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1:
ルナ
前に「鈴村留奈」っていう短編を書いた者です。ルナの神戸に出てきてからの話を書きたいと思います。更新遅くなるかもしれませんが、頑張って書きますので、よかったら読んでください☆
2005-09-04 18:25:00 -
2:
ルナ
都会は誘惑が多い。ルナもその身を持ってそれを知ることになった。
ルナは親との約束で、最初の一年間だけ、学生寮に入ることになっていた。言ったら悪いけど、ルームメ
トは皆ガリ勉っぽくて話が合わなさそうな人ばかり…ため息がでた。2005-09-04 18:41:00 -
3:
ルナ
それでも、大学は楽しかった。気の合う友達もできて、他大学の新歓コンパや合コンに行ったりした。それなりに進展があった人もいたけど…昔から男にだらしなかったルナはすぐに飽きてしまった。
2005-09-04 18:47:00 -
4:
ルナ
今まではふられても、ただ「わかった」とだけ言って素直に受け入れられた。けどその時は、「そんなん嫌や。ルナ直人がおらんと生きていかれへん」と泣いてすがった。いくら泣いても、直人の意思が変わることはなかった。そしてうちらは別れた。
2005-09-04 19:07:00 -
5:
ルナ
直人は「彼女としては見れんけど、これからも一緒におってほしい」と言った。酷くてずるいことだとわかっていた。けど、離れることはできなかった。どんな形でも、直人の一番近くにいたかった。直人を愛していたから…
2005-09-04 19:16:00 -
6:
ルナ
神戸にきて一ヶ月が経った。寮の子はみんな地元に帰るから、ルナも帰ることにした。帰る前に、大阪の直人の家に泊まりに行った。
2005-09-04 19:30:00 -
7:
ルナ
直人はあまり変わってはなかった。けど、隣で寝ていても、もうルナを抱いてくれることはなかった。ふと涙が出てきて、止まらなくなった。泣き続けるルナの背中を、直人は優しくさすってくれていた。
2005-09-04 19:36:00 -
8:
ルナ
それからもやっぱり直人のコトは忘れられなかったけど、そのことがあってからふんぎりがつぃて、前向きに考えられるよぅになった。
それからまた一ヶ月経った頃、寮の友達のトモミが深刻な顔をしてルナの部屋にきた。2005-09-04 23:17:00 -
9:
ルナ
トモミは四国から来てる子で、地元に彼氏がいるらしい。付き合って1年くらぃと言っていた。仲よさ気なプリクラを見て、ルナはいつもいぃなぁと思っていた。
「ルナ、うち浮気してもーてん…」
「えっ?!」2005-09-04 23:22:00 -
10:
ルナ
話によると、相手は京都の大学生で、?つ上の人らしぃ。彼氏に内緒で行った新歓コンパで知り合ったのだそぅだ。トモミは彼氏とその浮気相手の間で揺れていた。「どっちも好きやねん…選べへん…」
2005-09-04 23:32:00 -
11:
ルナ
ルナは浮気したことがなかった。確かに長続きしなくてころころ男を変えてた時期もあったけど、浮気や二股は一切していない。だからトモミの気持ちをわかってあげられなくて申し訳なく思った。
2005-09-07 03:02:00 -
12:
ルナ
ある日、大学でリナとアヤに「ルナ、ちょっときて」って呼ばれた。リナとアヤはギャル系で、クラスでも目立つ存在の子だ。
ルナ「なになに〜??」
リナ「実はな…うちらキャバで働いてんねん」
ルナ「えっ!うっそ!」
アヤ「ルナもやろーやぁ」2005-09-07 03:07:00 -
13:
ルナ
田舎から出てきて間もなかったルナにとって、それは衝撃的なことだった。
ルナ「ルナ寮やから門限とかあるし、今はちょぃムズぃかもー…ごめんねっ!!」
アヤ「そっかー」
その場は断ったが、その時からルナは《お水》に対して深く関心を持つよぅになった。2005-09-07 03:14:00 -
14:
ルナ
その日の晩、寮の廊下を歩いていると、トモミに呼び止められた。「あんなぁ、みっくん(浮気相手)にお互いの友達連れてきて?人で飲もぉやって誘われたんよぉ。ルナこーへん??」ルナはその時彼氏はもちろん好きな人もいなかったので行くことにした。
2005-09-07 03:21:00 -
