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1:
月
初めて書きます☆読みにくいかもですけど頑張りますんでお願いします(−_−メ)
2005-11-12 20:02:00 -
3:
月
当時15歳だった僕には衝撃的な事だった。寝坊したとはいえ「たったこれだけの事で人は独りになるんだ。」「僕の仲間との関係はその程度だったのか?」などと考えていた。このような冷めた考え方のせいであんな事が起こるなんて当時は想像もしなかった。
2005-11-12 20:12:00 -
4:
月
卒業してからの僕は仕事もせずに現実から目を背けるようになった。毎日酒におぼれ、今まで吸わなかったタバコを吸い、夜の世界をうろつくようになっていた。
2005-11-12 20:15:00 -
5:
月
街角でキスをしているカップル達、ホテルの前で親父を待っている当時の僕と同じぐらいの年代の女の子、裏道で薬物を売っている大人達、普通に暮らしていては見る事などできない光景が僕を虜にした。全ての出来事が新鮮だった。「この世界なら退屈しない。」そう思った僕は一人の知り合いに電話をかけた。
2005-11-12 20:20:00 -
6:
月
「もしもし?久しぶりやん!何してたん??」そう言って電話にでた人の名前は「賢」学生時代の塾の講師で僕とは仲がよかった。この頃には僕は人とたまに喋るようになっていた。賢君はホストをしていたので紹介してもらおうと思った。
2005-11-12 20:48:00 -
7:
月
その時はその顔の意味がわからなかった。…考えようともしなかった。次の日沙織は店にきた。もちろん僕を指名してくれた。「きてくれたんや。ありがとう。何飲む?」「じゃあドンペリ頂戴☆」ドンペリといえば僕の店では6万もするシャンパンでさすがに僕もビックリして少し戸惑った。「いいん?」「いいよ☆今日はお金いっぱいあるから☆」「ドンペリ頂きました。ありがとうございます。」大声でそう叫んだ瞬間にみんなの目の色がかわるのがわかった。入店二日でドンペリというのは周りもビックリしたと思う。シャンパンコールも終わり立て続けに5本飲んだところで閉店時間になった。「今日はありがとう。また待ってるわ。」と言って沙織を送り出したが、沙織は何か言いたそうだった。
2005-11-12 21:19:00 -
8:
月
次の日もその次の日も沙織はきた。毎回シャンパンをおろして帰ったので僕はNO.2になる事ができた。そして2ヵ月が過ぎた。沙織以外にも客がつき、太い客もついた。沙織はほとんど毎日店にきていたけど突然こなくなった。連絡もつかずに10日が過ぎ、心配になった僕は家に行ってみた。するとそこには沙織がいた。薬物が近くに置いてあったので「お前なにしてんねん!」と初めて沙織を怒鳴りつけた。「やっと相手にしてくれた…」そう言って沙織は倒れた。すぐに救急車をよび、一緒に病院に行った。沙織はすぐに集中治療室にいれられた。
2005-11-13 02:09:00 -
9:
名無しさん
3時間後にようやく手術が終わった。僕はそのままいったん帰る事にした。次の日沙織を見舞いに行った僕は衝撃的な事を聞いた。「あなたは誰ですか?」僕を忘れていた。医者からはストレスによる記憶障害だと言われた。僕は今まで沙織の悲しい顔の意味を考えた事はなかった。
2005-11-13 02:21:00 -
10:
月
でも沙織が僕に言った「やっと相手にしてくれた…」とゆう言葉で全てわかった。沙織は僕の事を勘違いしていた。僕は中学を卒業して以来あまり思ったことを表情にも口にもださなくなっていた。
2005-11-13 02:24:00 -
11:
月
もちろん表にはださないといっても考えはする。沙織は最初に僕を指名してくれた人だし、僕を今まで助けてくれていた人だ。考えない訳がない。
2005-11-13 02:26:00 -
12:
月
でも今回は僕のその性格のせいで沙織が傷ついてしまった。僕が沙織の事をどう思っているかなんて沙織に言った事もなかったし、言うつもりもなかった。でもそのせいで沙織が倒れた。
2005-11-13 02:29:00