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《SEPTEMBER》〜始まりの季節〜

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  • 1:

    ー2004年8月ー
    爆音でトランスが流れる部屋…
    日に焼けた肌。
    派手なメイク。
    金髪メッシュに原色の服。
    それが普通。
    私は【あゆみ】
    あと1ヶ月で18歳の誕生日を迎える。

    2005-08-18 23:32:00
  • 2:

    名無しさん

    この話はつまらん

    2005-08-18 23:37:00
  • 3:

    学校にも行かず働きもせずただ毎日遊ぶだけの同じ様な日々を過ごしていた。
    別にそれが不満だったわけでもなく満足だったわけでもなかった。
    いつもの様にミナミで友達と待ち合わせて遊んでナンパされた男の家行って即エッチ。
    それも私にとっては普通だった。

    2005-08-18 23:39:00
  • 4:

    人を本気で愛した事も人に本気で愛された事もなかった。 だけどそんな私を大きく変える出会いがすぐそこに近づいてた。

    2005-08-18 23:49:00
  • 5:

    ー2004年9月ー
    いつものように夕方目が覚めた。
    その日は出かけるのもダルくただ部屋でゴロゴロしてた。

    〜〜〜♪♪♪〃
    携帯が鳴り見てみると知らないアドレス。
    (迷惑メールとかダルッ!!)
    そう思いながらもなぜかメールを私は開いた。

    2005-08-18 23:56:00
  • 6:

    〈良かったらメールしぃひん??〉
    そう書いた下には写メらしきURLが付いている。
    私は何日か前に友達と暇つぶしにメル友サイトに投稿した事を思い出した。
    (どーせブサイクやろ)

    2005-08-19 00:01:00
  • 7:

    そう思いながらもURLを開いてみた…


    「はぁっ?!」

    私はビックリした。
    写メの男はまさに私の理想の顔だった。「バリ男前やし↑↑↑♪」

    2005-08-19 00:05:00
  • 8:

    私はすぐに返事をした。

    〈メールぁりがと♪何歳なん?名前ゎ?〉

    男の名前は【りょうた】私の2歳年上。
    彼も私と同じ9月生まれで誕生日が私と2日違いと知りそんな事で私たちのメールは弾んだ。

    2005-08-19 00:12:00
  • 9:

    りょうたには彼女が居るらしい。
    だけど私にはそんな事どーでも良かった。
    ただカッコイイ男が好きなだけ。
    彼女の存在何て関係ない。

    ー9月8日ー
    私は誕生日を迎えた。友達とワイワイ騒いでその日を迎え夜中は顔がタイプなだけの男と過ごした。

    家に帰り携帯を見た。おめでとうのメールが何通か来ていた。

    2005-08-19 00:20:00
  • 10:

    名無しさん

    彼女の存在関係ないとか最悪なメスブタやな??

    2005-08-19 00:43:00
  • 11:

    その日りょうたからのメールはなかった。
    (誕生日2日違いやねんからメールぐらいしろよなぁ〜)
    と思いながらも私は眠りについた。

    2005-08-19 01:10:00
  • 12:

    ー9月11日ー
    〈りょうた誕生日おめでと♪〉
    りょうたの誕生日は私の2日後…だけど私は11日にこのメールを送った。
    私の誕生日に連絡くれなかったりょうたに対するイヤミ。
    〈俺誕生日昨日やし!!ひどいなぁ↓↓お前の誕生日にちゃんとメールしたのに返事ないしさ↓↓〉
    りょうたの返事はすぐに来た。

    2005-08-19 01:15:00
  • 13:

    〈えっ?!メール来てへんかったし〜!!〉
    〈うっそぉ?!送ったのに↓↓(;_;) 〉

    りょうたの女の子みたいなメールを私は少し可愛く思った。

    2005-08-19 01:19:00
  • 14:

    〈なぁ今日電話でしゃべろかぁ〜?せっかく知りあったのにメールだけとか寂しいやん↓〉
    りょうたからそんなメールが来てその日の夜初めてりょうたの声を聞く事になった。

    2005-08-19 01:23:00
  • 15:

    りょうたの声は思っていたより落ち着いた声だった。
    「お前仕事せーへんの?働けよ〜」

    『分かってるけどめんどくさいやん〜』
    「俺今の仕事辞めてホストなろかなぁ思ってんねやん〜」

    『あっそぉなん?いいやぁん☆』

    2005-08-19 01:28:00
  • 16:

    「???…お前ホストとかやめとき。とかゆわんの?」

    『ん?何で?』

    「女てホストとか嫌いな奴多いやん」

    『そぉなん?別に関係ないやろ〜ホストだってしんどい仕事やん』

    2005-08-19 01:30:00
  • 17:

    「お前変な奴やなぁ☆」
    りょうたは笑った。私はホストに偏見はなかったし自分も夜の仕事をした事があったから別になんとも思わなかった。

    2005-08-19 01:32:00
  • 18:

