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301:
蒼が、弱々しく、私を呼んだ。
『蒼!!!ママここやで!!!大丈夫!!!傍におるよ!!!』私は蒼の言葉に、必死にこたえる。
だけど、蒼は『――マ―マ―――パ―パ――・・・』しか言わない。2006-04-28 10:25:00 -
302:
『蒼!!!どうしたん?!!何か言いたいの?!!なぁに?!!』蒼が私達を何回も呼ぶ事に、私は何か言いたいんだと思い必死に問いかける。
だが、蒼の意識は徐々に薄れていき、蒼の体は段々冷たくなっていく。
『蒼!!!寒いの?!!寒いから、ママ達を呼ぶの?!!こんなに体が冷たかったから、そら寒いよね!!!ママとパパがあっためてあげるからね!!!』私と慶太は、必死に蒼の体を擦り暖める。2006-04-28 10:26:00 -
303:
擦っていると、冷たい蒼の体はあったかくなっていった。
でも、それは擦っている所だけであって、他の所は冷たく、そればかりか冷たさは増していくばかりだ――・・・
『蒼!!!こんなに体が冷えちゃったら、寒くて仕方ないよね??ママとパパが一生懸命あっためてあげるからね―!!☆スグに、あったかくなるよ―!!☆』私と慶太の手は、とまる事なく蒼の体を擦り続ける。2006-04-28 10:28:00 -
304:
『蒼〜―!!☆どう―??あったかくなってきた―??――ねぇ――お願いだから、なんか喋って――・・・』私は蒼の体を擦りながら、話しかける。
『蒼―!!☆寒かったら、ちゃんとゆえよ―??パパ達、いっぱいあっためたるから―!!☆』慶太も体を擦りながら、話しかける。
私と慶太は必死に蒼の体を擦りながらいっぱい話しかけるけど、蒼はこたえる事なく、段々と目を閉じていき、心搏も弱まっていく。2006-04-28 10:29:00 -
305:
『蒼あかんっ!!!寝たらあかんっ!!!ママとパパが傍におるんやで!!!だから、寝たらあかんっ!!!起きてっ!!!』私は、蒼が目を閉じていくのを必死に起こしたてる。
『そうやぞ、蒼!!!今は寝たらあかんっ!!!眠たいかもしれんけど、今はねんといてくれ!!!なっ、蒼!!!』慶太も必死に起こしたてる。
私達がそうやって蒼を起こしたてると、閉じかけている蒼の目は、少し開いた。2006-04-28 10:30:00 -
306:
『そうやで、蒼―☆ほら、ママとパパおるやろ―??☆』蒼の目が少し開くと、私は蒼に話しかける。
すると、弱々しく蒼の口が動いた。
『何、蒼!!!何が言いたいの?!!言って、蒼!!!』口を動かす蒼に必死に喋りかける。2006-04-28 10:31:00 -
309:
蒼は少し笑ったようにして、小さな声でそう言ったのだ。
そして、蒼はそれだけ言い、蒼の目は徐々に閉じてしまい、蒼の目は開く事はなかった――・・・2006-04-28 10:35:00