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〜FLOWER〜LOAD
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1:
名無しさん
がっしゃーん!
「あぁもぅまじうるさい!」私の癖…目覚まし時計を投げる事。これは今でも治らない。。。治そうとしないだけかな?キャバクラで勤め出して一ヶ月。名前は[えみ]18歳。源氏名つけなややこしいみたいやけど、めんどくさいから本名にした。読みにくいかもしれないけどここからはえみの話しです。。。。2005-09-04 02:02:00 -
2:
主
[えみ]今日もお客さんと御飯→同伴のコース。キャバクラに入って一ヶ月。成績は新人ランキングではだんとつ一位。全体では?位。明るくて愛想がよくまだ初々しいところがうけているみたい。 「えみちん御飯おいしかったぁ?」
「ほんまにおいしかった〜!あんなん食べたん初めてやわ(笑)」「えみちんはいつもなんか普通でおもしろいなぁ(笑)」お客さんとそんな会話をしながらお店へ急いだ。。。2005-09-04 02:16:00 -
3:
主
着替えおわると華やかな姿になったえみは笑いながら「お待たせしましたぁ」席に座った。この日が、東さんとのこの席が[はな姉]との出会いになるとは知らずに…。
「なぁなぁえみちん?はなって知ってる?」
東さんはこそこそ聞いてきた。
「はなさん?えみ顔と名前一致しやんわぁ。名前は知ってるよ☆どうしたん?」「俺の友達がまじ惚れらしぃ☆みてみたくてなあ!どんなんやろ!?」
えみは好奇心いっぱいで
「よんでみよや!」
東さんも乗り気で「えみちん話しわかるええコやわぁ(笑)」はなさんを指名した。2005-09-04 02:33:00 -
4:
主
えみがはなをよんでみると言ったのは理由があった。はなはナンバー?。えみはナンバー?。新人では断トツの一位やけどナンバー?と?のあいだは断トツ。えみなりにプライドがあった。どんな人なん?まずははなさんを越えないと一番は無理なんやんなぁ。生意気な事を思ったりもした(笑)
「はなさんでーす」
ボーイの声が聞こえドキドキした。2005-09-04 02:43:00 -
5:
主
「失礼しまーす」
はなが席にすわると東さんはたじたじになった。。。「えっーと、、、」
「邪魔じゃないの?かな?」
はなは気を使ってえみに聞く。
「いえ、全然!ずっといてください!!!」
その言葉で東さんは爆笑した。「俺の友達が惚れるんがわかる!たつやってわかる?そいつがまじ惚れみたいで…」東さんとはなが二人楽しそうにしゃべってた。2005-09-04 02:50:00 -
6:
主
えみははじめての気持ちになった。細くてグラマーで色気あって、その一目で【憧れ】とゆうものになった。なにがとかそーゆー言葉では現せなかった。話しを聞くとえみの【憧れ】は24歳、趣味は映画鑑賞、出勤は週に三日か四日。はなは実は本名みたいでめんどくさいからはなのままらしい。えみはそこに共通点を感じ一人でうれしかった。
この席でえみとはな、東さんの三人で楽しく会話をした。
「はなさーん」ボーイがよぶ。
東さんは「人気者っ!!さすがたつやがほれた女!」茶化すくらぃ仲良くなっていた。2005-09-04 03:00:00 -
7:
あ ◆idMa0miDD.
あ
2005-09-04 03:01:00 -
8:
主
はなが戻ってきて、東さんは帰る時間になり、えみはまたはなさんとしゃべりたい!仲良くなろうと心で叫んだ。帰り際の東さんの言った事が今でも忘れられない…。「えみちんとはなちんなんか雰囲気似てるなぁ★次はたつやとくるわなぁ!」
えっ!はなさんと?!どこが?なにが?はなさんに失礼やん!
えみは一人で慌てた。
「えみちん、なんかありがとぉ★たつやくんのお友達やったんな!東さんて」
はながしゃべりかけてきた。2005-09-04 03:16:00 -
9:
名無しさん
もっと読みたぁい?頑張って書いてください?楽しみにしてます?
2005-09-04 03:27:00 -
10:
主
上の人ありがとっ★読みにくいかもやけど頑張る!!
