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幸せ日記(独り言)
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1:
さくら ◆ogBrOEp6vA
彼氏との平凡な日常です。今までこんなに人の事を愛しく思った事はなかった‥。
2005-10-14 04:06:00 -
2:
さくら ◆ogBrOEp6vA
彼氏と知り合ったのは約2年前。私は23、彼氏は22歳やった。出会いはありきたり?な同じバイト先。ホステスとボーイやった。その時も普通に彼氏はいたし、別に何とも思ってなかったなぁ‥。もともと人見知りが激しすぎるアタシ。仕事中は別やけど、なかなか店の雰囲気にも輪の中にもとけこめず、愛想笑いばっかりしてたなぁ‥。今思ったらかなりふてこかったやろな↓
2005-10-14 04:22:00 -
3:
さくら ◆ogBrOEp6vA
店の人は「さくらちゃん飲みいこや!」‥やれ飲み会だの、お食事会だの誘われるが、何かと理由をつけて断っていた。‥なんでわっざわざ毎日顔あわしてるのに、外で喋るんよ‥とか思ってたアタシ。その日も客とアフターの約束をしている所に奴がきた。「みんなでいこや!」‥ボーイの亮。まじで‥(+о+)そんな目で見るな↓「お願いっ!みんなでいこ☆」 断られへんやんか‥「‥わかった‥」ついにみんなでアフター兼お食事‥
2005-10-14 05:06:00 -
4:
さくら ◆ogBrOEp6vA
元々、団体行動とか苦手なアタシ。しかも居心地の悪い輪の中。どうやって帰ろうか頭の中で考えていると‥また亮。「さくらちゃんとこうやって話すん初めてやなぁ♪」‥そらそうやろ、予定外やわ。「さくらちゃんの彼氏て何してる人?」‥ほっといてや‥。しつこく聞いてくるから一言「美容師。」「まじで〜!俺もやねん!」‥は?あんたボーイやん‥よくよく話を聞いてみると辞めたばっかりだという。もっと聞いてみると‥アタシの彼氏の事知ってるんですか‥(゜ε゜;)世間せまっ!去年大阪に出てきたアタシはこんな事で不覚にも親近感わいてしまった。
2005-10-14 05:16:00 -
5:
さくら ◆ogBrOEp6vA
そっからあっという間に亮とは仲良くなった。気付いたら朝の五時。大阪にきて、彼氏以外の人と初めて心から話す事ができた気がした。
「なんや、さくらちゃんてよー喋るやん!本気で大人しいんかと思ってたわ!」 久しぶりにいい意味で喋り疲れした。この時はなんか不思議な子やなぁって思ってた。2005-10-14 05:21:00 -
6:
さくら ◆ogBrOEp6vA
それから何故か、亮と仲良くなったのをきっかけに、少しずつだが店の輪にとけこめるようになった。亮は何か、みんなの輪の中心にいるようやった。一番年下やし、かわいい弟的存在のようだった。まだとけこめきれないアタシの横にはきまって亮がいた。
しかし。そんな輪になじんできたアタシを煙たがる子がいた。2つ年下のゆかり。どうやら亮の事を好きらしい‥。たまたま出勤前のコンビニで亮と一緒になり、そのまま店にいくと、ゆかり登場。「さくらちゃん、亮ちんと一緒にきたん?」‥なんやそれ。「いや〜たまたまやけど」「‥さくらちゃん彼氏おるんやろ?」‥いますが何か。「それがどうしたん?」2005-10-14 05:36:00 -
7:
さくら ◆ogBrOEp6vA
「亮ちんを取らんといて!!」(゜Д゜)ハァ? 取らんといて?‥いらんねんけど‥ってかアンタのんやったっけ?‥なんかよーわからんけどここはアタシが年上やしひいとかな‥ってか亮とは何もないし‥とか何かモヤモヤしながら「何もないから安心し!」ってなだめといた。亮もポカーンと口あけて固まってる‥。おいおい(;´ω`)
まぁ亮がゆかりとつきあってよーと関係ないし‥って思いながら、何故か亮とはぎこちなくなってしまった。2005-10-14 05:44:00 -
8:
さくら ◆ogBrOEp6vA
夏になり、辺りの店は浴衣祭り。アタシの店も例外なくみんな浴衣着用で写真とりまくってた。何故か偽カメラマンになってる亮‥。現像してびっくり。写真ほとんど、アタシ中心やった(゜Д゜)
またブツブツ何かゆってるゆかり。「なんなんこれ、ほとんどさくらちゃんばっかりやーん!撮ったん誰よっっ!?」‥ほとんど亮です。凍りつく空気の中、みんなの視線が亮に‥。「なーんや!アンタ、さくらの事好きなんか?アハハ‥」ママの無責任な言葉にゆかりの怒りに着火!「なんなん!やっぱりさくらちゃんが好きなんやん!」半泣きで叫ぶゆかり。そしてアタシに詰め寄って、「さくらちゃん、どーなん!?」‥どーなんって、どーもないよ‥(+о+)「‥たまたまやろ‥」‥なんて気のきかない言葉しか出ないんだアタシは‥。2005-10-14 05:58:00 -