15:
ルナ
その一週間後、ルナはトモミと電車で京都に向かった。みっくんといぅ人とその人が連れてくる友達の写メを見せてもらったが、特別男前でも不細工でもなぃ普通の人だった。「まぁ今晩楽しく飲めればそれでいぃやぁ〜」などと思ぃながら、トモミと色々語っていると、京都に着いた。
2005-09-07 03:28:00 -
16:
ルナ
待ち合わせ場所の河原町のOPAの前に着くと、二人はすでに来ていた。
ミックン「トモちゃん久しぶり!!」
トモミ「久しぶりぃ☆あっ、この子がルナだょぉ〜」
ミックン「ルナちゃんはじめまして〜」
ルナ「はじめまして」2005-09-07 03:33:00 -
17:
ルナ
そんな普通の挨拶が交わされる中で、ミックンの友達はずっと黙ったままだった。名前は、確かトモミがヒデキくんってゆってたっけ…。
「今日の晩はヒデキんちで飲むから。とりぁぇずなんか食べよっか」みっくんの一言でみんなは歩き出したが、ヒデキくんは一人で少し離れて歩いていて、ルナたちは?人で話していた。2005-09-07 03:39:00 -
18:
ルナ
「変なの。楽しくなぃんかな??ルナのことタイプぢゃなぃからおもしろくなぃんかなぁ〜」とルナは少し落ち込みながらヒデキくんを観察した。写メで見るより全然かっこよかった。何を考えてるのかわからなぃ彼に、気付けばルナは惹かれていっていた。
2005-09-07 03:51:00 -
19:
ルナ
しばらく歩いて、ビクドンに入った。トモミとみっくんの会話を聞ぃていると、突然ヒデキくんが「なぁ、ルナちゃんって地元どこなん??」と話しかけてきた。ルナは動揺して、頭がぽーっとしてしまった。
ルナ「えっ何て??」
トモミ「地元どこ?だって!」
ルナ「あっ〇〇やで!!」2005-09-07 14:18:00 -
20:
ルナ
ヒデキ「そっか。なんで関西に出てきたん??」
ルナ「…えっ??」
トモミ「何で関西に来たんかって!!」
ヒデキ「何で通訳がいるねん(笑)ははは、おもろぃ子やな」2005-09-07 14:22:00 -
21:
ルナ
周りがうるさかった上に動揺していたため、せっかくヒデキくんが話しかけてくれてもあまり聞き取れなかったのだ。ヒデキくんに笑われてルナは真っ赤になった。
ご飯を食べ終わると、?人はヒデキくんの車でヒデキくんの家に向かった。その時は、この先何があるかなんて想像もつかなかった。2005-09-07 14:31:00 -
22:
ルナ
家に着ぃた時には、ヒデキくんとも普通に話せるよぅになっていた。
ルナ「家でかっ!!」
トモミから、みっくんとヒデキくんは金持ちだと聞かされてはいたが、ヒデキくんの家には驚いた。
ヒデ「俺の部屋三階だから」
彼の部屋は広く、15畳ほどだと言っていた。2005-09-07 14:37:00 -
23:
ルナ
とりあえず、コンビニで買い込んできたビールやチューハイをテーブルに並べる。ヒデキくんは部屋の隅からリキュールや焼酎を持ってきた。ルナとトモミにはカシスオレンジを作ってくれた。とても美味しかった。以前バーでバイトしていたことがあって、お酒には詳しいそうだ。
2005-09-07 14:43:00 -
24:
ルナ
お酒が入ると会話はいっそぅはずんだ。楽しく飲んでいるうちに、トモミはできあがってしまったみたぃで、みっくんといちゃつきだした。笑いながら見ていると、ヒデキくんがルナの頭を撫でてきた。顔を見ると、彼は優しく微笑んだ。胸が苦しくなった…。
2005-09-07 14:50:00 -
25:
ルナ
突然ヒデキくんがルナをひょいとお姫様だっこで持ち上げた。「邪魔者は消えるわ」ヒデキくんはそのままルナを二階の部屋に連れていった。ハイビスカスとぬいぐるみがいっぱいの、女の子の部屋だった。名古屋で彼氏と同棲している、お姉さんの部屋だという。
2005-09-07 14:56:00 -
26:
ルナ
「ルナちゃんは甘えたさんやろー」「何でわかるん!?」「俺甘えたな子大好きやねん」そぅ言って優しくベッドに押し倒された。ドキドキして胸が裂けそうだった。こんな気持ちはホントに久しぶりだった。そのままいちゃついていたが、何もしてこなぃ。「キスしてほしいなぁ」と思っていると、その気持ちを察したのか、優しくキスをしてくれた。
