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1:
優
俺が夜をやってた時に知り合った女の子の事を書きます。
2005-12-16 03:54:00 -
2:
優
俺がホストを始めたのは、今から6年前。俺が19の時やった。でかい箱やなかったけど、それなりにがんばっていた。
2005-12-16 03:56:00 -
3:
優
ある日、後輩ケンのヘルプについた。ケンは新人だがなかなかの才能があった。『失礼しまぁす!優です?初めまして?』
おしぼりをもち、ヘルプイスに座った。2005-12-16 03:58:00 -
4:
優
『どうも?』
女の子がキョロキョロしながら、座っている。
『名前きいていいかな??』
『愛です?』2005-12-16 04:00:00 -
5:
優
『愛』これが俺とこの子との出会いだ。愛は、見た目はギャルっぽくて目が真ん丸していて色が真っ白で、身長がとても小さくて小柄だった。
2005-12-16 04:02:00 -
6:
優
『愛ちゃん緊張してんの??』
『えっ?愛今日二回目で一人で初めてきてん?』
『緊張せんでも大丈夫やで?ケンもすぐ戻ってくるから?』2005-12-16 04:05:00 -
7:
優
『愛ちゃんいくつなん??』
『え゛っ??』
緊張しすぎてリアクションでかすぎ!笑。
『あっ?びっくりした?18?』2005-12-16 04:08:00 -
8:
優
それから愛と色んな話をした。だんだん慣れてきたのか、愛からもたくさん話をしてくれた。
2005-12-16 04:10:00 -
9:
優
『ただいま?』
メインのケンが帰ってきた。しばらく3人で話をした。ケンは新人ながらも客を被らすくらい人気があった。2005-12-16 04:12:00 -
10:
優
ラストまで愛はいた。
愛はケンがスキみたいだった。ホストに来たのも二回目で何にもホストの事を知らない様だった。
それから2週間後また愛が来ていた。2005-12-16 04:14:00 -
11:
優
俺はこの頃落ち目で一日一組か二組しか来なかったから被る事が少なくひまだった。笑。
俺はまた愛の席についた。2005-12-16 04:16:00 -
12:
優
『おはよう?』
愛はニコニコしながら飴を舐めていた。
『優君にもあげる?』
チュッパをくれた。2005-12-16 04:17:00 -
13:
優
二人でチュッパを食べながら話をした。
『ケンとどないなん??』『今日プリクラとってん?見てみて?』
愛は嬉しそうにプリクラを見せてきた。2005-12-16 04:20:00 -
14:
優
落書きに(記念日?)と書いていた。ケンが書いたんだろう。
ケンは色・枕をしていた。もちろん色彼も何人かいている。
もしかして……2005-12-16 04:22:00 -
15:
優
小声で『付き合ったん?』と聞いたら、愛は顔を赤くしながら『内緒やで?』って言ってた。可愛そうに…この子は初心者やから、色とかすらわからんねやろな…
2005-12-16 04:23:00 -
16:
優
俺はその日営業終了してからケンと飯に行った。
『愛が優さんのヘルプが一番すきって言ってましたよ?』吉野家を食いながらケンが言った。
『まじで?そういえばおまえ愛色でひっぱってるん?』2005-12-16 04:26:00 -
17:
優
『俺今色しか脳がないホストっすから?』
そっか…。でも、可愛そうやなぁ。
ケンのやり方やから俺がいちゃつけるのもどうかと思って黙っていた2005-12-16 04:28:00 -
18:
優
それから、ちょくちょく愛は顔を出していた。
俺はよく愛のヘルプについた。愛はおそらくキャバだろう。髪の毛を綺麗にアップにしていた。俺に何でも話てくれる愛は本間に妹みたいに可愛かった2005-12-16 04:30:00 -
19:
優
『今日はケンがなぁ〜』
ケンの話を嬉しそうにする愛。『でっ!優君は彼女いてんの??』
実は俺は本彼がいてた。2005-12-16 04:32:00 -
20:
優
『内緒やで?いてる?』
何故か愛には本間の事が言えた。愛は自分の事の様に嬉しそうに話を聞いてくれた。2005-12-16 04:34:00 -
21:
優
愛は俺にまた内緒事を教えてくれた。
『愛な、初め優君に年聞かれた時、とっさに18って言ったケド、本間は17やねん?』
ミテコ??2005-12-16 04:37:00 -
22:
優
この頃ミテコなんて別に珍しくもなかったし俺は気にしなかった。
