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1:
めぐみ
本当にあった、悲しく切ない恋です・・・
下手ですが読んでね。2005-08-29 04:11:00 -
2:
めぐみ
この話は私が中学生になりたての頃に
本当にあった話です。
ゆっくり更新していきますので
是非読んでみてください2005-08-29 14:03:00 -
3:
めぐみ
私はいつから、あなたを思い出す回数が減ったんだろう
私はいつから、思い出を忘れるようになったんだろう
私はいつから、あなたに会いにいかなくなったんだろう
私はいつから、弱虫になったんだろう
あなたに教えてもらった事
あなたがくれたもの
全てを忘れるようになったんだろう
今回は、そんな気持ちを思い出す為に
あなたの事思い出す為に
あなたとの恋愛をここに綴っていこうと思う
あなたは見ていてくれるかな?
あなたは・・・2005-08-29 14:09:00 -
4:
めぐみ
私が中学に入りたての頃、とても大好きな先輩がいた。
その先輩の名前はたつみくん。
いわゆるヤンキーで私とは遠い存在の人だった。
ところが、家の近所のゆうこ先輩と仲がよかった私は
ふとした事から、その人達と遊ぶ様になった。
一年生だった為かみんなかわいがってくれた。
もちろんたつみ先輩も・・・2005-08-29 14:12:00 -
5:
めぐみ
そんな中、私はふとした事からこうじと仲良くなった。
こうじは私の恋愛の話をよく聞いてくれていた。
【先輩女いるからあきらめなよ】
それがこうじのせりふだった。
ある日曜日、私たちはカラオケに行く事になった。
昼すぎに待ち合わせをし、カラオケへとむかった。
【先輩は?】
問いただす私に
【先に行ってる】
こうじが答えた。2005-08-29 14:14:00 -
6:
めぐみ
カラオケボックスに無事にたどり着き
先輩がいる部屋へと行った。
ゆうこ先輩が
【みちゃだめ】
言ったけど遅かった。
中では先輩と彼女が仲良くしていた。
走り出す私。溢れ出る涙がとまらなく
先輩に見られたくなく
ひたすら走った。
【待てって】
腕をつかまれ振り返るとそこにこうじがいた。2005-08-29 14:17:00 -
7:
めぐみ
私はこうじの胸で思いっきり泣いた。
失恋した。彼女がいるってわかっていても
すごく大好きだったのに・・・
こうじは何も言わずただずっと胸をかしてくれた。
私が落ち着いた頃こうじが言った
【なぁ、俺と付き合わない?
先輩の事、無理に忘れなくていいから】
突然のこうじの言葉に私は言葉が出なかった。2005-08-29 14:19:00 -
8:
めぐみ
続けてこうじが言った
【俺といると楽しいよ】
私は答えた
【こうじ先輩の事そんな目で見たことない】
こうじは言った
【これから見ていけばいいじゃん♪】
この男・・ひかない・・・
【・・・わかった】
答え終わると同時に
【やったー】
こうじが叫んでいた。2005-08-29 14:21:00 -
9:
めぐみ
そのまま手をつないでカラオケへと引き返す
部屋に入るとたつみ先輩が行った
【おーやっと告白したか】
続けてみんなも言った
【おめでとー】
【おせーんだよ】
私は一瞬何がおきたのかわからなかった。
ただわかる事、こうじの気持ちはみんなが知っていて
みんな告白するのを待っていたんだということだけだった。
こうじに聞いた
【私が先輩のこと好きって先輩は知ってるの?】
こうじは答えた
【知らないと思う。俺話してねーし】
【そっか】
その日はこうじはうかれていたのか
お酒を飲み歌いまくっていた2005-08-29 14:24:00 -
