-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
†ブラウン管†
-
1:
名無しさん
仕事で失敗して、久々に泣いた。
気晴らしに行ったホスクラでも口座に放置食らわされて、なんか消化不良…
部屋に帰ってコートも脱がないまま缶ビールを煽る。切ない
淋しい
悲しい
ムカつく
色んな感情が一気に湧き出て、どうしようもなく涙が溢れる。
恋でもすれば覇気が出るってもんなんだろうけど。
何も映ってないテレビを見つめて、ぼんやり昔のことを思い出した。
薬、暴走、喧嘩、親の泣き顔。
最後のあの人の言葉。
「お前は何言っても信じへんやん。俺は何なんや?どないしたら解ってくれるんや?」
あたしはただ、言葉が欲しくて駄々をこねて拗ねて、そしてもうどうしようもなくなるような口論の末。
漸く言ってもらえた、本当の言葉。
毎年行ってる水子の供養に、何も言わずに付き添ってくれた。
おぞましい別れ方をした元彼から、あたしを守ってくれた。
薬の後遺症でパニックを起こす私を根気強く抱いて、一晩中「もう大丈夫やで」って言ってくれた。
ちゃんと愛されていたのに。
2005-11-19 07:59:00 -
2:
名無しさん
私の欲は増すばかりで、不安になって、我儘言って、奇行働いて、あの人を疲れさせた。
よくよく考えてみれば、あたしも滅多に好きとか愛してるとか言ってなかった。最後にエレベーターの前で「あたしの事愛してくれてた?」
と聞いてみた。彼は
「おぅ。かなり。」
と言った後、お前は?と聞き返してきた。
「すごく愛してたよ。今までごめんね、」
言い終わらないうちに涙が溢れて、鼻水ダクダクで、俯いた私の頭を、彼は笑いながら「きったねぇなぁ」と荒く撫でて、そのまま頬を掴んでキスしてきた。
あたしは何故か顔を隠すのも忘れて彼の顔を見つめた。 「きったねぇなぁ」
って声が、震えていたから。
彼の目は潤んで、少し瞬きしたら雫が落ちそうになっていた。
仲の良い伯父さんが亡くなった時も泣いてなかったのに。
驚いているあたしを軽くこづいて
「じゃあな」
とエレベーターに乗り込んでいった。
扉が閉まっていくなか、あたしは涙を止めることも叶わず、待っての一言が言えずに、ただ彼から目を離せなかった。
最後に微笑んで、あの人は目の前から消えた。
2005-11-19 08:00:00 -
3:
削除削除されますた
あぼ~ん -
4:
名無しさん
部屋に戻り、声を上げて泣いた。
どうして言えなかったの
行かないで
傍に居て
素直になれてたら。
こんな一人きりで缶ビールを煽ることも無かったのかな。
あの別れから一年半。
やっと、あなたの幸せを祈ることが出来るようになりました。
あの後すぐに携帯破壊してしまって、アドレスとかわかんなくなっちゃったけど。
あたしね、仕事で役職についたのよ。
はじめてお母さんとお父さんと温泉に行った。
薬もやってないよ。
昔の悪い仲間達は、更正してママやパパになってた。一部の人間は這い上がって会社を立ち上げてたり、もしくは刑務所にいたり。
あなたと別れてから、一人で生きていくしかなくなって、今まで避けてたものごとに真っ向から向き合ってみたよ。
いつかどこかで偶然再会できたら、今度は笑えるから。あなたに恥じない姿で、きっと生きているから。
ブラウン管に映った自分に、へたな笑顔を向けてみる。泣き腫れて、酒焼けした顔に、また涙がこぼれ落ちた。
あとどれくらい、独りで頑張ったら素直になれるんだろう…。2005-11-19 08:13:00 -
5:
削除削除されますた
あぼ~ん -
6:
名無しさん
廻海
あたしの赤ちゃん
十七歳のクリスマス、流れていっちゃったあたしの赤ちゃん。
産婦人科で貰った写真も色褪せてきた。
「認知できひん」
「だってお前ネタ食うやんか。まともな母親になられへんやろ」
なぁ、ヒデ、気付いてた?アタシ妊娠狙ってたから、薬止めてたんやで。
2005-11-19 08:26:00 -
7:
名無しさん
苦しかったけど、あんたと家族になりたかった。
傷の舐め合いみたいな二人やけど、家族になりたいと願ってた。
認知
できひん?
ちょぉ待って?じゃぁうちら何で同棲してるの?
「ごめん、婚約者いる」
はい?
「昼の仕事してる子で、もう親にも会わせたんや」
ぷちっ
「オイコラ、てめぇ今なんつったぁ?」
気が付いたら半開きのクローゼットの扉に頭を挟むような形で、あたしは倒れていた。部屋の中がぐちゃぐちゃ…
腕が痛い
脇腹も
右目もなんか熱い
あ・・・息出来てない
苦しい2005-11-19 08:33:00 -
8:
名無しさん
次の瞬間派手に咳き込むと、漸く体を動かせるようになった。
ふらふらと起き上がり姿見に映った自分の姿に驚く。鼻血で顎から鎖骨、セーターにかけて赤黒い染みが出来て、右目は開けることも儘ならない。
白目が真っ赤に充血して、気持ち悪い。左手首が痛いぎしぎし言う。
ゆっくり立ち上がろうとすると、
「わかったんかコラ」
と背中を蹴られた
「明日ぁ堕ろしてこいや。なんか言いたいなら言えやシャブ中」
「・・・・」
そっか、殴りかかろうとして返り討ちになったんや。男には力でかなわへんなぁ
「明後日・・・クリスマスやなぁ・・」
良く頭が働かない
でもほら、明後日は一緒に買い物いこうなぁって、
「だからなんやねん。ボケとんか?コラ」
そのまま、気を失うようにして眠りについた2005-11-19 08:43:00 -
9:
名無しさん
翌朝
痛む体を引きずってあたしは逃げた
殺される
あたしの赤ちゃん、殺される
携帯と財布だけ持って、とりあえず地下鉄に乗り込んだ。
誰か、助けて
親、あかん絶縁してる。
友達、こんな時間に起きてる子いるやろか?
そうやって携帯をいじっていると、画面に充電マークが出た。
軽く舌打ちして、周りを見渡す。
派手に痣だらけのあたしを見ないように、みんなが俯く。
腹が立つ
ふと耳を触ると、ピアスを引っ張られたのか耳たぶが裂けていた
昨夜の出来事を思い返すだけで震えが走る。
考えたらあかん、
そう呟いて、あたしは目を閉じた。2005-11-19 08:50:00 -
10:
名無しさん
結局夕方くらいまでスタバやマックをハシゴして、時間を潰した。
街はクリスマスのオーナメントで飾られて、カップルや家族連れが目立つ。
幸せオーラが溢れていて、思わずアタシもほっとしていた。
クリスマスイブかぁ
小さな頃を思い出す
まだグレる前、お母さんとグラタン作ったっけ。
お父さんが木の形したケーキ買ってきて、りかちゃんハウスがプレゼントだったなぁ。
あったかい、家族の団欒。懐かしい、お母さんの手。
何を根拠に、あたしはあんな行動をしたんだろう。
スーパーで食材を買って、不二家で小さなケーキを買って、そのままタクシーで家路に着いた
ヒデが待ってる。
帰ってご飯つくらな、もう仕事行ってしまうやん。
もう一度、赤ちゃんの事考えてもらおう。
2005-11-19 09:02:00