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勇気

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  • 1:

    里沙

    ごめんな…の中に出てきた里沙ですm(_ _)m
    秀と別れてから、里沙は秀に対する罪悪感でいっぱいでした。でもここで秀があの頃ホントは苦しんでいた事や、前を向いて歩き始める姿をごめんな…を通して知って里沙自身何かが吹っ切れました(^-^)
    そして此処で再会した意味をずっと模索し出た答えですm(_ _)m
    これから書くのは、別れを切り出すまでの里沙の葛藤、あの頃の秀への思い、そして別れてからの事ですo(_ _*)o
    読んで頂ければ嬉しいかな(^-^)

    2005-08-28 01:50:00
  • 2:

    里沙

    秀と出会って付き合い楽しいことより苦しくて辛いことの方が多くて、秀は知らないかもしれないけど正直に言うと秀が憎くてたまらなかった時期もありました。別れを何度も脳裏をかすめました。
    でも秀から離れるのが何故か恐くて、そして心配でした。
    今思えば、彼に依存していたのだと思います。

    2005-08-28 01:54:00
  • 3:

    里沙

    ホストを揚がると聞かされた時、嬉しさより辞めてどうするのか、金銭感覚の狂った彼が一般的な生活が出来るのかとゆう不安で一杯でした。そんな中、彼と少し距離を置きたい。強くそう思い、部屋を後にしました。

    2005-08-28 01:57:00
  • 4:

    里沙

    何も持たずに里沙は部屋を飛び出した。友達に迷惑をかけたくない。頼れるのは一人暮らしをする姉だけ。
    姉の住むマンションに何も持たずに訪ねてきた里沙を姉は驚きながらも事情を大まかに説明すると快く部屋へと通された。
    「これからどうすんの?」心配そうに、覗き込む姉の質問に答える余裕すら無い。無言の時間(トキ)が部屋に流れてゆく。「まぁゆっくり考えなさい」と姉は何処かへと出かけて行った。
    玄関の閉まる音と同時に堪えていた感情が堰を切り涙と共に溢れ流れた。
    小綺麗な部屋に里沙の嗚咽だけが響いた。《秀の側にいたい!》それが里沙の本音。だけれど感情にまかせて二人でいれば互いに傷つけ合う。傷つきたくない。秀を傷つけたくない。堂々巡りで出口の無い迷路に独り迷い込んだような寂しさと不安が里沙の心に広がってく。
    数時間しか経たないとゆうのに、秀を遠くに感じた。

    2005-08-28 02:13:00
  • 5:

    里沙

    その日は、泣きながら眠りに着いた。
    翌朝目が覚めると、姉が朝ご飯を用意してくれていた。
    姉にとっては何でも無い事だったのかもしれない。けど里沙には、姉の優しさが心に染みた。
    「お姉ちゃんありがとう」素直に出た一言に姉は何も言わず微笑み、里沙の好きなココアをコップに注いでくれた。
    カチャカチャと食器の音が優しく響く。「気が済むまでおっていいよ」ふいに姉が里沙に優しく言った。「うん。」それが精一杯の返事だった。
    それ以上何かを言おうとすれば泣き出してしまいそうだった。
    《ねえちゃんありがとう》と心の中で礼を言うと姉が用意してくれた部屋へ行きベッドに横になった。
    答えは出てる。後は勇気だけ。
    天井を睨みながら考える。
    ちゃんと地に足をつけないと!その為にも一人で暮らす部屋を借りる為に貯金をしようと思い立ち、携帯を手に取り店に電話を入れる。
    数回の呼び出し音でスタッフが電話に出た。「あっ、里沙ですが…」一週間程休んでいたので恐る恐る答える「元気やった?」明るい声にホッとし、今日から復帰する胸を伝えた。

    2005-08-28 02:31:00
  • 6:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 7:

    里沙

    今日はここまでにします。
    ゆっくりになると思いますが最後まで書くので読んでくれたら嬉しいですo(_ _*)o

    2005-08-28 02:32:00
  • 8:

    里沙

    何度も秀から着信があった。
    でも出てしまえば、気持ちが揺らぎそうだった。
    暫く秀からの着信履歴を眺めてた。
    付き合い始めた頃の秀はとても優しかった。秀と付き合う以前のことや、家族の事を話た時、苦しかった過去を初めて人に話した。何も言わずに抱きしめてくれた腕の温かさ覚えてる。(ねぇ秀?どうしてこんな風になったのかなー?)
    また涙がこぼれた。

    2005-08-28 23:03:00
  • 9:

    里沙

    仕事の時間になり急いで支度をし、家を後にした。
    「おはようございまーす」といつものように店に入る。ここは何も変わらない。たんたんと仕事をこなしてゆく。客と話ている間も、プレイ中も秀のことばかり考えてた。
    そんな日が数日間続いたある日、友達の京香から電話がかかってきた。聞けば彼女は働いていた店を辞めて梅田のホテヘルで働いているとゆう。そこで私に来ないか?とゆう誘いの電話だった。
    最初のうちは断り続けていたが、根負けし京香の働く店に行くことにした。
    「遅いよ!笑」
    待ち合わせ時間より少し遅れてきた京香に怒ったふりをする。「ごめんね。じゃあ行こう?」
    これがこの後の揺れて悩んでいた気持ちを変える一つの出会いになるとは思ってもいなかった。

    2005-08-28 23:15:00
  • 10:

    レノァ

    勇気に?捧げる?我?命?

    2005-08-28 23:16:00
  • 11:

    里沙

    「初めましてo(_ _*)o」独特の雰囲気を持った男の人が私に頭を下げたので「あっ、こちらこそ初めまして」と急いで頭を下げるo(_ _*)o
    簡単な面接と説明を受けなんなく話は進み採用となった。撮影の日取りを決める。

    2005-08-28 23:18:00
  • 12:

    里沙

    一通りの事を済ませ京香が仕事が終わるのを待たせてもらい二人で店を後にした。「里沙お腹減ったからご飯行こう??」京香の誘いに久々に梅田をぶらつく。「何処行くぅ?」東通りを歩くとホストに捕まりなかなか歩けないので東通りは避けて歩く。
    (秀に見つからなければいいけど…)と辺りをキョロキョロしていると「里沙ぁー??」京香が怪訝な顔をして覗き込んだ。「あっごめん…」と笑ってごまかした。結局どこに行くか決まらなかったので中通りの方にあるアンティークとゆう店に入った。

    2005-08-28 23:32:00
  • 13:

    名無しさん

    チャリの後ろでヒヤヒヤ?生まれかわったら結婚してな?

    2005-08-28 23:36:00
  • 14:

    里沙

    レノアさんありがとう?
    誰も読んでくれてないと思ってたので嬉しいです(≧▽≦)?今日はもう書けないんですけど頑張って書いていきますね
    (*^-^)b

    2005-08-28 23:36:00
  • 15:

    里沙

    12名無しさん意味がわからないんですけど…???

    2005-08-28 23:38:00
  • 16:

    12

    ゴメン一人言を書いてもた?

    2005-08-28 23:45:00
  • 17:

    里沙頑張れ!!

    2005-09-01 00:34:00
  • 18:

    せぃら

    ごめんな…にカキコしてたせぃらデス??
    理沙チャンの気持ちとかそーゅぅのンも知りたぃカラ小説ガンバって完結してな?
    応援してます(?>?

    2005-09-01 01:18:00
  • 19:

    里沙

    秀、せいらさんありがとう(^-^)
    一昨日から新幹線?で?東京?に行ってて今日の夜に帰ってきて荷物??片づけたりしてたので遅くなってしまいましたが頑張って書きます?

