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価値を求めて…━生きてていいの?━

スレッド内検索:
  • 1:

    ☆まひる☆

    まひる(19)平凡な家庭に育ち不自由なく生きて来た。五体満足・両親共に健在・超ワガママで自己中で甘えたなまひるは平凡故に自然と何らかの刺激を欲した…結果…

    2005-09-08 15:22:00
  • 2:

    ☆まひる☆

    まひるが幼い頃、父親は普通のサラリーマン・母親はパートに出ていた為、不自由のない暮らしだった。大好きなお兄ちゃんに常にくっついて特別鍵っ子だったわけでなく近所では仲良し兄弟で有名だった。

    2005-09-08 15:26:00
  • 3:

    ☆まひる☆

    小学生の頃に聞いた話によると父親はアウトドアー派でよく家族で遠出をしたらしい。まひるには幼い頃の記憶がほぼない。アルバムにはお兄ちゃんの写真ばかりでまひるの姿はなかった。

    2005-09-08 15:29:00
  • 4:

    ☆まひる☆

    幼稚園までの写真は多少あっても幼稚園からの写真はあまりない。小学生の頃に母に聞かされた言葉が耳に残る…「幼稚園の頃、先生にまひるちゃんは色んな顔を使い分ける世渡りうまい子になりますよー。って言われたわ」

    2005-09-08 15:34:00
  • 5:

    まき ◆CV3xsuyxaw

    頑張って完結させて下さぃ???

    2005-09-08 15:36:00
  • 6:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    そんなん聞かされたところでって感じしたし、小学生ながらに聞き流した。確かに使い分けてたし。先生・親・友達…幼い頃から傷つかないようにしてたから

    2005-09-08 15:36:00
  • 7:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    まひる7歳小学1年。お兄ちゃんは5つ上の12歳小学6年。お兄ちゃんは野球少年で地域のチームに入っていた、父は野球が大好きでチームのコーチをしていた

    2005-09-08 15:40:00
  • 8:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    毎週、野球の遠征で朝の4時に起こされ山奥へ強制連行。車に弱いまひるは毎回吐いて顔色を真っ青にしていた。父はお兄ちゃんの野球に夢中・母は周りの父兄に愛想を振りまく。知ってる人が居ない知らない場所。退屈な時間。そして何より大好きなお兄ちゃんを奪ったまひるは野球が大嫌いになった。

    2005-09-08 15:45:00
  • 9:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    野球に対して熱血な父はどうしてもまひるに野球に関心を持ってもらおうとしてきた。甲子園に阪神の試合を見に行かされた。まひるのお目当ては7回に飛ぶ風船と売り子が持ってくるおやつだった。野球嫌いが治ることはなかった

    2005-09-08 15:48:00
  • 10:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    愛されてるのはお兄ちゃん・両親が見ているのはお兄ちゃん・期待されてるのはお兄ちゃん…淋しかった。本当はすごく構ってほしかった

    2005-09-08 15:50:00
  • 11:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    一度、遠征に行く日に「車に酔ってしんどいから行かない」と駄々をこねた。「お兄ちゃんが頑張ってるねんから家族で応援するのが当たり前やろ」━━━小学生の主張は通らず強制連行

    2005-09-08 15:53:00
  • 12:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    まひる10歳小学4年。お兄ちゃん15歳中学3年。お兄ちゃんはみごと期待に答えた。兵庫尼ヶ崎のピッチャーとして活躍、チームを東京ドームまで引っ張った。この年の兵庫尼ヶ崎が一番強かったらしい。

    2005-09-08 15:56:00
  • 13:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    何もわからない土地・何もない部屋・誰も居ない…━サビシイヨ…━

    2005-09-08 16:00:00
  • 14:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    まひるの父は酒乱だった。飲めば暴れる人だった。母によると出掛けてもその先で酒に酔い子供の相手をしないでよく夫婦喧嘩をしていたらしい。【そりゃ、そんな記憶いらんし覚えてないわな…】

    2005-09-08 16:03:00
  • 15:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    父は母を愛していた。口では喧嘩しても暴力の矛先は子供だった。お兄ちゃんはまひるを守るために父が暴れだすと必ずまひるを部屋へと戻した。体にあざを作りながら笑うお兄ちゃん…無力な自分を怨んだ

