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一枚の写真
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1:
明日美
捨てられない写真ありますか?ずっと忘れられない人はいませんか?
自分が壊れてだめになりそうなくらい人を好きになったこと…ありますか?
涙が出なくなったくらい泣いたことありますか?
私は一枚の写真を見るたびにあの頃を思い出します。2005-09-15 02:47:00 -
129:
明日美
勢いよく私の隣に座ってきた人、二つ年上の斉藤春樹。野球の新庄に似てるチャラチャラした感じの人だった。
私はこの手のタイプが1番苦手で1番嫌い。私は露骨に顔に出ていたせいで斉藤さんは笑いだした。
「そんな顔すんなよー。何もしないからさ。俺悪いやつじゃないし」2005-11-21 05:50:00 -
130:
明日美
斉藤さんは思っていたよりも普通だった。私はいつのまにか警戒心もなくなっていたくらい。
そんなこんなで飲み会も終盤になり、私は二次会に参加することもなく帰るために友達に言って先にお店を出た。
帰ろう…なんか疲れたし。そう思って歩いてると突然誰かに手をつかまれた。2005-11-21 05:53:00 -
131:
明日美
「ちょっ…やめ…」
そう言いながら振り返るとそこにはあの斉藤さんがピースして立っていた。
「あの…何ですか?私もう帰るんですけど」
「明日美ちゃん忘れものしてたからさ」
えっ?私なんか忘れてたかな?でもカバンの中を見ても忘れていたようなものは何もなかった。2005-11-21 05:57:00 -
132:
明日美
「携帯貸して」
「はっ?」
「いーから貸して」
私は斉藤さんに言われるままに携帯を手渡した。♪♪♪♪斉藤さんの携帯が鳴った。
「はい、これでオッケー。番号ゲット!また電話するね、バイキュー」2005-11-21 06:01:00 -
133:
明日美
斉藤さんはそう言うとまたお店に戻っていった。
私は…ゲッ番号…って今さら気付いたりして。まぁ電話出なかったらいっか…。そう思いながら駅に向かい家に帰った。
初めての飲み会は特に楽しくもなく、私にとっては疲れただけだった。2005-11-21 06:03:00 -
134:
明日美
「ただいまー」
私は家に着いてびっくりした。靴…靴があった。圭の靴が。
もしかして…そう思ってリビングに入ると、ママ達が圭の映ったビデオを見ていた。
「あ、おかえり。圭くん来てるよ。眠いって言ってたから明日美の部屋で寝てるけど」2005-11-21 06:06:00 -
136:
明日美
「えっ?」
私は自分の部屋に入った。部屋は暗くてスースーと寝息だけが聞こえてた。
電気をつけると圭が…寝てた。寝顔だけはいつもと変わらない。でも、圭…なんで私いないのに家になんて遊びに来てるの?
圭の手を見てまた驚かされた。私のネックレスが握られてたから。2005-11-21 06:10:00 -
137:
明日美
私は今日、飲み会に行く前に初めて圭とのペアネックレスを外してた。
それも自分へのささやかな反抗だった。なのに…圭?これを見た時、どう思ったの?どんな気持ちで握られてたの?
圭の首元にはいつもと変わらずネックレスがついてある。2005-11-21 06:13:00 -
138:
明日美
私は圭の手からそっとネックレスを取った。
そして圭のいつものスケジュール帳が私のテーブルの上に置いてあった。私は久しぶりに圭のスケジュール帳を開いた。
開いてすぐにあったのは…あの写真。私はそれを見た時、何故かわからないけど泣いてしまってた。2005-11-21 06:18:00