2005-09-04 03:47:00 -
11:
主
「なんかついてもらってすいません…。あ、はじめましてえみです」
今思うと恥ずかしい(笑)えみお客みたいなってる!「なんであやまるーん!ありがとうやでほんまに★えみちんははな知ってる!すごぃ新人さんいるって店でも話題やで☆はなも抜かされんよにがんばらなあかん〜。」
えみはこんな綺麗な人なんでNo.1じゃなぃの?そう思った。はなさんのなんとなく悲しい目。たぶん人を引き付ける理由はこの【目】やろうなぁ…「えみちん、はなってよんで☆ライバルやな(笑)」にこって笑うとなにかを手ににぎりしめてくれた。2005-09-04 03:56:00 -
12:
主
手をみると、飴ちゃんが入ってた!えみはうれしかった!憧れの人がくれた飴。「はな…。あっ!はな姉!!はな姉てよぶ!いいですかっ!?」
「はなねぇ!?あたしおばさん?(笑)うそ!敬語もいらんし仲良くしよー★」それからえみとはなは歳は違うけどどんどん仲良くなった。お互いの刺激にもなった。はなはえみを妹のよーに可愛がった。えみはいつもはなの話す言葉、仕種、髪形や服装、全てをはなのようにした。はなはえみのそーゆーところがかわいくて仕方なかった。2005-09-04 04:05:00 -
13:
主
はなはえみとは逆で、店ではあまり他の人とは交流をもたない。
「はな姉!明日店のコらとボーリングいこてゆうてるんやけどいかへん?!」
「あ〜。はなは明日家で眠る日やねん(笑)最近お疲れやわぁ…」
そーゆーマイペースなところもえみにとっては憧れで仕方なかった。
やけどえみは淋しかった。はなとは店ではよくしゃべる。だけどはなのプライベートを全くといっていい程知らない。彼氏がいるのかどんな友達がいるのか…。えみは、はなにプライベートを話しまくってる。はなはいつもなにも言わず笑いながら頷いてくれている。2005-09-04 04:15:00 -
14:
主
細いのにグラマーな体。さらさらの髪。いい匂いの香水。おっきくて綺麗な目。やけど悲しそうな目。
「はぁ〜。はな姉って…謎!」えみは一人で呟いてた。
はなとえみが仲良くなりだしてから、二人はどんどん順位をあげた。
はな断トツ一位。
えみニ位。
お互いがお互いを意識し、えみも入った当時より[らしく]なってきた。
そんな時…。2005-09-04 04:27:00 -
15:
主
がっしゃーん!
「あぁ!うるさい!もー今日休みやのにっ!」
目覚まし時計が可哀相な事なってる…。
目覚まし時計を投げたあとちょっとしてからいつも目が覚める。
〜着信〜★はな姉★
えみは目を疑った。
「休みの日にはな姉から電話やぁ!」
「はいはーい★はなねえどしたーん?」
「えみ?げほっげほっ」
「どしたん!はなねえ!?」
「ごめん熱あってな、はなまわり誰もおらんしえみにちょときてほしい…」
えみはうれしかった。はながえみを頼ってくれてる。うれしいなんて感じたら、はな姉に悪いけど、一人でにやにやして家をでた。2005-09-04 04:38:00 -
16:
主
「えーと…。901号室…。あっあった!」
〜ピンポーン〜
はなはマスク姿、髪の毛くちゃくちゃ、ジャージででてきた。
えみは始めてみるはな姉のプライベートがすごぃうれしくてルンルンやった。
2LK。殺風景、やけどおしゃれ。広い広いベッドは一人で寝るには、あまりにも寂しい。
「はな姉、こんな広いとこ一人でおってさみしない?」
えみはゆったあとに失礼な事をゆってると思い、なぜかあやまってしまった。「ごめん、はな姉綺麗し彼氏とかいるやろし、もてるやろから一人ちゃうよな、ごめん…」
意味わからん事自分でゆうてると思った。2005-09-04 04:46:00 -
17:
主
「なんであやまんねん(笑)」
はなは笑いながらいった。「はな今な彼氏はおらんでぇ。はななぁ、今男いらんねん。」
笑ってたはな姉が真剣な顔でゆった。悲しそうな目でゆった。
えみはなにもいえずにいた。なにも聞く気にもならなかった。入ったらいけない壁を感じたから…。
「お客様が彼氏ですからっ★(笑)」
はな姉は場の空気を読んでかそんな事を笑いながらゆった。
「さすがNo.1キャバ嬢★(笑)」
えみも茶化して言葉を返した。なぜかえみは寂しくなった。
「えみ来てくれたからましなったわぁ。えみよかったら泊まっていく?」2005-09-04 04:56:00 -
18:
主
えみは「うん★」そう答えた。
はな姉。いろいろあったんやろなぁ…。えみみたいながきに力になれる事ってあるんかなぁ…。ほんまそう考えたらえみは呑気や。
「布団ないからベットで一緒に寝よかぁ!はなもぶっちゃけこの広いベッドは淋しかったのよー(笑)」
今日のはなは店で見るはなより可愛くて、華やかな場所じゃなくても華やかに見える。だからはなって名前なんかな!?
