小説掲示板狐の嫁入りのスレッド詳細|夜遊びweb関西版

夜遊びweb掲示板 関西夜遊びweb掲示板 関西
エリア選択

夜遊び掲示板を検索する

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。

掲示板リストメニュー

狐の嫁入り

スレッド内検索:
  • 1:

    名無しさん

    私の経験談。嘘みたいな本当の話。 (旧掲示板のコピペです)

    2005-08-01 00:28:00
  • 34:

    名無しさん

    「トイレ行きたいから手貸してくれへんか」
    と祖父が言うと誰かが手を貸していたが、母に手伝って貰うには抵抗があったみたいで私が呼ばれた。どんなに年を取っても男性。息子の嫁、所詮は血縁は無いし、その気持ちは解らなくはなかった。私は汚されても汚いと思わなかった。きっと祖父だから、そう感じ無いんだろう。孫と祖父、遠くても血縁関係もあり、一番なついていた私とはマブダチ化していたから

    2005-08-01 02:43:00
  • 35:

    名無しさん

    3月に入った。
    祖父の胸の痛みはだんだんと酷くなる一方だった。お別れが近くなってる?そう思うと、眠れなくなっていた。祖父の寝顔を見ながら、小さかった頃の事を色々思い出して一人泣いたりしていた。ここまで面倒見て貰って来たのに、私はまだ何一つ祖父に返してあげれて無いんじゃないか?無力な自分が悔しかった。
    父は社会復帰を果たし、1日走ると1日休みとゆう仕事パタ-ンになっていた

    2005-08-01 02:45:00
  • 36:

    名無しさん

    仕事で走っている途中、晩ご飯だけ食べに帰って来る習慣が付いていて、仕事の日は皆1日安泰にのんびり過ごせた。晩ご飯を食べに帰って来る事だけ我慢すれば顔を合わす事が無いから。父はそこまで家族に嫌われてる事、解ってるんだろうか?
    「俺は眠くても走らせな売り上げが上がらんから給料にならん。お前らが寝込んでる間も走っとんねん、代わりにお前が走るか?」と愚痴じみたイヤミを吐き、仕事に戻って行く。今まで寝てた奴が何言うとんねん

    2005-08-01 02:46:00
  • 37:

    名無しさん

    父が出ると皆一斉に「あいつ、今日もうざかったな。事故って死んだりしんのかな?」と笑いながら、一般家庭では笑い話にならない様な会話をしていた。
    ある時、祖父が私に溢した言葉がある。「あいつもな、昔はいい息子やってんけどな…。お母さんには辛い思いさせて悪いと思うわ…。おばあちゃんとおじいちゃんが甘やかし過ぎたんかもしれんな…。でも暴力は許さん。おじいちゃん、殴られたん忘れへん…あの痛み、忘れへん」
    おじいちゃんが悪い訳じゃないのに、母に対して詫びていた。私と祖父の二人の秘密の会話だった

    2005-08-01 02:48:00
  • 38:

    名無しさん

    父にも子供の頃はあったんだ。当たり前の事だけど、この時にふと不思議な感覚になったのを覚えている。父は子供の頃私みたいな気持ちになった事はあるんだろうか?父の父、祖父に対して憎いって思ったりしたんだろうか…?祖父の子育てで今の父があるのなら、祖父が悪いの?…んなわけない。やっぱ悪いのはキチガイの父、あいつ一人だけだな。一人で考えて一人で納得していた

    2005-08-01 02:51:00
  • 39:

    名無しさん

    3月になり、祖父の誕生日まで毎日カウントダウン。目が覚めたら呼吸確認、よし、今日も生きてる…。
    しかし、呼吸にも変化があった。ひゅうひゅう、ぜいぜい…辛そうだ。ご飯を食べた後、いつも通り薬を渡す。今思えば、打撲で胸が痛いならこんな薬浸けになる程になるのはおかしい。祖父は気付いてたのかもしれない。言わなかっただけで、自分はもう長く無いって事。

    2005-08-01 13:25:00
  • 40:

    名無しさん

    薬が効いている間は痛みは引くらしく、湿布のおねだりは減っていた。麻薬と同じ効き目があるモルヒネ。副作用もそれなりにあった。足腰も弱くなり、麻痺していたんだと思う。おじやを溢しても気付かない事が増えた。
    別れの前に痴呆になり私の事忘れてしまったりしたらどうしよう…と考えたりしてしまった。夜中のトイレが本格的に介助無しには無理になっていた

    2005-08-01 13:26:00
  • 41:

    名無しさん

    どんなに母に「遅刻するで!」と、起こされても目覚め無かった私が、祖父のか細い呼び声で目覚める様になった。
    「薫…薫…」
    ハッと目覚めて、「おじいちゃん、トイレ行きたいん?」と起き上がりトイレまで付いて行く。便座に座らせてあげる、小の場合は自分で処理していたが大の時は手が思う様に動かない為、私が援助した。「ごめんな、汚いのにな…こんな事も出来ひんなら早よ死んだ方がええな…」
    祖父が恥ずかしそうに呟いた

    2005-08-01 13:27:00
  • 42:

    名無しさん

    私は、
    「何言うてんのん!汚くなんか無いわ!薫のオムツ替えてくれてたやん、お返しやん!薫には気使わんといて!」と励ました。祖父は申し訳なさそうに、
    「薫が孫でおじいちゃん幸せやな。これからもごめんやけど頼むで」
    便座から立たせ、脇に私の体を挟み支えながら、ベッドに戻って寝かせた。
    「おじいちゃん、ほんまに好きやで。薫の彼氏はおじいちゃんやからね」
    ホッペにキスをした。少し照れていた。私も照れた。告白した後みたいに、キュンとした

    2005-08-01 13:28:00
  • 43:

    名無しさん


    ホッペにキスをした。少し照れていた。私も照れた。告白した後みたいに、キュンとした

    2005-08-01 13:29:00
新規レスの投稿
名前 (8文字まで)
E-mail
必須本文 (750文字まで)
狐の嫁入りを見ている人におすすめの掲示板

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。
※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。