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数えきれないぐらい『ありがとう』
-
2:
咲羅
私を変えてくれたたった一人のかけがえのないあなた…。
今笑ってますか?2005-10-07 10:55:00 -
3:
咲羅
2005-10-07 10:55:00 -
4:
咲羅
「ガラガラ」
朝はめっちゃ苦手や。だから朝から学校なんか行かん。毎日遅刻や。
『おはよ〜☆』
ドアを開けて教室に入る。『神永はまた遅刻か。』
『うっさいねん!!』
神永は咲羅の名字。先生と最初に交わす言葉はいつもこれ。2005-10-07 11:01:00 -
5:
咲羅
『とりあえず席つけ。』
『へいへい。』
「先生って本間うっとーしぃ。学校なんか来たないわぁ〜。でも行かなおかんとおとんうっさいし。」
咲羅はいっつもこんな事思ってた。2005-10-07 11:04:00 -
6:
咲羅
「キーンコーンカーンコーン」咲羅が教室に入って5分ぐらいで3時間目の授業が終わった。
『咲羅ぁ〜☆』
出た!!またこいつや。いい加減にしろよ。馴れ馴れしく名前呼ぶな。2005-10-07 11:07:00 -
7:
咲羅
こいつは何故か1年の時から咲羅にひっついてくる男や。1年もの時クラス一緒で2年になってクラス離れたのにまだひつこい。
2005-10-07 11:10:00 -
8:
咲羅
咲羅『何?』
とりあえず返事した。
『昨日のMステ見たぁ?!本間あゆ可愛いわ〜。』
こいつはあゆが大好きらしい。咲羅は別に芸能人とか興味ないしテレビはあんまり見ぃひん。
咲羅『あんたさぁ…』
『あんたじゃなくて海斗!俺ちゃんと名前あるんやから名前で呼んでや!』2005-10-07 11:15:00 -
9:
咲羅
名前なんかどぉでもいいやろ。アホかこいつ?
咲羅『海斗さぁ、毎日毎日うっとーしぃって。あゆ可愛いとか言われても咲羅知らんし!』
海斗『だってあゆ本間に可愛いもん!まぁでもやっぱ咲羅の方が可愛いわっ!』こいつ本間アホやろ。そんなんありえへんわ。2005-10-07 11:18:00 -
10:
咲羅
でも実はちょっと嬉しかった。ワラ
咲羅『あんた…アホちゃうっ!』
海斗『咲羅今ちょっと照れたやろ!本間可愛いなぁ☆』
図星。ワラ まぢムカツクわこいつ!おちょくってんか?!2005-10-07 11:21:00 -
11:
咲羅
咲羅『も〜黙れっ!バイバイ!』
咲羅は席を立って教室を出て行った。
海斗『咲羅待ってぇや!』2005-10-07 11:23:00 -
12:
咲羅
『また海斗君神永の事追っ掛けてるぅ。』
『神永キモすぎ。死ね。』海斗を無視して廊下を歩いてたら女子がまた咲羅の悪口言ってる。こんなん言われても咲羅は何も思わん。2005-10-07 11:26:00 -
13:
咲羅
咲羅はトイレの鏡で髪の毛を直してた。さすがに海斗もトイレの中まで入ってこない。ワラ 咲羅は海斗がうっとーしくなったらいっつもトイレに行く。
2005-10-07 11:33:00 -
14:
咲羅
そうこうしてる内に昼休み。咲羅はいっつもコンビニでパンを買った。
咲羅は友達がおらんかった。別にほしいとも思わんかった。
『咲羅ぁ〜☆一緒に食べよぉ?!』
また出た。クソ海斗。2005-10-07 11:36:00 -
15:
咲羅
咲羅『……』
咲羅は無視した。
海斗『無視かいっ!まぁいいや☆一緒に食べよな☆』
そう言って海斗は咲羅の机の前に椅子を持って来て向かい合わせになったてお弁当を出した。2005-10-07 11:39:00 -
16:
咲羅
咲羅と海斗はいつもこんな感じで一緒に御飯を食べてた。
