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  • 1:

    さおり#TAKA

    孝チャン、つらぃ思いイッパィさせて、悲しい思いイッパィさせて、傷つかせてごめんなさぃ。今でもコレカラも愛してます。生まれ変わったら一生一緒にぉろね。

    2005-11-21 04:21:00
  • 2:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    ↑↑トリップ間違えたついでに題名も間違えました。。

    2005-11-21 04:23:00
  • 3:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    ────1年前─────  当時私は22才―。

    今日も家の家事を全てやり終わり、夕飯の支度の為ダイエットがてらに徒歩20分の道を、《大チャン、クリームシチュー好きやからソレにしよかぁ。★》、と考えながらテクテク歩いていた。

    2005-11-21 04:35:00
  • 4:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    《でもクリームシチューだけやと淋しいなぁ。一品は何にしよかなぁ。》、とブツブツ言いながら歩いていた時―。
    キュキュキュ−!!『きゃぁっ!!』と小さい声が聞こえ、パッと顔をあげた時にわ遅く私わ自転車に乗っていたオバサンとぶつかってしまった。

    2005-11-21 04:41:00
  • 5:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    ガジャン!!!『いったぁ。。お姉ちゃんゴメン。おばちゃん、鈴壊れてて。。大丈夫?』
    私わ一言『はい。』と答えたが、それどころじゃない。

    2005-11-21 04:43:00
  • 6:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    オバチャンとぶつかった時、痛みじゃない。走馬灯のように頭に映像がはしった。
    『え?何これ。た..たか..チャン?孝チャン..?ぅ..うぁぁぁああ!!』
    私わその場に座り込み泣き崩れた。

    2005-11-21 04:48:00
  • 7:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    そこから、どうやって家に帰ったのかわよく覚えてない。とりあえず涙だけわ枯れる事なく溢れ、声を出しながら、嗚咽まじりなりながら、頭が狂ったかのように泣き叫んでいたのわ覚えてる。

    2005-11-21 04:55:00
  • 8:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    『ぁぁああ!!ぅあぁあ!!』私が泣き叫んでいると、
    『さおり!!おいさおり!!どないしてん!?何があってん!?』。尋常じゃない私の叫び声に驚いて、大ちゃんわ私の肩を必死に揺さ振ってた。

    2005-11-21 05:08:00
  • 9:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    『あ...ぁ、大チャン..。』
    『どないしてん!!』
    『あ..ごめ、、なんもないねん..。』 大チャンわ何かを悟ったのか〈そうか。。〉と言ってそれ以上何も聞いてこなかった。気付けば私わ3時間近く泣いていた。その日わ夕飯も作らず横になり、大ちゃんわ私の頭をズット撫でていてくれた。

    2005-11-21 05:16:00
  • 10:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    次の朝―。私の頭を撫でながら寝てしまっていたのか、大ちゃんは私にピッタリくっつき寝ていた。
    《大ちゃん、大ちゃんは本間に優しいなぁ。優しいから私をほっとかれへんかったんよなぁ。ありがとう。私は大ちゃんの事大好きやったよ。》心の中で大ちゃんに語りかけ、私のおでこと大ちゃんのおでこをピッタリくっつけ私は又眠りについた。

    2005-11-21 05:24:00
  • 11:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    2度目に起きた時は大ちゃんは仕事に出掛けた後で、テーブルの上に置き手紙が置いてあった。
    ────────────   さおりへ
    ちゃんとご飯たべや。俺は仕事行って来るから、帰ってきたらちゃんと話しよ。さおり、愛してる。
    ────────────テーブルの上には、ヘタクソな目玉焼きと焦げて黒くなったウィンナーがおいてあった。それを見て又涙が溢れた。昨日とは別の涙が。