    2005-09-01 02:52:00
  • 20:

    里沙

    飲み物と軽食を注文し、京香とたあいもない会話をしながらも秀の事ばかりが気にかかっていた。
    注文したものが運ばれてきても、食欲がわかない。京香に心配かけまいと無理矢理に口に運んでは吐き気を感じた。
    「里沙??」京香の声が遠く聞こえる。頭がボーッとする。「里沙!!」声と同時に左頬に痛みが走った。我に返ると不安気な京香が目に映った。「どうしたん?里沙なんかあった?」心配してくれる京香の気持ちが嬉しかった。でも話てしまえば泣いてしまいそうな気がした。泣きたくない。強くなりたい。里沙はこの時、泣かない事が強いんだって思ってた。だから「何でもないよ。ちょっと疲れてるだけだよ」と笑ってみせた。京香は何も言わず、会計をすませ店を後に京香とは別れた。
    無意識に足はマンションへと向かってた。
    十五階建てのマンションを見上げてた。こんなに近くに秀がいるのに、今は遠くに感じる。
    辛かったはずなのに秀が恋しかった。

    2005-09-01 03:19:00
  • 21:

    里沙

    どれくらい見上げてたのかな。しばらくしてマンションに背を向けタクシーを拾い家へと帰り眠剤で無理矢理、眠りについた。
    次の日に撮影をすませ、新しい店での仕事が始まった。
    がむしゃらに働いた。
    そしてある程度のお金がたまりある決意とともに秀のいるマンションへと向かった。
    部屋の扉が重々しく感じたのを覚えてる。
    今にも崩れてしまいそうな気持ちを奮い立たせ開けた玄関から懐かしい香りがした。
    二人が好きなラベンダーの香りが、時間が戻ったんじゃないかと錯覚させたが、秀の怒りが現実へと引き戻した。
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜帰ってきたまでは良かった。でも秀の顔を見ると切り出せず数日の時が流れていた。その日は仕事が休みとゆうこともあり何処に行く気にもなれず、秀に背を向けテレビを上の空で見ていた。

    2005-09-01 03:33:00
  • 22:

    里沙

    そして話は秀から切り出された。一度出て行く前に別れたいと言った言葉の真を問われ頷くのが精一杯だった。堪えてた涙が溢れ止まらない。肩を捕まれ無理矢理、秀と向き合わされた。苦しい。でももう逃げれない。そう思いなるべく冷静を装い話始めた。
    「秀のことは、好きだよ?……」(内容はごめんな…を読んで下さいo(_ _*)o)
    話終えると、何も言わずに秀は部屋を出て行った。ドアの閉まる音。これで本当に何もかも終わった。もう戻れない。わかってたはずの事なのに苦しくて、悲しくて寂しくて、声をあげて泣いた。

    2005-09-01 03:41:00
  • 23:

    里沙

    泣くだけ泣いた。涙が枯れるぐらい泣いて、落ち着くとある程度の荷物をまとめ部屋を出た。
    次の日から一人暮らしをするため休みの日は不動産屋をまわり、家具を買う為にカタログを取り寄せたり、店まで出向いたりと動きまわった。少しでも忘れていたかった。忙しくさえしていれば何も考えずにすむから…。

    2005-09-01 03:47:00
  • 24:

    里沙

    部屋も見つかり、契約をすれば翌月から入れるとゆう段階までいったある日の仕事中、面接担当兼主任の勇さんが休憩していた里沙の所にやってきた。「里沙ちゃん仕事どない?つうか今日もまた遊びに行くんかー?」
    この頃は不動産巡りもする必要がなくなり何も考えたくなかった里沙はあちこち遊び歩いてた。勇さんは、入店してから少しでも店に馴染めるようにと人見知りの激しいことを京香から聞いていた事もあってか何かと話かけてくれていた。「仕事はなんとか大丈夫です(^-^)v今日は予定無いですよォ〜(笑)」とゆうと「ほな俺と飯でも行くか?」

    2005-09-01 03:56:00
  • 25:

    里沙

    今日はここまでにしますo(_ _*)o

    2005-09-01 04:25:00
  • 26:

