小説掲示板【魔の召使い】のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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【魔の召使い】

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  • 1:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    冬も深まり始めた12月の事だった。友人のトモキが自殺した。原因はいじめ…。トモキとは幼い頃からの友人であり、よきライバルだった。だがいじめの事については一言も相談してくれなかった。トモキは俺に心配をかけないように自分一人で抱え込んでいたのだ。   《ちくしょう!!トモキの奴いじめなんかに負けやがって!なんで俺に相談してくれへんかったんや?力になってあげる事もできたかもしらんのに…》       疑問ばかりが頭の中をかけめぐる。考えても考えても答えなどでるはずもない。そうして俺が考えている間に形式だけの葬式は終わりを迎えようとしていた。火葬場に迎う前に最後にトモキの顔を見る事ができた。 マネキンのように無表情で生気のない顔だったが俺にはトモキがとても悔しがっているように見えた。

    2006-04-10 22:36:00
  • 77:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    家に着くとオカンは出かけていた。俺は部屋に入りいつも通りベットに横になる。《暇やなぁ。》トモキが死んでから俺は仇を取ろうとその事ばかりを考えていたが仇を取ってしまった今、する事が無くなってしまった。《なんかいい事ないかなぁ。彼女でもおったらいいのになぁ…。》     『なぁ、お前って俺の望み叶えてくれるんやんな?彼女って作れるん?』   無理とは思ったが一応聞いてみた。結果は以外にも…「もちろん可能でございますよ!相手を操る事は不可能でございますが、恋愛感情を抱かせる事は可能でございます。」      との事だ!基本的にはなんでもできるらしい。《じゃあ、暇やし彼女探しにでも行こっかな。》俺は急いで私服に着替え、家を出た。

    2006-04-15 23:02:00
  • 78:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    駅前に到着した。俺はさっそく好みの女を探す。まだ昼過ぎと言うこともあり、人通りもまばらだ。《とりあえずゲーセンにでも行ってみるか。》ゲーセンの中に入ると昼過ぎなのけっこう人が多かった。シンイチとヒロが学校をサボりここに入り浸っていた理由がよくわかる。とりあえずプリクラコーナーを覗いてみたが好みのタイプはいなかった。特にゲームなどに興味がなかった俺は音がうるさかったために外に出た。《まだ時間が早いしもうちょい待つか!》少し時間を潰そうと近くのスターバックスに入った。窓際の席に座り外を眺め好みの女を探していた時にカップルが入ってきた。女を見ると完璧な俺のタイプだった。         『あの男が連れてる女がいい!』         小声でガイコツに囁いた。「かしこまりました。」

    2006-04-15 23:16:00
  • 79:

    名無しさん

    2006-04-16 04:46:00
  • 80:

    名無しさん

    ぱくり

    2006-04-16 23:26:00
  • 81:

    名無しさん

    ぱくり

    2006-04-16 23:26:00
  • 82:

    名無しさん

    ぱくり

    2006-04-16 23:26:00
  • 83:

    名無しさん

    ↑しつこい。

    2006-04-17 01:42:00
  • 84:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    《人を殺すんと恋愛感情を持たすんって方法違うんかな?》そんな事を考えながら俺はガイコツを目で追っていた。ガイコツが女の後ろに近づく!そして大きく鎌を振りかぶり、女を切った!《まったく一緒やん。》すこしがっかりした。ガイコツは魔法を終え俺の元に戻る。そして耳元で  『完了いたしました。』 とつぶやき俺の肩の上に戻った。《まぁ、いっか。》俺はそう思い、効果が現われるのを待った。…だがしばらく待っても何も起こらない。カップルはケンカもしないし、俺の近くに来る事もない。普通に何もなく帰ってしまった。《バカらしいわ!帰ってしまったし。》俺はイライラし、店を出た。

    2006-04-17 23:09:00
  • 85:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    その後ゲーセンを覗いてみたり駅前をぶらぶらしてみたが、俺好みの女は結局見つからなかった。《日も暮れて少し肌寒くなってきたし帰ろっかな。》真冬なので日が暮れるのが早い。やる気を失くしていた俺は家までの道を歩きだした。人気が無くなってきた所でガイコツに話かける。   『どーなってるん?何もなかったやん!失敗か?』 ガイコツは自信満々に  「失敗など致しておりません。必ずあの女性はご主人さまの物になるでしょう。ご心配には及びません。」と言う。《まぁコイツがこんだけ言うんやから心配ないやろ。》少し安心し家までの道程を歩く。

    2006-04-17 23:19:00
  • 86:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    もう少しで家に着く時だった。道端に何か四角い物が落ちている。妙に目に付いたので近づいて行くとそれは財布だった。《ラッキー!!財布拾った。》さっそく中を覗いてみると財布の中には二万円と少しの小銭とカード類が入っていた。《これ、免許証ちゃうん?どんな奴が落としたんやろ?》免許証の写真を確認してみると、なんとスターバックスでいたカップルの女だった!《すげー偶然やん!!》一瞬そう思ったがよく考えるとガイコツの魔法のおかげだと言う事はすぐわかった。本来なら中身だけネコババするのだが、俺は財布を警察に届ける事にした。