    2005-09-08 16:07:00
  • 16:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    しかしお兄ちゃんが地方に出てしまい、守ってくれる人が居なくなった瞬間やはり暴力はまひるに振るわれた

    2005-09-08 16:09:00
  • 17:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    父が暴力を振るうのは決まって母が居ない日。一ヵ月前を引っ張りだしては「門限を過ぎた」「起きるのが遅かった」と小言を並べ殴られた。━コロシタイ━

    2005-09-08 16:11:00
  • 18:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    彼女はサッカー部のキャプテンでキーパー。顔はやたら可愛くてスタイルもいい。ただ…男癖が悪い。名前はかおりちゃん。後日、お兄ちゃんに会った時かおりちゃんに会った。まひるは必ずお兄ちゃんの彼女に大切にされる。

    2005-09-09 02:03:00
  • 19:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    かおりちゃんの首に絆創膏が貼ってある。母親は不機嫌そうに「なんでそんなとこに絆創膏貼ってるの」と聞いた。「キーパーやから怪我すんねんて」お兄ちゃんの言い訳は苦しいものがあったが当時のまひるは納得し母が不機嫌になる理由が見つからなかった

    2005-09-09 02:06:00
  • 20:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    お兄ちゃんの部屋は鄰にある。  「トイレ…」ふと目が覚めるとかおりちゃんが居ない。トイレをすましても戻ってない。すぐにお兄ちゃんのとこだと感付いた。お兄ちゃんの部屋からは話し声がする。静かに開けると壁にもたれたお兄ちゃんの膝にかおりちゃんが座っていた

    2005-09-09 02:12:00
  • 21:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    なぜかまひるはお兄ちゃんを取られた…そう感じた。野球の次は女…。その日からも変わらない形でかおりちゃんに接した。心の中は冷めてた━オニイチャンヲカエシテヨ…━

    2005-09-09 02:15:00
  • 22:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    まひるはイライラしていた。まひるは父が大嫌いな人間像だった。まひるはお兄ちゃんが一番大好きだった。まひるは弱かった

    2005-09-09 02:17:00
  • 23:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    まひるのイライラの矛先は皮肉にもクラスメートに向かった。小学3年から一緒に行動していたありさだった。嫌いではなかったが特別感情もなくただ淋しい者同士がくっついた感じだった

    2005-09-09 02:20:00
  • 24:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    まひるはありさをイジメた。ありさは暗所恐怖症だった。ありさは運動が苦手だった。ありさは気が弱かった。ありさをトイレに閉じ込めた。ありさを殴った。ありさのすべてを中学まで支配した。ありさは泣いていた。ありさは…離れた

    2005-09-09 02:23:00
  • 25:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    ありさが居なくなって一人になった。本当の一人。中学の友達…居なかった。そんな時、お兄ちゃんが問題を起こした

    2005-09-09 02:25:00
  • 26:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    夜中に寮を抜け出しかおりちゃんの家へ行っていた。朝方戻るとこを不幸にも寮長に見つかり謹慎処分になった

    2005-09-09 02:33:00
  • 27:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    実家に戻ったお兄ちゃん。血の雨が降り注ぐ。まひるは泣いた。父の体に掴みかかり泣きじゃくりながら辞めてくれとわめいた。まひるの抵抗は虚しく跳ねとばされ歯向かった罰としてボコボコにされた。動けないまひるに父は言う「俺の子じゃないのに余計な口出しするな」  …???━ダレノコナノ━

    2005-09-09 07:09:00
  • 28:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    その日からお兄ちゃんは両親の監視を受けた。まひるは父の言葉を思い返しながら自分自身に言い聞かした【父の子じゃない】父との溝が深まった

    2005-09-09 07:12:00
  • 29:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    両親が頭を下げお兄ちゃんは卒業式には出席した。担任の勧めで池田のダイハツ寮へ入った。また離れて暮らす。実家には偽物の父と過保護の母、そしてまひるが残った。

    2005-09-09 07:16:00
  • 30:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    まひる14歳中学2年。バスケ部に所属。暴力教師の元、日々練習に明け暮れる。なるべく実家に居たくなかった。お兄ちゃんが居なくなって毎日夜が恐くて眠れない日々が続いた。