    里沙

    以外な言葉に少し驚きながらも、一人でいるよりはと誘いに乗った。店を出て勇さんを待つ。
    「遅くなってごめんな。ほな行こか?」軽いなぁ〜。見た目はちょっと近寄りがたいオーラだけど喋ってみると、以外と話やすくて明るい人柄もあってか滅入ってた気持ちが楽になる。そんな感じの人だった。二人でタクシーに乗りミナミへと向かった。
    車の中で冗談ばかり言っては笑わせる勇さんに少しずつひかれていくがこの時はまだ里沙自身気づいていなかった。

    2005-09-01 18:41:00
  • 27:

    里沙

    タクシーを降りて向かった先は、焼き肉屋。
    「勇さん焼き肉好きなんですか?」何気なく聞いてみる。「おう。焼き肉ってより肉好きやなぁ〜。里沙ちゃんは?」嬉しそうな顔するなっと思った。「お肉も好きだけど里沙は魚の方が好きかな。でも今日は焼き肉がいいかも(笑)」ホントは肉系はあまり食べれない。でもなんだか嬉しそうな顔を見たらそんな事は言えなかった。席につき二人ともビールを注文し、ほかは勇さんに任せた。
    次々と運ばれてくる肉を焼きながらたあいもない話をする。久々に里沙は楽しい時間を過ごした。

    2005-09-01 18:48:00
  • 28:

    里沙

    ほどよくお腹も満たされお酒もまわっていたせいもあったのか「里沙ちゃん家来る?」と勇さんが冗談ぽく言う。「えー。いいですよ。でも変なことしないで下さいよ?(笑)」と軽く答える。ふっと真剣な顔になった勇さん何を言うのかと思っていたら「男と女が二人でおってすることってゆうたら一つしかないやろー(笑)」と笑った。
    どうでも良かった。しょせん男なんて金と体が目的。この人も一緒か。そう思うと酔いはすっかり冷めたがどうでも良くなり自暴自棄になっていた里沙は簡単に勇さんの家へと付いて行った。

    2005-09-01 18:55:00
  • 29:

    里沙

    部屋に上がると男の一人暮らし丸だしに散らかった部屋。
    いつもだったら顔をしかめていただろうけど何故かこの時ホッとした。「ごめんな。散らかってるけど気にせんとって」と散らかった物を足でどけてく彼の姿がまぬけで笑えた。おもむろに散らかったものをある程度片づけ出した里沙に何も言わず背広を脱ぎ捨てソファに座りテレビをつける。ある程度片づけをすませ向かいのソファに座りテレビを見る。

    2005-09-01 18:59:00
  • 30:

    里沙

    「なんで離れて座るん?こっちゃおいで」と手招きをする彼に素直に従い横にちょこんと座ろうとしたが、腕をつかまれ彼の前に座らされ恥ずかしくて顔が熱くなるのを感じた。

    2005-09-01 19:01:00
  • 31:

    里沙

    それから軽いキスが幾度も繰り返され、彼に身を任せた。
    ベットで腕枕されたまま深い眠りに落ちてゆくのを感じた。薬を飲まずにこんなに安心して眠れたのはどれ位振りだろう。誰といても不安だった心。ポッカリ空いた穴はいつも埋まることがなかった。秀といる時でさえ、いつもどこか寂しかった。
    目が覚めると気持ちよさそうに眠る彼がいた。寝顔を見つめていると何故か穏やかな気持ちになれた。それから彼の家に行ようになったある日、彼に惹かれてる自分に気づいたがどうすることも出来ず《彼は遊びだろうし、こんなこと言って嫌われたら、ウザイと思われたら》そう思うと言えなかった。すごく臆病だったんだと思う。今考えてみれば彼が想ってくれていることは、火をみるより明らかだった。仕事の合間をぬってこまめに電話やメールをくれ、暇があれば何処かに連れて行ってくれた。そして近づいてた誕生日に二人でお祝いをしようと予定まであけていてくれていた。飲み友達の綾にバーで相談をする「大丈夫だって!!後悔したくないでしょ?それに最近の里沙すごくいい顔してるよ?!」綾の言葉に背中を押され携帯を開いた。勇さんの番号を出

