-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
。゚・*。・小さな手。・*・゚。
-
241:
『ママ☆マーマ☆』私が起きると蒼は嬉しそうに、私を呼ぶ。
私は時計に目をやり、時間をみた。1時を過ぎていた。寝すぎてしまった。
『あっ!!!蒼!!ご飯は?!!マンマ食べた?!!』『マンマ??――アンパンマン☆』蒼はわからないのか何なのかわからないが、ご飯と違う事を言った。2006-04-25 15:58:00 -
242:
私は心配になり、外にいる看護婦さんに聞きにいった。
『あの――蒼、お昼食べました―??』そう聞くと『それが、蒼ちゃんやっぱり食べてくれなくて――・・・少しだけ食べたのですが、それも吐いちゃって――・・・』『そうですか――・・・わかりました☆ありがとうございます☆』看護婦さんからそう聞き、私は蒼のとこへ戻る。2006-04-25 16:00:00 -
243:
『蒼―☆マンマ食べれなかったん??苦しいな――しんどいな〜――・・』私がそうゆうと『フェ――マンマやぁ〜!!!――フェーン』と言って、蒼は泣きだしてしまったのだ。
きっと、ご飯も食べれず食べても吐くばかりで、しんどく苦しいのだろう。
ずっとそんな事に耐え続け、泣きもせず無理して笑い続けていた。こんな小さな体でずっと耐え続けていた蒼の我慢は、もう限界に達していたのだろう。2006-04-25 16:02:00 -
244:
『蒼しんどかってんな―??苦しかってんな―??ごめんね、ママ変わってあげれなくて――・・・でも、蒼はママが守ってあげるからね―☆そんな事しかしてやれなくて、本当にごめんね――・・・』
私は手を握りながら、蒼の目からたくさんの涙が頬に流れてくるのを拭い、言う。
蒼は初めて闘病生活の中で、病気の苦しみしんどさでここまで泣いた。本当に辛いのだろうと思い、もう抱っこはしてあげる事ができないから、蒼の手を握りながら蒼を安心させる為に、軽く笑顔をつくりながらトントンしてあげた。2006-04-25 16:07:00 -
245:
次第に蒼は泣き疲れて、眠ってしまった。
私は蒼の寝顔をみながら、なんとかご飯を食べれる方法がないか、考えていた。
先生がちょうど診察にきてくれ、外のイスでその事を話していた。2006-04-25 17:07:00 -
246:
やっぱり良い方法などはなく、このままの状態しかないとゆう。私もわかってはいたが、何か他に方法がないかと、なんとかしてやりたい気持ちでいっぱいだった。
今日はあまりお昼寝をせず、蒼は早く目覚め一緒に遊んでいた。
慶太も仕事が終わりきてくれ、いつもの様に3人仲良く過ごした。2006-04-25 17:08:00 -
247:
私達は蒼を寝かせてから家に帰り、昨日の喧嘩など忘れ、頑張っていこうとゆう気持ちを強くもち、慶太と一緒に鶴をまた深夜まで織り、眠りについた。
蒼の闘病生活も、なんの変わりもなく治療をし続け、苦しく辛い日々をおくり、とうとう蒼の誕生日の日をむかえたのだ。2006-04-25 17:14:00 -
248:
蒼の誕生日は、気持ち良く晴れていた。まるで、空も蒼の誕生日を祝っていてくれてるかのようにも、思えた。
私と慶太は、昨日蒼の誕生日プレゼントを買いにいき、《千羽鶴》もなんとか織りきれた。
病院に行く前に、予約していたケーキを取りにいき、そして病院へむかう。2006-04-25 17:19:00 -
249:
蒼の誕生日とゆう事もあって、ずっと気にかけていてくれた真樹と潤くんも来てくれた。ずっとお見舞いにきたかったみたいだが、私達に気を遣っていてくれたらしく、こなかったらしい。私が声をかけた事を凄く喜んでくれ、蒼に会えるのを楽しみにしていてくれた。
私達の両親も来てくれた。両親も蒼に久々に会えるせいか、ずっと笑顔だった。
私達が先に蒼の様子を見に行く。蒼はすでに起きていた。私は皆を呼ぶ。2006-04-25 17:25:00 -
250:
『蒼〜☆今日は皆が蒼のお見舞いに来てくれたで〜☆』私は蒼に近寄り、言う。『あっ!!!あぁ〜!!!☆』蒼は潤くんを見るなり、凄く嬉しそうな顔をした。潤くんは少し恥ずかしそうだった。
『潤??蒼ちゃんやで☆久しぶりに会ったな〜☆ほら、蒼ちゃんの傍にいってあげ☆』真樹は潤くんにそう言い、背中を軽くおしてあげた。
潤くんはまだ恥ずかしそうな感じだったが、蒼の手を握り笑顔で声をかけてあげていた。2006-04-25 17:30:00