    2005-09-09 07:18:00
  • 31:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    バスケ部でさとみとずっと共に行動をしていた。学校で絡むことはほぼなく、昼食はなぜか担任と食べていた。やたらと過保護の教師に好かれていた。何かあるとすぐに先生に話し合いを求められた━ホンネハイワナイ━

    2005-09-09 07:22:00
  • 32:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    さとみとは毎日電話をしていた。それがまひるの楽しみだった。女同士だったけど特別何の言葉もなかったけどお互い大切に思い合っていた。さとみとキスをした。

    2005-09-09 07:24:00
  • 33:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    まひるはなぜか女の子に好かれた。まひる自身抵抗はないし女の子の方が優しいし可愛いし好きだった。この頃、男になりたかった。

    2005-09-09 07:26:00
  • 34:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    泊り行事、まひるは同じクラスでバスケ部のキャプテンをしていたあゆみと居た。夜になぜか唇を奪われた。頭が良く、バスケも巧い、才能に満ち溢れているあゆみ。まひるは驚きを隠せない

    2005-09-09 07:30:00
  • 35:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    みんなが寝静まっていた。小声で「どした!?」って聞いた。「だってまひるいっつもさとみとおるやん。帰ったら絶対してくれへん。今だけでいいからチュウして欲しい」頭にさとみが過った…次の瞬間あゆみが抱きついてきた。

    2005-09-09 07:33:00
  • 36:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    まひるは不覚にも可愛いなんて思ってしまった。そのまま何回もキスをしてあゆみはまひるの腕枕で眠った

    2005-09-09 07:34:00
  • 37:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    目覚めた時には腕が痺れ、罪悪感たっぷりで最悪だった。食堂でさとみと会っても直視できない。

    2005-09-09 07:35:00
  • 38:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    さとみと微妙な距離が空いたまま何日か過ぎた昼休み、まひるはあゆみに呼び出され人気の無い踊り場に居た。あゆみはまた目を潤ませてキスを求めた。さすがに今度は拒否った。まひるはさとみが好きだった

    2005-09-09 07:37:00
  • 39:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    あゆみはやっぱりダメだったかと一言去っていった。それでも部活で距離が空くことなく以前のように仲良くしていた。問題は解決…してもまた出てくる

    2005-09-09 07:39:00
  • 40:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    さとみはバスケ部のまなみとあやと仲が良かった。変な三角関係だったがまひるがさとみと仲良くなってから綺麗に別れたと思い込んでた。

    2005-09-09 07:41:00
  • 41:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    ある日まなみが「最近まひるとさとみはずっと一緒やなーさとみが取られたみたいや」系の手紙をさとみに渡した。さとみは悩んだ。まひるも悩んだ。まひるの性格上「まなみが言うてんねやし、まなみ大事にしたりや」またまひるとさとみの間に距離ができた

    2005-09-09 07:44:00
  • 42:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    まひる15歳中学3年。7月29日。バスケのブロック大会が行なわれた。TO中学のキャプテンあゆみちゃんとまひるの中学のキャプテンあゆみは名前が同じとゆうことで仲が良かった。TE中学のみきはブロック優秀選手。あゆみちゃんとあゆみとみきは仲良しだった。

    2005-09-09 07:50:00
  • 43:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    まひるはみきに憧れていた。一度話してみたかった。あゆみに言って機会をつくってもらった。が!印象最悪。かなりのわがままお嬢様だった。へこむまひるに話し掛けたのがみきと同じ中学のひとみだった

    2005-09-09 07:52:00
  • 44:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    ひとみ…あなたは私に存在価値を示してくれました  あなたは私にたくさんの感情を教えてくれました  あなたは私に絶望と闇を与えました  あなたと出会った7月29日が私の人生を大きく動かしました  だけど会わなかったらなんて思わない

    2005-09-09 07:58:00
  • 45:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    ひとみの外見は誰が見ても男の子。がっしりした体、ワックスで立てた髪。たわいもない話をして連絡先を教え合った。帰ってすぐひとみからメールが来た。お互いの休みが合う8月5日に会うことになった