    2005-09-01 19:22:00
  • 32:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 33:

    里沙

    でもこんな自分がいつも嫌だった。嫌われるのが恐くて、傷つきたくなくて逃げてばかりの自分が嫌で変わりたいと思った。震える手で勇さんへ電話を掛け直す。「なんで出えへんねーん(笑)」いつもの声が聞こえる。「うん。ごめんね。仕事中だった?」ためらいがちに聞く。「もう帰って来てるよ?それより里沙はなぁーにしてんの?てかどしたぁー?」
    話さなきゃ。緊張は極限にまで達していた。「友達とバーに来てる。話ってゆうのはね、里沙ね勇さんのこと好きなんだけど…。」一気に言う。返事を聞くのが恐い。そのまま電話を切ってしまいたかった。しばらくの沈黙の後「ありがとう。でも里沙ちゃん彼氏は?俺中途半端な事はしたないしされたくないよ?」勇さんは、里沙がまだ秀と付き合ってると思っていたみたいだ。「…別れたよ。」今にも消えそうな声しか出なかった。立っていられずいつの間にか座りこんでいた。「で?どうしたいの?」勇さんの問いに戸惑った。気持ちを伝えることしか考えてなかった。少し考え込み「うん。遊びかもしれない。こんなこと言ったらうざいって思われるかもしれない。でも後悔したくなくて。好きなものは好きだか

    2005-09-01 19:37:00
  • 34:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 35:

    里沙

    「そっか。わかった。今から来るけ?」勇さんの言葉にまた沈黙していると、いつのまに来たのか綾が肩を叩き、小さな声で「いっといで」と呟き手を振った。綾に手を合わせ「じゃあ今からそっち行くね」と言い電話をしたままタクシーに乗り込んだ。
    部屋に着くと彼が優しく頭を撫でてくれた。いつもの様にソファに腰かける。

    2005-09-01 19:41:00
  • 36:

    里沙

    「ってか遊びって何やねん」と彼が口を開いた。里沙は覚悟を決めこれまでの事を話た。両親の暴力。大切な人からの暴力や裏切り。それは彼氏だけでなく友達や姉妹にさえ裏切られ傷ついてきたこと中絶、レイプそれこそ秀さえ知らないこともあった。
    話ながら涙がこぼれ止まらなかった。
    誰も信用出来なくなっていたこと。拒まれるのがこわかったこと。自分の気持ちを全部彼にぶつけた。話終えると彼は「そうか。よう頑張ったな。勇気いったやろ?」と優しく抱きしめられ余計に涙が溢れた。「照れくさいし今更って気もしてたから言わずにおったけど、ちゃんと好きやで。付き合おうか?」彼の言葉が素直に嬉しかった。

    2005-09-01 19:48:00
  • 37:

    里沙

    彼の腕の中で泣きながら頷いた。
    それから里沙は毎日のように勇の家にいた。そしてオーナーに二人のことを報告した。仕事をすぐに辞めるわけにはいかないのでそれ以外には隠さなきゃいけなかったけれど嬉しかった。
    だけれど秀のもとにもう一度行かなきゃいけなかった。そう残っている荷物を取りに行くため。
    気持ちは勇に向かってる。でも会ってしまったら揺らぐんじゃないかと恐かった。考えるといつも寂しかった頃を思い出し何度も夢にうなされた。荷物なんて取りに行きたくはなかった。でも大切な物もあるからそうゆうわけにはいかなかった。勇に話すと「不安ならついていこうか?」と言うだろう。でも彼の事を思えばそこまで甘えるわけにはいかない。
    彼の家から帰った里沙は秀のもとに電話をする。「もしもし?」懐かしい声。仕事後に荷物を取りに行くことを伝え仕事場へと向かった。

    2005-09-01 19:59:00
  • 38:

