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縮まらない距離

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  • 1:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    2005-08-17 10:23:00
  • 2:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    ぼくの…二年間一緒にいたぼくの彼女は…先週の金曜日に亡くなった。

    2005-08-17 10:28:00
  • 3:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    雨の中自転車をこいでいて。よそ見をしていたらしい。彼女のことに気付かなかったワゴンにはねられ、頭を強く打ち。即死。これは四年前の話しです。

    2005-08-17 10:32:00
  • 4:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    僕の携帯に彼女のお母さんから電話がかかってきた。なんだろう?疑問をもち電話にでた。

    2005-08-17 10:34:00
  • 5:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    内容を聞いた瞬間頭すぅーと真っ白くなり、全身の力が抜け。意識が飛びそうになった。でも心のどこかで「まだ大丈夫」なんてことを思ってしまっていた。すでに電話で彼女が帰ってこないのは知らされているのに。

    2005-08-17 10:39:00
  • 6:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    僕は電話を切ったあとすぐに家をでた、雨が降っていても傘なんてささずに。でも走っている時なんども思ってしまう。「なんで俺急ぐんだろう。急いで…一体なにが…」考えれば考えるほど涙が出てくる。

    2005-08-17 10:45:00
  • 7:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    なんとか病院に着いた。ロビーに彼女のお母さんがいた。いつもは明るくてきれいなお母さんなのに。今日はもう泣き疲れてぐったりしていた。「昇吾君。いこか」そうゆわれて僕は彼女の眠る部屋に連れて行かれた。

    2005-08-17 10:50:00
  • 8:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    「顔。見てあげて」お母さんは布をゆっくり取った。その瞬間ぼくの視界からお母さんは消え。僕と彼女だけの世界になった。「うわ。すっぴんやんワラなんや…普通に寝てるだけやん…」お母さんの泣いている声が聞こえる。「お母さん泣いてるやんか。はよおきな」僕の目からもどんどん涙がでてきた。「愛子。愛子ぉ!目ぇ覚ませよ!なんでやねん!なんでおきへんねん!まだ旅行だって連れて行けてないのに…一緒にいこゆうてたのに。楽しみにしてるってゆってたのに。…ごめんなぁ。ほんまにごめんなぁ。俺全然幸せにしてあげてないのに…」お母さんが泣きながら僕に「なにゆうてんの。あの子がどんだけ幸せやったか。」その言葉をきいて僕はさらに号泣した。「うわぁー愛子ぉ。。。」

    2005-08-17 11:08:00
  • 9:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    後から僕の両親が迎えにきて放心状態の僕を家に連れて帰った。僕は家に帰ってベットにくるまりながらまた泣いた。のどが潰れ、涙と鼻水で布団がグシャグシャになってもそのまま泣いていた。

    2005-08-17 11:15:00
  • 10:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    目をとじ、すぅっと開けると、そこには白いワンピースをきた愛子がいた。そんな服装の愛子は見たことなかったけど愛子がいつもよりキレイで優しく見えた。僕は愛子と手をつなぎ穏やかな道を歩いてる。フワフワしてる気持ちだった。すごく幸せだった。僕が愛子の顔をのぞくと愛子は優しく微笑んだ。そして僕は目を覚ます。現実が流れる世界に。

    2005-08-17 11:23:00
  • 11:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    今日は愛子の葬儀。親は喪服で、僕は制服。僕はクツヒモを結んでいる時決めた。今日は泣かないと。葬儀場につくと色んな人がたくさん来ていた。親族、友達、学校の先生…。葬儀場に入ると、男友達がきた。「今なんてゆったらいいかわからんけど、俺ら友達やねんからなんかあったらゆえよ?」「うん、ありがとう」そう言って男友達が消えていって、前に進んでいくと、今度は女友達が泣きながらきた。「昇吾君。ヒック頑張ってなぁ。ヒック」「うん。うん。ありがとう。」僕は泣きそうになりトイレに向かった。すると50人ぐらいの友達がみんなで泣いていた。僕はそこでも泣きそうになったがグッとこらえ。愛子のもとに向かった。

    2005-08-17 11:46:00
  • 12:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    愛子の元に行き焼香を済ませ。愛子の顔を見た。「綺麗だよ、愛子。よかったな。お前の周りはみんないい人で。」自然に溜まっていた涙が一気に流れでた。「旅行…またいこな。」そういうと僕は立ち愛子の親族にお辞儀し、葬儀場を出た。火葬の場に誘われたけど「愛子は僕に骨になったところを見られたくないと思うんで、遠慮しときます。」そう言って断った。

    2005-08-17 12:02:00
  • 13:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    ほんとは自分が見たくなかっただけ。骨になった愛子を見たら。自分の中の愛子が変わってしまいそうだから。自分が弱いから。

    2005-08-17 12:08:00
  • 14:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    このままじゃだめだと思った。でも忘れたら愛子がかわいそう。ずっと愛子の事思っていたい。そんな時だった、親友の啓太がぼくを海に誘ってきた。

    2005-08-17 14:34:00
  • 15:

    名無しさん

    頑張っτ?