    2005-09-09 08:04:00
  • 46:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    精一杯におめかしをした。初デートの様に緊張した。ファーストフードでお喋りをして、ちょっとした丘のある公園でのんびりした。時間がゆっくり流れた。気を遣うこともなく…暖かい空気がまひるを包む

    2005-09-09 09:34:00
  • 47:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    帰る時間になるとひとみは家まで送ってくれた。電車など合わせて約30分の距離をひとみはまひるを自転車の後ろに乗せて走ってくれた。ひとみの腰に手を回し、ぎゅっとくっついて、たくさん話した。

    2005-09-09 09:36:00
  • 48:

    名無しさん

    8月13日まで毎日ひとみは中学が終わるとやって来た。まひるが父に殴られ泣きながら電話すると雨の中、夜中に自転車で慰めに来てくれた。お互い気持ちに気付いていた

    2005-09-09 09:39:00
  • 49:

    名無しさん

    まひる15歳中学3年の8月13日。ひとみの地元で遊んでいつものように送ってもらってた。「まひるー自分はなぁ…」ひとみが黙った。「ん?どしたん?」ひとみの背中にくっつけた顔を離しひとみの顔を見た。

    2005-09-09 09:42:00
  • 50:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    52 53 まひるです(o>_

    2005-09-09 09:42:00
  • 51:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    「自分は女や…」ひとみの言葉にキョトンとした。だって分かり切ってることやし…。ひとみは続けた。「でもなぁ、そこらの男に負けへん自信あるねん!」ひとみはいつも言葉が足りない。「何が負けへんの?」まひるは聞き返した。毎回聞き返さなければ答えに結び付かない

    2005-09-10 03:07:00
  • 52:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    「まひるが好きって気持ち!」 「ふーん…はぁっ?!」沈黙が続いた。「あぁ…ありがとう」まひるはそう返すのが精一杯だった。「引いた??」自転車を漕ぐ足を止めひとみが振り返った

    2005-09-10 03:11:00
  • 53:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    まひるは「まっさかぁぁーってか知ってたしなぁ」って笑った。ひとみはまひるにキスをした

    2005-09-10 03:12:00
  • 54:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    ゆっくり顔を離すとひとみは「じゃあ今日からカップルな」と笑いながら自転車を漕ぎ始めた。「ひとみが男でまひるが女?」  「当たり前やん」

    2005-09-10 03:14:00
  • 55:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    家に着くとバイバイのキス。本間に幸せやった。毎日会って離れてるときは電話やメールでお喋りした。

    2005-09-10 03:16:00
  • 56:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    ある日、中学から帰ると家の鍵が無く入れないことに気付いた。自然と足はひとみの地元に向かっていた。頭の中はひとみしか浮かんでこなかった

    2005-09-10 03:18:00
  • 57:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    ひとみの家へと電車で向かった。途中に電話で今から行くと伝えたら駅まで迎えに来てくれた。ひとみと近くのバスケットゴールでバスケをした。そろそろいい時間になり帰ろうとするとひとみがいきなり左腕の袖を捲り上げた

    2005-09-10 03:21:00
  • 58:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    ひとみの腕には何かで引っ掻いた様な傷跡があり、よく見ると【不動心】と書いてあった。「自分の心はまひるから離れないってゆう意味で彫った」嬉しい反面痛々しい腕を見てまひるはひとみを抱き締めた

    2005-09-10 03:25:00
  • 59:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    地元に戻ったまひるには最悪の事態が待ち受けていた

    2005-09-10 03:27:00
  • 60:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    家のドアを開けると母が飛んできた「あんた連絡もなしに何処行ってたん?!」まひるの帰りが遅いのも連絡入れないのもよくある話…今日は制服のままとゆうこともありかなり心配してる様子

    2005-09-10 03:30:00
  • 61:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    「あんまり遅いから学校に連絡したらもう帰りましたって…今父に学校まで見に行ってもらってるんやで」一気に血の気が引くのがわかった

    2005-09-10 03:31:00
  • 62:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    父が動いた。非常にマズイ。かなり面倒くさいことになる。まひるは荷物を玄関に放り投げ直ぐ様学校へ向かった