9:
さくら ◆ogBrOEp6vA
気まずく浴衣祭りも終わり、いつの間にか冬になった。亮とは相変わらずの空気。今年最後の出勤もおわり、やっと一週間ゆっくりできるわぁ〜と気を抜いてるのびていたところに‥「今日忘年会やでぇ♪さくらちゃん☆」‥亮。忘年会とかいいし‥。
ゆかりともめ事?があってから、私はあまり飲み会にも参加しないようにしていた。それに‥ 「えーわ。帰って寝るし」「何でなん、行こうや!」「いや、しんどいしもう帰‥」「いくで!着替えや!」‥無理やり更衣室に連行される。‥無理矢理ですやん。2005-10-14 06:08:00 -
10:
さくら ◆ogBrOEp6vA
居酒屋に到着。みんなの輪にいるようで心ここにあらず状態な私。亮の横にはゆかりがベッタリ。‥なーんかダルいなぁ‥もぅ帰ろかな、なんてあれこれ考えている間に、気付いたら亮が横に座っていた。
「さくらちゃんしっかり飲んでるかぁ?ナマいっこ〜」‥やたら酔っ払ってるよこの人‥。「さくらちゃん何か元気ないやん!どうしたん?」「別に‥」‥私はその時、彼氏とあんまりうまくいってなかった。「なぁ、どうしたん?」「もぉ、何もないし!いちいちうっさいねん‥」 !しまった‥、八つ当たりや‥怒ったやろなぁ‥「さくらちゃん、ちょっと外いこか」‥なるほど、場の空気を大事にする亮はみんなの前でケンカしたくないのね‥、と外につまみだされた。2005-10-14 06:24:00 -
11:
さくら ◆ogBrOEp6vA
店の階段を降りる。「寒ぅ‥」コートなんか着てきてるわけがない。半袖の私はしゃがみこんで下を向きながら私は「何なん、はよ戻らなゆかりちゃんうるさいやんか‥」「‥‥‥」何で黙ってるんよこいつ。バサっと上から亮の上着をかけられた。「悟さんの事で何かあったんやろ?」「‥‥何で?」「顔みたらわかるで。」「‥なんもないし。」‥なんで亮にわかるんやろ。「意地はらんと、ちょっと人にゆったら楽になる事もあるやん!さくらちゃんは一人で溜め込みすぎちゃうか?あんま無理したら心が疲れてまうで!」って頭をポンてされた瞬間、涙が地面に落ちた。「さくらちゃん‥?」‥最後に泣いたんはいつやっけ‥人前では絶対に泣きたくなかった私。なんで、亮の一言で泣いてしまったんやろ‥。「ゴメン、何もないから‥」と言って立ち上がろうとした時、しゃがみながら亮が抱きしめてきた。
2005-10-14 06:39:00 -
12:
さくら ◆ogBrOEp6vA
「亮‥?」私は状況が飲み込めんかった。「さくらちゃん、そんなに我慢しとったらアカンで。泣きたかったら泣いたらいいねん!遠慮せんでいーやんけ」‥なんか亮‥震えてるよ?「大丈夫‥。俺にいつでもゆってな!」 「ありがとう‥」「よしよし。戻ろか?」 「おぉ!飲むで♪亮」「さくらちゃん顔キタナいでワラ」‥何故か元気が出た私。店を出たらまだ4時。「おつかれ〜♪」とみんな解散。タクを探してる時に「さくらちゃんまだ元気?」「元気やけど‥亮は?」「全然いける!ちょっと気分転換しにいこか☆」「えーけどどこいくん?」「いいから乗って!」 無理矢理タクの中に押し込まれる。
車を走らせる事10分‥。なんかラブホ街なんですけど(゜Д゜)ちょっと、まさか??「あ、ここで止めて!」タクのおっちゃんが走り去る。‥タスケテ‥(x。x)゜゜
「さくらちゃんこっちやで!」手をひっぱられるアタシ。「ちょっあかんって!なぁ!おっさん!!」あーもぅあかん‥↓2005-10-14 07:03:00 -
13:
さくら ◆ogBrOEp6vA
何かされかけたら絶対あーしてこーして‥てかダッシュで逃げる?とか考えてるうちに、目の前にはコンクリ打ちっぱなしのマンション。「俺んち。変な事せんといてよっ!」急にオカマ言葉になる亮に警戒心もなくなってしまった。普通に亮の家に入る。男の一人暮らしのサッパリしたインテリア。私の部屋と同じ様なサッパリ具合だったからなのかなんか落ち着いてしまった。ぼーっと突っ立ってると「さぁやるで〜!」と亮が近寄ってくる。げっ!コイツ何やねん(゜Д゜)「はぁ?近寄るなって!」いーからこいって!」無理矢理イスに座らされる。あぁもう何なんよ‥どうやって萎えさせよう‥とか考えてる間にバサっとケープを被せられた。???何?コレは‥?
