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【ホスト】〜乃衣瑠〜
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1:
乃衣瑠
乃衣瑠、19歳、オンナ。
何に対しても、あまり興味を持たない性格…。2006-02-28 08:46:00 -
451:
ノエル
店につくと、利央斗が待っていた。
「ぉはょーさんッ☆」
『おはょーございます』2006-03-18 06:15:00 -
452:
☆彡
待ってました(●^ー^●)
ウレシィ(●>_2006-03-18 06:17:00 -
453:
ノエル
「ほな、いこかぁ☆」
『はぃ。』
二人は、すぐ近くの焼肉屋にむかった。2006-03-18 06:19:00 -
455:
ノエル
二人は適当に注文をし、お互い黙りこむ。
利央斗は、お冷やを一口含み、口を開いた。2006-03-19 04:33:00 -
456:
ノエル
「なぁ、ノエル…銀河ともめたんやって?」
『……。はい。』
「全部銀河から聞いたゎぁ…。ほんで話し合ってんけどな、優璃の売り上げの分引いて、お前等二人で勝負しい。表上は、違ってもえーやん?あかんか?」2006-03-19 04:38:00 -
457:
ノエル
『………。』
「まぁ、ょく考えとき。今ゎ腹拵えゃッ♪」
利央斗ゎ肉を焼きながら、違う話題をもってきて、ノエルを固くさせないように、中和しながら喋った。2006-03-19 04:55:00 -
458:
ノエル
ご飯を食べおわった後、利央斗は、「返事待ってるゎ。」と言って店に向かって行った。
ノエルは、頷き利央斗を見送り、道をゆっくり歩きだす。2006-03-19 05:00:00 -
459:
ノエル
話をのむか、のまないか…。をじっくり考えながら。
考えてるぅちに、家に辿り着いた。
ノエルはドアの前で立ちすくむ。2006-03-19 05:03:00 -
460:
ノエル
ノエルは、立ちすくんだまま動かない。
今、別れ道のどちらかを選ぼうとしている。
『………。』2006-03-19 05:06:00 -
462:
ノエル
ノエルはドアノブに触れず、思い切ったように道路添いに走った。
タクシーを呼び止め、いつものあの場所を指示する。
そして、辿り着いたのは…2006-03-19 10:32:00 -
463:
ノエル
featherだった。
ノエルは、唾を飲み、呼吸を整え、自分を落ち着かせ、店のドアを勢いよく開けた。2006-03-19 10:34:00 -
464:
ノエル
ミーティングをしていた、従業員一同は唖然とした。
『すんませんッ!今日から復活します!!迷惑かけました!!』
ノエルは頭を深く下げてゆった。2006-03-19 10:37:00 -
465:
ノエル
更に唖然としてしまう従業員達。
少しの沈黙の後、銀河が口を開いた。2006-03-19 10:39:00 -
466:
ノエル
「ほんまゃでーッ!はょこっちの輪ぁ入りぃやぁ☆」
それに続き、従業員達にぉかえりのことばが続いた。2006-03-19 10:42:00 -
467:
ノエル
〈ぉかえり……〉
ノエルはこの言葉を聞いて思った。
‐自分の居場所はココだ‐と…。2006-03-19 10:44:00 -
468:
ノエル
ノエルは利央斗の条件ものみ、銀河とも、気まずいことなく、仕事をできた。
優璃は、毎日のように、他のホスクラオーナーや、クラブのオーナー。あらゆる知り合いを連れて、ノエルを可愛がりにきていた。2006-03-19 10:49:00 -
469:
ノエル
ノエルは、一気に有名になった。
ミナミの街、いや、他の地域でも話題になる位。
“天使”が広まった。2006-03-19 10:53:00 -
470:
ノエル
そして、銀河も同時に有名になった。
“ダテンシ”2006-03-19 10:56:00 -
471:
ノエル
性格の真逆さでつけられた、二人のあだ名は、知らぬ人は数少なかった。
二人のコンビは常にテンポがょく、客に気に入られた。
そして、ミナミの夜の街に張り出された一枚のポスター。2006-03-19 10:59:00 -
472:
ノエル
一番目立つ看板だ。
白いスーツを着たノエルが白い羽に包まれ、黒いスーツを着た銀河が黒い羽に包まれている。
二人は、あだ名の通り、天使とダテンシになっていた。2006-03-19 11:02:00 -
473:
ノエル
コトが良く進み、ノエルが復帰して一ヵ月経った。
成績発表だ…。2006-03-19 11:05:00 -
474:
ノエル
営業終了のミーティングでは、従業員の緊張のオーラが店に漂う。