海斗『咲羅何でいっつもコンビニなん?弁当は?』
咲羅『……』
咲羅はまた無視した。
海斗『喋ろ〜やぁ〜!』
2005-10-07 11:42:00 -
17:
咲羅
咲羅『だっておかんの作る弁当とか食べたないし。コンビニの方がうまいもん!』
海斗『絶対弁当の方がうまいって!俺おかんの作る飯が1番好きやけどな。』
咲羅『あっそ。』2005-10-07 11:45:00 -
18:
咲羅
咲羅がこの世で1番うっとしー存在なんが親。海斗よりうざい。だからそんなうざいやつの作ったご飯なんか食べたくない。いつも昼ご飯代として700円もらう。
2005-10-07 11:47:00 -
19:
咲羅
咲羅『てか海斗何でいっつも咲羅んとこ来るん?!海斗いっぱい友達おるやん!』
咲羅は初めて海斗に聞いてみた。別に深い意味はなかった。ただ何となく聞いただけやった。2005-10-07 11:51:00 -
20:
咲羅
海斗『それは秘密やな!気になる?ワラ』
咲羅『別に。』
海斗『冷たっ!!ちょっとは気にしろよ!』
咲羅『あ〜めっちゃ気になるわ〜。』
咲羅は別に気にしてなかったけど言ってみた。2005-10-07 11:55:00 -
21:
咲羅
海斗『何その言い方?!絶対気にしてないやん!ワラ』
咲羅『だって本間に気にならんもん。』
海斗『言うから今日学校終わったらファミマ来て?』
めっちゃ真剣な顔で言われた。1年の時からつきまとわれてて海斗のこんな顔見た。2005-10-07 12:00:00 -
22:
咲羅
咲羅『……』
海斗『咲羅、お願い?!』
咲羅『……』
咲羅は何て答えたらいいかわからんかった。海斗がこんな顔見たん本間に初めてでとまどった。
海斗『咲羅…?』2005-10-07 12:03:00 -
23:
咲羅
咲羅『……わかった。』
咲羅は自分でも何故わかったなんか言ったんかわからんかった。ただ、海斗の真剣な顔を見たら断るのは無理やった。2005-10-07 12:06:00 -
24:
咲羅
海斗『やったぁ〜!!絶対やで?!約束やからなっ!』
咲羅『はいはい。』
咲羅は適当に答えた。
海斗『俺まぢで待ってるから本間に来てや!じゃあ俺教室戻るわ!放課後な!バイバイッ☆』
そう言って海斗は自分の教室に戻って行った。2005-10-07 12:08:00 -
25:
咲羅
咲羅はとりあえずトイレに煙草吸いに行った。
窓を開けて煙草に火をつけた。
『ふぅ〜。』
2005-10-07 12:11:00 -
26:
咲羅
咲羅は煙草を吸いながら考えた。
「どぉしよう。わかったとか言ってもうた。海斗バリ喜んどったな〜。行くのダルイわぁ。デモ約束破んのわ咲羅嫌いやしとりあえず行くしかないか。話とかどーでもいいから無視したらいいしな。」
考えてるうちに煙草を吸い終わり、教室へ戻って暇なので寝た。2005-10-07 12:15:00 -
27:
咲羅
━━━そして放課後になった。
咲羅は終礼に出ないで家に帰った。
家につくと母親が『おかえり。』と言ってきた。咲羅は無視して階段を昇り自分の部屋に入った。2005-10-07 12:18:00 -
28:
咲羅
咲羅はベッドに寝転がり天井を見上げた。
「海斗んとこ行かな。あいつもう待ってるかもなぁ。まぁいっか。ちょっと待たしたろ。」
そう思って、ベッドから降りて鏡を見た。化粧を直し髪の毛をセットした。
「ちょう待って!何で海斗んとこ行くだけやのに化粧とか直してるん?!咲羅何考えてんねやろ。」2005-10-07 12:22:00 -
29:
咲羅
そんな事を思い、とりあえず家を出た。
海斗と約束をしたファミマまで歩いて5分。煙草を吸いながらファミマまで歩いた。
