-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
大阪心中24時50分
-
1:
NN
携帯電話ってものが存在してるのに 人と人の距離は全く埋まりそうにない それどころか日々遠のいているような感覚にさえなる どうしてだろう どうして携帯電話ひとつでここまでひどく憂鬱な気持ちになるのだろう 寂しい夜は 電話で声が聞きたいんじゃない 抱きしめたいんだと 強く思った
2005-12-16 15:49:00 -
129:
みぃ
早く続き読み+ニぃーっ?主さん頑張って下さぃ?楽∪みに∪てます??
2005-12-22 12:34:00 -
131:
?
ァゲ
2005-12-23 17:33:00 -
132:
NN
読んでくださってありがとうございます。
2005-12-24 00:28:00 -
133:
NN
その日あたしは店長に仕事を休業したいと打ち明けた。何かあった?と心配そうに聞いてくる店長に、好きな人ができたから、なんていいだせずに、体調が悪くてとだけつぶやいた。風俗嬢ったって仕事だ。プロだ。好きな人ができた、を引退理由にするのは、何だか店長に申し訳ない気がした。今月は忙しいから今月残りだけはお願いと言われ、あたしはあと2週間、仕事をすることを決めた。あれこれ細かく聞き出そうとしてこない店長の優しさに、自分の身勝手さをさらに感じざるおえなかった。変な罪悪感で胸がいっぱいになった。ずるずると仕事を引きずり続けてたあたしは、好きな人を愛するため、と理由をつけたかっただけなのかもしれない。
2005-12-24 00:29:00 -
134:
NN
◆痛い。もしかしたら眼球に傷でも入ったんじゃないか。ここ4日ほど、ずっと左目が痛い。不意に左目から涙が頬をつたい流れる。涙なんて何年ぶりだろう。ふとそんなことを考えた。俺はとりあえず薬局で買った目薬を目にさす。俺は何度か瞬きをする。左目はぼやっとしたままで、また涙が出る。また何度か瞬きを繰り返す。何だか不思議と兄貴の顔が浮かんだ。カムイは、小さくため息をつく。
2005-12-24 00:30:00 -
135:
NN
そんな兄貴が「東京に行ってカメラマンになる!」と家出同然の状態で消えた。親父は勘当だ!なんて叫んで兄貴を殴った。兄貴は腫れた頬を手でさすりながら「すまんおやじ」と一言つぶやいて玄関を出た。兄貴は振り返らなかった。そこに兄貴の決意の固さを感じた。カメラマンになると宣言した兄貴だったけど、兄貴から音沙汰が全くなくなった半年後、珍しく9時に家でTVを親父と見ていると、天才ホストに密着!俺が歌舞伎町No1!という何やらすんげぇ胡散臭いタイトルの番組が始まった。その瞬間、何となくボーっと見てた親父と俺のド肝を抜いた。
2005-12-24 00:32:00 -
136:
NN
「ホストって仕事はやっぱ楽しいですよ。」TVの中で微笑む派手な金髪にくずして着こなしたスーツのホスト。兄貴だ。親父は驚きのあまり口が開いたまま停止している。翌日学校に行くと「おいカムイお前の兄貴出てたやん!」と散々ネタになった。俺が兄貴を嫌いだった理由として兄貴がまるで努力知らずだったから。いっつもケロとした顔で一番を手にいれてた兄貴が、うらやましかっただけなのかな。
2005-12-24 00:33:00 -
137:
NN
その日、1限は体育だった。はい、10分遅刻。俺は足音を隠すように体育館に入る。体育の前原、遅れたらうるせぇんだよな。そっと体育館をのぞくと、男子がボールで適当に遊んでたり、床に座り込んだりしている。いつもとは明らかに違う雰囲気。「あ、田村、おはよ」西野ちゃんと目が合う。「何、今日自習なん?」「せやで」よかった、と胸をなでおろし、俺は床に座り込み、ファーのついた白ジャケットを脱ぐ。酒がぬけきれてないせいか、頭が体がだるい。その様子を察してか西野ちゃんが俺の隣に座る。「大丈夫?仕事やったんやろ?」
2005-12-24 00:34:00 -
138:
NN
「なぁ西野ちゃん、ジュリちゃんとうまくいってるん?もうエッチした?」唐突な質問に西野ちゃんはえっ、何突然と言葉を詰まらせる。「うまくはいっとるけど、エッチはしてへん。そんな焦るもんちゃうやん」西野ちゃんて照れると早口になるんや、俺は笑う。「焦るもんではないんはわかるけどな好きな子と一緒におってチューしたり手繋いだりしたらエッチしたなるやろ」俺がそう言うと、まぁそうやけど、と西野ちゃんがつぶやく。「今はキスだけで十分幸せになれるから」照れてつぶやく西野ちゃんを横目に、ジュリちゃんの姿がかぶる。
2005-12-24 00:36:00 -
139:
NN
「なぁ西野ちゃんごめん。俺、ジュリちゃんのこと好きになったみたいやねんけど」体育館中に響くチャイムの音と、俺の言葉が重なる。「え?何て」西野ちゃんには聞こえなかったみたいで、何?とまた繰り返す。俺は腰を上げる。「西野ちゃんが思うほど俺ええ奴ちゃうよ」そう伝えるだけで精一杯だった。「田村、目、涙でてる!左目!どうしたん」西野ちゃんが驚きながら俺の目を指差す。「大丈夫。最近ちょっと目痛いだけやから」泣いてるんちゃう。悲しいんちゃう。ただ目が痛いだけ。左目の涙は、心臓をつたって流れてきたのかもしれない。
2005-12-24 00:37:00 -
140:
NN
少しずつだけど、感情がズレてきてる。自分で気がついてるのに、歯止めがつけられない。絡み合ってほどけなくなるなら、いっそ糸を切ってしまった方が傷つかなくていい。それは糸でも、友情の絆でも、同じことだと思った。
2005-12-24 00:37:00 -
141:
名無しさん
楽しみにしてます
2005-12-24 08:14:00 -
142:
?ミポ姫?
