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東京心中24時50分
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1:
NN
毎晩毎晩、その一瞬一瞬に新しいホストが生まれ、そして消えていく。彼らに行く末は何処にもないのかもしれない。それとも永遠にこの世界で生きていけるという道があるのかもしれない。
どちらにせよ、消費されていくんだ、体も心も。そして新しいものが生まれていく。消耗品であることは間違いないみたいだ。いつ自分は消えていくのかな。2005-10-21 02:30:00 -
551:
NN
感想たくさんありがとうございます!!まとめてくださってる方、いつもありがとうございます。マリナさんいつも本当にありがとうございます、みさとさんあげてくれてありがとうございます、590さんしおりしてもらって嬉しいです、593さんありがとうございます。もうすぐ終了と書いたんですが最後がなかなかうまくまとまらなくて(^^:)もう少しお付き合いしてください。
2005-12-07 17:00:00 -
552:
NN
■戦うことに疲れた だけど 逃げ出すことだけは嫌だった どうせなら ここで戦死することを選ぶ
2005-12-07 17:01:00 -
553:
NN
その日は、深夜から大雨で、日付が変わる夕方まで振り続けた。ついに、死刑宣告をされた。「医者としてお願いする。仕事、辞めてくれ」そう担当医師に言われた。店の人間には、誰一人として相談してない。話したってどうにもならないこと。今俺が店を辞めたら。どうなるんだろう。カオルさんの時と同じで、初めは色々大変なんだろうけど、結局どうにかなるんだろう。人間誰しも代わりはいるんだな。そう思うと妙にやるせなかった。ホストを辞める。今、辞めたら俺はどうなってしまうんだろう?ボケっと俺は傘を片手に信号を待つ。ホスト辞めた後は、見えない。何も見えない。未来がない。生き詰るくらいなら、いっそあの店と心中だ。俺が生きてきたあの店と。
2005-12-07 17:02:00 -
554:
NN
携帯電話が鳴る。俺はメールを開ける。「彩さん今日の新規ゲット(^^)彩さんの言う通りにしたらバッチリだった!初指名ですごく嬉しい!これからも色々教えて下さい!」メールはゴロウからだった。一週間前に入った新人だ。俺は雷さんに続き、新人指導までするようになっていた。店長補佐のポジションにまで昇格した。俺が今へたってる場合じゃないんだ。新人も教えたい。店の中でも戦っていたい。なのにー..。
2005-12-07 17:03:00 -
555:
NN
時計は昼の12時半。家に帰ったらすぐ寝よう。雨が強くなってる気がした。俺は、病院の前にある信号を渡ると、小さな白いアパートの前を通る。タクシーをつかまえよう。その瞬間だった。「今日スーパー何が安いやろうなぁー」アパートから、聞きなれた懐かしい声が聞こえた。不意に振り返る。忘れるはずがない。この声は。
2005-12-07 17:04:00 -
556:
NN
「カオルさん!!」俺は声をあげる。指名手配犯を見つけるってこんな気持ちなんだろうか。「あーあー!!彩人やん!」カオルさんは、以前のNo1オーラが完全に消えていた。汚いGパンに、ねずみ色のTシャツ。髪の毛は真っ黒で、無造作に伸びている。首からは相当年季が入ってるだろう、サビってるカメラ。俺は一瞬、目を疑った。
2005-12-07 17:05:00 -
557:
NN
「いやいや、久しぶりやなぁ」だけど近くで見ると、整った綺麗な顔は相変わらずで、笑うと八重歯がチラっと見えた。カオルさんの横には女がいた。腰まである黒い髪の毛、白いブラウスに薄ピンクのスカート。かわいらしい人だ。カオルさんの彼女なんだろうか。カオルさんの腕をつかんでいる。俺は、一瞬あっけにとられたけど、すぐに「久しぶりって..そんな。カオルさん、何してるんですか!」と、声をあげた。
2005-12-07 17:06:00 -
559:
NN
「いやぁ何ゆわれると困るねんけどなぁ」一年ぶりの再会。突然姿を消したカオルさんが今、俺の目の前にいる。あの頃と変わらない喋り方で、そして、あの頃の笑顔のままで。言いたいことがたくさんあるんだ。聞きたいこともたくさんあるんだ。「彩人、時間ある?話、するか?」俺の様子を察してかカオルさんが微笑む。「はい。」そういうと、カオルさんは「ちょい待って、花、部屋まで戻すし」そういうと、カオルさんは、腕を組んでいた女の人の手を取り、アパートの部屋まで引っ張る。
2005-12-07 17:08:00 -
560:
NN
「ごめんなさいね、ちょっとだけ待ってやってくださいね」女の人は小さくつぶやく。可愛い声だ。俺は「はい」とつぶやく。あの女の人..目が見えないのか?俺は遠くからその様子を見ていた。カオルさんに寄り添うように、花さんは、部屋に戻っていく。1階の102号室。ここがカオルさんの今の部屋..カオルさんが消えたあの日、雷さんと訪れたあのマンションと比べると、大きさは比べ物にならなかった。あんなきらびやかな世界にいた人が今..こんな小さいアパートで..。俺は傘を握り締める。