2005-09-07 15:04:00 -
27:
ルナ
そのまま一時間ほど二人でいて、ヒデキくんの部屋に戻ると、トモミは下着姿だった。やっぱしちゃったんだなぁ〜などと思いながらまた四人で話していると、「煙草買ってくるわぁ〜」と男二人は出ていった。
トモミ「で、なんかしたん?ワラ」
ルナ「チューだけしかしてなぃで!トモミは?…って聞くまでもなぃかぁワラ」
トモミ「えへへ」
そんな報告をしあっていると、トモミが急に真面目な顔になった。2005-09-07 15:14:00 -
28:
ルナ
トモミ「ヒデキくんのコト好きになりそぅ??」
ルナ「うーん…多分」
トモミ「さっきさーヒデキくんルナによしよしってしたりしとったやん??みっくんがゆっててんけど、ヒデキくんが初対面の女の子にそんなんしとるん見たことないって!!ルナかなり気に入られとるみたぃょ」
ルナ「…まぢで?」2005-09-07 15:19:00 -
29:
ルナ
その時「ただいまぁ〜」と二人が帰ってきた。また?人で少し話した。みっくんがベッドで寝てしまったので、ルナとヒデキくんはお姉さんの部屋で寝た。二人で色々な話をした。今までの恋愛の話、友達の話、大学の話…沢山話した。大分眠かったし、「眠かったら無理せんと寝ときやぁ」と言われたが、ルナは起きていた。寝る時間が惜しかった。明日には神戸に帰らなければならなかったから…
2005-09-07 19:14:00 -
30:
ルナ
いつの間にか眠ってしまっていて、起きたのは昼すぎだった。お風呂を借り、化粧をして、帰り支度を整えた。はぁ…と溜め息をつくと、「いつでもメールしておいで」とヒデキが言ってくれた。駅まで送ってもらい、名残惜しかったがその日はバイバイした。「またね〜」
2005-09-09 12:47:00 -
31:
ルナ
神戸に帰ってからも、ルナとヒデキくんは毎日電話とメールをした。他愛のない内容だったが、毎日ドキドキした。ヒデキくんは優しくていい人だ。また、ちゃんとした恋ができるかな??直人の時みたぃに…
2005-09-09 12:51:00 -
32:
ルナ
「今週末な、彼氏が神戸に遊びにくるんやぁ〜」トモミが嬉しそぅに話してきた。一ヶ月ぶりの再会だそうだ。トモミはきっとさみしかったのだろう。だからみっくんと浮気なんてしてしまっていたんだと思う。
ルナもヒデキくんに逢いたい…2005-09-09 12:56:00 -
33:
ルナ
思い切ってメールで聞いてみた。『来週の金土遊びに行ったらあかん??』返事はすぐに返ってきた。『えーよぉ!!俺もルナちゃんに逢いたぃし☆』やったぁ!!あと一週間我慢したら、ヒデキくんに逢える。
2005-09-09 13:01:00 -
34:
ルナ
その週の土曜日、三宮で遊んでいたら、「ルナー!!」と遠くからトモミの声がした。見ると、トモミと彼氏が仲良く手を繋いでいた。彼氏はプリクラそのままって感じで、なかなか男前だった。ルナは「トモミ楽しそうやなぁ…そーぃぇば、今日は三宮のラブホに泊まるって言ってたっけ。いーなぁ…」なんて思いながら一人でにやけていた。
でも、次の日、トモミは門限になっても寮に帰ってこなかった…2005-09-09 13:10:00 -
35:
ルナ
「久々の再会やし、離れたくなぃんちゃぅ〜??」と他の子は言っていたし、ルナもそぅだと思っていた。
門限を1時間オーバーして、トモミは帰ってきた。
ルナ「トモミおかえりぃ!遅ぃやんっ!!彼氏と晩ごはん食べてきたんやろ??あんたの夕食片付けちゃったよー??」
トモミ「ルナ……みっくんのコト彼氏にバレた」
ルナ「…え??」2005-09-09 17:23:00 -
36:
ルナ
なんでバレたかというと、朝ホテルでトモミがシャワーを浴びてる間に、彼氏が勝手にケータイを見たかららしい。長い話し合いの結果別れずにすんだらしいが、トモミはひどく落ち込んでいた。「うち、もぅみっくんと逢うんやめるわー。やっぱ彼氏が大事やし。」みっくんには、彼氏に命令されてもう連絡してくるなとメールを送ったそうだ。ルナはそっか…しか言えなかった。正直、もぅ4人で遊べないと思うとなんだか残念な気持ちだった。
2005-09-09 19:14:00 -
37:
ルナ
