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  • 1:

    あなたが産まれてきてくれた事が何よりもの宝物―・・・

    あなたの事をいつも想います――・・・

    この空を見ながら――・・・

    2006-04-13 21:05:00
  • 238:

    『もう少し力を抜いて下さい――・・・そんなんぢゃ、お母さんの体がもちませんよ??そうなったら、蒼ちゃん寂しがりますよ―??』『大丈夫です―☆本当に少し目眩がしただけで、全然平気ですから―☆』と私が言うと――・・・



    『お母さん!!!蒼ちゃんをみて下さい!!!――あんな小さな子が、苦しくて辛い病気と必死に闘ってるんです!!!そんな時にお母さんが倒れたりして、傍にいてやれなかったら、蒼ちゃんはどうするんですか?!!蒼ちゃんの事を想うなら、自分の体の事も考えて下さい!!!』先生は窓越しに蒼をみながら、言い放った。

    2006-04-25 15:19:00
  • 239:

    確かに。今、私が無理をしすぎて倒れたりしたら、蒼は一人ぼっちになって寂しい思いをする。私は反省した。

    『すいません――・・・』『いえ――・・・私もつい言いすぎてしまいました――・・・とりあえず、体をちゃんと休めて下さい―☆』先生はそう言い、いってしまった。

    私は蒼の部屋に入る為にいつもの様に消毒し、服と帽子とマスクをして蒼のもとへ近寄る。蒼はまだ寝ていた。

    2006-04-25 15:21:00
  • 240:

    そんなスヤスヤと眠る蒼を見て安心してしまい、私はつい蒼の横で座りながら寝てしまった。

    『・・・マ――・・・マーマ!!!』『ンッ――ん〜――・・・』私は蒼の声で目を覚ました。

    『蒼〜―☆起きてたの〜??☆ごめんね〜☆ママ、寝ちゃってた―☆』と言い、蒼の手を握った。

    2006-04-25 15:22:00
  • 241:

    『ママ☆マーマ☆』私が起きると蒼は嬉しそうに、私を呼ぶ。

    私は時計に目をやり、時間をみた。1時を過ぎていた。寝すぎてしまった。

    『あっ!!!蒼!!ご飯は?!!マンマ食べた?!!』『マンマ??――アンパンマン☆』蒼はわからないのか何なのかわからないが、ご飯と違う事を言った。

    2006-04-25 15:58:00
  • 242:

    私は心配になり、外にいる看護婦さんに聞きにいった。

    『あの――蒼、お昼食べました―??』そう聞くと『それが、蒼ちゃんやっぱり食べてくれなくて――・・・少しだけ食べたのですが、それも吐いちゃって――・・・』『そうですか――・・・わかりました☆ありがとうございます☆』看護婦さんからそう聞き、私は蒼のとこへ戻る。

    2006-04-25 16:00:00
  • 243:

    『蒼―☆マンマ食べれなかったん??苦しいな――しんどいな〜――・・』私がそうゆうと『フェ――マンマやぁ〜!!!――フェーン』と言って、蒼は泣きだしてしまったのだ。
    きっと、ご飯も食べれず食べても吐くばかりで、しんどく苦しいのだろう。

    ずっとそんな事に耐え続け、泣きもせず無理して笑い続けていた。こんな小さな体でずっと耐え続けていた蒼の我慢は、もう限界に達していたのだろう。

    2006-04-25 16:02:00
  • 244:

    『蒼しんどかってんな―??苦しかってんな―??ごめんね、ママ変わってあげれなくて――・・・でも、蒼はママが守ってあげるからね―☆そんな事しかしてやれなくて、本当にごめんね――・・・』
    私は手を握りながら、蒼の目からたくさんの涙が頬に流れてくるのを拭い、言う。


    蒼は初めて闘病生活の中で、病気の苦しみしんどさでここまで泣いた。本当に辛いのだろうと思い、もう抱っこはしてあげる事ができないから、蒼の手を握りながら蒼を安心させる為に、軽く笑顔をつくりながらトントンしてあげた。

    2006-04-25 16:07:00
  • 245:

    次第に蒼は泣き疲れて、眠ってしまった。

    私は蒼の寝顔をみながら、なんとかご飯を食べれる方法がないか、考えていた。

    先生がちょうど診察にきてくれ、外のイスでその事を話していた。

    2006-04-25 17:07:00
  • 246:

    やっぱり良い方法などはなく、このままの状態しかないとゆう。私もわかってはいたが、何か他に方法がないかと、なんとかしてやりたい気持ちでいっぱいだった。

    今日はあまりお昼寝をせず、蒼は早く目覚め一緒に遊んでいた。

    慶太も仕事が終わりきてくれ、いつもの様に3人仲良く過ごした。

    2006-04-25 17:08:00
  • 247:

    私達は蒼を寝かせてから家に帰り、昨日の喧嘩など忘れ、頑張っていこうとゆう気持ちを強くもち、慶太と一緒に鶴をまた深夜まで織り、眠りについた。



    蒼の闘病生活も、なんの変わりもなく治療をし続け、苦しく辛い日々をおくり、とうとう蒼の誕生日の日をむかえたのだ。

    2006-04-25 17:14:00
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