    『なぁ俺明日休みやしカラオケでも行こや☆どーせ暇やろ?』
    「暇やろ?て失礼やなッ!!遊んでほしいんやったら遊んだるわ」
    そんなガキっぽい会話で私達は会うことになった。

    2005-08-19 01:34:00
  • 19:

    次の日の夜私達はミナミで待ち合わせをした。駅前で踊る人達を避け私はりょうたを探した。

    〜〜♪♪♪〃

    電話が鳴った。
    「どこやぁ?」
    『駅の階段上ったとこやで♪』
    「おっ♪みっけた♪そこおれよ」

    2005-08-19 01:38:00
  • 20:

    そう言うとりょうたは電話を切った。それと同時に後ろから足音がした…
    振り返るとそこにはりょうたがいた。
    「頭まっキンキンやなぁ!お前派手やからすぐ分かったわ☆」
    りょうたが笑いながら言った。
    初めて会ったのにお互い緊張する事はなかった。

    2005-08-19 01:40:00
  • 21:

    りょうたは写メそのままのキレイな顔だった。
    「よっしゃカラオケ行こっ!はよ乗れっ!」そう言うとりょうたは自転車を指さした。
    『チャリかいっ!!』
    私の突っ込みにりょうたは笑いながら「チャリもたまには楽しいんやって♪」
    といい私を乗せて走り出した。

    2005-08-19 01:44:00
  • 22:

    カラオケに入り適当に歌った。
    「あ〜しんど〜2人でフリータイムはキツいな!休憩〜」
    私たちは歌うのをやめ話し出した。

    2005-08-19 01:54:00
  • 23:

    「お前この後どーする?」
    『どーしよかなぁー。』
    「ウチ来るか?」
    『いいんやったら行く☆』
    「じゃあもうしんどいし行くか☆」

    2005-08-19 01:57:00
  • 24:

    りょうたの言葉で私たちはカラオケをでた。自転車で15分くらい、りょうたの家に付いた。
    「ちょっと片づけるしそこ座っといて☆」
    部屋には女物のカバンがあった。
    りょうたは彼女持ち。お互いに純粋な出会いなんて求めてない。

    2005-08-19 02:02:00
  • 25:

    「よしっこんなもんでええやろ☆」
    りょうたはそう言うとベッドに腰掛けテレビを付けた。
    「これ見る?」
    りょうたは私にビデオを差し出した。私がみたいと言っていた映画だった。
    『見る?☆』

    2005-08-19 02:04:00
  • 26:

    ビデオを見終わり少し話して私は眠たくなっていた。りょうたも眠たそうだった。同じベッドに二人…だけどりょうたは触れる事さえなかった。(変な奴。)私が今まで出会ってきた男が悪すぎたのか何もして来ないりょうたをそんな風に思った

    2005-08-19 02:08:00
  • 27:

    私はいつの間にか眠りについていた。
    私が目覚めたと同時にりょうたも目覚めた。『おはよ☆』
    煙草に火をつけながら私は言った。

    2005-08-19 02:11:00
  • 28:

    「おはよ〜腹減った」
    そう言うとりょうたも煙草に火を付け台所に行った。
    「食う?」
    そう言って焼き飯を出してくれた。
    『ありがと☆』
    意外においしかった。『ごちそうさま』私はそう言ってメイクを直した

    2005-08-19 02:18:00
  • 29:

    『今日で仕事終わりやぁ☆』

    「そっか〜来週からホストやねんなぁ」
    そんな会話をしながら私たちは家を出た。駅までタクシーで送ってもらいりょうたと別れた

    2005-08-19 02:20:00
  • 30:

    電車に乗ると同時にメールが来た。りょうただ。〈楽しかったゎ☆ありがと☆また連絡しろよヽ('―'#)/〉

    2005-08-19 02:23:00
  • 31:

    私はそのメールを見てなぜか嬉しくなった。
    (りょうたは何がしたいんやろ?)
    そう思った。
    りょうたには彼女がいる。
    それなのに私を家に呼んだ。
    だけど触れる事さえなかった。
    (客にする気なんかな?)
    私はふと思った。

    2005-08-19 02:27:00
  • 32:

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    削除されますた

    あぼ~ん
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
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    あぼ~ん
  • 39:

    名無しさん

    面白いよ!期待してます^^

    2005-08-19 03:38:00
  • 40:

    そんな事を思いながらも私たちは今まで通り連絡を取り合った。
    次の週の水曜日
    〈ぉはょぉさん☆何してるん?〉
    いつも通りのりょうたからのメールに
    〈おはよ☆家ぉるょ☆〉
    私はいつも通り答えた。
    〈俺今からちょっと寝るから夜遊ぼや☆9時に起こしてやぁ☆〉

    2005-08-19 16:04:00
  • 41:

    〈わかった☆〉
    また二人は遊ぶことになった。
    9時になりりょうたを電話で起こし準備をして私はミナミに出た。
    初めて会った場所のすぐ近くにりょうたはしゃがんでいた。
    『おはよっ☆』
    私は笑顔でそう言った。
    りょうたはスーツ姿だった。
    「スーツでごめんな〜着替えるんめんどかった☆」
    りょうたは笑いながら言った。