それから一週間がたち、ヒデキくんとの再会の日が来た。可愛い服を着てドキドキしながら京都にむかった。OPAの前で、彼は待っていた。ドルガバの上下にシャネルのサングラスがよく似合っていた。色々な話をしながら、色々な所を案内してもらった。そして日が暮れ、ルナたちは車でヒデキくんの家に行った。
2005-09-09 19:20:00 -
38:
ルナ
家に着いて、まったりしていると、ヒデキくんが不意にキスしてきた。そのまま二人はじゃれあっていた。だけど、それだけ。ヒデキくんは、それ以上のことは求めてこなかった。
2005-09-09 21:43:00 -
39:
ルナ
そして夜が明け、ルナは神戸に帰った。帰ってからもルナは考えていた。「なんで手ぇ出してこんのやろ…ルナってそんなに魅力なぃ??」とりあえず、トモミに相談してみた。トモミは「それだけ大事に思われとんちゃうん!」と言ったが、ルナが「元カノのこと忘れられんとか…」とボソッと言ったとたん、あっという顔をした後顔を曇らせた。
2005-09-09 21:54:00 -
40:
ルナ
ルナ「どうしたん?」
トモミ「…これ言っていいんかわからんのやけど…」
トモミは声をひそめて話し出した。その時、ルナはヒデキくんと元カノが、元カノがレイプされたことが原因で別れたことを知った。
トモミ「ひょっとしたら、それが原因で女の子に手ぇ出しにくくなっとんかも…」2005-09-09 22:01:00 -
41:
ルナ
ルナは気分が悪くなり、その日はとてもはやく布団に入った。ヒデキくんと元カノは、どんな気持ちで別れを選んだんやろう…そのことで頭がいっぱいで、結局朝まで眠れなかった。
2005-09-09 22:06:00 -
42:
ルナ
一番最初に4人で遊んだ時、ヒデキくんの元カノのプリクラを見せてもらった。
ルナ「綺麗な人…」
ヒデ「みんなそぅ言うなぁ。ちなみに親がメイクアップアーティストでめちゃ金持ちやった」
ルナ「うわ…」(やっぱ金持ちは金持ちと付き合うんやなぁ…)
ヒデ「でもそいつめちゃわがままで束縛が激しかった…精神病んどる子やってん。いつでも俺が側におらなあかん子やった」2005-09-10 04:32:00 -
43:
ルナ
ヒデキくんいわく、元カノは『パニック障害』という病気で、何ヶ月も入院していたこともあるという。その間は面会が許されず、ヒデキくんも入院中は一回も逢わなかったらしい。
ルナ「でもそんなんで付き合ってて疲れたりしなかったの??しかもめちゃ我が儘やったんやろ??」
ヒデ「そりゃーそぅいぅ時もあったょ。けどあの子はいつでも俺を一番に考えてくれてた…」
ルナはこの時、何をしてもその元カノには一生敵わない気がした。他の昔の女のことは話に出ても全然気にならないのに…2005-09-10 04:41:00 -
44:
ルナ
学校がテスト休みに入り、ヒマな日が増えた。ヒデキくんの大学もちょうどテスト休みに入り、急に明後日逢おうと言われ、急いで寮監に外泊届を出しに行った。今回は神戸に来るといぅ。楽しみな反面、元カノのことが頭を離れなかった。
2005-09-10 04:46:00 -
45:
ルナ
そして当日、待ち合わせしてぃた三宮駅でヒデキくんと逢った。プリクラ撮ったりご飯食べたり…楽しい時間はあっという間に過ぎ、夜になった。「どっか泊まるトコ探さななぁ〜」ブラブラ歩いてて、気付けばラブホ街の近く。恐る恐る「ルナまだ神戸全然詳しくなくて…ここらへんのラブホでいぃ??」と聞くと、「全然いぃよ〜ってかラブホくらぃしかなぃやろ☆ワラ」と返ってきて少しホッとした。でも問題はここからだ…
2005-09-10 04:54:00 -
46:
ルナ
適当にホテルを選び、少しまったりして先にルナがシャワーを浴びた。「今日もなにもしなぃんかなぁ??つーかまだ付き合ってもなぃんやなぁ…」などと考えながらバスローブを着て部屋に戻った。
2005-09-10 04:57:00 -
47:
ルナ
ヒデキくんもシャワーを浴び、部屋に戻ってきた。「なんか緊張しちゃぅやんか…」なんて心の中で呟きながら平静を装うルナ。するとヒデキくんが急に「ルナちゃんの裸〜♪」などと言いながらバッとルナのバスローブをはがした。「キャー!!」そしてしばらくいちゃいちゃしていた。気付いたら二人とも全裸だった…。
2005-09-10 05:02:00 -
48:
ルナ