10:
めぐみ
【そろそろかえろーぜ】
誰かが言った。【よし、今日は男性陣のおごり】【やったー】
帰りはこうじと二人で帰った。色々な話をした。こうじがいつから好きだったのか、どうして私がこのグループにいるのかまで・・・。
こうじは私の入学式の時から好きで、どうしても話してみたいってことでゆうこ先輩に相談したみたい。
ゆうこ先輩は私の気持ちもこうじに話、それでもいいってんで私をみんなに紹介したみたいだった。
家までの30分、私たちは色んな話を本当にした。こうじの気持ちが嘘じゃないこと、先輩の姿を見て泣いてる私をほっとけなかった事
そんな思いをさせたくない事、私の先輩への気持ち、こうじとのこれから、とにかく色んな話をした
家につく数分前にこうじが言った
【俺、絶対にお前を悲しませないから】
そして家についた私は、そのままバイバイをした。2005-08-29 14:29:00 -
11:
めぐみ
その日の夜はこうじの事を考えていた。私は当時親とは別の家で寝てた。電話もあった、生活用品全て揃っていた。
もらったメモを見て、こうじに電話をかける。当時自宅電話しかなかったから、親が出たらどうしようと思いながら・・・
【もしもし?】電話の声はこうじだった。【あっ、もしもし】【おーかけてきてくれたんだ、どした?】
【今、こうじ先輩の事考えてたんだよ】【へー。どんな?】【わかんない、色々】【笑】そんなくだらない話をしていた。
【今は先輩の事忘れられない、けど、こうじ先輩とちゃんと付き合いたいって思うのも本当の気持ちってわかった】
そういう私にこうじは言った【ならその先輩ってのやめ。呼び捨てな!】【え・・】【えじゃねーよ。言ってみろよ】【こうじ・・・先輩】【てめー笑】【笑】
くだらない話を2時間くらい話、その電話以来私はこうじと呼ぶ事になった2005-08-29 14:34:00 -
12:
めぐみ
次の日の朝、学校へ行こうと家を出て、私は目を疑った。【何でいるん?】そこにはこうじが立っていた。【学校までまてねーよ】てれくさそうにこうじは言った。
こうじの家は学校から近い場所。私は学校までは自転車で通うくらいの場所。さぞかし早起きしたんだろうね・・・。【てかおはよ】私が言う【おはよ】こうじが答える
学校まで自転車をこうじが持っていく。私たちは歩きながら色々な話をしていた。【毎日くるから】こうじが言った。【頑張って早起きするよ】【寝てたら襲う笑】【・・・】【冗談だって】そんな会話もしていた。
学校までの道のりの間に気づいた事、こうじといると会話が途切れる事がない。当時私はいじめられっこだった。学校に行くのが嫌になっていた。たつみ先輩に会いたくて、私はその思いだけで学校に行っていた。
私はこうじに話した。【私学年でいじめられてるんだ・・】こうじが答えた【いじめなんてくだらねー、いいてー奴には言わせておけよ】こうじはそういった。これからはこうじがいる。何も怖がる事はない。そう思った朝だった。
昨日の出来事から私はいつの間にか、こうじの事考える時間が長2005-08-29 14:42:00 -
13:
削除削除されますた
あぼ~ん -
14:
めぐみ
休み時間になるとこうじは教室まで来てくれた。というか、こうじは授業に出ない(笑)休み時間になると必ず教室に来るようにしてくれた。いじめの事が心配だったみたいだった。こうじは教室でわざと言った。
【もしなんかあったら俺らにいえよ!お前は俺の彼女なんだし、助けてやっから】クラスの人の顔色がかわる。【うん】小さくうなずきながら私は答える。【いじめとかあったら言うんだぞ】念を押す。【わかった】あらためて答える。