    2005-11-21 05:33:00
  • 12:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    《きっと大ちゃんは知ってるんや。私が何で泣いてるか、私がどんな結果を出すか。大ちゃんゴメン。。。》
    私はまず部屋の掃除をした。そして私の荷物を一通り一ヶ所にまとめ、揺らぐ心を押さえるように深い深呼吸をし、離婚届けん取りに役所へ向かった。
    《孝ちゃん。孝ちゃんは、今の私を見てどう思う?悲しむかなぁ?私も悲しいで。でも孝ちゃんはもっと悲しかったやろ?ごめんな・・・》必死に涙を押さえ、書類に判を押し、大ちゃんの帰りを待つあいだコノ部屋で作った思い出に浸っていた。

    2005-11-21 05:44:00
  • 13:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    私と大ちゃんはいつもよりお洒落をして洋風レストランに向かった。そのレストランは私たちの思い出の場所。記念日にはいつもココでお祝いしてた場所。最後にココに来れて、淋しいけどよかった。

    2005-11-21 05:57:00
  • 14:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    私達はいつもと同じメニューを選んだ。
    紗織『大ちゃん、今まで本間に本間にありがとう。私、大ちゃんの事大好きやった!!大ちゃんは男前やし、誰よりも優しい。絶対幸せなって!!』涙でちゃんとしゃべられへん。でも大ちゃん、お願いやから絶対に幸せになって下さい。。

    2005-11-21 06:03:00
  • 15:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    大ちゃん『さおり、好きやで。出来れば俺はこの先もお前とズット一緒におりたい。お前を離して、お前が幸せになれるか、幸せになられへんかは分からん。でも離さな後悔するやろ?しんどくなったら、いつでも戻っておいで。』

    2005-11-21 11:57:00
  • 16:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    紗織『大ちゃん、ありがとう。今まで一緒にいたんが大ちゃんで本間によかった。』
    私は大ちゃんとこのまま一緒にいたら、世界一の幸せもんやなぁ。でも私が幸せになったらアカン。私は孝ちゃんを苦しめ【死】に追い詰めてしまったんだから。

    2005-11-21 12:00:00
  • 17:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    その日私たちは抱き合いながら寝た。大ちゃんとの最後の夜―。Hはしないけど、一生覚えておこう。この温もりを。

    2005-11-21 12:04:00
  • 18:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    次の日、起きたら大ちゃんはいなかった。テーブルの上には昨日とは違う置き手紙が置いてあった。
    《さおりへ。
    お前が出ていく時、引き止めてまいそうやから俺は出掛けてくるわな。さおり、幸せなってくれよ。俺はいつもお前の味方やから、いつでも頼ってこい。嫌な事があればいつでも俺に当たってこい。短い間やったけど、ちょっとの間でもお前の中で一番になれて俺はそれだけで十分や。ありがとうな、さおり。大介より。》 大ちゃんにもらった手紙、2枚とも私の宝物やで。

    2005-11-21 12:11:00
  • 19:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    私わ実家に帰る事にした。実家と行っても、両親を早くなくしたのであの家には姉だけが住んでいた。
       ―ピンポーン―
    姉は私の2ツ上で当時24才。

    2005-11-21 14:42:00
  • 20:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    姉『あぁ、さおりやんか(^O^)久しぶりやなぁ。』
    姉と会うのは半年ぶりやった。
    姉『体の方は大丈夫なん?イキナリどないしたん?』
    私たちは家に入ってゆっくり話す事にした。

    2005-11-21 14:45:00
  • 21:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    私『お姉ちゃん。・・私思い出した。全部。』
    姉『・・え・・・・。』やっぱりお姉ちゃんは戸惑ってる。でもそれ以上に私が一番とまどっていた。
    私『だから私、大ちゃんとは離婚する事にしてん。』姉『なんでそうなるの?大ちゃんとは離婚する必要ないやんか!!』確かに必要性はナイかも知らん。でも私だけ幸せには、とてもじゃナイけどなられへん。
    姉『そんなんアンタのせいじゃナイやろ!?』いや、お姉ちゃん、私のせいやで。私にはそうとしか考えられへん。きっと皆だってそう思ってる。

