-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
。゚・*。・小さな手。・*・゚。
-
298:
冷静を保った先生が、私と慶太に言う。
私はなんとなく、感付いてしまった――・・・
でも、そんな事を信じたくなく、急いで消毒室に入り病室の中に入る準備をして、いつも通りに蒼の傍に駆け寄る――・・・2006-04-28 10:21:00 -
299:
『蒼!!!ママやで!!!わかる?!!!ママやで!!!』私は必死に蒼に話しかける。
『蒼!!!パパやぞ!!!パパもおるで!!!蒼!!!』慶太も、必死に蒼に話しかける。
だが、意識レベルの低い蒼はグッタリし、目を閉じたままだ。2006-04-28 10:23:00 -
300:
『蒼!!!目開けて!!!ママとパパがきたんやで!!!蒼!!!』私は必死に蒼に呼びかける。
蒼の手を強く握り、そんな事を繰り返していると――・・・
『――マ―マ――・・・・』2006-04-28 10:24:00 -
301:
蒼が、弱々しく、私を呼んだ。
『蒼!!!ママここやで!!!大丈夫!!!傍におるよ!!!』私は蒼の言葉に、必死にこたえる。
だけど、蒼は『――マ―マ―――パ―パ――・・・』しか言わない。2006-04-28 10:25:00 -
302:
『蒼!!!どうしたん?!!何か言いたいの?!!なぁに?!!』蒼が私達を何回も呼ぶ事に、私は何か言いたいんだと思い必死に問いかける。
だが、蒼の意識は徐々に薄れていき、蒼の体は段々冷たくなっていく。
『蒼!!!寒いの?!!寒いから、ママ達を呼ぶの?!!こんなに体が冷たかったから、そら寒いよね!!!ママとパパがあっためてあげるからね!!!』私と慶太は、必死に蒼の体を擦り暖める。2006-04-28 10:26:00 -
303:
擦っていると、冷たい蒼の体はあったかくなっていった。
でも、それは擦っている所だけであって、他の所は冷たく、そればかりか冷たさは増していくばかりだ――・・・
『蒼!!!こんなに体が冷えちゃったら、寒くて仕方ないよね??ママとパパが一生懸命あっためてあげるからね―!!☆スグに、あったかくなるよ―!!☆』私と慶太の手は、とまる事なく蒼の体を擦り続ける。2006-04-28 10:28:00 -
304:
『蒼〜―!!☆どう―??あったかくなってきた―??――ねぇ――お願いだから、なんか喋って――・・・』私は蒼の体を擦りながら、話しかける。
『蒼―!!☆寒かったら、ちゃんとゆえよ―??パパ達、いっぱいあっためたるから―!!☆』慶太も体を擦りながら、話しかける。
私と慶太は必死に蒼の体を擦りながらいっぱい話しかけるけど、蒼はこたえる事なく、段々と目を閉じていき、心搏も弱まっていく。2006-04-28 10:29:00 -
305:
『蒼あかんっ!!!寝たらあかんっ!!!ママとパパが傍におるんやで!!!だから、寝たらあかんっ!!!起きてっ!!!』私は、蒼が目を閉じていくのを必死に起こしたてる。
『そうやぞ、蒼!!!今は寝たらあかんっ!!!眠たいかもしれんけど、今はねんといてくれ!!!なっ、蒼!!!』慶太も必死に起こしたてる。
私達がそうやって蒼を起こしたてると、閉じかけている蒼の目は、少し開いた。2006-04-28 10:30:00 -
306:
『そうやで、蒼―☆ほら、ママとパパおるやろ―??☆』蒼の目が少し開くと、私は蒼に話しかける。
すると、弱々しく蒼の口が動いた。
『何、蒼!!!何が言いたいの?!!言って、蒼!!!』口を動かす蒼に必死に喋りかける。2006-04-28 10:31:00