その時間の授業終了後クラスに変化があった。今までは無視していたのに・・・。【めぐみちゃん】【はい?】【こうじ先輩と付き合ってるの?】【そうだけど・・】【そっか・・あっ次の時間音楽室だから一緒にいこう】今まで話した事もない人達が近づいてくる。
【いいよ。今まで通り一人で行くから】私が答える。こうじと付き合ってる、怒ると怖いグループにこうじがいる。うちの学校のヤンキーって当時地区ナンバー1って言われるほどの喧嘩の強い人がいたんだよね・・。たつみ先輩筆頭に・・・。みんなの態度がかわるのも無理ないね。
【一緒に行こうよ】【私がこうじと付き合ってるって聞いたと2005-08-29 14:55:00 -
15:
削除削除されますた
あぼ~ん -
16:
めぐみ
【そうなるだろうと思った。笑】こうじはお見通しだった。【それにしてもむかつく】私が苛々している。こうじは私をとりあえずなだめる。そうだ!【ねぇこうじ】【ん?】【今日って放課後忙しい?】【いや】【デートしよ。】
【いいよ】こうじとの放課後デート。私は当時お金を全くつかわない人だった。お小遣いはもちろん、お年玉も貯金をしていた。色々あって助けてくれるこうじに、何かプレゼントしたくなったのだ。私はお金の使い方を知らない。
友達がいないからお祭りにも行った事はない。使うとしたらジュースやお菓子を買う程度。こうじに気に入ってもらえそうな物買うんだって決めた。【じゃぁ放課後正門でね】私が言う【おう!】嬉しそうにこうじが答える。そりゃそうだ。
こうじからしてみれば、私の気持ちはまだたつみ先輩にあるものだと思っているのだ。おめでたいwそれからの授業は早く終わらないかと楽しみで仕方なかった。なんなく授業も終わり、まちにまった放課後になった。2005-08-29 15:05:00 -
17:
めぐみ
今日はここで終わりです。また更新します。
2005-08-29 15:05:00 -
18:
めぐみ
再開です。
授業も全て終わり、正門で待ち合わせをした二人。
照れくさそうに、こうじが聞く【急にどうしたの?】それに答える【付き合ってるんだもん。デートしなきゃでしょ?】
他に言い方ってものはなかったんだろうか?今思えばそんな言い方しか出来なかった。
まず、郵便局に行った。お金をおろした私はこうじに言った【買い物付き合ってよ】するとこうじは嬉しそうに【おう!】と言った。
【こうじは何が欲しい?】【え?】【ん〜んいいや】【欲しいとかなんとかの前なんていった?】【こうじ】
【やっと呼び捨てだ〜】声がでかい・・。でも嬉しかったんだろうな・・・
【私ね、こうじにあってから何か気持ちの変化あってさ、プレゼントしたいなぁって思ったんだ〜】
そういうとこうじは答えた。【プレゼントなんかより一緒にいる事の方が大事だろ?】【そうだけど・・・もうすぐこうじ誕生日だし・・・】
【忘れてた】【爆笑】
そんな会話をしながらこうじとデパートへむかった2005-08-30 08:29:00 -
19:
めぐみ
デパートについた私達は、ブラブラしていた。するとこうじが突然店の前で立ち止まりじっと商品を見ていた。
【どしたん?】【新商品出てる!!!】こうじが言う。値段を見る。大丈夫、たりる
そう思うと同時に私はそれを手にし、レジへとむかった。
【おい!それたけーぞ?】【平気〜】そういってレジの人にお願いをする。
プレゼント用にしてもらえませんか?
レジから綺麗に包んでもらった品物をこうじに渡す
【誕生日おめでとう。これからもよろしく】
こうじは嬉しそうに【おう!】と言った。2005-08-30 08:33:00 -
20:
名無しさん
初めまして?今日初めて読みました?おもしろそぅ?ゆっくり完結まで頑張ってくださいね??