    2005-08-19 16:07:00
  • 42:

    『ホストって感じやなぁ〜』
    そう言いながら私はなぜか少し寂しい気持ちになった。
    「飯食いに行こっ☆」
    そう言いりょうたは自転車にまたがった。
    『スーツ姿でホスト丸出しの男が後ろにギャル乗せてチャリ漕いでたらめちゃ目立つな』
    私はそう言い二人で笑った。

    2005-08-19 16:11:00
  • 43:

    私たちは知り合ったばかり。りょうたの何を知ってるわけでもない。それなのに私は(変わらないでいて欲しい)そんな風に思っていた。
    それが苦しい恋の始まりだった事にまだ気付いていなかった…

    2005-08-19 16:15:00
  • 44:

    私たちは中華料理やさんに着いた。
    くだらない話で笑いながらごはんを食べた。
    店を出ると「どうする?帰りたい?」
    りょうたがそう言ったので『どっちでもいいよ☆』私がそう答えると「んなら俺んち行くか☆」そう言って自転車を漕ぎだした。

    2005-08-19 16:18:00
  • 45:

    風に乗ってブルガリの香水の匂いがした。家に着くとりょうたはネコとじゃれだした。そこには子供みたいに無邪気に笑うりょうたがいた。
    『ホストはどぉなん?』私が聞くと「どぉなんやろなぁ?とりあえず明日は客とデートやわ〜」

    2005-08-19 16:32:00
  • 46:

    『へぇ〜』
    今までの私なら(そんな事どぉでもいい。)そう思っていただろう。
    だけど私は不思議な胸の痛みを感じた。りょうたは私に彼女の話をしない。
    だけどりょうたには彼女がいる。そしてホスト。
    顔が好みだから一緒にいるだけ。付き合いたいとかそんなんじゃない。そう思っていた。だけど今思えばりょうたに対してだけはそう言い聞かせていたんだろう。今までとは違う気持ちを認められなかったんだろう

    2005-08-19 16:37:00
  • 47:

    「ビデオでも借りに行くかぁ☆」
    『うん☆』

    〜〜〜♪♪♪〃

    その時りょうたの携帯が鳴った。

    「客やわ。ちょい待ってな」
    そう言ってりょうたは電話に出た。

    「もしもし。今日の夜やろ?分かってるよ。今友達とおるで。今からビデオ借りに行くから…え?何それ?俺そぉゆう事ゆう奴無理なん知ってるやろ?」

    2005-08-19 16:40:00
  • 48:

    りょうたは突然冷たい口調になり電話を切った。
    「友達と私どっちが大事なん?やってさ」
    りょうたは鼻で笑いそう言った。そしていつもの笑顔に戻り「ビデオや行くぞぉ☆」そう言って家を出た。

    2005-08-19 23:30:00
  • 49:

    ビデオを借りて家に戻り二人でベッドに座りそれを見た。二人は同じ場面で爆笑した。ふとりょうたを見るときれいな横顔だった。

    2005-08-19 23:32:00
  • 50:

    ビデオを見終わり話をしながらいつの間にか私は眠っていた。朝方りょうたは起きあがったのだろうベッドの揺れで少し目が覚めた。わたしが現実と夢の境目にいる時ふと唇に暖かい何かが重なった…

    2005-08-19 23:34:00
  • 51:

    消えそうなくらい一瞬の出来事だった…だけどそれはまぎれもなくりょうたの唇だった。
    (何で?…)
    私はそう思った…だけど起きあがる事もできず寝ているフリをした。しばらくして私は今目が覚めた かのようにして起きた。

    2005-08-20 02:27:00
  • 52:

    『ぉはよぉさん☆』たばこを吸いながらりょうたはそう言った。いつも通りだ…「おはよ☆」
    私もいつも通り答えた。(何でキスしたん?)心ではそう言っていたが言葉にはできなかった。りょうたは私があの時起きていたのを知らなかったのだろう

    2005-08-20 02:44:00
  • 53:

    (夢やったんかな)私はそう思う事にした。ごはんを食べてテレビを見ていつの間にかりょうたが客と待ち合わせてる時間が近づいた。
    『そろ?行かなアカンのちゃうん?』
    そう私が言うと「ほんまや〜」そう言いりょうたは立ち上がりスーツを着た。

    2005-08-20 02:46:00
  • 54:

    こないだと同じようにタクシーで駅まで送ってもらい家に帰った。その日からりょうたの連絡は確実に減っていった。
    連絡のない日が続き私は無性に寂しくなった。私はある事に気がついた…(毎日りょうたの事ばっか考えてるやん)

    2005-08-20 02:53:00
  • 55:

    そんな気持ち初めてだった…(会いたい…)
    その日から私は少しずつ変わっていった。

    2005-08-20 02:56:00
  • 56:

    名無しさん

    2005-08-20 03:29:00
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