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16の決断・・・

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  • 1:

    ウチ

    当時16歳ウチには付き合って半年の彼氏がいた。
    付き合いの波でいうなら、毎日が幸せでラブ2そのものだった。
    反面、心のどこかで「飽き」とゆうのか、新鮮じゃない毎日に
    「別れ」も考えていた。


    2005-09-06 18:23:00
  • 11:

    ウチ

    それ言われてもまだ・・・何かの間違いであって欲しいと思っていた。

    夕飯時で台所にいたオカンに何気なく話し出したウチ。
    怖くなかった。オカンには昔から何でも話していたから、
    「報告」より「相談」だった。
    今のウチの気持ちをオカンに聞いてもらいたかった。

    ウチ『なぁ・・・生理けぇへん。』

    オカン『アンタぐらいの年代はまだ不順やねん☆遅れることもある!心配してたら余計遅れるだけやで☆』

    ウチ『友達にな・・・「検査薬」もらってん。』

    ウチ『縦の棒出てん。でも[+]じゃないねん。』

    「検査薬」オカンに渡した手が震えてた・・・

    オカン『どっちにしろ病院行こ。ちゃんとした結果出してもらお。』

    ウチ『生みたいねん。お願い・・・』

    オカンにすがりついた。涙目のオカン・・・気づけばウチも間に涙目だった。

    オカン『今言うたってしゃあないやん。アンタ等だけの問題じゃないなんから・・・』

    2005-09-07 10:05:00
  • 12:

    ウチ

    オカンに話した事で、すごく安心出来た。
    一人じゃない!と、心から思った。
    彼氏にも報告はしたけど、病院で結果を聞いてみないと答えは出せないと言われた。
    とりあえず、次の日をまった。

    2005-09-07 10:23:00
  • 13:

    ウチ

    朝一番、産婦人科にオカンと二人で行った。
    全てが初めてで、泣きそうなウチの隣にオカンは笑顔でいてくれた。
    育児検診で生まれたての我が子を抱いてる「お母さん」がたくさんいた。

    ウチ『ウチの1年後やん!笑』

    オカン『アンタもはじめはあんなに小さかったのになぁ☆笑』

    楽しかった。未来の自分・・・。先の事なんて考えた事なかったから。
    1年後ココにいるような「お母さん」になってる自分。
    夢ばっかり見ていた。


    2005-09-07 10:55:00
  • 14:

    ウチ

    名前が呼ばれた。さすがに診察室には一人で入った。。
    診察服に着替え、診察台に座ると同時に腰のところにカーテンが引かれた。
    担当医とウチの顔が合わないように。

    2005-09-07 11:10:00
  • 15:

    ウチ

    何が起きるかだいたい分かる・・・
    大丈夫。
    でも怖かった。診察中、担当医の問診。
    モニターにうつるウチの子宮・・・
    確かにうつっていた。もう1つの命。
    嬉しくなった。自分の中にもう一人いる。
    ウチの中で生きてる・・・ウチと共に生きてる。
    本当に不思議な事。ありえないと思っていた事。
    実感した・・・。答えが出た。
    「産む」ただそれだけの事・・・出来たから「産む」当たり前の事。

    2005-09-07 11:32:00
  • 16:

    ウチ

    診察が終わりオカンと二人、次は二人で入った問診。
    いろんな話があって、オカンもウチもただ聞いていた。
    最後に質問がないかを聞いた担当医に

    『中絶の場合はいつまでに答えを出せばいいですか』

    オカンが言うた。

    さっきまであんなに赤ちゃんの話をして、夢だけど楽しく話してたオカンやったのに・・・これが「現実」。

    誰も望んでない?
    産みたいのはウチだけ?

    2005-09-07 11:41:00
  • 17:

    ウチ

    ウチ『そんなん聞かんでいいやん!中絶なんてせえへんねんから!』
    むきになって・・・泣いて・・オカンに言うた。

    オカン『念の為やん☆アンタの気持ちは大事にしたる☆今泣いても何もならんやろ。』
    オカンさえ信じられなくなった。

    複雑な気持ちのまま、病院を出て重い空気の帰りの車。

    オカン『帰ったらお父さんに言お。こんなん初めての事やし、お父さんが何て言うかお母さんにも分からん。でもアンタの思ってる事は隠す事じゃない。ちゃんと向かい合ったらいい。』

    ウチ『うん』

    オカンに言えてもオトンに言うのは無理。
    怖い。殴られるやん。
    帰りたくない。

    心の準備なんて出来ないまま、家についた。

    2005-09-07 11:54:00
  • 18:

    ウチ

    ウチ『一回部屋戻って彼氏とかに報告してから言うから待ってて☆』

    オカン『一番先にお父さんに言い!大事な事や、逃げてもしゃあないやろ。』

    ウチの作戦はバレバレで、二人でオトンの部屋に向かった。

    2005-09-07 12:00:00
  • 19:

    ?ゅか?

    頑張ってくださぃッ??

    2005-09-07 12:07:00
  • 20:

    ウチ

    ウチから話を切り出すのを待ってたオカン。
    何も言えないまま泣いてる自分・・・。
    オトンはテレビを見ていて。
    オカンが話し始めた・・・。

    『生理が遅れてるって言うから、今病院で見てもらったら・・・出来てるねん。』
    話しながら泣いてたオカン。
    何も言わずテレビに向かってるオトン。

    沈黙があって、オトンが言うた。

    『なんで連れて帰ってくんねん。今すぐ病院行っておろしてもらえ。こんな奴人殺しでもなんでもなったらいい。』

    オトンの声も震えてた。
    何も言えなかった。

    『そんな言い方せんでも。。。この子もいろいろ考えてる!話ぐらい聞いたってもいいやん・。。』

    そう言ってオカンは部屋を出て行った。

    2005-09-07 12:13:00
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