2005-08-30 15:52:00 -
21:
めぐみ
18さんありがとうございます。
ゆっくり更新していきますので、これからもよろしくです。
2005-08-30 16:25:00 -
22:
めぐみ
☆17の続きから書きます☆
それから私たちはマックに入った。こうじはセットと単品を、私はポテトと飲み物を頼んだ。
お互い、色々話をした。こうじの話は喧嘩の話か先輩の話かしかでないけど、それでもこうじの話は聞いていておもしろかった。
当時こうじは先輩達と族に入っており、バイクを乗っていた。私は一言だけ言った。
【こうじ・・バイク乗るんひかえて・・・】するとこうじはニッコリ笑って答えた【わかってるよ】と。
族をやってる人間にバイクをやめろとは言えなかった。事故があったらどうしよう・・。それでもこうじがバイクが好きなのがわかるから
ひかえてと言う言葉だけにしておいた。
日に日にこうじを好きになるにつれ、こうじの体が心配になってきてる。
そんな気持ちとは裏腹にこうじはバイクに夢中になる事もある。
先輩から誘われたら断れない。それだけこうじは強く主張した。2005-08-30 16:32:00 -
23:
めぐみ
こうじの愛ってあたたかくて居心地よくて、すごく愛されてるってわかってた。
【俺がめぐを守るから】こうじに言われた時、すごく嬉しかった。【寂しい思いはさせない】こうじの台詞。
その言葉通りこうじは約束を守ってくれていた。
こうじが私にくれた言葉、それは私の今をつくってくれた言葉。
喧嘩をするこうじ。けれど、相手の痛みをわかれって言う。
体の痛みじゃなく、心の痛みをわかれって・・・。2005-08-30 16:35:00 -
24:
めぐみ
クラスの奴らからあんな事されてるめぐならわかるからと言った。
そして、一言、言った・・・
【俺に何かあっても、めぐは絶対後を追ってくるな!】
いつもバイクにまたがり、喧嘩や走りに夢中なこうじ。
事故にあうかもしれない、喧嘩でさされちゃうかもしれない。
そんな事を予想してのこうじの言葉だった。
そのときの私は【うん】としか言えなかった。2005-08-30 16:37:00 -
25:
めぐみ
私の家はアパートで、その当時親とは別に住んでいた。夜中先輩やこうじの出入りがよくあった。
親に監視されない唯一の場所でもあったから、みんなきやすかったと思う。事実、誰かがいない夜なんてなかった。いつも家には誰かがいた。
それはこうじだったり先輩だったり・・・。
そんなある日、こうじと私は二人きりになり、音楽を聴いていた。2005-08-30 16:40:00 -
26:
めぐみ
曲は、今でも思い出の曲となってる、小泉今日子の『あなたに会えてよかった』だ。
こうじは小泉今日子が大好き。家にきては毎回聴いている。その中でも、一番のお気に入りの曲だった。
【こんな恋愛したいね】こうじが言う。【別れても何しても幸せって思える恋愛がしてーな】って。
あなたに会えてよかったって思える恋愛がしたいって。
うん。そんな恋愛したい。私もそう思っていたが黙っていた。2005-08-30 16:43:00 -
27:
めぐみ
そんなある日の事、夜中に急にこうじに会いたくなり電話をかけてみた。電話に出たのはこうじのお兄ちゃんだった。
【こうじいます?】【めぐちゃんか。ちょっと待ってな 】階段をおりる音が受話器から聞こえる。【もしもし】こうじの声。
【こうじ・・・会いたいよ・・・】【俺も会いたいけど、兄貴と出かけるんだよ。あっ!ちょっと待ってな!】
そういってこうじはボソボソと話をしているようだ。【もしもし?今から兄貴と行くよ】そういって受話器をおいた。
それからしばらくしてこうじとこうじのおにいちゃんが来た。
こうじのおにいさんの名前はタカと言った。2005-08-30 16:47:00 -
28:
めぐみ
【はじめまして。こうじから話は聞いてるよ。めぐちゃんかわいいね】タカの一言。【兄貴、変な気おこすなよ】こうじとタカのやりとり。私はそれを聞いて笑っている。