2005-10-14 07:15:00 -
14:
さくら ◆ogBrOEp6vA
「お客さん♪今日はどうなさいますかぁ?(^o^)」 ‥何やこの営業スマイルは?「何が??」「やからーどうなさいますかぁ?って聞いてるねん(`э´)=З」‥今度は怒っとる‥。状況がつかめずポカンと口をあけてる私に「ほんなら今日は〜俺仕様で世界一かわいくしたるわな!」とカラー剤を混ぜてる‥。
まさか美容室?やっと気付いた私は「ちょーやめてや!今の色好きやねん!」「アカンて!こんな暗い色しとるからアカンねん!もっと明るくしい!」‥今まで黒髪に黒目で通してきたアタシ。「嫌やぁぁぁ!!」の訴えもムナしく、どんどんカラー剤が塗りこまれていくアタシ。「あぁ‥(´Д`)」一気にテンション撃沈なアタシ‥。2005-10-14 07:27:00 -
15:
さくら ◆ogBrOEp6vA
無抵抗なアタシにカラー剤を塗って大満足そうな亮。ありえへん‥。明日そっこー美容室やな‥。その前にこいつの頭もどーにかしたろか‥考えてるうちに、風呂場に連行される。
シャンプードレッサーで床屋仕様で頭を洗われるアタシ。メイクも落ちに落ちまくってなんて無残な顔‥。「かゆい所はないですか〜(^o^)」と楽しそうな亮。もうどうにでもしてくれ‥オマエも道連れやけどな。
‥シャンプー終了。 鏡をみると‥なんや♪そこまで変わってないやん。よかった?‥と鏡越しに亮をみると手にハサミ。まさか‥毛まで切る気ですか?ちょっと待ってくれ(+о+)毛のばしてるんだよーー‥2005-10-14 07:36:00 -
16:
さくら ◆ogBrOEp6vA
「嫌やぁぁぁ!!」さっきとはうって変わって逃げ出そうとしたアタシの腕をつかんで再び着席させられる。あぁ‥もぅ坊主にでも何でもするがよいよ‥。そのかわり覚えとけよ‥。
髪にハサミを入れられる。覚悟をきめて目を閉じた。頭を触られ続け、不覚にもウトウトしてきた。あ〜もうおちそう‥。
「さくらちゃん!起きて!坊主なってもた!!(;゜〇゜)」の亮の声でハッと目を覚ました。鏡を見ると。やや茶色がかった髪にちょっと軽くなった毛先。ばっちりブローまでしてくれて‥。「どや!めちゃめちゃ可愛いで!これで彼氏もイチコロやな!俺天才やわぁ〜ワラ」お世辞ぬきで、かなりよさげにまとまっていた。
後から聞いた話、居酒屋で酔っ払った私は彼氏との事を暴露しまくってたそうだ‥(x。x)゜゜2005-10-14 07:50:00 -
17:
さくら ◆ogBrOEp6vA
「ありがとう‥ってかうまいなぁ☆」「当たり前やん!俺の本職やで☆」‥そーや、忘れとった。私の中ではボーイの亮やったから‥。「けっこう伸びてたなぁ?2、3ヶ月位美容室いってへんやろ?」「うん‥‥」
彼氏とケンカが増え始めた頃から、彼氏に髪を触らせていなかった。前はずっと彼氏のスタイルだった私が、彼氏と付き合って以来、初めて他の人の作ったスタイルになっている‥。彼氏との気まずい間の髪を切り落としてくれた亮。たかが髪を切っただけかもしれないが、私の中で何かが吹っ切れた。2005-10-14 08:00:00 -
18:
さくら ◆ogBrOEp6vA
眠くなってしまったのでここで中断します。生活が不規則なので更新は遅くなったりするかもしれませんが頑張って書き上げたいので(自己満ですが)見守って頂けたら嬉しいです。
2005-10-14 08:04:00