咲羅はドキドキした。自分でも何でドキドキしてんのかわからんかった。2005-10-07 12:25:00 -
30:
咲羅
ファミマについたら海斗下を向いてわ座って煙草を吸ってた。咲羅が来た事にきずいてないみたいや。咲羅は隣に座った。
2005-10-07 12:27:00 -
31:
咲羅
海斗『ぅわっ!ビックリしたぁ〜。』
海斗は本間にびっくりしてた。ワラ
咲羅『何で自分で呼んでビックリすんねん!ワラ』
海斗『だってイキナリ隣座るから!ワラ』
咲羅『ハハ!そりゃ悪かった!ワラ』
2005-10-07 13:18:00 -
32:
咲羅
「で、海斗の言いたい事は何なんやろ?」咲羅はだんだん気になってきた。でも海斗が咲羅にひっついてくる理由は何となくわかってた。
2005-10-07 13:44:00 -
33:
咲羅
海斗『俺な……俺…咲羅の事めっちゃ好きやねん!入学した時から。だから毎日咲羅んとこ行ってた。咲羅はうざかったかもしらんけど、俺はちょっとでも咲羅の隣におりたかった。』
「やっぱそれか…」咲羅は思った。
咲羅『うん。何となくわかってた。』
咲羅は正直に答えた。2005-10-07 13:46:00 -
34:
咲羅
海斗『まぢで?!……でも誰でもわかるよな。俺自分でもバリひつこい思うもん。ワラ』
咲羅『ハハハ☆』
咲羅は何て言ったらいいんかわからんかった。
海斗『咲羅…やっぱり俺んこと好きちゃうよな?』2005-10-07 13:47:00 -
35:
咲羅
咲羅は迷う事なく答えた。
咲羅『うん。ゴメンな。デモ海斗んこと正直うざいとか思うけど嫌いではないで!でも好きじゃないねん!でも喋ってたら癒されるってゆーか落ち着くかなっ?!』
咲羅は意味わからん事言った。ワラ
2005-10-07 13:48:00 -
36:
咲羅
海斗『そっか…。』
咲羅『うん…。』
『……』
咲羅は何も喋らんかった。海斗も何も喋らんかった。しばらくしてやっと海斗が喋った。2005-10-07 13:49:00 -
37:
咲羅
海斗『1コめっちゃ聞きたい事あんねんけどいい?』
咲羅『何?』
海斗『……携番教えてや?!アドレスでもいいから!』
これは1年の時から何回も聞かれてた。でも咲羅はずっと『無理』って断ってた。2005-10-07 13:51:00 -
38:
咲羅
海斗『いややったらいいで。』
咲羅はかなり迷った。
咲羅『…はい。』
咲羅の番号とアドレスを出して携帯を海斗に渡した。
海斗『まぢでいいん?!ありがとぉ☆』
海斗は急いで自分の携帯を出して咲羅の番号とアドレスをいれた。2005-10-07 13:53:00 -
39:
咲羅
海斗『メール送るし!ちゃんと返してな?!』
咲羅『暇やったな。』
海斗『……』
咲羅『嘘やって!返す返す!』
海斗『よかった…。とりあえずもぉ帰る?!』
咲羅『うん!』2005-10-07 13:54:00 -
40:
咲羅
咲羅『うん!』
海斗『わかった。じゃあメール送るわ!気ぃつけて帰りや!バイバイッ!』
咲羅『バイチャ〜☆』2005-10-07 13:56:00 -
41:
咲羅
咲羅は家に着いてからずっと海斗の事を考えてた。
「海斗が咲羅のこと好きなんは感づいてたけど、まさか入学したときからとはなぁ…。もう1年以上経つやん!」
2005-10-07 14:20:00 -
42:
咲羅
咲羅はそんなに人を好きになったことがなっかった。小学校の時2,3人は好きになったけど、その人のことをずっと考えたりするほど好きではなかった。
だからちょっと海斗が羨ましいと思った。
咲羅は誰とも付き合ったこととかないし、あんまり恋愛の事はわからんかった。
