小説掲示板危険な男、安全な男のスレッド詳細｜夜遊びweb関西版

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危険な男、安全な男

• 1:

  みお

  私には2人の男がいる。見た目も中身も、全く違う男たち。その間で揺れる私。みなさんは、危険な男と安全な男どっちを選びますか？こんないぃ加減な事をしていた若い頃の話です。

  2005-08-08 01:07:00
• 2:

  みお

  危険な男との出会いは学祭でのナンパだった。名前は勇介。その当時ロン毛にカチューシャ、だぼたぼのラルフのカーディガンに腰パンの男ばかりだった気がする。勇介もそぅだった。

  2005-08-08 01:13:00
• 3:

  みお

  綺麗な顔立ちをしていると思ったけど、タイプじゃなかった。キムタクが嫌いな私がロン毛を好むはずがない！でも私の友達は喜んで、連絡先を交換していた。これが勇介との始まりだった。

  2005-08-08 01:17:00
• 4:

  みお

  綺麗な顔立ちをしていると思ったけど、タイプじゃなかった。キムタクが嫌いな私がロン毛を好むはずがない！でも一緒に学祭に来た友達は喜んで、連絡先を交換していた。これが勇介との始まりだった。

  2005-08-08 01:19:00
• 5:

  みお

  私の知らない間に遊ぶ約束をしていた。「今日な勇介と勇介の友達と、うちらの4人で遊ぶ事になってるから、みおも来てな！」と友達の桜が言った。勝手に決めるな！ギャル男になんか会いたくない！でも約束してるみたいやし、今日だけ…と思い付いていった。

  2005-08-08 01:26:00
• 6:

  みお

  類は友を呼ぶとは、まさにそのとおりだと思った…勇介の友達〔直紀〕もギャル男だった。逃げたかった。なぜか不思議な事に、桜は勇介より直紀を気に入っていた。何と早い心変わり！

  2005-08-08 01:31:00
• 7:

  みお

  私には2人共同じようにしか見えなかった。桜が直紀とばかり喋るから、勇介は私に喋りかけるしかなかった。「名前何ていうん？」「鈴木やけど？」これが最初の会話だった。

  2005-08-08 01:47:00
• 8:

  みお

  なぜか勇介は爆笑していた。「いやいや、普通下の名前言うやろー！何で名字やねんな〜」いきなり笑いだすから驚いたけど、勇介の笑顔に一瞬ドキッとした。「みおやで」私も笑顔で言い直した。

  2005-08-08 01:51:00
• 9:

  みお

  あまりにも無邪気な笑顔に調子が狂った。ただのアホなギャル男やし、今日で会うのも最後だと決めていたのに気持ちが変わってしまった。しばらく話している時も表情豊かな勇介に、魅力を感じた。

  2005-08-08 01:56:00
• 10:

  みお

  私は感情表現が苦手だから余計、勇介に魅力を感じたのかもしれない。そして連絡先を交換して解散したのだった。

  2005-08-08 02:00:00
• 11:

  みお

  連絡先を交換したのはいぃけど、私は誰とも付き合った事がなかった。まわりからは遊んでそう、きつそうだとか勝手な事を言われていたから、誰も私が彼氏歴ゼロだなんて思ってなかっただろう…笑

  2005-08-13 12:11:00
• 12:

  みお

  そうこうしてるうちに1週間が経った頃【おーい！勇介やけど覚えてる？何で連絡くれへんねん！】相手の方からメールがきた。嬉しかったのに私は【うっかり勇介の電話帳、消しちゃってた！ゴメンね】と嘘をついてしまった。

  2005-08-13 12:18:00
• 13:

  みお

  自分から連絡する事はなかったが、勇介から連絡がきたらマメに返していた。奴は暇なのか毎日、電話とメールをしてきて私は少しというか、ダルくなってきていた。

  2005-08-13 12:22:00
• 14:

  名無しさん

  ?

  2005-08-13 12:50:00
• 15:

  みお

  そう私は決してマメじゃない…勇介に合わせているだけ。でも本人に言える訳ない。とりあえず2人で遊ぶ約束をして、メールを終了させた。

  2005-08-13 12:53:00
• 16:

  みお

  そして当日。阪急西口のﾏｸﾄﾞ前で待ち合わせのはず…時間になっても勇介が来ない。私は30分待ったところで「ゴメン！寝坊した」笑いながらアホ到着。勇介の欠点ばかりが、どんどん見えてくる。

  2005-08-13 12:58:00
• 17:

  みお

  怒るのも筋違いかな？私、彼女じゃないし…すると色黒のギャル達が「勇介やん！何か女の趣味変わったんちゃう？彼女なん？」などｹﾞﾗｹﾞﾗ笑い、ﾎﾞﾃﾞｨﾀｯﾁ。勇介の反応は…

  2005-08-13 13:02:00
• 18:

  みお

  「彼女ちゃうって〜」そう！あんたの言うとおり私、彼女じゃない。でも遅刻してきて他の女とﾍﾞﾗﾍﾞﾗ喋ってるなんて失礼やと思わないん？この低能ギャル男！

  2005-08-13 13:05:00
• 19:

  みお

  勇介の笑顔は大好き。でもそれ以外は好きになれない。こいつの笑顔は憎めない。何をしても笑顔を見ると許してしまう私は本気のバカだ…情けない

  2005-08-13 13:09:00
• 20:

  みお

  服を見たり、CD屋に行ったり、ご飯も一緒に食べた。楽しすぎて遅刻した事なんて、すっかり忘れていた。私にとって初めてのﾃﾞｰﾄの相手が勇介で良かった！幸せだった。付き合うまでは…

  2005-08-13 13:13:00
• 21:

  名無しさん

  ははは?なかなかおもしろい

  2005-08-13 18:03:00
• 22:

  みお

  勇介は男も女も友達は多かった。しかも派手な子ばっかりの。私が地味という訳でもないけど何か違うと思っていた。

  2005-08-13 20:38:00
• 23:

  みお

  いつのまにか12月になっていた。もぅじきｸﾘｽﾏｽかぁ…勇介と遊びながら、ふと思った。「みお俺の事好きやろ？この際付き合うか？」はぁ？この際？

  2005-08-13 20:41:00
• 24:

  みお

  あまりにも偉そうに言うから「あんたが私を好きなんやろ？付き合って下さいやろ？」と言い返してやった。勇介は強気なふりをするけど、本当は恥ずかしがりなのを私は見抜いていた。笑

  2005-08-13 20:49:00
• 25:

  みお

  ｸﾘｽﾏｽ目前にして私達は付き合い出したのだった。毎日勇介の話を聞き、少しでも連絡がつかなくなると、切れていた。これが束縛なのか？

  2005-08-13 20:57:00