    2005-09-10 03:33:00
  • 63:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    学校前に人気はない。間違いなく父は中にいる。鼓動が早まるのを確かに感じた。職員室へ向かう足取りはかなり重たかった

    2005-09-10 03:34:00
  • 64:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    職員室のドアの向こうからは父と暴力教師の顧問の会話が聞こえてくる。父が顧問に怒鳴っている。辞めてくれっっ!一気にドアを開け職員室へ入った

    2005-09-10 03:36:00
  • 65:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    顧問と父親が振り返った。すべてのいきさつを話した。父は自分を棚に上げ顧問を責め立てた。顧問は履いているスリッパを投げて立ち上がった。教頭が止めに入った。と、電話がなった

    2005-09-10 08:48:00
  • 66:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    ひとみの担任からだった。電話を切った顧問から最悪な言葉を聞かされる

    2005-09-10 08:50:00
  • 67:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    「卒業まで相手の子に会うのは辞めろ。過去に問題起こしてるらしい。」 顧問の言う問題に関しては心当たりがあった。ひとみに聞いた事があった。過去に喫煙がばれたらしかったが先輩の誘いだったこともあり断りきれなかったこと

    2005-09-10 08:55:00
  • 68:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    スポーツをこよなく愛するひとみが自ら喫煙するとは思えない。しかし今の状況で口答えは出来ず涙を堪えて「はい」と答えた

    2005-09-10 08:56:00
  • 69:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    帰宅してからぼこぼこにされた。「たばこなんか吸う奴とは二度と会うな」「おまえら見てると怪しい。気持ち悪いから離れてすっとしたわ」「これでまともに戻るやろ」「変な子に誘惑されたな」 まるで異人を見るようにありとあらゆる暴言を聞かされた。

    2005-09-10 08:59:00
  • 70:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    いつか殺してやる。頭にはその一言しか過らなかった。父が場を離れた。「自分の部屋に戻り。ママは会ってもいいと思うし」 母からの一言で一時救われた

    2005-09-10 09:01:00
  • 71:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    まひるは部屋に戻ると一日を思い返した。「どうして同じチームの子のとこ行かなかったの?」母の言葉が浮かんできた。行かなかったのじゃなく行けなかった。この時まひるとさとみの仲は最悪なものになっていた

    2005-09-10 09:03:00
  • 72:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    目が合ったらそらす、会話もなくお互いが避けていた。あゆみに聞いた「さとみはひとみにまひるを取られてかなり淋しかったんよ。まひるがひとみを好きな気持ち、さとみはよくわかってる。だけど辛いからまひるに近づかないんだよ」とゆう言葉が頭に浮かんだ。罰が当たったんだ

    2005-09-10 09:06:00
  • 73:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    罵声を思い返しながら泣いた。物を投げた。何より離れることが恐かった。ひとみはまひるのすべてだから。泣きながらひとみに電話した。何を話してるか自分でもわからないぐらい興奮していた

    2005-09-10 09:09:00
  • 74:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    電話越しにまひるの不安を察知したのか「大丈夫。わからんとこは電話で聞いてや。手紙も書く。淋しくないように努力するから」ひとみの言葉で何でも出来る気がした

    2005-09-10 09:14:00
  • 75:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    バスケ部引退。顧問のいびりやさとみとの気まずさから解放されるはずだった。朝、登校すると生活指導の顧問が門に立っている。遅刻したことはないし違反もない。しかし何かとケチをつけられた。

    2005-09-10 09:18:00
  • 76:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    何度も折れそうになった。まひるは左腕にカッターを当て…【不動心】を彫った。「いったぁぁ!まじありえへん!」歯を食い縛りながら彫り進めた。痛みよりひとみへの思いの方がでかかった

    2005-09-10 09:21:00
  • 77:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    いつもひとみと居るんだ。その思いがまひるを支えた。受験当日…みごとにお互い合格!!まひるはひとみの腕の中で泣いた。これからはずっと一緒に居れる!━ダイスキダヨ━

    2005-09-10 20:52:00
  • 78:

    ☆まひる☆ ◆R3hA1dqn9k

    それからの日々は順調だった。毎日手をつないで登下校。クラスは離れたが休み時間はずっと一緒に居た。本当に幸せだった。━アノヒマデハ━

    2005-09-11 07:53:00
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