2005-10-07 14:25:00 -
43:
咲羅
そうして色々考えてたら携帯がなった。
知らんアドレスからメールやった。
「海斗かな?」って咲羅は思った。
2005-10-07 14:28:00 -
44:
咲羅
(海斗やで〜☆
番号は***-****-****やから☆
今日は本間いきなりゴメンな。俺の気持ちは真剣やから!咲羅が俺のこと好きになってくれるようにがんばるわぁ(笑)明日も学校来いよ!)2005-10-07 14:34:00 -
45:
咲羅
咲羅『ぷっ』
咲羅は笑った。海斗の事は好きじゃないけど、単純に嬉しかった。
咲羅はあんまりメールが好きじゃなっかった。でも海斗には何故か自然に返信できた。
2005-10-07 14:39:00 -
46:
咲羅
(いいよ?☆別に海斗が謝ることちゃうし!てか普通に咲羅が謝らなあかんわぁ☆海斗の気持ち嬉しかったで!海斗の事これから好きになるかはよくわからんけど、これからいっぱい喋ってこな☆咲羅今まであんまり海斗と真剣に喋ってなかったし。明日も行くわ!じゃあねん☆)
2005-10-07 14:43:00 -
47:
咲羅
送信完了。
送ったメールを読み返してみた。何かかなり素直や。自分で自分がちょっと恥ずかしくなった。ワラ
すると海斗からすぐにメールが返ってきた。2005-10-07 14:47:00 -
48:
咲羅
(咲羅本間好きやぁ〜☆
明日学校楽しみや☆
バイバイ☆)2005-10-07 14:49:00 -
49:
咲羅
「調子のりすぎ」と思いつつ顔がにやける。ワラ
この日海斗の事を考えていたらなかなか寝付けなかった。
咲羅は結局夜中の3時頃にやっと寝れた。2005-10-07 14:53:00 -
50:
咲羅
次の日。起きたらもう昼休みが始まってる時間やった。
携帯を見たら【着信1件】
知らん番号や。とりあえず用意をした。家を出る前にかかってきてた番号にかけてみた。
「プルルルル…プル…もしもし?!」
この声……海斗やん。2005-10-07 15:00:00 -
51:
咲羅
咲羅『もしもし?』
海斗『海斗やでっ!早く学校来いや〜!』
咲羅『今から行くで!』
海斗『んまにぃ?!わかったぁ☆』
そうして電話を切った。2005-10-07 15:04:00 -
52:
咲羅
家を出て学校の隣にあるローソンに行ってとりあえずジュースとパンを買った。
学校に着くと門の所に海斗が座ってた。2005-10-07 15:07:00 -
53:
咲羅
海斗『おはよぉ〜☆遅いわっ!!』
咲羅『何してるん?!』
海斗『咲羅待ってた。』
咲羅『アホやろ。ワラ』
やっぱり直で喋るのはなかなかむずかしい。ワラ2005-10-07 15:10:00 -
54:
咲羅
海斗を置いて咲羅は下駄箱で靴を履き替えた。ふと後ろをむくと海斗はまだ門の所に座ってる。ワラ
いつもの咲羅ならそのままほっていくけど昨日のこともあって、喋ってみた。
咲羅『海斗ぉ…?』
咲羅はこの言葉が精一杯やった。ふと「もし咲羅が海斗の事好きやったらもっと他の言葉かけるんやろなぁ。」って思った。2005-10-07 15:16:00 -
55:
咲羅
海斗は振り向いて満面の笑顔でこっちに走ってきた。
海斗『教室行こっか☆』
咲羅『うん』
そして咲羅の教室の前で海斗が止まった。
咲羅『どしたん?』2005-10-07 15:20:00 -
56:
咲羅
海斗『俺まだ弁当食べてないねん…。……一緒に食べていい?』
咲羅はそん時「こいつめっちゃ可愛い!」って思って笑ってもうた。
海斗『何で笑うん?!』
咲羅『いや、ゴメンゴメン☆あんたいっつも勝手に食べてるやん!別に今更聞かんでいいし!』