    2005-11-21 14:55:00
  • 22:

    さおり ◆NNlU3po.DA

      ━今カラ4年前━
    当時私は19才。私はその頃中学3年(14才)の頃から付き合ってる【孝ちゃん】と言う彼氏がいた。

    2005-11-21 15:01:00
  • 23:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    どちからともなくお互い引かれ合い、付き合う事になった。大きな喧嘩もなく、別れる危機にも遭遇せず私達は良い関係を築いていた。彼も、もちろん私も結婚するするならこの人だと決めていて、私たちは幼いながらも結婚の約束をしていた。私は、又、孝チャンもお互いしか見えていませんでした。

    2005-11-21 15:08:00
  • 24:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    ある日、そんな順風満帆な私に事件がおきた。
    忘れもしない2001年2月15日。。私は交通事故に合いました。

    2005-11-21 15:38:00
  • 25:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    私はその時、孝チャンの家に外泊した帰りで夕方、自分の家に向かって一人、考え事をしながら歩いていました。

    2005-11-21 15:41:00
  • 26:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    私はその時、一方通行を向かいに歩いていた。後ろから車が来るはずがない。しかも今は夕方だ。
    でもその時の私はそんな事は一欠けらも考えている訳がない。
    自分が事故に合うなんて考えた事すらなかった。この日までわ・・・。

    2005-11-21 15:51:00
  • 27:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    私はこの時、後ろから来た車に跳ねられ30メートル空を飛んだと聞いた。頭を強く打ち、右足・左手・肋骨が折れ、意識不明の重体。私の意識が戻ったのは、それから1ヵ月後の事でした。

    2005-11-21 19:30:00
  • 28:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    私を引いた犯人は逃げ切る事もできず、すぐに捕まった。その犯人は、窃盗した車に乗っていて持ち主に目撃され、焦っていて荒い運転をし私を引いてしまったらしい。
    私は一生この男を許す事はない。アンタのせいで私のまわりの人間は嫌になる程みんな傷ついてるんやから。

    2005-11-21 19:37:00
  • 29:

    さおり ◆NNlU3po.DA

       ━チュンチュン━
    天気の良い昼、私は目覚めた。《っっ!!体痛い!!なにコレ!?しかも...ここドコ...?》━。

    2005-11-21 19:43:00
  • 30:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    《しかも頭グルグルする。。何よこのギプスは...》意味が分からない私は必死に思い出そうと、一人考え込んでいた。
    フっと気付くと、私の右手に感触がある。
    誰かが私の手を握りながらベットに頭を俯かせて寝てる。  《...誰??》

    2005-11-21 19:48:00
  • 31:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    私は、知らない人が私の手を握ってる事に焦り回りをキョロキョロ見渡した。その時カレンダーが目にとまった。   ━3月19日━
    《はぁ?どうなってんの!?なんで!!?今2月やろ!?》何が起きたんかさっぱり分からない。

    2005-11-21 19:56:00
  • 32:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    その時、私の手を握ってる人が目を覚ました。
    『紗織っ!!目覚めたんかっっ??!!』、とその人は私を力いっぱい抱き締めてきた。
    《な、なにこの人...恐い...!!》

    2005-11-22 17:26:00
  • 33:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    私は気付くと彼を突き飛ばしていた。
    彼は私を見てボー然と立ち尽くしている。そこに姉が来た。『紗織っ!!目覚めたん!!?今、先生呼んで来るからな!!』と言い、先生を呼びにいった。
    又二人きりになった。彼は『紗織...??』と言う。私が警戒しながら『だ..誰ですか?』と言った瞬間、目の前の彼の目から涙が溢れて来た。