    2005-08-18 20:29:00
  • 16:

    名無しさん

    頑張ッテ<ださぃ☆彡

    2005-08-18 21:45:00
  • 17:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    啓太には本当に感謝してる。僕を励まそうといろんな努力をしてくれてる。断っては悪い。そう思い、誘いを了承した。

    2005-08-20 02:54:00
  • 18:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    旅行に行くのは、僕と啓太と他クラスの女子二人とで一泊二日。その女子二人とはあまり喋ったことがなかった。

    2005-08-20 03:00:00
  • 19:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    海につきみんなははしゃいでいる。着替えて泳ぎ出した。僕も泳いだ。水の中はうるさいようで怖いほど静かだ。僕は水の中でぼーっとしながら考えていた。

    2005-08-20 03:04:00
  • 20:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    このままあがらなかったら、死ぬのかな?愛子に会えるのかな?すると啓太が僕の腕を引き上げた。「お前大丈夫かぁ?」「うん、大丈夫。」

    2005-08-20 03:07:00
  • 21:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    俺は死のうとしてた。でも多分息が苦しくなったら汚くはいあがるだろう。死は怖い。たとえ、もし愛子に会えるという保証があっても、僕は死ねないだろう。

    2005-08-23 01:59:00
  • 22:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    ごめんな、愛子。そう思いながら僕はうつろうつろと歩きながら砂浜にあがった。パラソルの影に入り、シートの上に寝転がって僕はうとうと眠ってしまった。

    2005-08-23 02:04:00
  • 23:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    …夢の中で愛子に会った。無邪気に笑ってる。あぁ幸せだなぁ。

    2005-08-23 02:08:00
  • 24:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    「昇吾!おい!」幸せな世界から引き出された。「うん?」「見て!すごい!」啓太が指差す方向を見てみると、僕は固まってしまった。一面に広がる夕やけの色、海はキレイなオレンジを輝かせていて、でっかい夕日がこっちを照らしていた。

    2005-08-23 02:14:00
  • 25:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    しばらくすると僕の目からダクダクと涙があふれでてきた。(愛子ぉ、なんでこんなキレイな景色をお前と見てないんだろう、お前を隣において、一緒に感動して、寄り添っていたかった、一緒に見たかったよ。この景色を見せてやりたかったよ。ごめんなぁ。連れてくるチャンスは何度もあったのに。もう。見せてやれない。ほんとにごめん)日がどんどん暮れる中で、うつむいた俺をただ悲しそうに見ている啓太がいた。

    2005-08-23 02:23:00
  • 26:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    名無しさん、ありがとうございます。頑張ります!返事遅くなってごめんね。

    2005-08-23 02:29:00
  • 27:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    旅館に帰って風呂に入り。僕はマッサージチェアに座った。しばらくすると一緒に旅行にきている。他クラスの柳が僕の所にきた。「お風呂気持ちよかったぁ!なんかジュースおごってぇ?」僕は彼女にお金を渡した。

    2005-08-23 02:37:00
  • 28:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    「ありがとう!」彼女はジュースを買い、また戻ってきた。「おいしい。ほんまありがとうなぁ!」「いいよ。」「…昇吾君なぁ。彼女のことひきずりすぎやで!そんなんでおったら彼女悲しむで?」お決まりのセリフ。お前なんかにわかるはずがない。俺の気持ちが。

    2005-08-23 02:42:00
  • 29:

    昇吾 ◆OkxDP6DkII

    僕は無視して部屋に戻り布団に入った。眠る前は決まって愛子を思い出し、涙する。そして眠りにつく。夕方に見た夕日が目に写り、砂浜を見渡す。すると女の人が一人、夕日を見ている。「愛子。」そうつぶやくとその女の人はこっちを見て、笑顔で歩いてくる。世界で一番好きな笑顔、今でもはっきり思い出せる。二人で寄り添い、夕日を見た。幸せだ。そう思うと地獄の現実に引き戻され、目が覚め、決まって涙を流す。「愛子、会いたいよ。」

    2005-08-29 01:17:00
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