闇で【東京心中】カラ見てますッッ??本間にこの小説が大好きで毎日×?覗いてマス??応援してるので頑張ってくださぃねッ??
2005-12-24 10:52:00 -
145:
名無しさん
西野ちゃん萌ワラ?
2005-12-25 02:40:00 -
146:
名無しさん
荒らしがいないのはホンマにいい小説の証拠?東京の時からおらんかったなぁ?
2005-12-25 02:50:00 -
147:
?れvヽ?
東京心中読ませてもらぃました??ホントょかった?しかも大阪心中まで書ぃてるの発見してしまって読んでますッッ???東京心中の人物が出てきてて感動?頑張って完結して?さぃ??
NNさんの?小説?マヂ大好きなんで?∩_∩?
楽しみにしてます?〃2005-12-25 04:01:00 -
148:
名無しさん
これって東京から読んだ方がィィ系?
続きもん?2005-12-25 05:28:00 -
149:
↑
読まなくても全然ゎかりますょ?ぁたしも東京は読んでなぃし??勝手にこたぇてゴメンね?
2005-12-25 05:30:00 -
151:
名無しさん
東京心中読まなくても話分かるけど読んだ方が、人物がどんなんかとか分かると思う!
2005-12-25 14:33:00 -
152:
名無しさん
読んだ方が面白さ二倍やしねっ☆彡
2005-12-25 17:36:00 -
153:
名無しさん
とりま東京読んでみ?かなり時間早く感じた?
2005-12-26 00:36:00 -
154:
NN
◆あたしは教室をのぞく。何だかとゆうちゃんと顔を会わせるのが気まずい。憎きカムイのキスがあたしの頭を混乱させてる。今は2限。物理。だけどもう教室に入ったって欠席だ。どこかで時間を潰そう。あたしは携帯メールを送る。((今日は3限から行くわ。体調治ったし安心してな))こんな感じでいいやんな。心の中でつぶやく。あたしは暗くなった体育館裏に座り込む。タバコを取り出す。もう12月。体が寒い。
2005-12-26 00:45:00 -
155:
NN
「おーヤンキーはっけーん」一瞬にして鳥肌が立つ。この声。白の派手なファーに細身の黒パンツ。カムイが鼻を赤くして笑っている。こいついつから…。あたしはカムイをにらみつけるようにして見ると、存在を無視するかのように黙ってタバコに火をつける。「サボリなんー?」カムイが笑う。あたしのタバコの煙がカムイのあまったるい香水の匂いにまみれる。「俺はサボリやねんけど。もー物理意味わっからへん!」またカムイは笑う。反応せず『無視』するあたしの顔をのぞく。「なぁ聞いてるん?」
2005-12-26 00:46:00 -
156:
NN
「あんたと話したくない」短く答える。カムイに隙を見せたら最後なんだ。カムイがいると、頬を通る風が妙に冷たく感じる。ゆうちゃんのそばにいる時は雪が降ろうともあったかいのに。「キスしたこと怒ってるん」いきなりそうきたか。しゃがみこんで視線を合わせるカムイ。どうしてあんたはそうなの?どうしてそんな目で見るの?頭の中が壊れそう。「あんたねホストやのになんでそんな無神経なん」「俺、ホストとしてジュリちゃんにキスしたわけちゃうよ。田村カムイとしてキスしたんや。俺はホストやけど普通の男やん。ホストとして、ちゃうくて、男として、キスしたんや」
2005-12-26 00:47:00 -
157:
NN
カムイの目が恐い。輝くように綺麗で、深みがある。見つめられると動けなくなる。その目があたしに金縛りを仕掛けてくる。「何それ、カムイのいってることの意味わかれへん」金縛りにあたしの必死の抵抗は全く効かないようだ。「わかるやん、俺、ジュリちゃんのこと好きなったみたいやねん。やからキスした」なんなんそれ。なんなん。どうしてあんたはそんなことをいうん?頭の中で次々に言葉がが溢れかえる。
2005-12-26 00:48:00 -
158:
NN
「うるさい。もうあたしに話かけんとって絶対」あたしは腰を上げる。教室に戻ろう。カムイと一緒にいたくなかった。この空間に一緒にいることがあまりに苦痛すぎた。「なぁ好きになるのって愛するのって、相手に許可とらなあかんの?好きになりました好きでいてええのって相手に許可とらなあかんの?」あたしは振り返らない。振り返ったらあたしはまたカムイの金縛りから動けなくなる。
2005-12-26 00:50:00 -
159:
NN
「今許可もらうわ!ジュリちゃん、俺、ジュリちゃん好きなった!好きになったししゃーないやん、好きになった、好きになった、好きでおるから!」俺は声を張り上げる。ホストとしてちゃう。男として。声を張り上げた。きっと想いは伝わらない。かまわない。届かないならせめて声に出すんだ。
2005-12-26 00:50:00 -
160:
NN
人を好きになることは案外簡単だったのに、だけどそれを秘密にしておくことが予想以上に難しいのはどうして。深い傷よりもかすり傷が胸に染みるのはどうして。何度もセックスしたはずの女よりあの日一度だけキスした女が忘れられないのはどうして。人間なんて矛盾だらけだと思ってたけど、それは人間じゃなくって俺だってことに最近気がついた。
2005-12-26 00:55:00