    2005-11-22 17:39:00
  • 34:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    その時ちょうど先生が入って来て、彼と先生を呼びに行った姉が病室の外に出て行った。
    先生が少し私の体を検査して『うん、大丈夫。頭がグラグラするのは1ヵ月間寝ていたからやで。』と、言って、事故の時の説明もしてくれた。
    私『あの先生、一つ聞きたい事があるんですけど..。さっき病室にいた男の人は誰なんですか??』
    先生は『ぇ...。』と言いながら『取り合えず他の所に異常はないか明日検査するから、今日はゆっくり寝てなさいね。』と言って、廊下にいる姉と彼を連れて行ってしまった。《私なんかアカン事いったんかな??》と思いつつ気が付けば眠っていて朝になっていた。

    2005-11-22 17:49:00
  • 35:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    まだ朝の6時で誰もお見舞いに来ていなかった。私は個室やったカラ、暇すぎた。あたりをキョロキョロ見渡したら漫画が何冊かおいてあった。多分昨日姉が置いて行ってくれたんだろう。他にもベッドの隣に引き戸みたぃなものがあったカラ見てみた。

    2005-11-23 18:15:00
  • 36:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    『??...何これ??』
    ソコには、かわいいリボンが付いた小さい箱が、手紙と一緒に置いてあった。
    箱にはティファニーと書いてある。

    2005-11-23 18:23:00
  • 37:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    手紙を開けてみた━。
    さおりへ。
    ハッピーホワイトデー?バレンタインの時にさおりが作ってくれたチョコめっちゃんこうまかったわー!!早く目覚ませよ!!せっかくプレゼント買ったのに喜べよ!!おまえが事故にあったんは俺のせいやわ。夕方やからってお前を送っていかんかったから。ごめんな、さおり。痛かったやろ??目覚めた時は、俺を一番に見てくれよ。早く起きてや、俺淋しいやん。毎日お前に話かけるから、お前も早く返事してな。好きやで!!   たかしより。

    2005-11-23 18:32:00
  • 38:

    名無しさん

    おもろない

    2005-11-23 18:44:00
  • 39:

    名無しさん

    いい話?

    2005-11-23 19:03:00
  • 40:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    39さん、面白くなくてすいません?でもコノ話は、面白くしようと思ったんじゃなく、事実をそのまま書いています。まだまだ話も本題に入ってませんが、よかったら又覗いて下さいね?40さん、ありがとうございます?私は最低な事をしたので、いい話とはチョット違うんですけど反省の気持ちを込めながら書いているので最後まで呼んでくれると嬉しいです?又時間があれば更新します。

    2005-11-23 19:46:00
  • 41:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    《たかし...??え..分かれへん...》
    ずっと考えた。でも心当たりがない。
    ━私の中から孝ちゃんと、あと数人が消えていた。━

    2005-11-24 16:45:00
  • 42:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    私はリボンの付いた小さい箱を開けれなかった。
    姉がお見舞いに来てくれた。私が姉に『孝ちゃん』の事を聞くと、『何も覚えてないの??チョットも??』と言った。私は縦に首を振ると、『そうかぁ。取りあえず先生が今日検査するって言ってたから話はそれからやな。あんた頭打ったから、ちゃんと頭も見てもらわな。』

    2005-11-24 16:52:00
  • 43:

    さおり ◆NNlU3po.DA

    少しして先生が来た。検査室に行って、色々検査してもらった。
    姉『あの、妹ね 事故前の事、覚えてない事とかあるんですよ。頭に異常とかあったんですか?』
    先生『今調べましたけど異常は今の所見つからなかったです。でも頭を強く打ってるんでねぇ。結構多いんですよ、異常はないのに一部の記憶をなくされる人が。すぐ思い出す人もおれば思い出さない人もいます。[記憶喪失]には治療法がないですから。』
    私はこの言葉を目の前で聞いていて、今でも忘れない。

    2005-11-24 17:07:00
  • 44:

    名無しさん

    2005-11-24 20:33:00
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