海斗『そっかぁ☆ワラ じゃあ弁当持ってくるわ!』
そう言って海斗は自分の教室に取りに行った。2005-10-07 15:25:00 -
57:
咲羅
その時、うしろから『本間うざいって神永。』『海斗君とんなよ!』とかまた女子の声が聞こえた。いつもおのように咲羅は無視して教室に入った。
席について鞄を下においた。すると海斗が来た。いつものように咲羅の前に椅子を置いて座った。2005-10-07 15:29:00 -
58:
咲羅
海斗『いただきま〜す☆』
咲羅は何も言わずにパンの袋を開けた。
海斗『ちゃんといただきますって言わな!』
咲羅『何でやねん!別にいいやん!!』
そう言ってパンをかじった。2005-10-07 15:32:00 -
60:
咲羅
真美さんありがとう☆何かカキコないから誰も読んでくれてないと思ってた(>_
2005-10-07 15:45:00 -
61:
じゅり
あたしも読んでるよぉ☆がんばって書いてねッ♪
2005-10-07 15:46:00 -
62:
咲羅
じゅりさんありがとう☆誤字とかカナリ多くてゴメンナサイ(>_
2005-10-07 15:48:00 -
63:
咲羅
いろんな話をしながら2人で昼休みを過ごした。でも咲羅が来るのが遅かったから20分ぐらいしかなかった。ワラ
海斗『ちょい5時間目遅れよか?』
咲羅『は?何であんたとサボらなアカンねん!ワラ 咲羅サボるのはいっつも1人やし!』
海斗『……冷た。』
咲羅『また今度な☆』2005-10-07 15:52:00 -
64:
咲羅
そうして海斗は自分の教室に帰って行った。咲羅は煙草吸いたかったからトイレに行った。咲羅は海斗に対して気持ちが変わっていった。好きにはならないけど「海斗の事好きになりたい!」って思った。昨日まであんなにうざかった海斗が今では《大好きな友達》になった。
2005-10-07 15:57:00 -
65:
咲羅
6時間目が終わって帰ろうとしたら海斗が教室に来た。
海斗『咲羅終礼サボるんやろ?一緒に帰ろっ☆』
咲羅『別にいいで。』
こうして一緒に帰る事になった。2005-10-07 16:07:00 -
66:
咲羅
『咲羅んちどこなん?』下駄箱で靴を履きながら海斗が聞いつきた。
咲羅『その辺にあるわぁ☆ワラ』
海斗『何なんそれ?!ワラ ……咲羅さんの家までご一緒さしてもらってもよろしいですか?』
なんじゃその丁寧語。ワラ でも咲羅はその丁寧語に合わせてあげた☆
咲羅『遠慮さしていただきます。』2005-10-07 17:27:00 -
67:
咲羅
海斗はめっちゃ悲しい顔をした。その顔を見て咲羅は「やっぱこいつ可愛い!」と思って海斗にバレへんようにひそかに笑った。
咲羅『嘘やで!ワラ 帰ろ!』
海斗はニコ〜っと笑って『うんっ☆』って言った。それもまた可愛いかった。
咲羅はこんなに男の子を可愛いって思ったんは初めてやった。2005-10-07 17:35:00 -
68:
咲羅
そんなこんなで2人で学校を出た。終礼をサボってるからみんなよりだいぶ帰るのが早いから誰もおらんかった。きっとみんなと一緒の時間に帰ってたら海斗ファンに『死ね』とか『消えろ』とか言われまくってたと思う。ワラ
2005-10-07 17:39:00 -
69:
咲羅
いろんな事を喋って歩いた。でも咲羅は学校で先生と海斗以外の人とは全くと言っていい程喋らんし友達なんかほとんどおらんからあんまりとゆーか全く話題がなかった。ワラ だから海斗の話をずっと聞いてた。海斗の話はおもしろかった。「クラスの○○が○○で〜」とか「○○と○○はもうすぐ別れる」とか。海斗にはいっぱい友達がおる。でも咲羅はそれがあんまり羨ましいとかは思わんかった。あんまり人と関わるのは好きじゃない。面倒臭い。だから咲羅が言葉を交わすのはほぼ海斗だけやった。
