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あなたの為に…

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  • 1:

    あなたを失ってから気付いた…あなたの存在の大きさ…あたし、あなたの分まで生きていくからね

    2005-12-06 01:09:00
  • 2:

    『お前またボケとんか!!!ええ加減にせぇよ』またウルサイ声が部屋中に響く…。アタシはまだ幼い中学1年生。毎日のように学校には行かず、友達の家に通ってはシンナ-ばかり吸ってボケていた。

    2005-12-06 01:13:00
  • 3:

    私の家庭は母子家庭。お父さんは、この世には居ない。私と幼稚園に通う弟、お母さんを置いて…逝った。私はお父さんを失ってから生きるのがめんどくさくなった。毎日投げやり……お父さんが居なくなった日から私は全く家に帰らなくなった。

    2005-12-06 01:18:00
  • 4:

    帰る家は、先輩の家。毎日が楽しかった。いっぱいの人達と喋って、踊って…ボケて…皆と居る時だけが私が生きる中での1番の幸せな時間だった。あの時はね…。 今気付いた事はあなたと過ごした時間が、ボケてる時なんかよりもその数倍幸せだったって事。

    2005-12-06 01:24:00
  • 5:

    お母さんは弟につきっきり。私は一人だった。誰かにかまってもらいたかっただけかもしらない。あの頃の私は自分ですら、何を考えてるかわからなかった。周りの人は、はじめは色々と心配してくれてた。けど私はそれが同情のように感じて嫌だった。

    2005-12-06 01:38:00
  • 6:

    だから、話かけられても完璧無視…そんな事を続けていく私はいつしか一人になってた。だから…違う道を歩んだ事になったんだと思う。けど後悔は一つもないよ。間違った道を歩んでなかったら私はきっと貴方には、出会っていなかったから…

    2005-12-06 01:42:00
  • 7:

    貴方は私の先輩の彼氏の友達だったよね。何故かいつも先輩の家に来ては、シンナ-、ニ-ルを全て持って帰ってた。私達先輩らは貴方が来るとスグにシンナ-、ニ-ルを隠してた。でも…結局隠した場所がバレるんだよね。そんな事を繰り返す毎日。そのうち私達はキレ始めた…

    2005-12-06 01:46:00
  • 8:

    『はぁ??何しに全部持って帰るんや!!はよ返さんかい!!』先輩の声が響く…。貴方は完璧無視…。『まぁ-いいやんか。また買いにいけばぁ-。』と私がゆう。こんな会話が毎日のように繰り返された。

    2005-12-06 01:53:00
  • 9:

    私が外に出るのは滅多にない。外に出る時は決まって売りに行く時だけ…。何で売りに行くかって??それは、シンナ-を買う為。売りで儲けたお金は全て、シンナ-に消える。ただそれだけ。

    2005-12-06 01:56:00
  • 10:

    『綺麗なおまんこだね。舐めていいかな??』毎回毎回同じ事をいうオヤジ達。私はただ頷くだけ。必要以上の事は何も口にしない。『後ろむいて。』私は言われるがままに後ろむく…。ズブッ……『やっぱ若い子は締まりがいいね…』私は何も感じない。気持ちよくもない…。お金が欲しいだけ。ただそれだけ…

    2005-12-06 02:04:00
  • 11:

    『イキそうだ……。』オヤジの腰が早くなる。私は何も感じない。頭の中はお金の事だけ。オヤジは果てた…そしてお金をもらう。貰うと同時にスグにラブホテルから出ていく…そしてシンナ-を買う。こんな事の繰り返し。

    2005-12-06 02:10:00
  • 12:

    『シンナ-買ってきたよぉ〜』私は笑顔で先輩達にゆう。すると先輩達は『エライなぁ〜ありがとう』ってゆってくれる。その『ありがとう』は私にとって1番嬉しい言葉だった。そして私は『エヘヘ』と照れ笑いする。

    2005-12-06 02:14:00
  • 13:

    けどまた毎日のように貴方は来る…。そして全て持って帰る。この頃の私には貴方が何を考えてるのかが全くわからなかった。そしてまた…私は売りに行く。しかしこの日の売りはいつもとは違った。

    2005-12-06 02:18:00
  • 14:

    オヤジを待って居ると…後ろから肩を叩かれた。振り向くと私服で片手に警察手帳を持ってるおじさんが…私は放心状態だった。気付けば留置場に居た。

    2005-12-06 14:54:00
  • 15:

    名無しさん

    お母さんは迎えに来なかった。誰も迎えに来てはくれなかった…私はやっぱり一人だった。私はもう、どうでもよかった。2、3日過ぎたある日の事だった。私に迎えが来た…

    2005-12-06 15:00:00
  • 16:

    名無しさん

    お母さん…???じゃなかった。そこには貴方が立ってた。『え…何で??』私はつぶやいた。何故か、涙が頬をつたう…『アタシ一人じゃなかったんだね…』貴方は私の頭を撫でた。貴方は私に帰る家がないと知ってた。だから貴方は貴方の家に私を連れて帰ってくれた。

    2005-12-06 15:12:00
  • 17:

    名無しさん

    気が付けば季節は冬…。私は中学2年生になってた。私は貴方の事を全く知らない。だって喋る事は全くなかったから。貴方は言った。『お前もうシンナ-やめろ。』私は黙って貴方の話を聞いてた。

    2005-12-06 15:17:00
  • 18:

    名無しさん

    『お前が、シンナ-をしても何にも価値はないんや。ただお前の価値を下げるだけや。それにシンナ-を買う為だけに、体まで売って…。もう、頼むからやめてくれ。お前はこれから俺が面倒みる…俺の家にずっと居ってくれてかまわへん。だから頼むからやめてくれ…』貴方は必死だった。貴方の目からは涙が。私は、貴方の涙を見て思った。

    2005-12-06 15:22:00
  • 19:

    名無しさん

    『この人なら大丈夫かもしれない…。』私は黙って頷いた。すると、貴方は下手な笑顔で笑ってくれた。でも私は貴方の事は何もしらない。きっと貴方もアタシの事は何もしらない。

    2005-12-06 15:27:00
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