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大阪心中24時50分

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  • 1:

    NN

    携帯電話ってものが存在してるのに 人と人の距離は全く埋まりそうにない それどころか日々遠のいているような感覚にさえなる どうしてだろう どうして携帯電話ひとつでここまでひどく憂鬱な気持ちになるのだろう 寂しい夜は 電話で声が聞きたいんじゃない 抱きしめたいんだと 強く思った

    2005-12-16 15:49:00
  • 89:

    NN

    ゆうちゃんとあたしの仲をとりつくったと思えば、名刺を出して店への勧誘、しかも同じ雑誌に載ってたからあたしが風俗嬢だということを知ってる。カムイ、あんたは何がしたいの?テーブルに着くと、シュナが嬉しそうに鼻歌を歌う。「ご機嫌やなぁ」カムイが笑いかける。「だってシュナ、大阪に来て初めてだもんっホスクラ一緒に来てくれた友達!嬉しいよーっ」はしゃぎ続けるシュナを「そっかーよかったなぁー」と、頭を撫でて微笑むカムイ。ホストって恐い。こんな行動も発言も全て『擬似恋愛』、愛は金に変えられるってか。まぁ、人のこといえない。あたしも性と体を金に変えているのだから。

    2005-12-20 22:38:00
  • 90:

    NN

    「これからもジュリちゃん仲良くしてねっ」「うん」シュナがあたしの手を握る。この子の『こういう』キャラクターは雑誌の中だけだと思ってた。だけどこの子は風俗の中の自分と、現実の自分を、全く変えてない。『自然体』っていうんだろうか。影の匂いがしない。ちょっと羨ましく思った。シュナとカムイは楽しそうに話している。「シュナはカムイがスキなん?」2人の会話を破ってあたしがつぶやく。「いっきなりやなぁー」カムイがあたしを見る。何よ。言いたいことがあるなら言えよ。あたしはそう思った。

    2005-12-20 22:39:00
  • 91:

    NN

    「シュナはスキだよーでもねっでもカムイ、ちょーオラオラで枕しまくりだし」は?あたしは一瞬目が点になる。枕しまくり?あんたこんなこと客に堂々と言われていいわけ?あたしは驚く。「そうそう。伝説の枕ホストめざしまくり」カムイが手を叩いて笑う。何だかあほらしくなってきた。あたしは深くため息をつく。もう帰ろう。一体何しにきたんだか、全く意味わかんない。携帯を見るとメール受信一件。あたしは急いで携帯を広げる。ゆうちゃんだ。「今日はありがとう。また時間があったら一緒にかえろな。明日も朝からバイトやー!ジュリちゃん寝る時メールしてな、ちょっと話したい!」..受信時間01時..今は恐る恐る時計を見ると3時。

    2005-12-20 22:40:00
  • 92:

    NN

    またやっちゃった..あたしは一気にテンションが落ちる。寝る時メールしてなって..もう3時だ。あたしは急いでメールを打つ「シュナとちょっと飲もうって話になってちょっと話してたらとろーんとしてきて寝ちゃってた..ごめんね!!」と。どうして嘘をつくメールのときは、あたしこうして打つのがすごく早いんだろう。「ごめんシュナ、あたし帰るわ」財布から1万出し、テーブルに置く。「えーっうんわかった、また一緒に付き合ってね!」シュナに手を振りあたしは店を出る。

    2005-12-20 22:41:00
  • 93:

    NN

    あたしには愛してると言ってくれる人がいる..たとえ田村カムイがあたしが風俗嬢だと知っていても、あたしがゆうちゃんを愛してる。それだけでいい。だってそれは偽りのない真実なのだから。人に愛されるということがここまで力強くなれるなんて知らなかったよ。

    2005-12-20 22:42:00
  • 94:

    NN

    あたしがエレベーターのボタンを押そうとすると背後から手が伸びる。ハッとして振り向く。「えらい冷たいねんな。」そこにはカムイが1人立っていた。「お客さんのお見送り?そんなことしなくったってええよ。はよシュナんとこ戻りいや。」あたしがうっとうしそうな顔をすると、何でそんなことゆうんよ、カムイは笑った。エレベーターはやく、来い。あたしは頭の中で何度も繰り返した。「あたしが風俗してること、知ってるんでしょ?」「うん、雑誌で見て前からずっと知ってたで。ジュリちゃんは口止めにきたんやろ?言わないでって」カムイは即答した。その答えは間違いなく正解だった。「そうやで」あたしもごまかすつもりはない。黙ってろ。そういいにきたのだから。

    2005-12-20 22:43:00
  • 95:

    NN

    その瞬間、カムイが力いっぱいあたしの腕を引っ張る。「ちょっとなにす」あたしの口を封じるようにキスでふさぐ。あたしの体を引き寄せて、強く抱きしめる。舌が強引にかたくなに押さえつけられた唇の中で踊る。カムイの肌からはかすかに甘い香水の匂いがする。さっきは誰とキスしたの、さっきは誰を抱きしめてたの、その唇でその体であたしに触らないで!!

    2005-12-20 22:45:00
  • 96:

    NN

    あたしの唇からカムイのぬくもりが離れた瞬間、放心状態になった。カムイはあたしを見て笑う。はじめてじゃないくせに、そういわれてる気がした。あたしはつまる呼吸を抑えてつぶやいた。「カムイ。天国を探すなんて死んだ人間のすることやで」エレベーターのドアが閉まる。何なんあの男、最低!!!あたしはエレベーターの中で何度も、何度も服の袖で唇を拭く。

    2005-12-20 22:46:00
  • 97:

    NN

    外は雪に似た雨が強く降っていた。涙が頬から流れる。雪に似た雨じゃなくて。雨に似た涙なんだということに、気がつかないでいた。あの頃、純粋にあたしを愛してくれてた、本当に真っ白で汚れを知らないゆうちゃんと、ただ愛されたくて自分に嘘ばかりついて他人を傷つけてまで幸せになろうとしてたあたしと、世間から見放されてただ安らかな天国を探し続けて走り続けてたカムイと。あたし達3人の夢はきっと幸せになること、だったと思う。

    2005-12-20 22:47:00
  • 98:

    NN

    人生がよかったか悪かったかなんて死ぬときにしかわからないことだよ 今が不幸だとしても 死ぬ瞬間に幸せだったと思えたら ねぇカムイ カムイはどう思った?カムイの人生は 幸せだった?今さらだけど、聞いておけばよかったよ

    2005-12-20 22:49:00
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