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  • 1:

    あなたが産まれてきてくれた事が何よりもの宝物―・・・

    あなたの事をいつも想います――・・・

    この空を見ながら――・・・

    2006-04-13 21:05:00
  • 288:

    これからもずっと、こんな幸せが続く――・・・

    この先、蒼が退院して、また幸せな日々を過ごしていける――・・・

    そんな事を思い、胸を弾ませ楽しみにし、そんな日がまたくるのを期待して待っていた――・・・

    2006-04-28 10:10:00
  • 289:

    でも――・・・



    そんな期待を、蒼の誕生日が過ぎてスグに、くずされたのだ――・・・

    2006-04-28 10:11:00
  • 290:

    ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


    私の携帯が、蒼の誕生日を過ぎて間もない夜中、けたましく鳴り響いた。

    2006-04-28 10:12:00
  • 291:

    私は、蒼にもし何かあった時の為に、携帯を枕元においていたのだ。


    私はスグに起き、携帯をとり電話にでる。

    2006-04-28 10:13:00
  • 292:

    『〇〇病院です!!蒼ちゃんが――・・・』

    『今スグ行きます』私はそれだけ言い電話を切り、スグにベッドからおり簡単に着替え慶太と家をでる。

    慶太も電話で起き、状況を把握したのか、私が電話を切る直前にベッドからとびおり、着替えをすませ家をでる支度をしていた。

    2006-04-28 10:15:00
  • 293:

    慶太はスピードをだして、病院に向かった。

    病院に着き、私達は走って蒼の病室へ向かう。

    蒼の病室周辺は、慌ただしく看護婦さん達が走りまわっていた。

    2006-04-28 10:16:00
  • 294:

    病室に入る事ができず、私と慶太は外からみている事しかできなかった。

    中では、先生と看護婦さんが応急処置をしている状況を目にする。

    私は親なのに、大切な我が子なのに、蒼に何もしてやれない事が、凄く悔しくて悔しくて仕方なかった。

    2006-04-28 10:17:00
  • 295:

    私は、なんとなく蒼の身に何かあったんだと、電話で察知していた。

    だって、今まで病院から電話なんかなかったし、ましてやこんな夜中に電話が鳴るとなれば、誰でもわかる。

    でも、この状況を目にして、私は体が震え、ビクビクしていた。

    2006-04-28 10:18:00
  • 296:

    外からみえる蒼は、顔を真っ青にして、呼吸がかなり弱まっているみたいだ。

    私は、何がなんだか全くわからなかった。

    数時間前は、あんなに元気で輝くぐらいの笑顔をしていた蒼――・・・でも今は、意識レベルが低く、危篤状態――・・・

    2006-04-28 10:19:00
  • 297:

    私には、信じられがたい光景で、予想もしていなかった光景に頭が混乱し、放心状態だった。慶太も同じだった。

    私と慶太は、ただボケーっとつったって、見守っている事しかできなかった。

    そんな時、先生が出てきて『――蒼ちゃんの――傍に――いってやって――下さい――』

    2006-04-28 10:20:00
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