その日はなとは色んな話しをした。広いベッドで二人。二人でも広いくらぃ。。。2005-09-04 05:07:00 -
19:
主
「えみー」
「どしたん?はな姉」
「なんで夜してんの?やっぱり…お金?」
「それも…あるけど…。」えみは、ただお金がいいからなどという理由を言いたくなかった。はなに軽蔑されたくなかった。。。
「はなんとこお父さんおらんねん。」
えみは、いきなりなにいいだすのよと心の中で思った。
「お母さんな、不倫やってん。やけど好きやってんて。ほんではなができた…。はなのお父さんであろうと人の奥さんにも同じ時期に子供できてん。お母さんはが子供の事ゆおうとした時にお父さんに妻に子供できたから…ってなぁ。」2005-09-04 05:19:00 -
20:
主
えみは黙って聞いていた。「お母さん一人で産んでくれたんよ…。それもお父さんにゆわへんで。お父さんも嫁に子供できてからもすぐにはお母さんと別れへんかってんて。やけどお母さんもお腹おっきくなるのばれそうやから連絡とらんよーにしてんて。。。そんでそれっきりやて。」
「はな姉…憎いのん?」
えみは突拍子もない事をゆった。
「ほんまえみおもろすぎ!(笑)やけど憎いってゆわれたら憎いんかなぁ?お母さんにはほんま感謝してる。お父さん会った事ないし名前と歳とあっ!あと奥さんの名前と(笑)お母さんが教えてくれた。」2005-09-04 05:32:00 -
21:
主
えみは辛かった。自分の事じゃないのに辛かった。はな姉の悲しい【目】多分そこからきてるんやろう。まだ会った事のないお父さん…。それと同じくらいの歳のおじさん達を接客する仕事。
「いつかは会いたいなぁ…。ってお互い知らんとはなの客とかやったら笑えるよな!」
はな姉。。おもしろおかしくせんとって。辛い時は辛いゆうてよ。えみはそうゆってあげたかった。ゆえなかった。
なんの不自由なく母、父、兄と過ごしてきた。そんなえみにゆえた立場はなぃ…2005-09-04 05:45:00 -
22:
主
「ごめん、こんな話しして…。びっくりしたやろー。はなもびっくり。こんなん人にゆったん始めてや。えみやからゆえたわぁ。あんま友達とかも作る気しぃひんしえみがはじめてちゃう?友達っていえるのん。ってゆーかねよか!はな熱あったん忘れてたわぁ(笑)」
「うん…。」
えみは泣いていた。
知らん間に二人は眠りについた。2005-09-04 05:51:00 -
23:
主
次の日えみははなが熱が下がったのを確認して家に帰った。
「えみ!ありがと★このお礼わ必ずするから!」
「はな姉が元気ならそれでぃぃよ☆」
家についたえみはなにもする気がしなかった。
はな姉の事で頭がいっぱいやった…。
考えすぎて頭が痛かった。考えてもきりない…。
えみには分かってたけど、考えるしかなかった。
熱がでた…はなの風邪がうつったのか、考えすぎて知恵熱か…。
調度よかった。えみは一人でゆっくりしたかった。昨日の話しがショックやった。話してくれたのはあれだけじゃなかった。2005-09-04 06:04:00 -
24:
主
女手一つで育ててくれたお母さん。夜の仕事をして生活をやりくりしてくれていた事。寂しくて毎日一人で泣いていた事。片親とゆーだけでいぢめられた事。お母さんが結婚してその相手が暴力をふるった事…。
えみからしたらドラマやった。
やけどはなにはそれが現実やった。
はなに彼氏がいた事もあった。好きで好きでたまらなかった。
やのに奥さんがいた。
はなはお母さんと同じ道を歩んだらあかん。そう思い別れた事。
はなが悲しい目をして男はいらんと言い放った理由もわかった。
えみははなの事がわかった。
はなの悲しい【目】の理由。2005-09-04 06:24:00 -
25:
主
えみは仕事を長い間休んだ。
はな姉にはメールをしておいた。熱は下がったり下がらなかったり。病院いきたいな…。そう思ったその時。
〜ピンポーン〜
誰やねんなしんどいのに。「はぁいだれー?」
「はなちんやでぇ☆」
「どしたん?!はな姉。」「それはこっちの台詞!はなの風邪うつしてもーたやろぉ…ごめんなぁ。熱さがらんやったら病院いこ!えぇとこあんねん!保険証もってはよ着替え!」
「ええとこて…。居酒屋ちゃうねんから(笑)着替えるわー。」