    里沙

    勇の顔を見ると後ろめたさで胸が苦しくなった。仕事はほとんど上の空だった。「お疲れ様です」いつものように明るく振る舞ってみせ店を後にし二人で暮らしていたマンションへと車を走らせた。
    チャイムを鳴らすと懐かしい香りとともに玄関が開けられた。「久し振り。」不自然な秀の笑顔に胸が痛んだ。黙々と荷物をまとめていると突然「彼氏は出来たんか?」秀の問いに答えに戸惑いを感じた。でも意を決して「出来たよ」と答えた。「へぇどんな奴?」秀がなぜそんなことを聞くのかわからなかった。でも秀に対する罪悪感もあり気はすすまなかったが荷物をまとめながら彼のことを話た。

    2005-09-01 20:14:00
  • 39:

    里沙

    話終えるとまた沈黙が続いた。ちょうど荷物もまとめ終わり車へと運ぶ。「手伝う」とゆう秀の手助けを断り黙々と車に運びこまれてゆく荷物。自分の物が減ってゆく部屋の中。自ら決めたはずだったのに苦しかった。どうしようもなく寂しかった。

    2005-09-01 20:17:00
  • 40:

    里沙

    今日はここまでにしますo(_ _*)o

    2005-09-01 20:17:00
  • 41:

    名無しさん

    リサちゃんがんばれぇ??

    2005-09-02 02:29:00
  • 42:

    里沙

    そしてとうとう最後の荷物を持ちエレベーターに乗った。
    秀も「ゴミを出しに行く」と言って一階まで一緒に降りる。ほんの数秒がとてつもなく長く感じた。何度も重なる視線に涙が溢れそうになる。切ない。ホントにこれが正しかったのかわからなくなる。ただ後戻りは出来ない。変わりたい。変わって欲しい。そんな想いが強かった。

    2005-09-04 16:11:00
  • 43:

    里沙

    車に荷物を乗せ終え秀の方を向く。
    (笑ってよう。泣かないで最後くらい笑顔でいよう)そう思い、「じゃあね」と精一杯笑って別れを告げた。車に乗り込みエンジンをかけ走り出す。バックミラー越しに見える秀が見えなくなるまで見ていた。大通りへと出るために曲がり秀の姿は見えなくなった。そこから何処をどう帰ったのか家に帰り荷物を借りたばかりの部屋に運び終え携帯を何となく開いた。[着信あり]と表示され見てみると秀からだった。掛け直す。数秒間の無機質な呼び出し音の後に「もしもし…」秀が出る。「どうしたの?里沙なにか忘れ物かなにかした?」と必死に平静を装ったのに、電話越しの秀の口から出たのは「おまえの気持ちはわかった。俺が悪かった。戻って来てくれへんか?」また予想外の言葉に気持ちがぐらつく。足下から何かが今にも音を立てて崩れそうだった。かろうじて冷静を保っている。震えそうな声を咳でごまかし「ありがとう。でももう戻れない」と言ったような気がする。幾つか言葉を交わし電話を切った。もう夜中だった。眠れそうになんてなかった。テレビを見るでもなく見ていた。

    2005-09-04 16:31:00
  • 44:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 45:

    里沙

    すると携帯が鳴った。勇からだろう。そう思いながら画面を開く。予想通り電話の主は勇だった。

    2005-09-04 17:04:00
  • 46:

    里沙

    「なぁーんしてんの?」いつもの明るい声にホッとする。「ん。寝てたぁ〜」とっさについた嘘に胸は痛んだけど、話す気にはなれなかった。ありふれた会話をしていると秀の事を考えずにすんだ。

    2005-09-04 18:25:00
  • 47:

    里沙

    勇は全てを話た日以来そのことには何も触れなかった。それが勇なりの優しさだったんだと思う。
    数ヶ月間、勇の家と里沙の家を行き来する日が続いていた。といってもほとんど勇の家にいて合い鍵を貰っていたこともあり半同棲状態だった。いつものように勇の家に泊まった日の朝、「なぁ里沙?一緒に暮らそうか?」勇の言葉に驚きながらも嬉しかった。でも素直に喜べない自分がいた。