二人を見ていて仲のいい兄弟だってのはすぐわかる。タカはこうじの3つ上。現在プータローで暇らしい。毎日家で、こうじが話すめぐを気になり、そんなに褒めるならと見てみたかったらしい。
それから3人はタカが運転する車で海へと向かった。途中コンビニで飲み物を買い、車の中で話をしながら海へと走る。その車でも聞いていた曲は小泉今日子だった。
兄弟揃ってすきなんだなぁ・・・。私は思った。2005-08-30 16:52:00 -
29:
めぐみ
今回はここまでです。
読んでくれてる人がいるかわからないけど
頑張って書くので待っていてください。
誤字脱字、乱文がありましたらごめんなさい。2005-08-30 16:53:00 -
30:
めぐみ
☆26からの続きです☆
こうじとタカは凄く仲がよくて羨ましい。私には妹がいるけど、かなり年が離れてるから会話もあわないし、好きな芸能人もあわない。
こうじとタカを見てると、もっと妹に優しくしてあげなきゃって思う。ほんと、こうじには勉強させられてばかりだなって思うよ。。。
そんな事を考えてる時、タカが聞いてきた。【こうじのどこに惚れた?】って。私はしばらく考えるフリをした。だって素直にいったら何だか恥ずかしいから・・・
【ん?うーん・・・色々勉強させられる所かな・・・】そう答えた。続けて私は言った。【学校の勉強とかじゃなくて、友達とか人間関係に関する勉強だよ】と。
タカが笑った。【こいつグレてるわりにそういうとこかたいから】と・・・
確かにこうじはグレている。喧嘩もすれば、バイクにも乗る。免許もないのに。そんな時こうじが言った。【そういう兄貴だって免許ねーのに車乗ってんじゃん】
え?免許ないの?怖い・・・。2005-08-31 08:16:00 -
31:
めぐみ
【事故んねーから平気だよ。】いやいや、そういう問題じゃないような気もするんだけど・・・
でも、楽しいからその場はあまり考えないようにした。今となればそれもいい思い出。
海について私たちは海辺で色々な話をした。こうじの家の事、タカの事、私の事・・・
会いたい時にこうじは来てくれた。その嬉しさだけは今も鮮明に覚えている。こうじの優しさ、こうじの気持ちが改めてわかった日だった。2005-08-31 08:19:00 -
32:
めぐみ
それから何日か過ぎた頃、こうじの先輩(私の先輩でもあるが・・・)から、遊びにおいでとお誘いがあった。私は家の都合でいけなかったので、こうじだけ行った。
これがあんな事につながるとは、この時誰も想像してなかった・・・。
帰ってきたこうじが【今日は疲れたよ】とめずらしく先輩と会っていたのにも関わらず疲れた表情を見せている。【何かあったの?】私が聞く。【別になんもないよ】こうじは笑顔で答える。
私はその言葉を信じた。この時もうちょっと疑ってれば・・・2005-08-31 08:22:00 -
33:
めぐみ
季節は12月。こうじの家が引っ越す事になった。学区外への引越し。私とこうじとの家の距離はますます遠くなった。それでも、こうじは毎日会いにきてくれてた。
遠いからって理由でバイクに乗る事を許した。私も会いに行くと言ったんだけど、夜に自転車で女一人がうろうろしてたら危ないとの理由で凄く怒られ諦めた。
そんなある日、学校が休みの日曜日、私は自転車に乗ってこうじの家へと向かった。バイクで家には行った事があるから、道は覚えていた。
こうじの家につくとタカが出てきた。タカが【今日こうじ出かけてるけど、めぐのとこじゃないの?】と聞いてきた。【今日は来てないよ。だからいるんじゃん(笑】と答えた。
【あいつ何も言わなかったからきっとすぐ帰ってくると思う、家で待つ?】タカにすすめられ家で待つ事にした。2005-08-31 08:27:00 -
34:
めぐみ
どのくらいの時間待っただろう・・・。こうじが帰ってきた。でも・・・こうじの顔ははれていて見ていられなかった。
【どうしたの!?】聞く私に【なんでもねーよ】こうじは答えた。【何でもなくないでしょ。喧嘩?】さらに聞く。【喧嘩にならねー・・・】