「保険証どこー?忘れたあかんやろー。」
「引き出しの二段目!」 えみの声が響く2005-09-04 06:36:00 -
26:
主
着替え終わったえみは、
「あったー?はな姉ー!」はなは「あったよ…。」そうゆうしかなかった。
えみははなの家に泊まりにいった時からはなと近くになれた気がした。
【憧れ】やったはな姉。
目指してたはな姉。
えみの全てやったはな姉。ほんまのお姉さんみたいやったはな姉。
全てをわかりたかった。
たった少しあの話しを聞いただけでわかった気でいた。
「まだしんどい?はなのんうつしてごめん…」
病院にいくタクシーでそんな事ばっかりゆってたはな姉。2005-09-04 06:49:00 -
27:
主
病院にいき、薬をもらった。
「この前の看病のお礼できてよかったぁ。」
はな姉は微笑みながらゆう。
えみは「これから先もお互い看病しあお!」
はなは微笑んだ。
「看病しあおって!病気なりましょゆうてるよーなもんやん(笑)」
二人は笑いながらタクシーに乗り込んだ。
えみはずーっとはな姉といたかった。今思うと恋のような感じ。2005-09-04 06:58:00 -
28:
主
はなは色んな事を考えていた…今まであった事、今までの人生、気付けてよかった事、気付かなかったらよかった事…。
えみにとって【はな】が憧れだったよーに、はなにとっても【えみ】は憧れだった。2005-09-05 00:04:00 -
29:
主
はなは人と接するのが苦手。
それに比べてえみはいつも色んな人に笑顔で接しれる。
お客さんには普通に接しれる。はなの中で割り切りがあるから。。
どうせいつかは離れていくもの…。
そう思ってがむしゃらに働いてきた。
はなの謎めいたところに惹かれるお客は多かった。
知らない【もの】を知りたい。
教えてくれない【もの】はすごく気になる。
人間はそうゆうもの。。悲しいけれど。
はなは裏切られるのが恐かった。
だから友達もいらないと思っていた。
愛する人ができ結ばれる関係になってもそれは【永遠】の関係でないと思ってた2005-09-05 00:20:00 -
30:
主
えみはただただ憧れのはなに近づきたかった。
なれるものなら【はな】になりたかった。
最近はえみの頑張りのせいか、はなとえみは似てるとゆわれる事も少なくなかった。
えみはその度、「はな姉聞いてぇ〜」とよく報告していた。
はなも笑いながら、「えみがほんまの妹やったらいいのにな♪」
そうゆってくれた。2005-09-05 00:30:00 -
31:
主
はなは泣いていた。
毎日毎日泣いていた。
知らなければよかった事をしったから。
えみには知られてはいけないと平然を装っても、えみにはばれていた。
「はな姉、最近おかしいで。作り笑いばっかり。。。上の空やしずっと悲しい「目」やん。なんかあったらゆってよ…」
無理矢理聞き出す事はしなかった。
はなにもえみと接する限界がきていた…。
えみは毎日ひやひやしていた。
なにか嫌な予感がする。
やけどそれが何かわからなかった。2005-09-05 00:38:00 -
32:
主
えみもはなのおかしな様子にも気付いていた。
このままやったらあかん。はなはえみな手紙をかいた。
悲しい悲しい内容やった。2005-09-05 19:14:00 -
33:
主
えみは仕事にでていた。
はな姉は【休暇】をとっていた。
一週間実家に帰るとえみは聞かされていた。
えみは淋しかった。
やけど待っていた。
携帯も繋がれへん…。
「実家おるときくらいゆっくりしたいわなぁ…」
えみは自分に言い聞かせるよーにゆった。2005-09-05 19:20:00 -
34:
主
休暇期間をすぎてもはなは店に現れなかった。
携帯も繋がらないまま。
家に行ってもはなが姿をみせることはなかった。
えみは悲しかった。
なんでなんもゆわんの? えみはな姉の事近くに感じてたのに…ほんまのお姉ちゃんみたいやったのに…2005-09-05 19:26:00 -
35:
主
えみははなの家からの帰り道色んな事を思い出していた。
出会った時の事…。
はじめてみた時の衝撃。
はなに憧れて真似っ子ばっかりしていた。
はなの家で辛い話しを聞いた事。。。
えみは歩きながら涙がでてきた…2005-09-05 19:34:00