら、蒼はどんなに嬉しいだろう――・・・
そんな事ばかり考えていたら、息ができない程胸がしめつけられ、苦しかった。でも、涙は流さなかった。こんな事で涙は流せない。2006-04-24 20:05:00 -
199:
蒼は、私達にはわからない痛みや苦しみをあじわい、耐えて涙を流さない。
時には泣いたりもするが、スグに泣きやんでは笑顔へと早変わりする。そんな蒼の事を考えたら、私は泣く事もできないし、、泣ける立場じゃない。
蒼が退院するまでは、涙は流さない。絶対に。その時まで、大切にとっておこう――私はそう決めた。2006-04-24 20:07:00 -
200:
しばらくして、先生がきた。
『ん??蒼ちゃん寝ちゃったんですか??しかも、こんな時間に??』『はい☆きっと、不安だったんだと思います――・・・』『――そうでしょうね――・・・こんな小さな子からにしたら、私達にはわかない不安を抱いているでしょうね――・・・』『はい――だから、蒼の体が大丈夫な限り、今日1日抱いていてあげたいんです――・・・私にはそれぐらいの事しかしてやれないですから――・・・』『――そうですね――今日1日、蒼ちゃんをいっぱい安心させてあげて下さい―☆私も蒼ちゃんの様子をみに、頻繁に顔をだしにきますので☆』『ありがとうございます――・・・』『いいえ―☆私も、こんな事ぐらいしかしてあげられませんから―☆』2006-04-24 20:11:00