こうじはそう答えた。どういう意味?何があったの?そう思いながらも傷の手当て。こうじが落ち着くのを待って、タカと話を聞く事にした。
落ち着いたこうじが静かに口を開いた。2005-08-31 08:31:00 -
35:
めぐみ
誘われたあの日、先輩の先輩が来ていて、その先輩が妹を連れてきていた事。その妹がこうじに一目ぼれをした事。
先輩に、あの先輩は妹の為だと手段を選ばないといわれたこと。めぐがいるからと断った事。呼び出しをくらった事。
断り続けるこうじを殴り続けた事等・・・。タカが叫ぶ【おかしいだろ、こうじの気持ち知っていて殴るのは】私も同じ意見だ。こうじは言葉を続ける。
その先輩に今度彼女を連れてこいと言われた事を・・・。2005-08-31 08:35:00 -
36:
めぐみ
そしてこうじは言った【こなくていいから】私は答えた。【何で?好きな男が傷つけられてる姿みて黙ってられる訳ないでしょ?】【くるなって言ってんだよ】こうじが怒りだす。
タカが口をひらく【そこまでお前が断る理由は何だ?】こうじが答える【こいつが来たら、そいつこいつに何すっかわかんねーから】
聞いた私が口をひらく【何されてもいい。こうじとその人とちゃんと話がしたい】そんな会話を繰り返して、ようやくこうじが言った【俺が守るから】と・・・2005-08-31 08:38:00 -
37:
めぐみ
その先輩との待ち合わせは次の週の日曜だった。それまで何度となくこうじと話し合った。
お互いの気持ちをきちんと言う事。それが最優先だということを・・・。
こうじの喧嘩の傷は慣れている。ほとんど毎日の様に喧嘩をしては、どこかしら傷をつくって帰ってくるから。
けれど、あの日の傷は半端じゃない。顔ははれあがっていて、見ていて痛々しいくらいだ。
そんな一週間はとても早く感じた。
いよいよ決戦の日・・・2005-08-31 08:43:00 -
38:
めぐみ
私とこうじは待ち合わせの場所へとむかった。いつになく重い空気の中、会話もなく二人歩く。
いつもなら楽しいはずの日曜日。笑って、怒って・・・色んな事がある日曜日。
だけど今日は違う・・・。そんな空気の中で考えていた。(妹の為なら手段を選ばない)その台詞だけが頭の中をまわっていた。
待ち合わせの場所につくとその人はもう来ていた。妹を連れて・・・。
そして私達は人のない所につれていかれた。2005-08-31 08:46:00 -
39:
めぐみ
重い空気の沈黙の中、口を開いたのはこうじだった。【これが俺の彼女です】
その人は妹に言った【見て諦めつく?】妹が答える【私・・諦めない】私が口を開く【今付き合ってるのは私です。あなたが好きだという気持ちを否定する気もありません。
けれど、こうじの気持ちを無視してまであなたはこうじと付き合いたいの?】と。
妹は答える【兄貴、こいつむかつく】その人は静かに私に近寄る。すかさずこうじが私の前にたちはだかる。
【こいつには一切手を出さないでください】こうじが叫ぶ。2005-08-31 08:50:00 -
40:
めぐみ
それを見ていた妹が言う【兄貴やっちゃいなよ】おかしい。この兄弟おかしい。
何でそこまでするの?こうじが何をしたの?頭の中で怒りがこみあげてくる。
【お前馬鹿じゃないの?好きな男なら守ろうとするのが普通だろ?傷つけてものにしてお前満足なの?】
妹が答える【私のものになればそれで満足だから】頭くるってる。普通の人間の考える事じゃない。【それは惚れたんじゃない。こうじは物じゃない。
感情もあれば気持ちもある。そんなこうじの気持ちわかんない奴に、こうじなんか絶対渡さない】その瞬間鈍い音がした。
目の前のこうじがいない・・2005-08-31 08:53:00 -
41:
めぐみ
その人に殴られたこうじ。今度は私がこうじの前に行く。【あなたもあなたです。こうじを殴って何になるんですか?】
その人は私やこうじの話を聞こうとしない。胸ぐらをつかまれた。と同時に左頬に痛みが走る。
そんな状況の中でも私は口を閉ざさない【おかしいよ。こんな事してまで・・・。こうじが何をしたの?