人間的に愛はいい子やし。2005-12-16 04:38:00 -
23:
優
それから3カ月くらいたった。
相変わらず愛は店に来ていた。愛が俺においでおいでと手招きをする。
『ん??』
にっこりと笑いながら俺に何かを見せてきた。2005-12-16 04:41:00 -
24:
優
鍵だった。
『ケンと一緒に住むねん?』
ケンが同棲?俺はあまりケンと客の話をしなかったから愛が本なのか色なのか、この頃知らなかった。ただ、愛が幸せそうで安心した。2005-12-16 04:43:00 -
25:
優
『よかったやん?』
『うん??』
この頃お互い恋愛がうまくいっていたのでお互いの幸せを喜び合っていた。2005-12-16 04:45:00 -
26:
優
それからまた少し時がたち、俺は夜を上がることにした。もちろん愛は悲しんだけど、これからもがんばれ?と笑顔で言ってくれた。
2005-12-16 04:46:00 -
27:
優
ラストの日。愛は俺に初めてシャンパンを卸してくれた。
俺は一滴もこぼさず飲み干した。最後愛はずっと笑顔でいてくれたが、俺は涙もろいから、愛の前で泣いてしまった。笑。2005-12-16 04:48:00 -
28:
優
『愛おまえもがんばれよ?なんかあったら、いつでも連絡してこい?』
俺は新しい携帯を教えた。ケンにも愛をよろしくと言い、まるで俺は愛の父親状態だった。笑2005-12-16 04:50:00 -
29:
優
それから俺は一年半ちがうことに熱中していた。もちろん女とも続いていて、順調やった。女にも愛の事を話していた。女も愛を妹みたいによく可愛がっていた。おれらは久々に愛とケンに会いにいくことにした。
2005-12-16 04:55:00 -
30:
優
二人が同棲をしているマンションまで行った。きっとびっくりするやろうな?
ピンポーン
反応がなかった。
留守かな?と思いその日は帰った2005-12-16 04:58:00 -
31:
優
それから心配になり、ちょくちょく行ってみたが、反応はない。久々に店に行ってみた。みんなと一年半ぶりに会ったからすごく懐かしかった。
2005-12-16 05:00:00 -
32:
優
ケンの姿はなかった。
従業員に聞いたら、ケンは飛んだらしい。
…もぅ会えへんのかぁ2005-12-16 05:01:00 -
33:
優
部屋も解約していたらしい。それから俺はオーナーにバイトでいいから戻ってきてくれと言われまた夜に戻る事にした。
2005-12-16 05:03:00 -
34:
優
それからしばらくまたホストをしていた。客を全部切ったためまた初めからやった。ある日キャッチをしながら、ブラブラ歩いていた。
2005-12-16 05:04:00 -
35:
優
むこうから女が歩いてくる。
愛だ2005-12-16 05:05:00 -
36:
優
俺はもう会えないと思っていたから、びっくりした。
『愛??』
愛は振り返りキョロキョロしていた。2005-12-16 05:07:00 -
37:
優
俺が見えたのか、愛は笑顔で走ってきた。
『わぁ??%#£¢$』
何語か分からない事を叫びながら走っている。笑
『うそ?優君やぁ?何してるん??』2005-12-16 05:09:00 -
38:
優
夜に戻る話をし、とりあえず久々やしもっと話したかったから、『今時間いける?』愛は大丈夫と言ったから、俺もちで店にいく事にした。
2005-12-16 05:18:00 -
39:
優
『ひっさしぶりやなぁ?元気やったんかぁ??』
愛は相変わらず笑顔で話をしていた。
だが、ケンの話はしてこない。2005-12-16 05:19:00 -
40:
優
『ケンとは続いてるん?』愛は一瞬悲しい顔をした。『別れたよ?愛捨てられた?』
それから俺は愛の今までの話を聞くことになる。2005-12-16 05:22:00 -
41:
優
愛はホストの事を知らない子だったから、相当ショックだったらしい。それから、たまにケンが帰ってこなかったりしたらしく、でもケンは愛が欲しがるもの全てを買ってくれたみたいだ。親にも紹介され、信じてたけど、裏切られたと。
2005-12-16 05:27:00 -
42:
優
それに耐えれなくなった愛は家に置き手紙を置き、家を出たらしい。別れようと思って。じゃあケンが店を飛んでまで迎えにきてくれたみたいだった。愛はそこまで自分のためにしてくれて、もう一度やりなおそうと決めたらしく、家を解約してケンの実家でしばらく暮らしていたらしい。
2005-12-16 05:31:00 -
43:
優
