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†ブラウン管†

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  • 1:

    名無しさん

    仕事で失敗して、久々に泣いた。
    気晴らしに行ったホスクラでも口座に放置食らわされて、なんか消化不良…
    部屋に帰ってコートも脱がないまま缶ビールを煽る。切ない
    淋しい
    悲しい
    ムカつく
    色んな感情が一気に湧き出て、どうしようもなく涙が溢れる。
    恋でもすれば覇気が出るってもんなんだろうけど。
    何も映ってないテレビを見つめて、ぼんやり昔のことを思い出した。
    薬、暴走、喧嘩、親の泣き顔。
    最後のあの人の言葉。
    「お前は何言っても信じへんやん。俺は何なんや?どないしたら解ってくれるんや?」
    あたしはただ、言葉が欲しくて駄々をこねて拗ねて、そしてもうどうしようもなくなるような口論の末。
    漸く言ってもらえた、本当の言葉。
    毎年行ってる水子の供養に、何も言わずに付き添ってくれた。
    おぞましい別れ方をした元彼から、あたしを守ってくれた。
    薬の後遺症でパニックを起こす私を根気強く抱いて、一晩中「もう大丈夫やで」って言ってくれた。
    ちゃんと愛されていたのに。

    2005-11-19 07:59:00
  • 7:

    名無しさん

    苦しかったけど、あんたと家族になりたかった。
    傷の舐め合いみたいな二人やけど、家族になりたいと願ってた。
    認知
    できひん?
    ちょぉ待って?じゃぁうちら何で同棲してるの?
    「ごめん、婚約者いる」
    はい?
    「昼の仕事してる子で、もう親にも会わせたんや」

    ぷちっ

    「オイコラ、てめぇ今なんつったぁ?」

    気が付いたら半開きのクローゼットの扉に頭を挟むような形で、あたしは倒れていた。部屋の中がぐちゃぐちゃ…
    腕が痛い
    脇腹も
    右目もなんか熱い
    あ・・・息出来てない
    苦しい

    2005-11-19 08:33:00
  • 8:

    名無しさん

    次の瞬間派手に咳き込むと、漸く体を動かせるようになった。
    ふらふらと起き上がり姿見に映った自分の姿に驚く。鼻血で顎から鎖骨、セーターにかけて赤黒い染みが出来て、右目は開けることも儘ならない。
    白目が真っ赤に充血して、気持ち悪い。左手首が痛いぎしぎし言う。
    ゆっくり立ち上がろうとすると、
    「わかったんかコラ」
    と背中を蹴られた
    「明日ぁ堕ろしてこいや。なんか言いたいなら言えやシャブ中」
    「・・・・」
    そっか、殴りかかろうとして返り討ちになったんや。男には力でかなわへんなぁ
    「明後日・・・クリスマスやなぁ・・」
    良く頭が働かない
    でもほら、明後日は一緒に買い物いこうなぁって、
    「だからなんやねん。ボケとんか?コラ」



    そのまま、気を失うようにして眠りについた

    2005-11-19 08:43:00
  • 9:

    名無しさん

    翌朝
    痛む体を引きずってあたしは逃げた
    殺される
    あたしの赤ちゃん、殺される
    携帯と財布だけ持って、とりあえず地下鉄に乗り込んだ。
    誰か、助けて
    親、あかん絶縁してる。
    友達、こんな時間に起きてる子いるやろか?
    そうやって携帯をいじっていると、画面に充電マークが出た。
    軽く舌打ちして、周りを見渡す。
    派手に痣だらけのあたしを見ないように、みんなが俯く。
    腹が立つ


    ふと耳を触ると、ピアスを引っ張られたのか耳たぶが裂けていた
    昨夜の出来事を思い返すだけで震えが走る。
    考えたらあかん、
    そう呟いて、あたしは目を閉じた。

    2005-11-19 08:50:00
  • 10:

    名無しさん

    結局夕方くらいまでスタバやマックをハシゴして、時間を潰した。
    街はクリスマスのオーナメントで飾られて、カップルや家族連れが目立つ。
    幸せオーラが溢れていて、思わずアタシもほっとしていた。
    クリスマスイブかぁ

    小さな頃を思い出す
    まだグレる前、お母さんとグラタン作ったっけ。
    お父さんが木の形したケーキ買ってきて、りかちゃんハウスがプレゼントだったなぁ。
    あったかい、家族の団欒。懐かしい、お母さんの手。
    何を根拠に、あたしはあんな行動をしたんだろう。

    スーパーで食材を買って、不二家で小さなケーキを買って、そのままタクシーで家路に着いた
    ヒデが待ってる。
    帰ってご飯つくらな、もう仕事行ってしまうやん。

    もう一度、赤ちゃんの事考えてもらおう。

    2005-11-19 09:02:00
  • 11:

    名無しさん

    「ただいま、、、」
    恐る恐る部屋に入ると、ヒデはまだ寝ていた。
    部屋の中は昨日のまま。
    とりあえず掃除の前に、ホワイトソースだけ作ろう。
    台所で作業をしていると、ヒデの携帯がけたたましく鳴った。
    びくっ、と動きが止まる。横目でベッドのヒデを見ると、壁側に寝返りを打ってまだ眠っていた。

    ほっとしたものの、ふとした疑問を抱く。
    今の着信音、友達でも客でも店でもない…

    あかんって分かってるのに、あたしはサイドボードの前に立ち、ストラップが音を立てないようにゆっくり携帯を開いた。
    同じ携帯だから使い方はよくわかる。
    新着メール「もえ」・・・
    「ヒデッちぃ?まだ寝てるかな?今日はイブだね?明日は休んで一緒いてくれるんやろ??楽しみにしてるで?」
    息を殺しながら、そのメールを削除した。
    明日・・・あたしといてくれるんちゃうの???
    メールボックスの中を見る。           もえ 件名 ぱぱ??
    異様に気になり、それを開いてみた。
    「もうすぐ三ヶ月やって??やったね?」

    目の前が真っ暗になった。それに対してヒデの返信は「ほんまかぁ

    2005-11-19 09:21:00
  • 12:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 13:

    名無しさん

    「どこ行ってたんや?」
    ヒデが起きたのは、オーブンが回りだしてから。

    「食材買いに行っててん」
    「病院はぁ?」
    「お金ないし…」
    そのまま、産んだらあかんの?と続けようとして、ヒデのことばに遮られる。
    「十万くらいで出来るらしいで、そんくらいやるわ」 グラタンの匂いは、あたしには幸せの匂いだった。
    今は震える手でバケットを切り取って、泣かないように、何も言わずに食卓についた。
    「たべよ、、、」
    「明日金用意するから」
    「、、、、」

    小さな部屋に、加湿器の音と、食器の音だけが響いていた。

    2005-11-19 09:29:00
  • 14:

    名無しさん

    この男サイアクやな?間場ってかいてください?

    2005-11-19 10:08:00
  • 15:

    名無しさん

    略なくして

    2005-11-19 10:37:00
  • 16:

    名無しさん

    ありがとです?がんばります☆

    2005-11-19 11:01:00
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