    2006-04-17 23:32:00
  • 87:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    俺はそのままその足で警察署に向かった。もしかしたら今日に会えるんちゃうかな?と思ったからだ。だが俺の予想は見事にはずれ、結局落とし物のだるい手続きをして帰るはめになった。《そううまくはいかんか。まぁでも、きっかけはできたな。》帰る途中に  『ガイコツ。ありがと。』とガイコツに礼を言った。「お礼など結構でございますよ。これが私の仕事でございますから…。」   少し照れ臭そうにしながらガイコツは言った。

    2006-04-17 23:41:00
  • 88:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    『ただいまぁ〜。』   警察に寄り道をしていたので家に着いた時は夜の8時を回っていた。声を聞きなぜかオカンが玄関まで来た。《どうしてんやろ?》普段まったくそんな事などないので、俺は不思議に思っていた。一瞬の間がありオカンは興奮しながら話しだす。「アンタ遅くまでどこいってたん?今日学校で事件あったんやろ?生徒が教師殴ったって。そんな日にうろつくなんて何考えてるん?」いきなりの猛反撃に少しイラッとした俺は反撃に出る。 『うるさいなぁ!ちょっと遊びに行っただけん!それに俺その事となんも関係ないんやからほっとけや!』

    2006-04-17 23:53:00
  • 89:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    『関係ない事ないやろ!アンタの学校最近事件続きやないの!そういう時ぐらいちゃんとしようと思わん?』「ちゃんとしようと思わん?俺は事件になんも関係ないのになんでそんなん言われなアカンの?」      しばらくそんなやりとりが続いた。アカンも引けへんし、俺も引かない。話のケリがつかないのでオトンがでてきた。『もうええやんけ!お前ら言い合いしても話つけへんやろ?もういいやんけ。』その一言でオカンはリビングへと戻って行った。

    2006-04-19 06:36:00
  • 90:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    《くそっ!うっとおしいわ!何であんなん言われなあかんねん!》部屋に戻ると余計にいらだちが増してくる。《あーぁ。あんなオカンいらんわ。殺してもらおっかな。…でもオカン死んだら色々とめんどくさいやろーしな。てか腹減った。》もう8時すぎ、いつもならばとっくに夕食を食べ終わっている時間なのでいい加減腹も減った。《うっとおしいけどしゃーないか。》リビングに向かった。

    2006-04-19 06:46:00
  • 91:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    部屋から出ると、なぜかガイコツは俺より先にリビングに飛んで行った。《なんでアイツ先に行くんやろ?》少し気になったがそんなに気にする事もなかった。リビングに着くとオカンはテレビを見ていた。オトンは風呂に入っているみたいだ。俺に気付きこっちを見た。先に口を開いたのはオカンだ。『さっきはきつく言ってごめんな。ご飯テーブルの上にあるから。』     「俺も反抗してごめん。明日からは気つけるから。」いつも言い合いをした後はこんな感じで仲直りをする。仲直りを終え俺はイスに座った。《ガイコツどこいってんやろ?俺より先にリビングに行ったのに…。》部屋を見渡したその時、ガイコツが戻ってきた。(どこ行ってたん?)と小声で聞いた。するとガイコツは『仕返しでございます。』と言った。《仕返し?仕返しって誰にやろ?コイツおかしな事言うなぁ…。》

    2006-04-19 07:10:00
  • 92:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    『ご飯終わるん時間かかるやろ?先お風呂入るね。』俺が夕食を食べているとTVを見ていたオカンが風呂の用意を持って俺に話かけた。「うん。先入りーや。」 そう言うとオカンは風呂に入りにいった。オトンはTVを見ていたが寝てしまったようだ。起こさないように俺は小声でガイコツに聞いた。『《仕返し》ってなんやねん?誰に仕返ししたん?』「焦らなくても今にわかりますよ。もうすぐです。」その時だった。風呂場から『きゃあぁぁぁぁ!!!』と声がした!

    2006-04-19 21:43:00
  • 93:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    俺は急いで風呂場に行った。風呂場の中に入る訳にはいかないので風呂場の外で『オカン!どうしてん?』 と声をかける!以外にも返事はすぐに返ってきた。 「急に熱いお湯がでてきただけやから大丈夫やで。心配してくれたん?かわいいとこあるなぁ!」    《心配して損した。》そう思いリビングに戻った。しばらくするとオカンが風呂からでてきた。出てきてすぐ「ヤケドしてもーたわ。ほら!腕真っ赤っ赤やろ?」と腕をみしてきた。それは真っ赤っ赤どころではなかった。腕の一部分は腫れあがり水脹れになっていた。『めちゃくちゃ痛そうやん!病院行かんで大丈夫?』「これぐらいほっといたら治るわ。ヤケドなんかでは病院なんかいけへんよ。」《俺やったら急いで病院行くけどなぁ。》そう思いながら風呂に入った。