ケンは本気で愛に惚れていただったろう。昔店で愛の事は色じゃないとハッキリ言っていたし。ここまで聞いたら、普通に愛は幸せモノだ。だが、続きを聞いて俺は言葉が出なかった
2005-12-16 05:33:00 -
44:
優
『愛なぁ、ケンとの子供出来てん?』
それをケンに言ったら、ケンは愛の前から消えたらしい。携帯も解約されていて、愛は捨てられたと思い、ケンを探さなかったみたいだ。2005-12-16 05:35:00 -
45:
優
『はぁ?ケン探すぞ』
俺は同じ男として許されへんかった。好きな女との子。それやのに何で逃げたんや?なぁ?ケン?なんでやねん…2005-12-16 05:37:00 -
46:
優
『優君もぅいいねん?ケンは恐かったんやと思う。ケン夜やめてから働いてなかったし、多分どうしたらいいかわからんかったんちゃうかな?愛はケンを恨んでない?』
2005-12-16 05:39:00 -
47:
優
愛は人を責める事をしない。自分で全部罪をかぶろうとする。今回も愛は自分一人で小さな命を守ろうとしていた。
小さい体で、愛は一人で頑張っていた。2005-12-16 05:41:00 -
48:
優
昔言っていたが愛の家庭は複雑で愛が金銭面は家庭を支えていた。今も一人で働いてがんばっているらしい。
この頃愛はガリガリに痩せていた。
一人の体やないのに…2005-12-16 05:44:00 -
49:
優
愛は話をしている時も涙すら流さなかった。
俺は愛に番号を聞き、こまめに連絡をとった。俺の女にも事情を話、女同士で話をしたりしていた。2005-12-16 05:45:00 -
50:
優
ただ俺も女も、今は無理をしてほしくなかった。
だが、金が必要やったらしく愛は仕事を休まず頑張っていた。
ある日、恐れてた事が起きた……2005-12-16 05:47:00 -
51:
優
愛の子供が……
流産だった。
妊婦には厳しすぎる生活だった。2005-12-16 05:48:00 -
52:
優
俺等は病院に行った。
愛がボーっと天井を眺めながら寝ていた。
『あ…愛?』
愛はゆっくりこっちを見ながらいつもの笑顔を見せた。2005-12-16 05:50:00 -
53:
優
『愛、愛が赤ちゃん殺しちゃったぁ…愛が……』
この時初めて愛の涙をみた。初めは、俺らに心配かけへんように笑顔やったけど、愛の笑顔が、だんだん崩れていっていた2005-12-16 05:53:00 -
54:
優
俺らは愛をしっかり抱き締め一緒に泣いた。
それから愛は退院したが、見る見る痩せていった。
2005-12-16 05:55:00 -
55:
優
俺はケンを探した。
すぐ見つかった。
『あっ優さん?』
俺はケンをボコボコにした。愛の事を話したら、ケンは泣きながら、もっと殴ってくださいと言っていた。ケンなりの謝罪だったんだろう…2005-12-16 05:57:00 -
56:
優
愛は俺らに心配かけまいとあれ以来涙を見せない。しばらくして、少し落ち着いたみたいで、愛は少しずつ元気を取り戻していった。愛はやっと新しい恋愛に踏み出した。
2005-12-16 06:05:00 -
57:
優
『優君?愛また恋愛してもいいと思う?』
この頃愛はまだ19才になったばかり。まだまだ若いんやから、たくさん恋愛するべきやけど、俺は親になった気分で、なんかさみしかった。2005-12-16 06:07:00 -
58:
優
愛がスキになった人…某店のホストだった。愛はホストと気付いてない様子だった。
彼の名前は、裕也。
裕也は愛の客やったらしく、自分の職業は偽り飲みにきていたらしい。昼の人間と思い込んでる愛。2005-12-16 06:11:00 -
59:
優
俺もホストをしていたから、ホストはだめ!とは言えなかったが、なんとなく心配だった。自分の事を棚に上げてで悪いケド、愛には本間に幸せになってほしかった。
2005-12-16 06:12:00 -
60:
優
愛はその人とたまに昼間デートをしたりして楽しんでいたみたいだった。幸せそうにその人の話をする愛。
だが、俺は店のオーナーからショックな事を聞いた2005-12-16 07:54:00 -
61:
優
某店の〇〇来月子供産まれるらしいぞ?
……〇〇って
愛が惚れてる男やんけ…2005-12-16 07:55:00 -
62:
優
この頃俺は長年付き合った女と別れた。愛はずっと俺の心配をしていた。
ある日、愛が俺をに気を使い飯に誘ってきた。
居酒屋にむかって歩いていた2005-12-16 07:58:00 -
63:
優
〇〇って裕也の事っす?
2005-12-16 12:12:00