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◎純情・妄想Girl◎
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1:
◆yRn4xDXsVo
初めての恋を失った時泣いたのは悲しかったからじゃない。
ただ悔しかっただけ――
2005-10-11 13:30:00 -
2:
◆yRn4xDXsVo
好きの意味なんかわからへん…――
好きになる人はみんな一目惚れ。
そして勝手に自分の中で理想の人を作り出す。
その結果、理想と現実の差をことごとく突き付けられ夢さえ見れない。2005-10-11 13:38:00 -
3:
◆yRn4xDXsVo
それでも夢を追い続ける純情な女の物語…――
2005-10-11 13:40:00 -
4:
名無しさん
めっさゎかる?頑張ってゃ??
2005-10-11 13:42:00 -
5:
◆yRn4xDXsVo
もうすぐ一人で過ごす3回目のクリスマスがやってくる。
求めるくせに行動に出すわけでもなくただ毎日つぶやくだけ。
―『彼氏が欲しい』―
何度も呟き続けたおかげで今では口癖となってしまった。
2005-10-11 14:10:00 -
6:
削除削除されますた
あぼ~ん -
8:
◆yRn4xDXsVo
生まれつきの釣り目と思ったことをハッキリ言わないと気がすまない性分のせいで『性格悪そう』って言われ続けた。
『人は見かけじゃ無いよ』――みんな本当にそう思ってる…?――2005-10-11 15:16:00 -
9:
◆yRn4xDXsVo
男のメモリが電話帳に数えきれない程入っていた。
たまに着信が鳴っても顔が思い出せない人もいたりした。
そんな時のあだ名が“パンコ”だった。
――まだ処女やねんけどなぁ…――2005-10-11 15:28:00 -
10:
削除削除されますた
あぼ~ん -
11:
◆yRn4xDXsVo
お金が無ければテレクラに電話をかける。
幸か不幸かおじさんに気に入られる事が多かった。
わざと制服のまま会いにいく。
この行為を“仕事”と言いおじさんたちのことを“客”と呼んだ。2005-10-11 15:43:00 -
12:
◆yRn4xDXsVo
“大金を持った中学生”
そのお金でよく買い物に行った。
衝動買いをしてしまう癖は今でも治らない…
“仕事”をすることに対しての嫌悪感が日々薄れてしまっていた。
後から気付くことになるがそれには暫らくの時間がかかった。2005-10-11 15:52:00 -
13:
◆yRn4xDXsVo
中学2年生の冬…―
1歳年上の先輩と付き合い始めた。
先輩はキスどころか手さえ繋いでこようとしない。
SEXの対照としてではなく彼女として大切にしてくれることになんだか歯痒くてそれでいて幸せだった。2005-10-11 16:13:00 -
14:
◆yRn4xDXsVo
そんな先輩との別れはすぐにやってきた。
突然告げられる『別れよ』という台詞。
――痛くない…――
傷つきもしなければ「そうなんや」で片付けられるくらいのものだった。2005-10-11 16:32:00 -
15:
◆yRn4xDXsVo
その時はまだ気付いていなかった。
先輩のことも“好き”だと錯覚していただけだということに…
その日の夜誰にも知られないように風呂場で泣いた。シャワーに紛れて流れていく涙は悲しみの涙ではなく悔し涙だった。2005-10-11 16:37:00 -
16:
◆yRn4xDXsVo
1年後の冬…―
受験間際の大事な時期に再び先輩と連絡をとりだしていた。
メールの着信音が鳴る度に「おやすみ」メールではないことを願った。
わざと疑問文を送ったりもした。2005-10-11 19:09:00 -
17:
削除削除されますた
あぼ~ん -
18:
◆yRn4xDXsVo
日を追うごとに先輩が愛しく思えた。
我慢できないほど膨れ上がったこの気持ちは先輩に告げるしかない…
2回目の冬、2回目の二人2005-10-11 19:19:00 -
19:
◆yRn4xDXsVo
付き合いは順調だった。
毎朝のモーニングコールが日課となり自然と早起きの癖がついた。
━先輩とこのままずっと一緒にいたら人生違ってたんかな…?━2005-10-11 19:25:00 -
20:
◆yRn4xDXsVo
朝寝坊したのが全ての始まりだった。
学校への道を遅刻しそうだったために走っているとクラスメイトの男の子に出会った。
たまたま彼が自転車に乗っていたから…
たまたま乗っただけ…
本当にそれだけ…‥2005-10-11 19:30:00 -
21:
◆yRn4xDXsVo
夜、真っ暗な公園の中で一人立ち尽していた。
目の前には顔が腫れ上がり血を流す今朝自転車に乗せてくれたクラスメイト。
隣には深刻な顔で立っている拳が砕けた先輩。
2005-10-12 06:01:00 -
22:
◆yRn4xDXsVo
“嫉妬”
先輩の気持ちを嬉しいとは微塵も思えなかった。
いらんことすんなよ…―
言いたかったががんばって飲み込んだ。
1ヵ月後、先輩は逮捕された。2005-10-12 06:05:00 -
23:
◆yRn4xDXsVo
事情聴取のため警察に呼ばれる。
その日は朝から寒かった。警察の人には嘘・偽りなく全てを話した。
もう終わりかな…―
そんな気持ちを知ってか知らずか大阪ではあまりみかけない大粒の雪の結晶がパラパラと舞い落ちた。2005-10-12 06:11:00 -
24:
名無しさん
2つメの小説ハッケーン♪頑張るべし!!!!愛心ママ(*UзU)-☆chu
2005-10-12 08:16:00 -
25:
◆yRn4xDXsVo
愛心ママさんきゅッ?
まーたんの話きちんと完結させるなッ?2005-10-12 19:44:00 -
26:
◆yRn4xDXsVo
先輩がいなくなってから2週間後にクリスマスがやってきた。
1人で過ごすクリスマスはとても惨めに思えた。
一緒に過ごそうなって言うたやんか…―
2回目の冬はあっという間に過ぎ去った。2005-10-12 19:52:00 -
27:
◆yRn4xDXsVo
それから1年間、特定の彼氏は作らなかった。
毎日のように先輩の帰りを夢みていた。
でも本当は…―
素直に先輩を待っていられる程の想いはない。
ただ“いなくなってしまった彼を待っているかわいそうな女”を演じたかっただけだった。2005-10-12 19:58:00 -
28:
◆yRn4xDXsVo
3度目の冬の気配を感じる頃友達から聞かされた。
『先輩が坊主になって帰ってきたらしいよ』
坊主…‥
生理的に無理だった。
2005-10-12 20:03:00 -
29:
◆yRn4xDXsVo
とか思いつつ先輩から連絡が来た時はそれなりに嬉しかった。
1年もの間待っていたのだから想いはなくても情が入るのは当然だろう。
先輩とのメールのやりとりは少しだけぎこちなさを感じた。2005-10-12 20:07:00 -
30:
◆yRn4xDXsVo
そんな時、先輩の噂が耳に入った。
「先輩と2コ下の子ヤッたらしいで!」
――そっか。そら1年もしてへんかってんから溜まるよな〜…――
この頃から“強がり”とよく言われるようになった。2005-10-12 20:15:00