なんでここまでされなきゃいけないの?】左頬に痛みがはしる。こうじが叫ぶ【殴るなら俺を殴って下さい】
その瞬間、私はその人から開放される。2005-08-31 08:59:00 -
42:
めぐみ
今回はここまでです。この日の出来事は私にとって、もっとも辛い出来事でした。
これからも頑張りますので読んでみてくださいね。2005-08-31 09:00:00 -
43:
めぐみ
☆39からの続きです☆
一瞬頭の中は真っ白になる。何で?どうしてここまで出来るの?こうじが何かした?私が何かした?
こうじが殴られてる・・。とめなくちゃ・・・。それにしても、妹は好きな人が殴られてるのを見てなんとも思わないのだろうか?
私と妹の言い合いがそこから続いた2005-09-01 10:29:00 -
44:
めぐみ
私【あんたはこの状況なんとも思わないの?】妹【楽しいじゃん】私【これは遊びやゲームじゃないんだよ】妹【わかってるよ】
私【本当に好きなら、好きな人を殴らせるとかしないんじゃないの?】妹【お前をかばうからむかつくんだよ】私【はぁ?兄貴に頼るしか能がねーくせにえらそーな事言ってんじゃねーよ】
妹【いいじゃん】私【お前ら兄弟変だよ!頭おかしーんじゃねーの?】妹【おかしくて結構。私はものにしたいって思った人はどんなことしてでも手にいれるんだよ】
私【ふざけんのもたいがいにしろや】妹【ふざけてないし〜】2005-09-01 10:35:00 -
45:
めぐみ
私【一体何したらお前は満足する訳?こうじをどうしたい訳?】
妹【私に渡したらいいんだよ】
私【んな簡単に出来る訳ねーだろーが!第一こうじの気持ちは無視かい?】
妹【相手の気持ちなんて関係ないもん】
私【お前馬鹿だろ?】
妹【どうとでも言えば?】2005-09-01 10:37:00 -
46:
めぐみ
私【いいよ!こうじと一週間続いたら認めてやるよ!】
妹【まじで?】
私【ただし!この一週間は、私とあんた平等にしてもらうよ】
妹【何でもいいや】
私【殴るのやめさせろや】2005-09-01 10:40:00 -
47:
めぐみ
妹【兄貴。もういいよ】
売り言葉に買い言葉・・。私は許可してしまった。こうじが殴られてる姿を見たくなかった。こうじが傷ついてるのを見たくなかった。
ただその気持ちだけが強くて、こうじの意思を無視してしまった。こうじの気持ちを考えてなかった。
それでも・・・ただこの状況だけは逃れたかった。ただそれだけで・・・2005-09-01 10:42:00 -
48:
めぐみ
私はすぐこうじの所に行く。耳元でささやく【こうじごめん・・・】こうじは優しく答えてくれた【俺、お前以外の女いらねーから】
こうじのその言葉を信じる。こうじは一途だ。それはわかってる。だから信じるよ。
その日は、こうじは妹を送って行く事になった。【帰ってきたら家よるから】こうじの言葉だった。
こうじが違う女の人と歩いてる。自分が言い出した事。けれど・・その状況が辛い。2005-09-01 10:46:00 -
49:
めぐみ
その日、こうじに会うまでが凄く長く感じた。日が落ちていくのが凄く長い。いつもは楽しみなはずのこうじとのラブラブも
いつもは楽しいはずのこうじとの待ち合わせも・・・何もかもを奪っていくような・・そんな感じがしてる。私間違ってたのかも・・・。
いまさら後悔しても遅い。いまさら悔やんでも遅い。夜7時になってもこうじからは連絡ない・・・。
一体・・・一体こうじはどこで何をしてるの?2005-09-01 10:50:00 -
50:
めぐみ
今回はここまでです。完結まで長いかもですが読んでくださいね。
なかなか更新できないかもですが許してください。2005-09-01 10:51:00 -
51:
名無しさん
続きみたぃです?
2005-09-01 12:17:00 -
52:
めぐみ
49さんありがとうです。すっごく長くて略が多いけど、ごめんなさい。
なるべく略がないように書きますね。2005-09-02 09:14:00 -
53:
めぐみ
☆47の続き☆
結局その日はこうじと連絡がとれず、こうじは帰ってこなかった。学校にいけば会えるだろう。そう思って深夜の布団に身を投げた。
次の日。学校に行き真っ先に溜まり場へと足をむけた。こうじの姿はなかった。先輩に聞く。【こうじは?】先輩が答える【今日休むからめぐに伝えててって言われた】
妹と一緒なのかな?私以外の女いらないんじゃなかったの?それとも・・・。私に怒ってるから帰ってこないのかな?