2005-10-07 17:46:00 -
70:
咲羅
そうして喋っているうちに咲羅んちに着いた。学校から歩いてだいたい10分ぐらいやから結構すぐやった。
咲羅『咲羅んちここやから!また明日な!』
海斗『あんさぁ……』
咲羅『何ぃ?』2005-10-07 17:49:00 -
71:
咲羅
海斗『明日も一緒に帰ろぉや!……ってか毎日帰ろっ!俺送るし!』
咲羅『ん〜咲羅毎日学校行く訳ちゃうからなぁ。ワラ』
海斗『咲羅が学校来た日は帰ろっ?!てか毎日学校おいでや!遅刻すんなとは言わんから!』
咲羅『だるいしぃ。あ〜でもおかんとかうるさいし別に毎日は頑張って行こかな☆』2005-10-07 17:53:00 -
72:
咲羅
海斗『おっしゃぁぁ☆約束やからな!俺絶対毎日送るから!』
咲羅『はいはぁ〜い☆んじゃまた明日な!バイバイ!』
海斗『バイバ〜イ☆』
こうしてこれから毎日一緒に帰る事になった。咲羅は約束破るのがめっちゃ嫌い。だから約束できひん事は絶対せぇへん。だからちゃんと毎日学校行こぉって気合いをいれた!!ワラ2005-10-07 17:58:00 -
73:
咲羅
家に入るとおかんに『おかえり。』と言われたけどまた無視。ってか毎回無視。ワラ 自分の部屋に行き、服を着替えてから洗面所に行って化粧を落とした。部屋から携帯の音が聞こえた。部屋に戻って携帯を開けた。【メール受信 海斗】「え?!今バイバイしたとこやん!……でも海斗以外連絡とる奴おらんか。ワラ」とか思いつつメールを開いた。
2005-10-07 18:06:00 -
74:
咲羅
(一緒に帰ってくれてありがとぉ☆俺昼休みまでに咲羅来ぇへんかったらこれから電話するわ!咲羅が嫌やったらせぇへんけど!まぁそれだけ☆ワラ)
咲羅は返事を打った。
(別に嫌ちゃうで!ありがとう☆)
それだけ打って送信した。2005-10-07 18:12:00 -
75:
咲羅
「コンコン」その時ドアをノックする音がした。
『さぁちゃん、晩御飯食べる?』……おかんや。
咲羅『いらん。自分で作るから。』
『わかった。』2005-10-07 21:02:00 -
76:
咲羅
咲羅はいっつもご飯は自分で作って食べてた。作るの面倒臭いからほとんどはコンビニで買って食べてたけど。中1の時からずっとそうしてきた。
咲羅は1人っ子で家族3人。中学まではめっちゃ仲良しな家族やった。小学校の時は咲羅も何人か友達はおった。
2005-10-07 21:12:00 -
77:
咲羅
中学に入ってすぐ、咲羅は1回だけキャバクラで働いた事があった。それが親にバレて喧嘩なった。それから親がうざい存在になった。そんな些細な喧嘩で喋らんようになっていった。
喋るとしたら『ご飯は?』とか『学校行かんの?』とかそんなぐらい。咲羅はほとんど無視してる。
別に今さら喋りたいとも思わんしそっちの方が咲羅にとって楽やった。お金もおこずかいとして毎月2万円くれる。それと平日の700円。咲羅は2万円も貰っても友達と遊んだりすることはないし全部身の回りの事につかった。2005-10-07 21:18:00 -
78:
咲羅
そんな事をボーっと考えててとりあえずご飯を食べる事にした。キッチンに行って適当に焼飯を作った。自分の部屋に持って行って食べ終わったらお風呂に入った。お風呂から上がって適当にテレビを見てその日は早めに寝た。
2005-10-07 21:23:00 -
79:
咲羅
━━━次の日。
昨日早めに寝た事もあってその日はいつもより早くに目覚めた。化粧をして髪の毛をセットして学校へ行った。