    2005-09-04 18:32:00
  • 48:

    里沙

    恐かった。勇のことは好きだけど、秀から受けた暴力で何処かで男の人が恐くなっていた。返事に戸惑っていると「すぐにやないから(笑)」と頭をポンポンとされた。ジッと勇の顔を見る。「ん?どしたぁ〜?」優しい眼差し。『この人なら…』そう思えた。それから数日後に慌ただしく引っ越しの準備をし勇の家へと荷物を運ぶ。最初は不安だったが勇といるうちに自分の気持ちを表に出せるようになっていた。ただ困ったのは、歯止めがきかないことだった。考えてみれば無理もないことかもしれない。今まで感情を押し殺すことしか出来ず、いつも何かに怯えていたのだから。そんな里沙を勇は喧嘩しながらも受け止めてくれていた。

    2005-09-05 22:12:00
  • 49:

    里沙

    勇と付き合いはじめて一年が過ぎようとしていた頃、里沙は風俗を揚がる事を決めていた。元々したくて始めたわけではない。それに、ほとんど出勤しない日が続いていた。
    その日の夜、勇の帰宅に合わせいつものようにご飯を作る。出来上がった頃に帰ってきた勇と食事をしながら意を決して「勇あのね。里沙ねこの仕事もう揚がろうと思ってるんだけど」真っ直ぐに勇を見る。勇も真っ直ぐに里沙を見ていた。「そっか。里沙が考えて決めたならそれでいいよ。里沙には、いつまでもこの業界におって欲しくないしな。」笑顔の勇がそこにいた。そして真剣な顔で「風俗や水商売じゃなく、里沙には陽の当たる仕事について欲しい。俺はそれが一番嬉しいしな。俺にはこの仕事しかない。でもお前は、そうやないからな」勇の想いが嬉しかったと同時に何処かで信じきれずに疑ってた自分が恥ずかしかった。

    2005-09-05 22:24:00
  • 50:

    里沙

    この時やっと秀との時間は想い出に変わり、秀から解放されたんだと思う。
    それから、私と勇はぶつかる事はあるものの出来る限り納得がゆくまで話し合いながら、今日までやってきました。
    不安が全く無いと言えば嘘になるけど、秀と過ごした時間は勇と出会う為に必要な事だったのだと思います。全てが現在(イマ)に繋がってる。風俗にいなかったら秀と出会わずにすんだかもしれない。でも秀と出会い、イロだとか枕だとかで、不安に狩られ泣きながら、立ち止まりながら迷いながらでも歩いてきたから勇に出会えた。あの頃の辛さ、苦しさがあったから、今の彼を大切に思える。過去は現在に繋がるように現在は未来に繋がってる。だからこそ、間違ってもいい。失敗してもいい。大切なのは、諦めないこと、恐がらずに一歩踏み出す事。

    2005-09-05 22:38:00
  • 51:

    里沙

    ほんの少しの勇気で景色が広がることをしった。
    現在、夢を見つけた私は、失敗して怒られたり、泣いたり、笑ったりしながら、臆病に吹かれることもあるけれど、たくさんの温もりに触れ見守られ、毎日を大切に頑張ってます。未来は自分で開いてゆくものだとゆうことを教えてくれた秀、勇、そして現在の会社の方々に感謝しています。

    2005-09-05 22:43:00
  • 52:

    里沙

    終わり

    2005-09-05 22:43:00
  • 53:

    里沙

    読みにくく下手くそな文章でお目汚しになったのではと思いますが、貴重なスペースを提供して下さった夜遊び様、最後まで読んでくれていた方がいるかどうかはわかりませんが読んで下さった方々。どうもありがとうございましたo(_ _*)o

    2005-09-05 22:46:00
  • 54:

    お疲れさん!体調悪いのによう頑張ったな!

    2005-09-06 23:03:00
  • 55:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 56:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
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