2005-12-07 17:08:00 -
561:
NN
「ごーめん、ごーめん、待たせた待たせた。」カオルさんが笑う。すると部屋のドアが開く。「いいじゃないの、部屋にあがってもらえば」花さんがそういうと「それもそうやなー」といって、カオルさんは「入り!」と俺を部屋に入れた。玄関にはカオルさんの汚いスニーカーが3足、そして花さんのものであろう明るい色のパンプスが並んでいた。花さんは、「ゆっくりしていってくださいね」といってソファに寝転び、俺に背を向けた。
2005-12-07 17:10:00 -
562:
NN
「まぁ茶でも飲んで」カオルさんがコップを出す。何から話したらいいのかわからなかった。部屋は綺麗にされていたけど、これが元No1の今の部屋だと思うと..。
2005-12-07 17:11:00 -
563:
NN
「あん時はごめんな。」話をきりだしたのはカオルさんだった。「いえ。突然いなくなっちゃったから心配しましたけど、雷さんなんて特に」「やなぁ。雷はなぁーうん、何か連絡しずらくて1年たったゆう感じやねんけど」カオルさんは真剣な顔でつぶやいた。「何で突然消えたんですか」俺の声が雨の音に重なり合う。
2005-12-07 17:12:00 -
564:
NN
「ずっと整理しててん。自分の中で。誕生日終わったころに、もう、来年はここにはおらんやろうって思ってた。やりたいことがやっと明確になってん。ホストは、あがろうって思った。お客さんにさよならはいいたかってんけど、変に混乱するんやったらサクっと消えた方がええかなと思って。」何だかすごくカオルさんらしいと思った。派手に打ちあがった後は、静かに、まるで何もなかったみたいに身を消す。
2005-12-07 17:13:00 -
565:
NN
「今はカメラマンしとるねん。っていっても駆け出しのペーペーやけど。東京に出てきた目的も写真で飯食いたかったから。でも、ホストなってくうちに、何やろ、自分が誰かわからんくなった。」「え?」俺は聞き返す。「俺、本名が田村薫っていうねん」「そうなんですか」初耳だった。「有名なってくうちに、どんどんみんな氷咲カオルが好きゆうてくれてた。だけど俺は田村薫。俺なんかいらんやん。誰も俺を知りたい思ってない。雑誌出てもこれはほんまに俺なん?って思ってた」
2005-12-07 17:14:00 -
566:
NN
カオルさんは続けた。ホストを辞めて、今、田村薫でいることが今、すごく幸せに思う、と続けた。俺はその話を黙ってずっと聞いていた。「花はな、目、みえんねん。やけど俺の写真見て、いってん。素敵な写真撮るのね、あなたって。私、目が見えないんだけど、あなたの写真、わかる。優しい匂いがするのって。そういわれたとき、俺は氷咲カオルが抜けたんやと思った。田村薫が今、ちゃんと自分の写真の中に存在してるんやって思ってん」
2005-12-07 17:16:00 -
567:
NN
本当だ。何だか全くの別人みたいだ。俺はカオルさんの話が納得できなかった。夜の世界で輝き続けたカオルさん。そのカオルさんが今、小さいアパートで幸せですーっていくら俺にいったって説得力がない。美しい恋愛物語ですね。そういうべきなのか?俺には今のカオルさんの姿が許せなかった。
2005-12-07 17:17:00 -
568:
NN
「カオルさん、俺、今日、医者に死刑宣告されたんです。これ以上ホスト続けるなら、命の保証できないからやめてくれって。」俺が憧れ続けたカオルさんが、今こんな暮らしをしてる。競争心、闘争心、それらを失ったカオルさんには、もう何も憧れない。
2005-12-07 17:18:00 -
569:
NN
「俺あのころ、カオルさんに死ぬほど憧れてました。今、正直カオルさんに会って話しをしたこと、後悔してる。あのころのきらびやかなままのカオルさんを記憶にとどめとけばよかったんだ。カオルさんは諦めただけなんだ。戦うのが嫌になって逃げたんじゃないか!」強くそういうと、俺は玄関まで歩く。
2005-12-07 17:20:00 -
570:
NN
「彩人、あんな」「俺は死ぬまでホスト、やりますから。俺、逃げませんから!逃げるくらいならあの店で死にます」何か言おうとしたカオルさんをさえぎった俺は、走ってアパートを後にした。
2005-12-07 17:22:00 -
571:
NN
雨は止む事を知らず地面を打ち続ける。No1。飲めば一気、話せば爆笑、笑えば惹きつけられ..ホストが憧れる要素を全てかねそろえて誰よりも歌舞伎町で輝いていたカオルさんが..。
俺にはわからなかった。あの人が選んだ新しい道が。理解できなかった。2005-12-07 17:23:00 -
573:
花子
しおり?
