小説掲示板おとこの子☆おんなの子のスレッド詳細｜夜遊びweb関西版

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おとこの子☆おんなの子

• 1:

  ◆NHQnuZqBQc

  『なぁ〜もぉ帰るん？？』
  ﾅｵが甘ったるい声をだしてくっついてくる。あたしはﾅｵのほっぺにキスをして、にっこり半ば無理矢理笑顔をつくると、『まだ居たいけど、用事あるから帰らないと。またおちついたら連絡するね☆ﾊﾞｲﾊﾞｰｲ』
  そう言うとまだ何か言っているﾅｵを振り帰りもせず、さっさとドアを開け、やっと暗くなり始めた外の世界へと逃げた。右手には五万円が荒く握られている。
  
  ﾅｵは金。

  2005-12-03 14:12:00
• 5:

  ◆NHQnuZqBQc

  『なんで女は男に泣いたり泣かされたり、辛い思いやひどい事をされてまで追い掛けるんやろう。もったいない。他に楽しいことなんかいっぱいあるのに･･･』
  小さい頃からいつも思ってた。それは、父に浮気をされては、毎夜泣きながら、それでも愛の言葉をつらつら並べていた母の背中を見ていたからかもしれない。
  

  2005-12-03 17:13:00
• 6:

  ◆NHQnuZqBQc

  母はいつもよく働いていた。パートから帰ってきたらすぐに家事をはじめ、その合間にあたしと遊んでくれる。優しくていつもﾆｺﾆｺしていて友達もたくさんいた。今思えば、わざと忙しくしていた様にも思える。あまり帰らなくなった父の事や、たまにかかってくる見知らぬ女からの電話の事を考えなくても済むように･･･。
  幼いながらもあたしは母を不憫に思い、なにかと気を使ったりもした。だけどあたしは母が大好きだった。と同時に男をｷﾗｲになっていった。

  2005-12-03 17:22:00
• 7:

  名無しさん

  ???

  2005-12-05 01:07:00
• 8:

  ◆NHQnuZqBQc

  ８さんありがとう(･∀･)今から少しかきます☆

  2005-12-05 19:26:00
• 9:

  ◆NHQnuZqBQc

  中学に上がり、いろんな友達が増えた。ｶﾞﾘ勉、ヤンキー、やくざの娘、普通のｺ、めちゃめちゃ可愛いｺ、ぶりっこ･･･そして人の気持ちがわかるｺ。あたしは昔から友達だけは何より大切にしてきた。
  『人のね、ｲﾔなところやダメな所をみつける事は誰だってできるんよ。でも、良いところを見つけて素直に認める事ができる人間に、おかあさんはなってほしいんよ。』
  母はよくあたしに言っていた。母自身がそうだった様に･･･いつしかあたしもそうなりたいと、強く思うようになる。

  2005-12-05 19:38:00
• 10:

  ◆NHQnuZqBQc

  何度も裏切られたし、何度も傷ついた。人は不思議なもので、一度相手を嫌うと相手のすべてを否定的にしか考えられなくなる。あたしもそうだ。自分がわからなくなると、母をよく観察した。母は、はたから見ればただのお人好しだ。だけど中身はとても強い人。強いから、人を信じていけるし、人を許せる。それを見抜ける人が彼女の本当の友達なのだ。
  あたしはあたしのﾅｶで決まりをつくった。
  筋を通すこと、自分に嘘はつかないこと。
  母とはまるで違うようだが、あたしは気付くとたくさんの友達に恵まれていた。

  2005-12-05 19:52:00
• 11:

  ◆NHQnuZqBQc

  ｱｷ『ちょ、聞いてやぁ!!また別れたってぇ･･･』
  また？と半泣きのｱｷを横目に、あたし達は昼休みの教室でポッキーを食べながらあきれていた。ｱｷはよく男に騙され、いつも彼女の純粋な恋心はあっけなく壊されている。
  ｱｷ『今回はまじでへこんだ↓なぁなぁなぁ〜かわいそうだったねパーティしいや笑』
  ﾁｻ『あんたのかわいそうパーﾃｨ毎回開いてたらきりないわ( -_-)』
  ﾏﾘ『せやで。ｵﾏｴ金はらえ笑』
  まぁこんな事いいながら、結局はｱｷに無理矢理カラオケに拉致られるのだった(￣^￣)

  2005-12-05 20:09:00
• 12:

  ◆NHQnuZqBQc

  カラオケにつき、ひととおりｱｷの愚痴を聞き、みんなでダメ出ししているとあたしの携帯がなった。
  
  ｰｰｰｰたかｰｰｰｰ
  
  うわ最悪。

  2005-12-05 20:14:00
• 13:

  ◆NHQnuZqBQc

  ｱｷ『うわ!!たかくんやぁ!!でたれって!!』あたしの液晶をﾋｮｺっと覗き込み、興奮するこいつはいつも語尾にﾋﾞｯｸﾘﾏｰｸがついてる気がする。
  ﾏﾘ、ﾁｻも興味津々。はよ出ろｺｰﾙが出るしまつ。
  みんなどんだけｺｲﾂ好きやねんな･･･( -_-)

  2005-12-05 20:24:00
• 14:

  ◆NHQnuZqBQc

  『はい。』皆の要望により、無理矢理ﾊﾝｽﾞﾌﾘｰﾓｰﾄﾞにさせられる。みんな興奮のあまり、あたしにすりよってのしかかってもう意味がわからない。
  『もしぃ？今日な、ちょっとだけ時間あるか？ｵﾏｴぷーさん好きやったし俺ﾊﾞﾘでかいのとったんやぁ(＊´艸｀)♪』
  きもっ。
  なんなんなんなん？？だいたいぷーさんそんな好きちゃうし･･･ちょっとﾃﾝｼｮﾝ上がり気味のときゆうてみただけやし･･･いらんし･･･しかも会いたくないし･･。あたしはイライラしながら言い訳を考えていた。じゃあ別れろよ(;-_-って？いえいえ皆様、別れるほど嫌いではないし、付き合っていくほど好きでもない･･･そんな曖昧で最低な気持ちだったんですよ(*_*)

  2005-12-05 20:51:00