利央斗が給料袋をテーブルに積み上げる。2006-03-19 22:54:00 -
475:
ノエル
上位から配られる給料袋。
ノエルか、銀河か…。
二人は、黙り込み、唾を飲む。2006-03-19 22:55:00 -
476:
ノエル
ぃよいよ、利央斗が名前を呼ぶ。
――――。
「ノエル」2006-03-19 22:57:00 -
477:
ノエル
「ぉめでとッ!!ナンバー1ゃッ☆」
従業員から祝福の言葉が飛び交う。2006-03-19 22:59:00 -
478:
ノエル
「次…銀河ッ!」
「順位下がったけど、頑張ったなッ」
「はぃ!!」2006-03-19 23:00:00 -
479:
ノエル
次に志乃が入り、残りがどんどん配られた。
「ノエルっち頑張ったやぁーんッ♪」
志乃が寄り掛かってくる。2006-03-19 23:03:00 -
480:
ノエル
『ん、まだ勝負は始まったばっかゃけどねッ』
ニカッと笑うノエルは以前のいきいきしたノエルだった。2006-03-19 23:05:00 -
481:
ノエル
志乃もニカッと笑い、
「俺も頑張るゎぁ〜☆ほにゃおつかりぃ♪」と言って帰っていった。
2006-03-19 23:08:00 -
482:
ノエル
こんなにぅまくいっている中、次の日事件がおきた。
………。2006-03-19 23:11:00 -
483:
ノエル
ノエルが女だとゆうことが、店の従業員全員にばれていた。
犯人は、利央斗でも銀河でもない。2006-03-19 23:13:00 -
484:
ノエル
志乃だった。
昨日、ノエルに寄り掛かった時にゎかってしまった。2006-03-19 23:15:00 -
485:
ノエル
銀河は頭をかかえた。
なって欲しくなかった状況に陥った。2006-03-19 23:16:00 -
486:
ノエル
利央斗にも、それが耳に入り、同じく頭をかかえた。
こんな状況を受け入れる従業員などいないだろう。
どうしたらよいのか…。2006-03-19 23:19:00 -
487:
ノエル
とりあえず、緊急ミーティングになり、店のオープンを遅い時間にした。
2006-03-19 23:20:00 -
488:
ノエル
店の雰囲気は、嫌な空気が流れていた。
ノエルを突き放す目で見る銀河以外の従業員達。
ノエルは言葉一つ出せないで、俯いたまま座っていた。2006-03-19 23:23:00 -
489:
ノエル
銀河は、耐えられずノエルを店の外に連れて出た。
「ぉ前は、何も悪くないからな…。俺が悪いねん。」
そぉ言いながらビルの階段をノエルの手を引いて歩く。2006-03-19 23:26:00 -
490:
ノエル
最上階に着いて階段に座り込む銀河。
立ちすくんだまま、何も言わないノエル。2006-03-19 23:30:00 -
491:
ノエル
「ごめんな、ノエル。俺しっとってん…。」
「何もゅわんでごめんな……。ほんまごめん。」
ノエルはくびをふる。2006-03-19 23:33:00 -
492:
名無しさん
?
2006-03-20 04:53:00 -
493:
ノエル
「ゎかった時、ゅえばよかったな。ちゃんと…。」
そんな銀河の横にノエルがちょこんと座る。2006-03-20 13:39:00 -
494:
ノエル
『私が悪いんだょ。みんなを騙してたんゃもん…。』
『でも、私はココにいれるコトがめっちゃ嬉しかった。初めて自分の居場所を見つけられたからね。』2006-03-20 13:43:00 -
495:
ノエル
『たくさんの仲間や、ぉ客さん、繋がりが自分を段々変えてくれてて、シアワセやってん。』
『罪悪感はあったけど、みんなや店が大好きやったから、言えへんかった。』2006-03-20 13:46:00 -
496:
ノエル
『私が初めからココにきてへんかったら…。こ、んな、こと…なっ』
ノエルの目からは一粒一粒涙が流れる。
言葉も上手く話せない。2006-03-20 13:50:00 -
497:
ノエル
「ごめんな…。ほんまごめん。ノエルは悪くないから。いたい場所にいたいッて思うんは当たり前や。」
『ごめ、な、さい。』2006-03-20 13:53:00 -
498:
ノエル
ノエルは、ミンナを騙してた自分にむかついて、悔しくて涙がどんどん出てくる。
その時、銀河は優しくノエルを腕の中に包み強く抱き締めた。2006-03-20 13:55:00 -
499:
ノエル
「今は泣き。気ぃすむまで泣き。いっぱい泣き…。」
ノエルはひたすら泣いた。2006-03-20 13:57:00 -
500:
ノエル
銀河の腕の中で、悔しさを吐き出すように泣き続けた。
2006-03-20 14:00:00