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眠り

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  • 1:

    ナツ

    ずっと前に夢で見た話を自分なりにアレンジしました☆よかったら感想ください!

    2005-10-30 17:57:00
  • 61:

    ナツ

    大樹の家に着いた。広めの1LDK。男の独り暮らしのわりに綺麗に掃除されている。リビングには大きめのテーブルとソファー、寝室へ通じる壁一面のスライド式ドア。家具は個性的なデザインが多かったが全体的に統一されていてセンスの良さが伺える。

    2005-10-31 02:15:00
  • 62:

    ナツ

    綾華はソファーに座り大樹が入れてくれた温かいコーヒーを飲んでいた。
    大樹「今日は変なことを言ってしまってすみませんでした。」
    『やっぱり謝るのかよ。。』
    大樹「だけど言ってよかったと思ってます。綾華さんの気持ち聞けたから!」

    2005-10-31 02:21:00
  • 63:

    ナツ

    『もういいって…。』綾華はずっと黙って聞いていた。居酒屋にいた時とは違う意味で。話す気分になれなかったのだ。
    大樹「あの時言ってくれたことは本当ですか?」
    綾華『………そんなわけないでしょう。断って気まずくなると困るから適当に話を合わせただけ。お客さんにも同じこと言ってるわよ。』

    2005-10-31 02:27:00
  • 64:

    ナツ

    嘘をついた。話しながら自分がどれだけ大樹を好きなのか実感していた。今本当だと言えばお店をやめる時まで一緒にいられるだろう。けれどギリギリのところで綾華のプライドが勝った。『嘘の気持ちならいらない。形の上で付き合ってても気持ちがないなら意味がない。』プライドと言うよりも本当の愛を求める弱い女の部分が出たのかもしれない。

    2005-10-31 02:35:00
  • 65:

    ナツ

    大樹「……そう…でした…か……。そうです…よね。すみません。勝手に勘違いしてしまって…。」
    大樹の目から涙が流れた。綾華は驚いた。『どうして??』
    綾華「泣く必要ないでしょ?」
    驚きを隠して冷たく言いはなった。

    2005-10-31 02:43:00
  • 66:

    ナツ

    綾華「あなたは何を考えているの?目的は何??」
    大樹「………」
    大樹は一瞬黙り、綾華に抱きついた。『ヤバイ。おそわれる!』抵抗しようとした……が、やめた。大樹は何もしてこない。ただ優しく力強く綾華を抱き締めるだけだった。

    2005-10-31 02:53:00
  • 67:

    ナツ

    大樹はまだ泣いているのだろう。ドレスを着て肩を露出している綾華の方に水の様なものが流れる感触がある。涙だ。
    綾華「正直に言うと、私はあなたの気持ちを疑っている。さっき居酒屋であなたに言った言葉は本当だけれど……あなたは冷静だった。私は周りを気にする余裕なんてなかったのにあなたは……」

    2005-10-31 03:02:00
  • 68:

    ナツ

    ☆訂正☆
    ↑【綾華の方に】

    【綾華の肩に】

    2005-10-31 03:04:00
  • 69:

    ナツ

    大樹「本当…?……今居酒屋で言った言葉は本当だって言ったよね?」
    綾華「だからそれはっ……!」
    大樹は綾華を見つめた。
    綾華「本当よ。悔しいけど好き。どうしようもないくらい好き。」

    2005-10-31 03:10:00
  • 70:

    ナツ

    綾華はまた泣きそうになった。その瞬間大樹は綾華にキスをした。
    大樹「ごめん。居酒屋で冷静だったのは綾華の勘違いだよ。俺は綾華の言葉聞いた時からずっと抱き締めたい。キスしたいって気持ちでいっぱいだったんだ。だから早く二人きりになりたくて……」

    2005-10-31 03:18:00
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