    2006-04-19 22:00:00
  • 94:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    風呂からあがりそのまま部屋まで戻った。《なんか今日は色々あったなぁ。ソラの事に、女の事に、オカンの事かぁ…。疲れたわぁ。》ベットに横になり、今日の出来事を思い浮べているとめずらしくガイコツが近寄ってきて話し掛けてきた。 『ご主人さま。仕返しの方はあれぐらいでよかったのでしょうか?それとも、もう少し懲らしめたほうがよかったでしょうか?』  ガイコツは俺に得意気に言った。《えっ?今こいつ仕返しって言った?もしかして…》         「さっきのお風呂のんもしかしてお前がやったん?」疑いながらも聞いてみた。『左様でございます。ご主人さまに危害を加えたので少し懲らしめてやりました。ご満足頂けましたか?』ガイコツはまったく悪怯れた様子はない。むしろ自信満々だ。その様子に俺は怒りを覚えた。

    2006-04-19 22:12:00
  • 95:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    『お前何勝手な事してんねん!いらん事すんなや!』俺はガイコツに腹が立ち怒鳴り付ける。するとガイコツはきょとんとしながら 「ご主人さま。私何か気にさわるような事を致しましたか?私はご主人さまのために、ご主人さまに危害を加えたの奴を懲らしめただけでございますよ?」  と言う。        『いくら俺に危害を加えたって言っても俺の親やねんぞ?そんぐらいでお前に何かしてほしいって思えへんわ!俺が命令もしてないのに勝手な事すんなや!!』ガイコツは戸惑い何が何か判らないといった顔をして「親?親とはそんなに大事なものでございましょうか?私の世界では神以外には特に大事という考えはございませんので…。申し訳ございませんでした。」  と深々と頭を下げ戻って言った。《そっか…。コイツの世界と俺等の世界って考え方違うねんなぁ。それもしらんのになんか怒鳴って悪い事したなぁ。》それから寝るまで俺とガイコツは一言も言葉を交わさなかった。

    2006-04-19 22:27:00
  • 96:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    ……ジリリリリ……ジリリリリ……朝だ。いつものように目覚ましで起きガイコツを見る。いつも通りガイコツは机の上で俺の方を見ていた。昨日の事もあり、俺はガイコツに一言も話かけずに用意を済ませ家を出る。  学校に迎う途中でめずらしくツヨシに会う。      『おはよ。ノブユキ新聞見たか?昨日の事件新聞載ってたで!あの後山田死んだって!それとヒロとシンイチも結局昨日死んだみたいやな。』今日の朝は新聞を読んでなかったので素直におどろいた。          「まじで!!山田死んだんかぁ。ソラどうなるんやろ?」『多分少年院に行くんちゃう?やっぱ教師に手だして殺してるからけっこう罪重いやろ?すぐには出てこられへんのんちゃうかな?』《少年院かぁ。俺のせいやわ…。どーにかできひんかな。》ブルーになってると『まぁソラはしゃーないやん。山田が階段から落ちたんは事故みたいなもん!ソラがかわいそうって気持ちもあるけど…運が悪かったって思うしかないんちゃう?』《コイツはなんも知らんからでいいよな。》そう思っているといつのまにか学校に着いていた。

    2006-04-20 17:21:00
  • 97:

    名無しさん

    あげ

    2006-04-21 01:38:00
  • 98:

    名無しさん

    少なすぎ〜
    書く気ないならやめたら?

    2006-04-21 02:14:00
  • 99:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    教室に入ると昨日と同じでみんな山田とソラの話やシンイチとヒロの話をしていた。  『ソラ君どーなるんやろ。』『シンイチ君とヒロ君殺した奴捕まったん?』      などそんな会話ばかりだ。普段の日常会話をする奴などまずいない。俺はソラの話は聞きたくなかったので教室から出た。だが廊下も一緒だった。やはりみんな一緒のような話をしている。《ソラの話なんか聞きたくない!》ソラを巻き添えにしてしまった事に罪の意識を覚えていた俺は、みんなの話を聞くのに嫌気がさし、早退するために職員室に向かった。

    2006-04-21 06:39:00
  • 100:

    享楽 ◆MWWd7XAwZQ

    職員室のに着きノックをして『失礼しまーす。西浦先生いらっしゃいますか?』 職員室の中に入り声を挙げる。だが職員室の中はあわただしく、誰も俺に気付かない。みんな電話の対応や、教師どうしの話に終われている様だ。少し待った後『すみませーん。西浦先生いらっしゃいますか?』 もう一度今度はさっきより大きめの声で呼んでみた。「おう。ちょっと待ってくれよ。今話してるから。」やっと気付いたみたいだ。俺はドアから入った所で待った。

    2006-04-21 06:59:00
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