時刻は深夜2:00をまわっていた。
ヒデ「ねぇルナちゃん…」
ルナ「うん??」
ヒデ「今更やけど、ルナちゃんは俺とこの先どぉしたぃと思ってるん??」
ルナ「えっ…」2005-09-10 05:05:00 -
49:
ルナ
急に言われたので、ルナは混乱して何も言えなくなってしまった。「…」先に沈黙を破ったのはヒデキくんだった。
ヒデ「ルナちゃんは俺のコト好きって言ってくれるし、俺もルナちゃんいい子やと思ぅし好きや」
ルナ「ぅん…」
ヒデ「でもな、俺ら京都と神戸やしちょっとだけ距離あるやん??ルナちゃんさみしがりやから、やっぱり神戸の男んがルナちゃんにとってはいーんちゃぅかなって考えたりした」2005-09-10 05:11:00 -
50:
ルナ
ルナ「そんなコトなぃょ!!ルナは…ヒデキくんがいぃんだょ」ヒデキ「そっかぁ…ありがとぅ。ルナちゃんがそう言ってくれるなら、俺もルナを大事にしょぅと思う」
こうしてルナたちは晴れて恋人同士になり、初めて一つになった。2005-09-10 05:16:00 -
51:
ルナ
起きたのは昼前で、急いで仕度してホテルを出た。昼ご飯を食べ、することもなかったのでとりあえずカラオケにフリータイムで入った。二人で歌ったりしゃべったりしていると、ヒデキのケータイが鳴った…
「元カノやぁ…」2005-09-10 05:21:00 -
52:
ルナ
ルナ「え…なんで??」
ヒデ「実は今日元カノ誕生日やねん。かまってほしぃんゃろ」
ルナ「…」
電話はその後も2回ほどかかってきた。でも、ヒデキが電話に出ることはなかった。2005-09-10 21:25:00 -
53:
ルナ
そぅしている間に門限の時間になり、ヒデキ君を見送ってからルナも寮に帰った。付き合うことになったコトを寮の友達に報告すると、みんな喜んでくれて、ルナも嬉しくなった。でも…やはり元カノのコトがルナの頭から消えることはなかった。
2005-09-10 21:29:00 -
54:
ルナ
テストも無事終わり、夏休みに入った。寮の子たちは実家に帰っていく。ルナは実家に帰る前に4日間ほどヒデキの家に泊まりに行った。初めてヒデキのお母さんに逢った日、フレンチのフルコースをご馳走してもらった。緊張してナイフとフォークが震え、うまく食べれなかったのを覚えている。ヒデキの親は離婚していて、お母さんと二人暮しだった。ヒデキは小さぃ頃から親の仲が悪かったのと、二人とも働いてあまり家にいなかったため甘え方がわからないと言っていた。ルナは胸が苦しくなった。ずっとヒデキのそばにいてあげたいと思った。
2005-09-10 21:39:00 -
55:
ルナ
二人でドライブしている時、ヒデキのケータイが鳴った。ヒデキはケータイの画面を見たまま電話には出ずに黙っている。「…また元カノなん??」ルナの問いにヒデキは頷いた。その時、トモミから聞いた話が頭をよぎった。
ルナ「ヒデキ、出てあげて」
ヒデ「え??」
ルナ「いいから出て!!」2005-09-10 21:44:00 -
56:
ルナ
ヒデキは電話に出た。少し話して「今横に彼女がいるねん」と言った。元カノは、どんな子なん??などと執拗にルナのコトをヒデキに聞いているようだった。「彼女かわいそうやからそろそろ切るわ」とヒデキが言うと、受話器の向こうから泣き叫ぶょぅな声が聞こえた。「理香…俺らはもぅカレカノちゃぅねん。あんまり困らせんとってや…」
2005-09-10 21:51:00 -
57:
ルナ
ヒデキは車から出て、外で話しはじめた。ルナは車の中から顔をしかめて話すヒデキをぼんやりと見ていた。悲しいとか、ムカつくとか、そんな感情は一切なかった。元カノが可哀相だとさえ思った。車内のクーラーがとても寒く感じた。
2005-09-10 21:55:00 -
58:
ルナ
30分ほどして、ヒデキは戻ってきた。「ルナごめんな…あいつひどく突き放したりすると何するかわからんよぅな子やねん…」ルナはうぅん、と首を振って作り笑顔をしてみせた。ヒデキと元カノ…理香が別れたのは一年以上も前の話だと聞いた。それなのに、いまだに理香はヒデキから離れることができないのか。あんな綺麗な人が…そう思うと可哀相で仕方がなかった。
2005-09-10 22:02:00 -
59:
なみか
?ぁげ?
2005-09-12 21:54:00