学校に着いて上靴に履き変えた。そして廊下を歩いてたら咲羅の隣のクラスからイキナリ先生の怒鳴り声が聞こえた。2005-10-07 21:29:00 -
80:
咲羅
怒鳴ってるのは海斗のクラスやった。「うるさいなぁ」と思いながら歩いてたら
『うっさいんじゃ!』と言って1人教室から出て来た。海斗やった。
咲羅はビックリして『わっ!』って言った。海斗も『咲羅やん!』とビックリしていた。そして『咲羅ちょい行こ!』って言って咲羅の手を握って走り出した。咲羅はとりあえず海斗にひっぱられながら走った。2005-10-07 21:34:00 -
81:
咲羅
2人共上靴のまま外に出た。近くのガレージで止まった。
海斗『ゴメンないきなりダッシュして。ってか咲羅今日来るん早いな!まだ2時間やで!』
咲羅『昨日早く寝たから。ってか先生と喧嘩してたん?』
2005-10-07 21:39:00 -
82:
咲羅
海斗『うん。あいつまぢムカツクわぁ〜。俺も今さっき学校行ってなぁ、ドア開けて入った瞬間「何で遅刻してん」って聞かれて「寝てたから」って言ったらバリ怒鳴られて喧嘩なってん!そんなぐらいでキレんなよって話やん?!多分機嫌悪かったんやろぉけどな。』
咲羅『機嫌悪いからってあたんなよなぁ。遅刻したぐらいで何やねん本間。ワラ』2005-10-07 21:42:00 -
83:
咲羅
海斗『やろ?!でキレてドア開けたら咲羅おったからとりあえず連れて来た。ワラ ゴメンなせっかく早く来たのに。』
咲羅『いいで別に☆てかもぉこのまま今日サボろや!』
咲羅も何となくダルかったし誘ってみた。2005-10-07 21:46:00 -
84:
咲羅
海斗『いいけど俺ら上靴や!ワラ とりあえず靴だけ履き変えに1回戻ろか。』
そして学校に戻った。靴を履き変えてとりあえずローソンに行ってジュースを買って2人で座った。
海斗『どっか行く〜?どこがいい?』
咲羅『別にどこでもいいで☆』2005-10-07 21:50:00 -
85:
咲羅
海斗『んじゃとりあえずマクド行こや!俺腹へったぁ〜。』
咲羅『歩きで?!バリだるない?!』
海斗『俺今日チャリ通〜♪めっちゃタイミングいいわぁ!』
咲羅『やな!ワラ とりあえず行こか!』2005-10-07 21:52:00 -
86:
咲羅
海斗がチャリ取ってくれ間咲羅はそのままローソンの前に座って待ってた。そしたら男2人が近寄ってきて『遊ぼや!』ってナンパしてきた。ギャル男でいかにもヤリチンってオーラが出てた。咲羅は無視した。ギャル男は『無視〜?』『てか中3?中2?』『遊ぼ〜や〜』とかかなりひつこかった。
2005-10-07 21:56:00 -
87:
咲羅
そのまま咲羅は無視してて海斗がチャリで戻ってきた。そして状況がわかったのかギャル男に『俺の連れナンパすんなや。どっか行け。』って言った。咲羅はその瞬間「海斗まぢかっこい〜」って思った。ギャル男はそのままローソンの中に入って行った。
2005-10-07 22:00:00 -
88:
咲羅
海斗『もぉ咲羅危ないわ。絶対1人にせんとこ!』
咲羅『ありがとう☆海斗めっちゃかっこよかったぁ〜☆』
咲羅がそう言った瞬間、海斗の顔が真っ赤になった。海斗『とりあえず…ケツ乗って。』
照れながら海斗が言った。咲羅はまた「可愛い」って思った。咲羅はこの時から海斗に惚れはじめた。2005-10-07 22:05:00 -
89:
咲羅
ギャル男に言ったあの時の海斗は本間にかっこよかった。その後の照れた顔がかわいすぎた。いっつも『咲羅は可愛い』って普通に言うくせに咲羅が一言『かっこいい』って言ったら照れた。それが可愛くてたまらんかった。
2005-10-07 22:09:00