そんな疑問だけが頭の中をぐるぐるまわってる。この日の授業は全然頭に入ってこなかった。2005-09-02 09:17:00 -
54:
めぐみ
その日の夜、夕飯もロクに手をつけず、私は部屋でぼーっとしていた。ふいに玄関のチャイムが鳴る。慌てて玄関にかけよる。扉をあける。
そこにはタカ(こうじの兄貴)がいた。【なんだ・・・】思わず声に出してしまった。【俺でごめんな。入っていい?】タカを家にあげた。
冷蔵庫からジュースを取り出しタカに出す。タカは【酒がいいな】って笑いながら言う。この人何しにきたんだろう・・・
タカに聞く【どうしたの?】タカは静かに口をひらく。2005-09-02 09:20:00 -
55:
めぐみ
【この前めぐちゃん話に行ったんだよね?どんな話をしたの】私はタカにありのままを話す。するとタカが言う。【あいつにとって一週間は苦痛だろうね】
わかってる。こうじは器用じゃない。二人にいい顔なんて出来ない。そんなこうじが好きなんだよ・・・。
【こうじやめて俺と付き合わない?】タカが言う。一瞬頭が真っ白になる。そしてタカに言う。【ごめんね。タカの気持ちは嬉しいけど、今回の事で改めて
こうじを好きだって認識したし、こうじ以外の人と付き合うなんて考えられない】そういうとタカはニッコリ笑う。2005-09-02 09:28:00 -
56:
めぐみ
そしてタカが言う【そんなに愛されてりゃ、こうじも幸せだな】
そうだね。今回の事で改めてこうじの事好きだし、こうじを犠牲にしちゃった事後悔してるから・・・。今は私がまいた種。
こうじは私のせいで頑張ってるんだもん。私が負けたらいけないんだよね。
タカと色々話してるとき、玄関のチャイムが鳴る。2005-09-02 09:30:00 -
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めぐみ
慌てて玄関に行くと、そこにはこうじが立っていた。【よう】ニッコリ笑ったこうじ。玄関の靴を見てこうじが言う。
【客?】私が答える【タカだよ】そういうとこうじは家の中に入ってきた。【兄貴、何やってんだよ】タカが答える【おまえ帰ってこねーし
どうなったか心配で聞きにきた】こうじが言う【めぐ、変な事されなかった?】私とタカは顔を見合わせて思いっきり笑った。
【何だよ・・・】ふてくされたこうじに優しく言う【こうじの話してたんだよ】2005-09-02 09:33:00 -
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めぐみ
【俺の?】こうじが不思議そうに聞く。お邪魔かなといった様子でタカが家を出る。そして私はゆっくりとこうじに伝える。
【こうじ・・今回の事で自分でわかった事がある。私はこうじが大好きで、こうじとじゃなきゃ付き合いたくない】と。
こうじは笑って答える【さんきゅ】それから帰ってこなかった時間の事をこうじから聞く。
妹が抱けと言ってきた事、拒むと一日一緒にいろといわれたこと、兄貴(妹の為なら手段選ばない奴)も一緒にいたこと・・・2005-09-02 09:36:00 -
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めぐみ
そして私はこうじに言う【ごめんね。こうじを犠牲にしちゃって・・・】こうじは優しく笑って答える【平気だよ】
そんな日々が続き一週間が経過した。私とこうじはまたあの人達の所へ向かっていた。
私【約束の一週間】妹【こうじ君の気持ち次第】どことなく妹が余裕だ。どこから来るんだ?その余裕は・・・
私【今回どんな結果になっても文句言わない。そっちも兄貴なんかに頼らないって約束しろ】妹【わかってるよ♪】2005-09-02 09:42:00