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ゆきだるま

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  • 1:

    カナ

    僕ゎゆきだるま

    僕ゎ小さい子達に命をふきこんでもらったゆきだるま。でもずっとひとりぼっち。僕ゎ冬しか生きられない。冬を過ぎてしまったら、僕ゎどうなってしまうんだろう…

    2006-06-17 02:44:00
  • 2:

    カナ

    小さい時の私ゎ
    かわいがられて
    甘やかされて
    育てられた。

    2006-06-17 02:45:00
  • 3:

    カナ

    でも両親の離婚が
    キッカケで
    ひとりぼっちに
    なってしまった。

    2006-06-17 02:47:00
  • 4:

    カナ

    家にいても一人。
    学校に行く気力がない。
    あれだけかわいがってもらって、いつも暖かい家族が待っているお家に帰っていたけど、もうそんな家も家族もない。

    2006-06-17 02:50:00
  • 5:

    カナ

    さみしい。
    たださみしい。

    2006-06-17 02:51:00
  • 6:

    カナ

    希望もなく
    光が見えてこない
    どうしていいか
    わからない。

    2006-06-17 02:51:00
  • 7:

    カナ

    何年かたって自分の居場所を探していた。
    答えがいつまでたっても出ないけど、ただただその時の心地良さを求めていた。一人じゃなければ、いい。話相手がいてくれるなら、それでいい。孤独をまぎらわすため、家には帰りたくなかった。

    2006-06-17 02:54:00
  • 8:

    カナ

    そんな生活を続けていたらさみしいのは私だけではない事に気がついた。自分の居場所がない4人の仲間達。4人での生活が始まった。

    2006-06-17 02:57:00
  • 9:

    カナ

    いつも一緒。今がよければそれでいい。明日の事は考えない。今日を生き抜くためならどんな事でもした。自分の事よりも、仲間達と一緒にいたかった。

    2006-06-17 02:59:00
  • 10:

    カナ

    毎日楽しくて、楽しくてたまらなかった。起きたら『おはよう』寝る時には『おやすみ』そんな当たり前の事がとても幸せだった。

    2006-06-17 03:08:00
  • 11:

    カナ

    そんなある日私は恋をした。今までの気持ちとは違う、好きという感情を初めて知った恋。しかし、その恋は失敗に終わった。好きで好きでしかたなかったけど、体の関係をもっただけ。

    2006-06-17 03:10:00
  • 12:

    カナ

    クリスマスの日。一緒に過ごす約束をしたけど、その人は他の人を選んだ。初めての失恋。でも、そこまで孤独感がなかった。仲間達がいてくれたから。

    2006-06-17 03:13:00
  • 13:

    カナ

    私は泣いた。仲間も泣いてくれた。悲しいはずなのに、うれしかった。私の事をこんなに考えてくれているんだ。家族と同じような感情が芽生えてきていた。

    2006-06-17 03:15:00
  • 14:

    カナ

    でも私達は相手の事を観賞しない。自分が求める事には答えるが、求めない所には、入りこまない。

    2006-06-17 03:17:00
  • 15:

    カナ

    意外とさっぱりした関係だったような気がする。女同士の独特なイヤミはひとつもなかった。

    2006-06-17 03:18:00
  • 16:

    カナ

    男の人をとりあうこともなければ、4人が常にそろっているわけではないのに、陰口もない。ケンカになる事なんか絶対になかった。

    2006-06-17 03:25:00
  • 17:

    カナ

    『太陽』

    2006-06-17 12:55:00
  • 18:

    カナ

    冬がくるのが怖い僕に、ある日友達ができた。朝になるとお話してくれる。夜になるまでずっと僕を一人にしない。明るくて、いつもニコニコしてる太陽さん。大好きな友達。ある日僕は太陽さんに聞きました。『僕は冬を過ぎたらどうなるの?』太陽は答えました。『君は君じゃなく、別の君に変わるんだ。』雪だるまは意味がわからなかったケド、ほんの少し恐くなくなりました。

    2006-06-17 13:00:00
  • 19:

    カナ

    仲間達と過ごす毎日。でもそんな毎日が、長かったように感じていたがそう長くは続かなかった。

    2006-06-17 13:02:00
  • 20:

    カナ

    みんなそれぞれ彼氏ができた。4人が全員彼氏ができた時、私達は旅立つ事にした。この先一人になる事もあると思うケド、がんばる事を決めた。

    2006-06-17 13:05:00
  • 21:

    カナ

    不安よりも、新しい事に踏み出す事でむしろワクワクしていた。仲間達と過ごした事で、ずっと残っていた孤独のしこりは、なくなっていた。

    2006-06-17 13:07:00
  • 22:

    カナ

    『水蒸気』

    2006-06-17 13:09:00
  • 23:

    カナ

    僕は太陽さんと毎日楽しく過ごしていた。でもとうとう冬も終わりに、近付いてきた。太陽さんが僕を照らす。僕は暑くてたまらない。ある日の午後、僕は消えてなくなった。いつか太陽さんと話した、別のものになった。まわりからは見えないけれど、僕は天に登ってる。少しずつ。でも確実に天に向かっている。

    2006-06-17 13:14:00
  • 24:

    カナ

    -旅立ちの日-
    みんな泣いた。でもみんなでがんばろって励ましあった。この先に何があるかわからないケド、でも私達は一生仲間。そう言ってそれぞれの道に進んで行った。

    2006-06-17 13:16:00
  • 25:

    カナ

    私は彼氏との道を選んだ。毎日家族ごっこ。『おかえり』そう言いながら幸せを感じていた。毎日愛し合い、他に欲しい物ゎなかった。

    2006-06-17 13:20:00
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