2005-12-07 20:26:00 -
574:
??????????
しおりん??????
2005-12-07 20:45:00 -
575:
名無しさん
http://choco2.jp/i.php?id=tptw
2005-12-07 21:25:00 -
578:
アム
彼氏がハマりまくりデス?
2005-12-08 01:21:00 -
580:
名無しさん
?
2005-12-08 03:07:00 -
581:
風嬢
ダイスキです。 泣けてきました。 薫クンの幸せに疑問をもつァャトがリァルです。
2005-12-08 03:10:00 -
582:
マリナ
まだもぅちょっと続くんだぁ?ゃったッ?笑
焦らずにマィペースで頑張って?サィ???2005-12-08 16:03:00 -
584:
なきほ
後少し頑張ってね(^_-)-☆
2005-12-08 17:16:00 -
585:
名無しさん
?
2005-12-08 22:01:00 -
586:
名無しさん
?
2005-12-09 02:50:00 -
588:
名無しさん
頑張って
2005-12-09 06:07:00 -
589:
マリナ
?
2005-12-09 11:12:00 -
590:
マリナ
あげます?
2005-12-10 04:40:00 -
591:
主です
たくさんの感想&ご感想ありがとうございます 更新&いただいた感想のお返事は明日の夕方を予定しております 遅くてすみません
2005-12-10 04:52:00 -
592:
主です
すみません脱字 脱字→感想&ご感想
2005-12-10 04:55:00 -
596:
NN
感想たくさんありがとうございます。あと少し、あと少しといってなかなかまとまらずダラダラしてすみません..。。
2005-12-10 16:26:00 -
597:
NN
■体は限界だった。このまま続ければ命は..。彩人がいなくなった部屋で、ソファから起き上がり花がつぶやく。「カオル、今日の人、ホストの時の人?」「そうやで。彩人ってゆってNo2やってん、あいつ。今はNo1やけど。」カオルは言葉少なめにつぶやく。窓の外で雨が強くなっている。どうして雨ひとつでここまで心が憂鬱になるんだろう。それとも少し過去を振り返ってしまったからかな。「戻りたい?」「俺はあの店を捨てた人間やで」戻りたいわけがない。彩人の言うた通り俺は逃げたんやから。あの街から。あの店から。ホストという仕事から。
2005-12-10 16:27:00 -
598:
NN
時計は3時だった。店内はまだ前半戦。俺の客は広い店内で現在、4組。席は満席に近く。店内は活気づいていた。今日はアリスの誕生日イベントだ。アリスおめでとうという声と共にシャンパンがどんどん降りていく。アリスが頑張った結果がそこにはあった。よく成長してくれたと雷さんは涙目だった。後輩の誕生日イベント、サポートにまわって動き回っていた体に異変がおきた。「ちょっとごめん」俺は席を立つ。
2005-12-10 16:28:00 -
599:
NN
唾液と血がまざりあって、めまいが起きる。「おい、大丈夫か」様子を見に来た東吾が俺の背中をさする。「おう」返事をするのだけで限界だった。
2005-12-10 16:31:00 -
600:
NN
今日は、止まらなかった。死にそうだ。気持ちが悪い
2005-12-10 16:33:00