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【魔の召使い】
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1:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
冬も深まり始めた12月の事だった。友人のトモキが自殺した。原因はいじめ…。トモキとは幼い頃からの友人であり、よきライバルだった。だがいじめの事については一言も相談してくれなかった。トモキは俺に心配をかけないように自分一人で抱え込んでいたのだ。 《ちくしょう!!トモキの奴いじめなんかに負けやがって!なんで俺に相談してくれへんかったんや?力になってあげる事もできたかもしらんのに…》 疑問ばかりが頭の中をかけめぐる。考えても考えても答えなどでるはずもない。そうして俺が考えている間に形式だけの葬式は終わりを迎えようとしていた。火葬場に迎う前に最後にトモキの顔を見る事ができた。 マネキンのように無表情で生気のない顔だったが俺にはトモキがとても悔しがっているように見えた。
2006-04-10 22:36:00 -
192:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
《えっ…死んだ?》ガイコツはぴくりとも動かない。《でもコイツが悪いねん!嘘付くからや。》そう思いながらじっとガイコツを見つめていた時だった。…バン!と急にリビングのドアが開けられた。そこには全身黒づくめのあの男が立っていた。
2006-04-29 22:14:00 -
193:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
「ははははは。小僧!よくぞやってくれたな!お前は何をしたかちゃんと理解しているか?お前は今契約を破棄したのだぞ?」 男は嬉しそうに笑いながら俺の元に近づいてきた。だが俺はひるまなかった。 『破棄したんはコイツが俺に嘘ついたからやん!コイツも決まり破ったんやからお互い様やん!』 強気な態度を取る。男は俺の目の前まで来ると 「お前はしもべが嘘をついたと本当に思っているのか?そう思っているなら大きな間違いだぞ!しもべも嘘をついてないと言っていただろう?なぜ信じれぬ?」と俺の顔を覗き込みながら言った。俺は男が怖かったので男とは目を合わさずに『信じれる訳ないやん!俺が寝てる間にやったかもしらんやん!二人とも死ぬんなんかありえへんもん。』と俺なりの理由を男に言った。
2006-04-29 22:29:00 -
194:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
「なるほどな…。ならばこれを見れば信じるしかあるまい!」 男はそう言うと自分の手の平を俺の前に差し出した。そこには昨日の俺の部屋の光景が映し出されていた。俺が部屋に入ってきた。そして、布団にくるまり眠りに着いた。ガイコツは俺のイスにじっと座っている。しばらくすると朝になったようで俺が起きた。ガイコツは俺が起きるまでずっとイスに座っていた…。俺の額を汗が流れる…。 「契約破棄をした時の事を覚えているな?命を頂くと書いてあっただろう?」 男は俺を見つめニヤリと笑った。《やばい。殺される…。》
2006-04-29 22:38:00 -
195:
名無しさん
しおり
2006-04-30 00:50:00 -
196:
名無しさん
うわめちゃめちゃ気になるやん
2006-04-30 16:51:00 -
197:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
俺はその場から急いで逃げ出したかった。だが殺されるという恐怖心のおかげで体がすくみ、動く事ができない。俺は目を閉じた。《もう終わりや。どうせなら痛みもなく殺してくれ。》だが、目を閉じてしばらくすると男は思いがけない話を始めた。 「小僧、まぁそう死に急ぐな。お前が契約破棄をする事など俺は解っていたぞ。人間という物は遅かれ早かれ必ず破棄をするのだ。」その言葉を聞き俺はうっすらと目を開けた。 「ここで一つ俺から提案があるのだが…楽しいゲームをしないか?小僧が勝てば契約破棄の事はなかった事にしてやろう。だが俺が勝てば今度はこそは小僧の命をもらおう。どうだ?」
2006-04-30 20:58:00 -
198:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
俺は死にたくなかった。必死になり男に詰め寄る。 『それってどんなゲームなん?勝ったら本間に死なんでいいん?』 すると男はまたニヤリと笑い俺の顔を覗き込みながら「なに、簡単なゲームだ。今から五時間の間小僧はしもべから逃げ回ればいい。俺は今からしもべに小僧を殺すように魔法をかけるのでな。しもべが人間を殺す時はどうするか知っているだろう?周りの人間には充分気をつける事だな。」 とおもしろそうに言った。「どうする?ゲームをするかしないかは小僧次第だぞ。さぁ決めてくれ。」 『わかった。ゲームする。やっぱ死にたくないし…』《五時間だけ逃げたらいいんやな。》俺は覚悟を決め答えた。
2006-04-30 21:10:00 -
199:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
「覚悟はできたようだな。ならばさっそく始めようか。小僧!これを持っていろ。この時計で五時間経てばゲームは終わりだ。」 男はそう言うと古い懐中時計を俺に差し出した。俺は黙ったまま懐中時計を受け取った。懐中時計を見るとすでに十分経っていた。 『えっ…これおかしいんやん。もう始まってるん?』まだスタートとも言っていないのに時計の針は進んでいた。すると男は 「こちらと魔界とでは少し時差があるのでな…。今から開始だ。その時計で今から五時間後に終了する。さぁ逃げろ!」 と言いガイコツに手をかざした。するとガイコツは起き上がり男の方を向いた。『あの小僧を殺すのだ。』男がガイコツにそう言うと『かしこまりました神様。あの小僧でございますね。私にお任せ下さいませ。』といい俺を見た。俺は急いで家を飛び出した。
2006-04-30 21:52:00 -
200:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
外は少し曇っていて寒かった。俺はどこにいけばいいのかもわからずに駅の方向へと走っていた。すると前に見覚えのある女が歩いていた。《もしかしてあれってカオリちゃうん?》俺は女を追い抜かして顔を見た。『やっぱりカオリやん!おはよ。今から学校行くん?』カオリの前で立ち止まり話かける。全力で走っていたので息はきれ、汗が流れる。「おはよ。てかノブユキ君どうしたん?そんなに急いで。学校遅刻しそうなん?」カオリは俺の様子をみて少し驚きながらそう言った。 『ちゃうねん!あんな…』俺が話始めたその時… 「あぶないっ!」 上から声がする。俺が上を見ると俺めがけて植木鉢が落ちてくる所だった!俺はとっさに横に逃げると、さっき立っていた場所にガチャンと植木鉢が落ちた。
2006-04-30 22:10:00 -
201:
享楽 ◆MWWd7XAwZQ
「すいませーん。大丈夫ですか?怪我してません?」落とした人が上から謝っている。 『当たってないから大丈夫やで。気付けてな。』 そう言いながら上を見ると男の人の横にガイコツがいた。こっちをみながら笑っている…。俺は無意識にカオリの手を引きその場から逃げた。《やばい。殺される所やった。どっか安全な所ないかな?外はやばい!》「ちょおノブユキ君!手痛い!いったいどうしたん?」パニックになっている俺にカオリが声をかける。《そーや!カオリの家に非難さしてもらおう!家の中やったら安全やろ!》そう思い… 『訳は後で話すからカオリの家に非難さしてくれへん?俺今命狙われてんねん!』と必死になって頼みこんだ。
2006-04-30 22:30:00